其れではどうぞ
新宿の特型
私達、ヘルヴォルとグラン・エプレは現在一柳隊のご厚意で百合ヶ丘学院に招待されていた
そして私は今夢結と一緒に百由の工房を目指して
夢結「――失礼するわ」
創「失礼します」
夢結「百由、新宿での一件での報告書なのだけど――」
夢結は此処に来た目的を果たそうと百由を問い詰めようとするがその場所に居たのは
楓「あら、ごきげんよう……夢結様と創」
創「楓!?」
楓であった
夢結「楓さん……如何して貴方が?
百由は如何したのかしら?」
楓「百由様でしたら早朝に出発いたしましたわ
今頃は都内に居るかと思います」
創「今日〔刃王剣十聖刃〕の事を聞きたいと言って来て、私も偶々此処に来る予定があったから承諾したのに」
楓「其れに付きましてわ百由は悔しそうにして居ましたわ
何せ早朝に最優先で都内に向かわないといけない用事が出来たようで、私は偶々すれ違う機会がありましたけどその時の百由の顔は誰かを呪い殺そうとする勢いでしたわ」
創「ご愁傷様です」
夢結「都内……例の実験の現場調査かしら」
楓「えぇ、ようやく現地での情報解析が可能になったとかで
鼻息を荒くしながら先程も言いましたけど誰かを呪い殺そうとする勢いの顔でちびっこ2号を従えて出て行きましたわ」
夢結「ミリアムさんも居ないのね……」
創「随分間が悪い事で」
楓「因みに創
前日まで百由様が貴方に質問をしろうとして居た文章を纏めたファイルですわ」
楓はそう言って太すぎるファイルを私に渡して来た
私は楓からそれを受け取って軽くファイルの中身を見る
その隣に居た夢結もファイルの中身を見ると
夢結「……随分と文字がビシッと入っている文章ね……」
夢結がそう言うと創、楓、夢結はガラスの向こう側にある〔刃王剣十聖刃〕を見る
百由にとって〔刃王剣十聖刃〕は驚異的なオーバーテクノロジー塊であることは素人である楓、夢結は理解して居る
楓「あの剣は色々と専門用語がわんさか出ると思いますので此処で一旦中断して……新宿エリアディフェンス崩壊事変
一部ではそのような名前で呼ばれているそうですわ」
夢結「……大変な闘いだったわね」
創「そうですね」
楓「えぇ、ですが私達の活躍で巨大特型
其れを契機に都内に蔓延して居た
遅れて到着した各ガーデンの精鋭によりその日のうちに残存
夢結「1日、2日の出来事なのに、随分と長く感じる戦いだったわね」
創「其れだけ濃厚だったことですね」
楓「ですが、其れも私達一柳隊、そしてヘルヴォルとグラン・エプレの活躍があったからこそですわ」
夢結「……20人のノインヴェルト戦術」
楓「…………」
夢結「今回もまた……確か〔刃王剣十聖刃〕だったかしら?
あの力と……梨璃のあの力とに助けられたわね」
創「そうですね……」
楓「――ラプラス
夢結様の本当の目的は其の事を聞きにいらっしゃたのでしょう、夢結様?」
夢結「ええ、あれから梨璃は毎日の様に身体検査を受けて居たわ
其の結果がそろそろ出ている筈――」
夢結が本来の目的を言う
楓はそれに合わせてある書類を取り出して
楓「こちらをご覧くださいませ」
持って居る書類を夢結に差し出す
夢結は其れを受け取ってそれを見る
夢結「これは……検査結果の報告書ね」
検査結果の報告書を見て
夢結「5回に及ぶレアスキル及びスキラー数値の精密解析の結果、一柳梨璃に特異なしレアスキル保持の事実は認められず」
声に出して読み上げる
夢結「……梨璃のあの力はラプラスでは無かったと?
でも、其れならあの変化は何?」
楓「分かりませんわ
何せ、梨璃さんの持つカリスマという力は解明されてない要素の多いレアスキルです
そして、ラプラスはそのカリスマの上位スキルとして存在を予言されているだけの現像にすぎませんわ」
夢結「つまり
楓「ですが、梨璃さんはその可能性の蕾を咲かせました
今後、リリィ研究者の間では注目されるのは必至でしょう」
創「そうだね
今まで机上の空論のだったものが現実のものになったから」
夢結「…………」
楓「まぁ、少なくとも今は以前と同じ、通常のカリスマ程度の能力に落ち着いて居ますわ
それに変な虫が付くようでしたら、私達が叩き潰してやれば宜しいのです!」
夢結「っ……そうね
こんな時は貴方が頼もしく見えるわ、楓さん」
創「確かに夢結様の言う通りですね」
楓「ちょっと、其れ如何言う意味ですの?
……まぁ、梨璃さんの事は其れで良いとして
問題はエリアディフェンスの方ですわね」
夢結「代替のエリアディフェンスの設置は完了したのっではなくて」
楓「ええ、それに加えて緊急時に備えて都内各所に予備の小型エリアディフェンスの設置も行うそうです」
創「まぁ、其れが妥当な処置だね」
楓「そうですね
ですが問題はそこではなく……爆破されたエリアディフェンスの方です」
創「故障じゃなくて……」
夢結「っ……爆破、された……?
その言い方、もしかして――」
楓「ええ、おとうさ――とある筋から情報提供がありまして」
創「一瞬お父さんと言いかけたよね」
楓「ゴホン!
新宿都庁に設置されていたエリアディフェンスの崩壊後より人為的な破壊工作の痕跡が発見されたとのことです」
夢結「っ……テロ?
そう言えば、新宿のデパートの屋上で爆発音を聞いたわ
やはり……
創「いや、其れだけじゃ根拠は少なすぎます」
楓「えぇ、創の言う通りそれだけでは分かりませんわ
ですが、少なくとも都庁での一件は自然発生した
夢結「……それが真実だとしたら許せないわ
都内でこれだけの事態を引き起こすなんて――
でも、そうなると可笑しいわねあおの騒乱の渦乱では
一葉さんや創さん達のいるエレンスゲのリリィも動いて居たわ」
楓「そうですわね
夢結「あの特型
一葉さん達ヘルヴォルの協力が無ければ無理だったわ」
夢結はそう言いながら私の方を向いて軽く会釈して
創「!」
私も軽い会釈を返す
楓「そう……ですから不気味なのです
あの
夢結「西東京の防衛の穴を突くような今回の出来事
もし私達が……梨璃が新宿に居なかったら都内は如何なって居た事か……」
創「間違いなく阿鼻叫喚の地獄になって居たのは間違いないでしょうね」
私達がそう言うと
楓「――梨璃さんが?」
楓が何か思いついたようで
夢結「どうしたの、楓さん?」
楓「…………いえ、何でもありませんわ」
創「……無いならそれでいいけど」
楓「それよりも、そろそろお迎えに上がりませんと
きっと、梨璃さんがそわそわして足踏みしてますわ」
夢結「っ、もうこんな時間なのね……分かったわ
この件は百由が戻ったら改めて話し合いましょう」
夢結はそう言って工房を出ていた
楓「…………」
創「其れで夢結様を先に出て行かせた理由はあるんでしょ?」
私はそう言うと
楓「考えすぎかもしれませんが、今回のあれは新宿は大きな実験場だったかと?」
創「……あり得るかも知れないけど今はそんな事を考えて居る場合じゃないでしょ?」
私は後ろ歩きしながらそう言って人差指を夢結に向ける
夢結「何をして居るの、楓さん、創さん
鍵を閉めて皆んの所へ向かうわよ」
楓「はっ、はーい!
只今、参りますわ~!」
楓も百由の工房から出る為にある生き始めて
楓「創の言う通り、考え過ぎ、ですわよね……?」
創「そうかもね」
私達は百由の工房を出て皆の所へ向かう
皆が居る場所は
灯莉「うわーっ!
おっきいお風呂~♪
ぼくがいっちば~ん☆」
藍「らんも!
らんもいっちば~ん!」
姫歌「ま、待ちなさい、灯莉!
個々のお風呂は湯着を着るって説明したでしょ!?」
灯莉「すっぽんぽ~ん♪」
千香瑠「藍ちゃんもよ?
湯船に入る前に掛け湯をするのはマナーですからね」
灯莉、藍
「「は~い!」」
私達が居る場所は百合ヶ丘の入浴場で、私は身体を洗って湯につかって居る
その近くで
叶星「はあぁぁぁ~~~~」
梨璃「叶星様……すっごい声ですねっ」
叶星「あっ、ご、ごめんなさい
久々に足を伸ばせるお風呂に入ったものだから、つい……」
梨璃「いえいえ!
喜んでいただけて何よりですっ」
叶星「んっ、恥ずかしいわ……」
一葉「そうですね、私達も新宿の一件で後始末で此処半月、忙殺されていましたからね
こんな風にゆったりと入浴できるなんて久しぶりです」
夢結「なんだが申し訳ないわね
私達は早々に鎌倉へ戻る事になってしまって」
叶星「仕方ありませんよ
それぞれ、ガーデンの管轄があるのですから」
一葉「でも、こうしてレギオン全員で百合ヶ丘へご招待頂き皆喜んで居ますよ」
叶星「噂の温泉が工事中で入れないのは残念だったけど――」
四人の会話の側で身体にまだ泡が付いて居る藍が湯船に飛び込んだ
恋花「あっ、こら、藍!
泡を付けたまま湯船に入らないのっ」
紅巴「二水さん……!
お風呂から上がったら例の物を見せて頂く約束……」
二水「もちろんです、紅巴さん!
期待して下さいね……ふっふっふー」
紅巴「っ、はぁぁぁぁ~んっ!」
少し五月蠅いぐらいに各々自由にして居る
一葉「……なんだか、うるさくしてしまって申し訳ありません……」
夢結「気にする必要はないわ
この時間は特別に貸し切りにしてあるから」
叶星「ふふっ、VIP待遇ね」
梨璃「皆さんは東京を救った英雄ですからね!
この位、当然の事ですっ」
夢結「……と言う名目で百由が各ガーデンに直談判したのよ」
梨璃「エレスゲ女学園に斬り込んでいた百由様、すっごくかっこ良かったです……!」
確かに今でもエレスゲ女学園に斬り込んで来た百由は今でもすぐに思い出せる
一葉「ははは……ありがたいことです」
一葉は思わず苦笑いしてしまう
叶星「できれば、百由さんにも直接会ってお礼を言いたかったわ
ミリアムさんと一緒に、すれ違いで東京へ行ったなんてね」
夢結「きっと今頃、有頂天で
梨璃「わぁ……想像できちゃいます……」
一葉「そうだ、百由様へお土産に買った品物!
慌ただしくお渡しできませんでしたが今回持参しましたよ」
梨璃「えっ、あれ一葉さんが持っててくれたんですかっ?
私、てっきり落としちゃったかと……」
夢結「眼鏡型の〔CHARM〕だったかしら?」
梨璃「お、お姉様!
その話は忘れて下さいってば!」
叶星「ふふふ……梨璃さん、真っ赤になって可愛らしい」
梨璃「うぅっ、叶星様まで……」
夢結「そう言えば、新宿で一緒に戦ってくれたエレンスゲのリリィの事だけど……」
一葉「あぁ、それでしたら……千香瑠様!
瑶様!」
一葉は千香瑠と瑶を呼んで四人の元へ行く
瑶「うん……あの子達は無事だったよ
攻撃の前に地下鉄に逃げ込んでたんだって」
梨璃「本当ですかっ?
私、心配で心配で……でも、良かったです!」
千香瑠「新宿の千香瑠は深いですからね
あれだけの攻撃でも殆ど被害はなかったようです」
夢結「そう……本当に良かったわ」
一葉「はい、彼女達も皆さんにお礼をと言付かっています」
叶星「……よかったわね、一葉」
一葉「え……っ?」
叶星「あの子達はエレンスゲの中で、一葉達ヘルヴォルの理想に賛同してくれたのでしょう?」
一葉「……はい
まだ私達の持つ力を不十分ですが、
少しずつでも組織を変えていきたい……そう思って居ます
彼女達はその第一歩になるかもしれません」
梨璃「うん……応戦してるねっ、一葉さん!」
一葉「はい、ありがとうございます!」
良い感じに話して居ると
雨嘉「きゃあぁぁ……っ!?」
雨嘉の悲鳴が聞こえて
夢結「っ……どうしたの?」
私達は悲鳴がした方を見ると
二水「た、鶴紗さんが……鶴紗さんがっ!」
神琳「あちらの隅で身体を洗っていた鶴紗さんが……」
二水と鶴紗が言っている方向を見ると
鶴紗「はにゅぁぁぁ~~~」
一目でわかる様に猫になって居た
姫歌「こ、これは……高嶺様の仕業ですっ!」
高嶺「あら、人聞きの悪い
私はただ鶴紗さんの背中を流してあげただげよ?」
叶星「高嶺ちゃん……またやったのね?」
鶴紗「せ、せなか……ゆび……っましゅまろ……ふにゅあぁ~んっ」
楓「な、なんですの、其の意味深なお言葉はっ!?
ちょっと!
説明して下さいませ、鶴紗さん!」
紅巴「……ご覧ください、二水さん
あちらが神庭のゴッドハンド、お風呂の高嶺様です……」
二水「ご、ゴッド……!?」
楓「よく分かりませんが、高嶺様!
今日から貴方の事をお師匠様とお呼びいたしますわ!」
高嶺「ふふふ……」
梅「梨璃、今度から風呂に入る時はきをつけたほうがよさそうだゾ」
梨璃「あははは……」
楓「今度は言わずに、今すぐ実践して差し上げますわ!
梨璃すわぁぁ~んっ♪」
二水「か、楓さ~ん!
お客様がいらっしゃるのに本性現わさないでくださぁぁ~いっ!」
瑶「もう……遅いと思う……」
恋花「あはははっ、楽しいね~!
超まじでっ!」
夢結「…………ふぅ
此れではゆっくり湯につかる事も出来ないわ」
一葉「っ、ですね」
叶星「でも、こう言うの……良いわね
こんな時を過ごす為に私達は戦ってきた気がするわ」
梨璃「私もそう思います……!」
夢結「そうね、ひと時の休憩……明日もまた続く戦いの為に
今は羽を伸ばすとしましょうか」
梨璃「はいっ、お姉様!
其れでは、改めまして――
――お疲れさまでした~っ!」
私は今は此の時を優位的に時間を過ごす
最後までお読みいただきありがとうございます。
此れにてメインストーリー1章 完結編『未来を切り開く、絆の弾丸』は終わります
次は歴戦乙女のアンサンブルになります
是非楽しみにして下さい
其れでは感想、評価、誤字脱字、アンケートを待っています
其れでは次回もお楽しみに
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