其れではどうぞ
一葉が遊園地に行くと宣言して数日後
シュミレーションルームで百由様が残してくれた仮想戦闘プログラムで今日も無事クリアした私達はヘルヴォル控室に居て
恋花「あー、戦った戦った!
百由さんの仮想戦闘プログラムにも慣れて来たね!」
千香瑠「ええ、上手く連携がかみ合えば、どんな敵にも対応できそうですね」
創「其れに皆さん、
一葉「はい
大切なのは個々の力ではなく、チームとしての力です
私達は強くなってますよ!」
私達が楽しく会話している側で
藍「…………」
藍が不機嫌そうにしていた
瑤「……藍、大丈夫?」
瑤が心配になって声を駆けると
藍「う、うん……」
藍は歯切れが悪そうに答える
千香瑠「今日は、あんまり調子が良くなかったみたいだけど、大丈夫?
具合が悪いとか……もし風邪だったら大変だわ」
千香瑠も心配するが
藍「ううん、大丈夫……」
藍は歯切れが悪そうに大丈夫と言い切る
其れを見ていた恋花も
恋花「……どうしたの?
本当に元気ないね」
藍を心配をして居ると藍が
藍「あのね……ゆうえんち……」
此処でやっと何かを言い始めた
千香瑠「うん、遊園地が、どうかした?」
藍「らん、いかない」
藍が遊園地を行かないと言った
一葉「いかない……行けなくなったの?」
藍「うん…………」
創「藍がさっきから歯切れが悪くなった理由はそうゆう事ね」
恋花「用事でも出来たって事?
あれだけ楽しみにしてたのに、一体なんの?」
恋花が理由を聞こうとしたが
藍「あのね、言っちゃダメっていわれた
……ごめんなさい……」
創「そうゆう事ならしょうがないか」
と言いながら私は〔飛電ライズフォン〕を取り出して高速フリック操作をする
千香瑠「いいのよ、藍ちゃん
急に用事が入ってしまう事は誰にでもあるんだから」
千香瑠「遊園地は逃げません
また、皆で行きましょう、ね?」
藍「うん……」
瑤「藍、誰との用事なのか聞いても良い?」
瑤の質問に
藍「っ……」
藍は大きく動揺するが
藍「言っちゃダメなの!
ごめんなさい!」
そう言って藍は逃げるようにヘルヴォルの控え室を出る
一葉「ま、待って、藍!」
一葉が待ったを掛けるが藍はもう去った後で合った
千香瑠「……藍ちゃん……」
恋花「……用事ってさ、例の
瑤「……藍を管理しているって言う、
一葉「ええ、おそらくは」
創「と言うか確定だね」
私は今まで高速フリック操作で操作していた〔飛電ライズフォン〕を机に置くと、〔飛電ライズフォン〕の周りに
一葉、恋花、瑤、千香瑠「「「「!?」」」」
一気に空中ディスプレイが現れた
一葉「創いつの間に」
一葉がまだ驚いている中
瑤「此れって、創!」
瑤は何かを見て私に問いかけて来た
創「えぇ、瑤様が考えて居る通りの物です
今ディスプレイに投影されて居るのは藍が当日に受ける実験のスケジュールです」
一葉、恋花、瑤、千香瑠「「「「!!?」」」」
私がそう言うと一葉達は更に驚く
恋花「ちょ!
其れ大丈夫なの
後で
恋花が慌てながら私に問いかけて来る
創「大丈夫ですよ
瑤「なら此れを使えば藍の実験は中止できる?」
創「其れは無理ですね
もしそれをやれば確実に
なので閲覧が関の山です」
一葉「そうですか……」
千香瑠「それにしても何故、ガーデンの近くにラボを作って、エレンスゲ女学園に技術提供しているそうですけど、如何して藍ちゃんばかり……」
一葉「やはり、藍の生い立ちに関係して居るのでしょう」
創「此れね」
私は一葉の言葉に合わせて手を動かすと一つのディスプレイが大きくなって他のディスプレイが小さくなり全員ディスプレイを見て
瑤「……胎児の頃に、
千香瑠「育てられている……ですよね?
今でも、藍ちゃんは
一葉「はい……学園側から
創「藍は
恋花「其れにエレンスゲは親
一葉「其れもありますが、そもそもエレンスゲ女学園の教頭はゲヘナ傘下の企業から出向してきた人物と言う話です」
創「この人ね」
私は更に〔飛電ライズフォン〕を操作して新たなディスプレイを出して其処に写って居たには西村乃恵美と言う人物の写真である
恋花は其れを見て
恋花「げっ……それ、大丈夫なの?
このままズルズル、エレスゲ女学園そのものが
瑤「……親
創「よく言う、穏健派ですね
因みにエレンスゲは白よりのグレーですから、若干穏健派です」
千香瑠「其れに、校長先生は、そう言った実験には反対のお立場だった筈です
藍ちゃんの事だって、ちゃんと訴え続ければ対応をお願い出来るんじゃないでしょうか?」
一葉「そうですね
学園側とは考え方が合わない事が多いですが、藍については、引き続き学園を通して働きかけていくつもりです」
瑤「……他には?
私達に出来る事は無い?
藍の為にも、私も何かしたい」
一葉「具体的な方法は、まだ……」
千香瑠「なら、其れを探って行きましょう
私達皆で!」
一葉「千香瑠様……」
瑤「賛成
藍は大切な仲間だから」
恋花「だね
あたしも色々考えてみるよ
いずれにせよ、藍をこのままにはしておかない」
一葉「はい!
皆は一人の為に!
ですね!」
創「其れで早速なんだけど、藍の実験が行われる場所が実は此処なんだよね」
パチン!
私は指パッチンすると空中ディスプレイが勝手に動いて一枚の空中ディスプレイが拡大した
そのディスプレイに映っていたのは
一葉「此れは衛星写真ですか?」
創「そう、衛星写真だけど、この衛星写真に写って居るのをよく見て」
私がそう言うと
千香瑠「此れってまさか」
瑤「遊園地?」
創「そう此処は遊園地だったけど
恋花「其れでこの閉園した遊園地で如何するつもりなの?」
創「えっとね……」
私をやりたい事を説明すると
千香瑠「其れは良いですね」
恋花「うん、私も賛成!」
一葉「そうですね、場所も分かっているから」
瑤「藍の為にも」
創「満場一致で良いんですね」
一葉、恋花、瑤、千香瑠
「「「「異議なし!」」」」
私達は藍を喜ばせる為に準備を始める
準備の最中に一柳隊の鶴紗から”一緒に遊園地に行かない?„と誘われたが私が藍の事を説明すると私達の方を優先してくれた
当日、私は大型タンクローリー、一葉達と鶴紗は一葉が運転するワゴンに乗っており目の前には大型タンクローリーより少し大きい鏡をとその鏡を持って居る二体の
勿論今日はエレンスゲ制服ではなく其々異なる私服を着ていた
私は〔飛電ライズフォン〕を操作して、〔バッタカンドロイド〕を運んで居る〔タカカンドロイド〕から送られる、藍が乗って居る車の位置情報を確認して〔飛電ライズフォン〕の通話機能を入れる
創「此方創
藍が乗って居る車の現在位置の報告お願いします」
恋花『此方、恋花
藍が乗って居る車はちゃんと目的地に向かっている』
創「恋花様達の方もちゃんと位置情報は正常の様ですね」
鶴紗『其れで今回の作戦は何なの?』
通話の向こうから鶴紗の声がした
創「そう言えば鶴紗さんには作戦の説明して居ませんでしたね」
鶴紗『そうだね
集合場所で待って居たら車が来て恋花様と一葉にあれよあれよと車に乗せられて此処まで来たから』
創「では作戦の説明をします
今回の作戦の内容は藍に遊園地を楽しんでもらう事です」
一葉『はい、藍は胎児の頃に、
瑤『だから私達が藍に遊園地で楽しんでもらおうとしたけど』
千香瑠『だけどそこに
恋花『其処で創が考えた案があって』
創「藍の実験が行われる場所が閉館された遊園地なので其の遊園地を修復して、其処で遊ぼうと計画しました」
鶴紗『成程、でも如何やって修復するの?』
創「其れは私が運んで居るタンクに秘密があります
其れと
鶴紗『分かった』
創「其れと藍と出会うタイミングには繊細な判断で宜しくお願いしますね」
鶴紗『それも分かっている』
創「そうこうしているうちに藍が目的地に到着しました
〔バッタカンドロイド〕を投入します」
私は〔飛電ライズフォン〕を操作すると空に居た〔バッタカンドロイド〕を運んで居る〔タカカンドロイド〕は降下を始めて、遊園地の建物裏側に到着して口に食われていた〔バッタカンドロイド〕を離すと
『!』
〔バッタカンドロイド〕がカンモードからバッタモードに変形して藍に近付いて
スピーカー『戦闘実験を開始します
佐々木藍、準備して下さい』
藍『戦闘
戦う!
戦えば、気持よくなれる
いつもそう!
今もそう!』
スピーカー『
スピーカーの音声と共に
それに合わせて
創「一葉!」
一葉「えぇ、作戦開始です」
私達も密かに作戦を始める
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其れでは次回もお楽しみに