デュエル・マスターズBLANK   作:佑ノ宮 末法

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どうも、末法です。

デュエルマスターズの二次創作を作りたい!
だけど既存のキャラだとちょっと手を出しづらい…。

てなわけで世界観はデュエルマスターズで、出てくるクリーチャーは全く別の新しいキャラクターでお送りすることにしました。続くかも続かないかもしれません。

※注意
・この二次創作は革命ファイナルと新章が地続きであるという前提で書いております。
・その他、作中で半ば独自の解釈が入る可能性があります。
・以上の点に関して、不快に思われる方などがいらっしゃいましたらブラウザバックを御願いします。

それでは、よろしくお願いします。


エピローグ

禁忌の禍津星と黄金の蒼龍の大いなる戦いにより、「龍」の消滅を代償に世界は一度の平穏を得た。

 

龍と心を通わせ、その勇姿を称えていた翔天の声はもはや空虚の音となり、

 

強き力を誇っていた存在の魂は此処に無く、ただその残骸があるのみであった。

 

しかし、そんな世界に生きる(クリーチャー)はそれらを過去とし、光、水、闇、火、自然はそれぞれ繁栄を享受していた。

 

この世界は、変革と可能性のその間の時代。

 

そしてこれはそんな時代の、あるひとつの物語。

 

この物語に意味はなく、実在したかどうかも、龍の歴史にとって価値があるかも、誰も知らない。

 

だが、―いや、それ故に、この物語を語っていくとしよう

 

〜〜〜〜〜

 

 

5つの文明の力が錯綜する地、グラウンド・ゼロ

 

そこにて、或る会議が開かれていた

 

「―初めに、カナロア氏、ナウィ=テクトリ氏、トニトゥルム氏、それから……我々とは現在停戦中のケラヴィム氏。今回はお越し頂き感謝致します。」

 

まず、光の代表者(アルズ=エイブル)が言を放った。

 

次に切り出したのは、闇の代表者(ケラヴィム)であった

「―今回呼び出したのはどう言った要件で?アルズ=エイブル殿。」

 

火の代表者(トニトゥルム)はからかうように声を上げる。

「ガワだけキラキラしてる野郎の言う事だ。どうせ今日もつまんねぇお話を出してくるんだろ。」

 

 

彼はこう返した。

それは、一同が一回は意表を突かされる話であった。

 

「呼びましたのは他でもありません。単刀直入に申し上げますと、この大陸丸ごと使ってレースを開催しようと思いまして。」

 

トニトゥルムはそれを聞くや否や、腹を抱え呵呵大笑した。

「ガッハハハ!いっつも胡散くせェ割に今日ばかりは面白いこと言うじゃねぇか!」

 

アルズは微笑みながら続けた。

「私は本気ですよ?レースを開催するならば他の文明の出資やご協力をお借りしようと思いまして。」

 

水の代表者(カナロア)はアルズに聞いた。

「アルズさん、レースとはどのような事を?」

 

「文明毎に区画を決めて、そこでレースをします。我々の光文明をスタート地点とし、水、闇、火、自然と順に回っていき最後は自然文明からグラウンド・ゼロを最終的なゴール地点として、文字通り誰が1番早いかを競うのです。」

 

興が乗ったのか、トニトゥルムは面白がってさらに問うた。

「レースっつぅからにはよ、賞金はあんだろうな。」

 

「良い質問です! 優勝者は宣言した金額を我々光文明が支払うとしましょう!」

 

議会は順調に進みつつあったが、一人の発言で空気ががらりと変わった

 

カナロアは息を飲み、宣言する。

「我々は、この提案に反対させていただきます。」

 

ここが好機と、続けざまにケラヴィムも難癖をつけるように言った。

「我々としても賛同しかねますな。あまりにも非現実的だ。それに、―あまりここで言いたくはなかったのですが、闇と光、この二つ国家間の関係は緊迫しすぎている。平和の祭典のつもりでしょうが、我々からしてみれば何をしでかすか、……聞くに足らない、つまらない議題です。」

 

さすがのアルズも、少し冷や汗をかき始めた。

 

会議に思い空気が流れはじめる。

 

ケラヴィムはさらに押す

「皆さん、だんまりならこれ以上余地はありますまい。その大会とやらも白紙に戻しましょう。皆さんお忙―」

 

―そんな中1人の男が思い口を開けた。

自然の代表者(ナウィ=テクトリ)であった。

 

「私は、いいと思いますよ。そのレース」

 

闇の代表者の眉がぴくりと動いた。

「急に口を開いたかと思えば、いつもは穏健で慎重派な貴殿が賛成するとは、珍しいですな。」

 

ナウィは続けて答える。

「この世界の皆が盛り上がれば、何、これ以上の歓びがありましょうか。平和の祭典であればその間は不穏なことは起きますまい。聞く限りは、()()()()()()()()ですし。反対するのであれば出資や協力等は最小限にすれば良い。何より―」

 

「今反対した御二方は、腹に何か隠しておられるのですか?このレースをもし開催してしまえば、不都合なことがあったりするのでしょうか?」

 

カナロアは反論する

「ありますとも、おそらく、このレースを開催してしまうと――」

 

が、それよりケラヴィムの牽制がそれを遮ってしまった。

「意地悪にしては度を越しておりますな、ナウィ殿。反対した理由は先程述べた理由の他にございませんとも。」

 

喧々諤々となりかけるとき、トニトゥルムは話を切るように叫んだ。

「細けぇこたぁ別にイイだろ。それよりよ。そのレースの話、俺も乗るぜ。

これで三対二だ。まだくっちゃべるってんならおれはもう帰らせてもらうぜ。」

 

そして、ここぞとばかりにアルズ

「―では、この議題、可決ということで。レースに関する出資や支援などは後程、光文明の使者達を派遣して連絡をしたいと思っております。あと、ケラヴィム氏はレース期間中の休戦条約を改めて締結するために少しお話を。」

 

会議が終わろうとした瞬間、ナウィは質問をした。

「一つ、そのレースの名を、一応お聞きしたいのですが。」

 

 

アルズは微笑んでこう告げた。

「――『デュエル・マスターズ』。かつて大昔に行われたファイティングレース、それがこの大会の名前です。」

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