19人+1人のリリィ×仮面ライダー   作:ジェットプテラ

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第八十一話が完成しました
其れではどうぞ


漆黒の騎士と白の姫騎士
第八十一話 開幕


掛かれた背景画は、ワタシを童話の世界へ誘ってくれた。

 

浮かび上がったライトは、彼女たちをいっそう輝かせた。

 

物語の行く末を、ワタシは固唾を飲んで見守った。

 

白の姫騎士(妹)「仕方ないわね、漆黒の騎士

貴方の妹を生かしておくわけにはいかないわ」

 

漆黒の騎士(姉)「待って下さい!

白の姫騎士!

大切な家族を手にかけるなんて……」

 

白の姫騎士(妹)「なら、選びなさい、漆黒の騎士

家族の命か、世界の平和か……

私は、この世界を守りたい

そのためなら、たとえ貴方の妹でも、命は……」

 

漆黒の騎士(姉)「…………」

 

漆黒の騎士(妹)「や、やめてください……

わたしたちは、共に平和を夢見て来たんじゃないんですか……?

なのにどうして……

仲間同士で対立なんで……」

 

白の姫騎士「……今までありがとう

とても楽しかったわ。

束の間の平和だったけど……」

 

漆黒の騎士(姉)「なんで……。

なんでこうなんですか……!

白の姫騎士!

こんな運命、私は望んでなんか――っ!」

 

白の姫騎士(妹)は持って居た剣を鞘から抜いて

 

白の姫騎士(妹)「武器を取りなさい、漆黒の騎士」

 

武器を構える

 

白の姫騎士(妹)「家族を――私から守りたければ」

 

漆黒の騎士(姉)「――っ!」

 

白の姫騎士(妹)「…………」

 

漆黒の騎士(姉)「そう……ですか……

どうしても戦わないといけないんですね

こんなにも貴方を――愛しているのにっ!」

 

白の姫騎士(妹)「……ありがとう。

いつか平和な世界で巡りましょう」

 

漆黒の騎士(姉)も覚悟を決めたのか、持って居た剣を鞘から抜いて

 

漆黒の騎士(姉)「白の姫騎士……行きますっ!

うあああああああ―――!」

 

漆黒の騎士(姉)は白の姫騎士(妹)に突撃して

 

白の姫騎士(妹)

「さようなら……」

 

ザシュッ――…!

 

彼女たちの演技に、ワタシは心を奪われた。

 

だから、応援して行こうと決めたのだ。

 

彼女のような、舞台でも輝くリリィを。

 

{ 第 1 話 }

 

開幕

 

RAISING THE CURTAIN

 

Black knight & White princess knight ―×―修羅の道を歩む者

 

スタッフ「カ―――ット!」

 

[カッコン]

 

スタッフの一人がカチンコで撮影の終了の合図を送り

 

スタッフ「はい、オッケーです!

チェック入ります。

皆さん、しばらくお待ちください」

 

藍「ふあぁ……やっと、きゅーけー。

らん寝てるから、また始まったら起こしてね」

 

そう言って藍は寝る場所まで行こうとするが

 

一葉「ちょ、ちょっと、藍!?」

 

一葉が止めたが

 

藍「すう……すう……」

 

藍は寝てしまった

 

高嶺「ふふっ、あっという間に寝ちゃったわ。

慣れない撮影だし、疲れるのも分かるけどね」

 

叶星「そうね。

でも、高嶺ちゃんは何と言うか……肝が据わって居るわね」

 

高嶺と叶星が一葉の後ろから来た

 

一葉「見習いたいですね。

テスト撮影でも、私はやっぱり緊張して……」

 

高嶺「あら、緊張する必要なんてないわ。

皆、良い演技しているわよ。

大丈夫、私達4人で頑張りましょう」

 

一葉「高嶺様……」

 

3人が会話している途中で

 

恋花「そこー!

何緊張してんのー!

戦いの時みたいにビシッと決めてよ、一葉」

 

恋花が乱入して

 

恋花「はい、皆さん!

此れからうちの一葉がビシッと決めるよー!

注目、注目―――!!」

 

無茶ぶりをする始末

 

一葉「れ、恋花様!

声を抑えて下さい……っ!

す、すみません、うちの恋花様が。

後でよく言って聞かせますので……」

 

恋花「あんたはあたしのおふくろかっ!」

 

瑤「ごめん、一葉。

撮影の時に集中できるよう、恋花は私と創が抑えとくから」

 

創「えぇだから一葉と藍は心置きなく撮影に集中して下さい」

 

私は〔ジャスティスハンター〕と〔ドア銃〕を取り出す

 

恋花「えっ、何此の扱い!?」

 

叶星「ふふふっ……とても仲が良いわね」

 

叶星の言葉に

 

一葉「はぁ?

はぁ……」

 

一葉は戸惑って困惑する

 

灯莉「みんな、がんばれ―――☆」

 

紅巴「はぁ~~~。

此方で用意した衣装がこんなもハマるなんて……

デザインした灯莉ちゃん、姫歌ちゃんは流石ですっ!」

 

姫歌「当然でしょ?

でも、恋花様が用意した黒衣装も、とてもハマってますね」

 

グラン・エプレの一年生組の灯莉、紅巴、姫歌も来て会話に参加する。

 

恋花「でっしょー!」

 

瑤「いいのかな……

エレンスゲから支給された服を、私的に利用して……」

 

恋花「いいの、いいの。

むしろエレンスゲの服だからこそ、こういう撮影とか平和な事で使わないと」

 

創「其れに許可は3日前に取ってあるからエレンスゲの上層部も文句言えないよ」

 

私は〔飛電ライズフォン〕を取り出して直ぐに操作して画面を瑤に見せる

画面には今回の衣装を好き勝手に使って良いという許可書だ。

 

千香瑠「一葉ちゃん達が演じているお芝居は、外国の童話が元になって居るんですよね?」

 

最後に千香瑠が来た

 

創「その説明は私より紅巴さんが適任です」

 

[パチン!]

 

私は指を鳴らして紅巴に指さす

 

紅巴「あ、はい!

そうなんです、そうなんです!

とってもステキなお話ですよね、漆黒の騎士と白の姫騎士!

愛し合っている筈の二人の運命がぶつかり合う……

しかも、どちらの陣営も姉妹というのがまたいいんです~!

今回のお芝居は、リリィのイメージビデオとして、次号のリリィトピックスに収録されるみたいですからね!

今から興奮しっぱなしです!

100冊買って布教しますっ!!」

 

姫歌「……ぐ……ぬぬぬ……!

その企画を持ち込んだのはひめひめなのに~!

ひめかも出たーい!

リリィトピックスの特集ー!」

 

千香瑠「まぁまぁ、落ち着きましょう、姫歌さん。

企画を持ち込んで採用されるなんて凄い事だわ」

 

恋花「そうそう、自信をもって姫歌。

なんなら今度はワールドリリィグラフィックに企画を持ってったらいいよ」

 

姫歌「ワールドリリィグラフィックですか。

目標ではありますけど、あっちは硬派ですかね。

今のひめかが受け入れるかどうか……」

 

恋花「え、いいんじゃん!

世界一可愛い姫歌の大特集!

あたしは興味ありまくりだよー!」

 

瑤「姫歌の部屋、可愛い物がいっぱいありそう。

見てみたいな……」

 

姫歌「せ、先輩方……!

ヘルヴォルの先輩方は、とてもお優しいですね!

ありがとうございますっ!」

 

恋花「いやー、姫歌は素直で可愛いなー

ねー、聞いたー!

ヘルヴォルの先輩方は、優しいって!」

 

恋花は姫歌に言われた事が嬉しいのか

 

恋花「ヘルヴォルの先輩方は、優しいって―――!!」

 

思わず2回言う

一葉は飽きれて

 

一葉「もう……分かってますよ……そんな事……」

 

高嶺「あら、相思相愛なのね」

 

一葉「え?

いや、今のは別に……」

 

一葉思わず戸惑る

 

叶星「もう……困らせちゃダメよ、高嶺ちゃん」

 

高嶺「ふふふっ……」

 

楽しく会話をして居ると

 

スタッフ「お疲れ様です!」

 

撮影スタッフが来て

 

スタッフ「そろそろ本番、入ります。

出演者の皆さんは準備をお願いします」

 

撮影本番と言われて

 

叶星

「……いよいよ始まるのね」

 

叶星達は切り替えるが私達一葉の方は現在ぐっすり寝ている藍を

 

一葉「藍、早く起きて!

撮影が始まるよ!」

 

起こそうとするが

 

藍「ん、んん……」

 

一葉「早く起きて、藍!」

 

藍「…………」

 

起きる素振りも無い

 

高嶺達が一葉達の元に行き

 

高嶺「一葉さん、正面から行くと逆効果よ。

こういう時は」

 

一葉「はい……?」

 

高嶺「ねぇ、藍さん」

 

高嶺が藍に声を掛けた

 

高嶺「今日は空がとてもキレイよ。

藍さんは、何色に見えるかしら?」

 

叶星は高嶺がやって居る事の意味に気が付いて

 

叶星「藍ちゃん、ゆっくりでいいわ

少し、お喋りしましょう」

 

叶星も藍に声を掛けた

すると

 

藍「ん、ん―――」

 

起き上がって

 

藍「な―に、高嶺、叶星―」

 

叶星「は―い、藍ちゃん。

おはよ―♪」

 

藍「おはよ~」

 

これには一葉は

 

一葉「なっ!?

そんな簡単に藍が起きるなんて……」

 

少しガッカリして居た

直ぐにグラン・エプレのメンバーを見渡し始めた

これには

 

灯莉「ん?

どーしたの、一葉」

 

灯莉に気が付かれてしまって

 

一葉「い、いえ!

失礼しました!

何でもありませんっ!!」

 

高嶺「ふふっ……休憩は此処までね、藍さん。

此れから撮影だけど頑張れるかしら?」

 

藍「んー、がんばる。

らん、がんばるよ!」

 

叶星「偉いわね。

じゃあ――」

 

いざ撮影をしようと瞬間

 

「撮影は中止よ!!」

 

一葉、藍、高嶺、叶星

「「「「え……?」」」」

 

4人揃っては素っ頓狂な声が出た

 

叶星「何か揉めているみたいね……」

 

私達は念の為に聞き耳を立てる

 

スタッフ「ですから、撮影を止めると言うのは出来ません。

一旦、別の所に移動して話しましょう」

 

行き過ぎた一般人「えぇ、じゃあ今すぐ説明しなさい!

どうしてあの子達が選ばれたのよ!

ワタシの推しは何処!?

な・ん・で・い・な・い・の・こ・こ・にぃー!!」

 

創「如何やら悪質クレーまですね」

 

高嶺「どうしてなのかしら?

私達にご不満のようね……」

 

行き過ぎた一般人「だーかーらー、ずっと言ってるじゃない?

特集を組むなら、ワタシの推しリリィちゃんを取り上げなさいって!」

 

スタッフ「いや……ですから、何度も申し上げている様に、読者の方からの要望があったと企画班には伝えていますから」

 

行き過ぎた一般人「じゃあ、早く取り上げなさいよ!

貴方達リリィトピックスは見る目が無さすぎるわ」

 

創「如何やら自分が推しているリリィが撮影に出ていない事に不満を感じているようですね」

 

私がそう言うと

 

一葉、藍、高嶺、叶星

「「「「………………」」」」

 

一葉、藍、高嶺、叶星は飽きれて居た。

一人の女性がこっちに来て

 

スタッフ「あぁ、あの人はいつもあんな感じだから、気にしないで……って言っても、難しいよね?」

 

と言うが

 

藍「おねーさん、だれ?」

 

藍が誰なのか分かって居ない

 

副編集長「あらら、覚えていないかな?

君達に今回の撮影を依頼した者だよ。

良い感じの雑用係事、副編集長さ。

いやーすまないね。

集中力を切らして仕舞って」

 

叶星「いえ、お気になさらず。

それよりも、あの方はいったい……」

 

副編集長「あ、あぁ……とあるリリィのファンなんだけど、熱の入れようが異常じゃなくてね。

自分の推しリリィを取り上げろ、って会社に突撃して来たり、行く先々にこうやって現れては撮影を邪魔して来て……正直、こっちも困ってるんだよ」

 

叶星「私達に何か危害を加えようとしているわけではなさそうだけど……」

 

一葉「でも、撮影のスケジュールはギリギリだと言って居ましたよね。

私達はこのまま待機して居て問題ないのでしょうか?」

 

副編集長「……大丈夫ではないね。

はあぁ……

今日中に撮影を終えないと、来月の出版に間に合わないよ。

彼女が来るとは思って居たから、対策はして居たんだけど……

其れでも此処まで来るなんて、本当に信念が凄いと言うか……」

 

創「最悪の場合、損害賠償請求を求めてもバチは当たらないと思いますが?」

 

私が冗談を言うと

 

一葉「っ!?今、一瞬HUGE(ヒュージ)サーチャーに反応が」

 

叶星は上を見て

 

叶星「上よ、一葉!」

 

私達は上を見るとペネトレイ種 のカウダの群れが居た

 

高嶺「此処から南へ行った所にHUGE(ヒュージ)が集まっているみたいね」

 

一葉「では、撮影は中止ですね。

HUGE(ヒュージ)が現れた以上、私達は向かわないといけません」

 

藍「うん!

はやくはやく!

HUGE(ヒュージ)とたたかおーよ!」

 

叶星「それじゃあ、皆行きましょう!」

 

恋花「残念だなぁ

一葉の演技を弄り倒そうと思ってたのに」

 

瑤「もう……行くよ、恋花」

 

姫歌「ひめか達も続くわよー!」

 

私達はHUGE(ヒュージ)、ペネトレイ種 のカウダの群れの所に行く




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