綾小路......誰さんですか?   作:せーちゃん

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坂柳理事長のキャラが分からなかったので、完全なオリキャラになってしまいましたすみません。


茶髪のあの子「ん....なんか私の立場が脅かされているような気がする....」

「お義父さん! 娘さんを貰いに来ました!」

 

「うん、ホワイトルームに帰ってくれないかな? 切実に」

 

 

 開口一番お巫山戯から入るクソガキとは俺の事よ。どうも居候希望系転生者十四歳であります!

 

「というか、酷い格好だね。取り敢えず話は聞いてあげるから、湯浴みをして来なさい」

 

「お義父さん! 娘さんをボクに────!」

 

「はぁ、その子、早く連れてって」

 

 

 はやらせこらー! って、使用人さん、力強!

 技術使ってない+二人がかりとはいえ、俺が振り解けないとかマジ? ボク様チート転生者だぞ?

 絶対改造人間かなんかやろお前ら!

 

 

 《オリ主移動中》

 

 

 

 ──────で。

 

 

「それでは此方で身体をお清め下さい。御召し物は私共で用意いたしますので」

 

「え? あー、うん。......どうもです(コミュ力E-」

 

 って、そうじゃない!

 くそッ! くそッ! 押しきれなかった!

 “何か急にやって来た娘の彼氏”って設定でそのまま同居まで持って行こうと思ってたのに!

 

 これじゃあ、理事長センセも冷静になっちまうじゃねぇか! コレ逃したら俺、戸籍無しの住居不定無職君だからな! 日本なら密入国と同義だぞオイ!

 今までにいないだろ! 高育入る前に無職になりかけた転生者!

 

 このままじゃ散って行った歴代チートオリ主達に顔向け出来なくなっちまうよ! てか、高育入れなきゃ俺の魔法使いライフが終わるナリ!

 

 ....認めんぞ......そんな未来、あっていい筈がないぃ....!

 寄生してやるぅ......どんな手を使ってでも....。

 なんとしてでもこの坂柳家にしがみついてやるぅ(こんなオリ主は嫌だ世界選手権筆頭優勝候補)

 

 

 

◇◆◇

 

 

 《オリ主入浴中》

 

 ばばんばばんばんばん(アービバビバ

 

 

◇◆◇

 

 

 良いお湯でしたー。

 久し振りに足伸ばしてお風呂入った気がする。

 てか、そもそもホワイトルームにはシャワー設備しか無かったし。何気にちゃんとお風呂に入ったのコレが初めてかもしれんわ。前世含めて。

 

 まぁ、そんな初風呂に対する感動はそのままに、進む展開が待ってくれるはずもなく。

 流される様に、入浴後すぐに通された応接室で。

 

 

 

「うん、いいよ。ウチに置いてあげる」

 

「マジすか!? 娘さん、貰っちゃっていいんすか!?」

 

「いや、そっちはあげねぇよ」

 

「すんません」

 

 これ以上は流石に有栖パパにも怒られるから撤退という事で.......てか、うーむ、なして?

 

「置いて貰う身で聞くのもアレなんスけど、何故にボクを? ぶっちゃけボクかなーり不審者ですぜ?」

 

「まぁ、うん。そうだね、話は聞いてるよ。山道で走行中のうちの車の前に、いきなり泥だらけで飛び出して来て、オマケに開口一番風呂まで要求してきたとか」

 

 うん、字面にするとマジでやべーな。

 時代が時代なら打ち首もんやで。

 

「いや、ホントにスンマセン。あの時はかなりテンパってまして」

 

「まぁ、そうだろうね。ホワイトルームに関しても一応話は聞いているよ」

 

 そうすか。

 俺の方は何も聞かされてなくて、白部屋の現状とか丸っきり知らないんですが。いや、今は白部屋云々じゃなくて....。

 

「うん、まぁ....理由。理由ね。理由はいくつかあるんだよね。私が綾小路先生のやり方に疑問を持っているだとか、ホワイトルームの在り方が気に入らないだとか、関係者としての罪滅ぼしだとか。君を保護する理由は挙げようとすればいくらでもある」

 

 有栖パパ、随分とぶっちゃけるなぁ。

 

「けど、結局今挙げたのもツマラナイ理由付けでしかなくてね。本当の理由としては、私の娘─────有栖の事だよ」

 

「やはり、娘さんをボクに託───」

 

「うん、違くてね。......あの子は賢い。とてもね」

 

「え? ああ、はぁ。そっすね」

 

 なんや急に。娘自慢か?

 

「それ故、対等な友人関係を築くのが酷く難しいらしくてね......」

 

 あっ(察し)

 流石に此処まで言われれば、転生オリ主としてこの後の展開は容易に想像出来る。

 

 なるほど、娘のお友達になってくれルートですねコレは。おkおk、有栖ちゃんとは、もはやズッ友レベルの信頼度だからな。全然問題無いぜ。

 これなら余程の事がない限り、追い出される心配も無いだろうし。

 このまま話の流れ的に戸籍と住居ゲットという感じにキレイに纏まるんだろうが......うん。

 

 ────俺は強欲なんだ。

 

 て事で、もう一声欲しいで、幸運A+サマ!

 

 

「それでね、私としては娘のレベルに見合った子達が集まる学校に入れたくてね。お誂え向きに私が理事長を務める高校がソレと合致するわけだ。しかし、やはり心配でね。全寮制という事もあって、理事の私でも軽々に連絡が取れないんだよ」

 

 つ、つまり?

 

「君には娘と共に『高度育成高等学校』に入学してほしいんだ。──────有栖の友達としてね」

 

 

 きたーーーー!

 世界が俺に味方しているッ!!

 コレは勝った! 第三部! 完!

 

「ふむなるほど謹んでお受け致しますとも。ぼかぁ娘さんの友達ですからね!」

 

「うん、目がすっごく濁ってるんだよなぁ、君。鏡見るかい? 立場上良く見る目だから全く信用ならないよ」

 

「そんな事言わないでよ! お義父さん!」

 

「君に父とは呼ばれたくないなぁ......」

 

 




あとがき

作者「おつかれ、君もう明日からこなくていいよ」

幸運A+「え?」

作者「いや、お疲れ様。無事オリ主も高育入学決まったわけだし、君もそろそろお役御免かなって」

幸運A+「え? え?」

才能A+「当然の結果ですね(メガネクイッ」
美貌A+「さよならですわ!」


幸運A+「 ....ゑ? 」


はい、というわけで次回キャラクター設定を挟んでから新章入学編で御座います。
大変お待たせいたしました。
ようやく原作一巻スタートです。

有栖ちゃんとの同居生活云々は蛇足になるので後々回想や閑話を使って一話読み切りの形で何話か書こうと思っています。なのでその時までカットです。流石にこれ以上入学前を引っ張る事は出来ない....。

入学までに十話近く使うバカタレが居るってマ...?
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