綾小路......誰さんですか?   作:せーちゃん

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ようやく白部屋脱出パートです。


不確定な『七年後』と必要のない“答え合わせ”

 どうもイケメソ転生者十四歳です(挨拶気に入った

 

 さて、ワタクシは今、何処にいるでしょーか!(世界の果てまで逝ってみる番組風

 

 

 はーい、こっこでーす!

 こっこっこっこ!(ニワトリのモノマネ

 

 正解は〜ダルダルダルダル────ダン!

 

 

「逃がすな!」

「追え!」

「クソ! なんで撃とうとすると毎回ジャムるんだ!?」

「駄目です、これ以上人員、割けません!」

 

 

 ───じゃじゃーん.....! .....なんつって。

 

 

 いや、何処って、俺が知りてぇのよ(素

 何処の山ん中だよ此処は.....。

 

 あー、どうも、遭難系転生者十四歳です......。

 現在、山岳地帯にて、白部屋の兵隊とリアル鬼ごっこの真っ最中で御座います。

 

 

 

◇◆◇

 

 さてさて、回想シーンで御座います。

 

 結論から言うと、何故か原作でのホワイトルーム稼働停止イベが一年程前倒しになりました。

 いえーい!

 

 

 ただし────謎の襲撃という形でなァ!

 

 

 いや、意味不過ぎ。

 どうしてこーなった???

 い、いや、マジでなしてこーなったんや....完全に宇宙猫状態なんだが......。

 

 

 何はともあれ、ロリ柳襲来に次ぐ原作二番目のイベントであるホワイトルームの機能不全イベが何らかの要因で前倒しになったらしく、現在白部屋内は、警報装置の光で真っ赤に染まり、てんやわんやしてございます。

 

 あれー???

 

 稼働停止イベって、襲撃系なの?

 なんかもっとこう、綾小路パパ(パパレックス)の不倫がバレて、不祥事で一時的に経営が厳しくなった〜的なヤツを想定してたんだけど......。

 

 えぇ......なんも分からん。

 俺ちゃん、この後どうやって動けばいいんよ?

 

 あーくそ、今まで想定してた計画が全部おじゃんだよクソが。マジで、俺の何処が幸運なんだよ。ギャンブル以外でももう少し活躍が見たかったなぁ、幸運A+さん!

 

 ─────『ガコンッ』

 

「はい???」

 

 俺の嘆きに呼応するかのように発せられた音に思わず頭上を見ると、老朽化していたのかいきなり天井が落ちてきたようで。

 

 ─────これは....。

 

 なーんか、俺のゴーストがこの先に幸せが待っていると囁くので、天井にできた穴に向かって恵まれた身体で壁キック!

 ワン・ツーステップのリズムに合わせ、配管工が赤帽子バリの連続壁キックにて屋根裏空間へと俺参上!

 

 お、空いてんじゃ〜ん!

 

 俺が着地した瞬間、おかわりとばかりに何故か唐突に壊れる前面の壁。

 そこから流れる、自然のかほりと生命の風!

 

 これは出口のパルファム!

 

 ──良いよ! 良いよ!

 良い子出来る子! 運気の子!

 何だよ、役に立つじゃねぇか、お前〜。

 急にやる気出して来てさぁ〜!

 実は出来ますアピールですかぁ?

 これは、ニート脱却ですかねぇ! 幸運A+さん!

 

 

「んじゃ、さらばホワイトルーム! コンニチワ、魔法の深淵へと続く道筋!」

 

 

 外界の地上とは高さ的に四階近い高低差が有ったが、そんなんまるっと無視して、空いた穴からバンジージャンプ! ポージングと共に華麗に着地!

 

「ハッハーー!! 十四年ぶりのシャバの空気はうんめぇなぁオイ!」

 

 ビバ! 大自然!

 俺の心は今、最高にロギア系だぜ!

 

 

 

 って、んー?

 

 

「いたぞ! 三番だ!」

 

「おぁ? 誰だーキサマはー?」

 

 唐突に現れし不審者A。

 って、その制服は、ホワイトルームの関係者じゃねぇか。見つかっちまったら仕方ないよね。そいじゃナイナイしましょーねー。

 

「ぐがっ、な、なんだ、おい、はなせ!!」

 

「はーい、オネムの時間でちゅよー」

 

 ─────いちにぃさーん。ばたんきゅー。

 

「......かハッ」

 

「永遠に眠ってろボケ(豹変」

 

 あーあー、こんな所で寝ちゃって風邪引きますよー。

 仕方ねーから介抱ついでに服引っ剥がして診察したるでー。あー、これはアレだ、過労ですね、間違いなく。

 ホワイトルームは上も下もブラックだったから仕方ないね。あー、あと、この服貰って行きますね。診察料はツケといてやっから。

 

 

「──────こっちだ!」

 

 

 って、またかよ。

 

「いたぞ! 早く囲んで、麻酔銃を使え!」

「油断するなよ、熊なんかよりよっぽど危険だ......!」

「くそっ、毎回毎回カリュキュラムを修整させやがって!」

 

「いや、俺ちゃん化け物かなんかかよ」

 

 てか、最後の私怨だろうが。

 やめろよなー、そういうの。

 大の大人が寄ってたかってみっともない。

 というか包囲網が完全に対猛獣レベルなんですがそれは。テンプレ通りに油断とかしてくれないんですか?

 

 ....まぁ、チートオリ主サマがモブ相手に負けるはずがないんだけどさぁ。

 

「ちょーっぷ! きーっく! あそーれ、まぢかるぱーんち!」

 

「ぐっは!」

 

「この化け物が......!」

 

「せめて一発だけでも......」

 

「....く......そ」

 

 

 おい、マジでヤメロよ完全にコッチが悪者じゃん。

 俺ちゃん、アンタらの悪事は知ってんだかんなー。

 ホントは全員服とマスクひん剥いてネットに晒し上げてもええんやで?

 

 

「ま、時間ないからやらないけどな。そいじゃアディオスまた明日とか!」

 

 

 

◇◆◇

 

 

 この日、遂に狂った歯車が軋みを上げた。

 蝶の羽ばたきもかくやな彼の存在は、本来の史実とは異なる未来を映し出す。

 

 手始めに、二つ。

 一つは、ホワイトルームの稼働停止が襲撃イベントにより一年ほど早まり、被害が原作よりも深刻化した事。

 二つ目は、十四年間、自身の理念を徹底的に否定され続け、しまいには遠くない未来で娘にも逃げられる事になる綾小路先生が、重度のストレス性胃腸炎を患った事で目出度く長期入院する事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 ....ん? あれは...もしかして、綾小路父と....松雄、か....? 何故、このタイミングで....。

 

 

 …………。

 

 

「──────ああ...そういう事....。まぁ、予想通りではあるか」

 

 …………最初から、知ってたけど。

 

 ─────────寧ろ安心したまである。

 

 

 

「そろそろ....俺“も”行くか」

 

 




幸運A+「どやぁ」
美貌A+「やっば」
才能A+「こっわ」




今回の襲撃イベントの裏側は、蛇足になるので今話では省いて三話後のキャラクター設定にて挿入します。説明不足な回で申し訳ありません。
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