防衛軍幹部はリリィ達の育成をする   作:影病

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FIRSTSTORY-仕事-

HUGE-ヒュージ-

それは謎の巨大生命体

ヒュージの出現により我々は破滅の危機に瀕していた

そんなこいつらに対抗する為にありとあらゆる国が一致団結し科学と魔法の力を結集させた決戦兵器CHARM-チャーム-を開発した

その兵器は10代の女性に高いシンクロ率を示す

チャームを扱う女性の事を人々はこう呼んだ

 

 

「リリィ」と

 

 

 

 

「何ーやってんすかー?!」

「っ!ビックリさせんな!」

僕が資料に目を通していると後ろから脅かしてきた

こいつは僕の同僚、蒼良・J・ヌーベル

フランスと日本人のハーフ

仕事が人一倍でき、ムードメーカー

だがたまに良く分からない事をいいだす

「っ!これは!まさかまさかのマッカーサーではないか!!」

これだよ、これがよく分からない事だよ

おまけに僕の資料を見て何やら興奮してるし…

「おもんねぇ事言うな」

「何故だ、何故今ので笑ってくれなかった…!」

ああ…もう訳分からん

笑って欲しいならもっと面白いことしてくれよ…

「むむむ…何故お前がリリィの資料なんか見ておるー?」

「急にどうした?お前も聞いているだろ」

 

考えていたのか少し間が空いた

数秒後に「あ!そうだった!」みたいな顔でこちらを見る

「俺の記憶が正しければお前は、百合ケ丘に行くんだったな!」

「そう正解だ、僕は明日から百合ケ丘に行くことになった…」

「?なんでそんなに悲しそうな顔してんだ?俺と離れるのが寂しいのかぁ?」

「そんなんじゃねぇよ、ただなんで俺なんだろうって」

「どういう事だ?」

「だから、なんで俺が百合ケ丘の子供達に戦闘訓練しないといけないのかっていう事だよ」

「そんなもん決まってんだろ」

「何が決まってんだよ、僕らは防衛軍の幹部…他にやる事があるのに…」

「だからだろ?幹部だからこそだろ?」

不思議そうな顔をし首を傾けながら続けて発言する

「言っておくけどなーお前さんはめちゃくちゃ強いぜー、格闘技術や射撃技術、共に優れてるし頭も普通に良い…そして最後の強いところは

マギを操れんだから」

「そんな事で僕が?正気か?」

「正気かどうかは上の人に聞いてこい、ただ俺はあんたが百合ケ丘に行った方が良いと思うぞ」

僕は鼻で笑った

相変わらずの馬鹿だ

 

今までどんなけ馬鹿に助けられたのだろう

僕にはない発想、視点から僕の意見を論破したり助けてくれたりした

 

だがそんな馬鹿とも今日でお別れ

「ま、頑張ってこいよ!妹によろしくな!頑張れよ!我らの最強幹部こと、レン・リエスタ幹部!」

「ああ!頑張るよ!お前も頑張れよ!蒼良・J・ヌーベル幹部!」

「おう!」

 

 

 

 

 

 

数週間前

レンは任務を終えた後呼び出しされていた

 

「いやいや!ちょっと待ってください!」

防衛軍のトップの人の部屋でどなる声が聞こえる

「何故です!?僕は幹部ですよ?!ましてや最前線で戦っている人間ですよ?!」

「そうだ、だから君には行ってもらう」

「は、はあ?!」

「君はヒュージとの戦闘においてとても重要な人物である事は承知だ」

「んじゃあなんで?!」

「だからこそ!君のような人物をもっと増やすのにはこの方法しかないんだ!」

「く、くそが!」

「君がリリィをあまり好んでいない事も分かる…だが今はヒュージを1匹でも多く倒さないといけないんだ!」

「っ!」

確かにヒュージを倒さないといけない、だが僕はリリィがそんなに好きではない

しかしよくよく考えてみればここで僕が我慢して世界を助ける人材を増やすか、我慢せずに人類滅亡までいくか…僕の結論は…

「分かりました、行かせていただきます」

「おお!ありがとう!」

僕は世界を助ける方にした

人類滅亡なんてやだね

「あ、言い忘れていたが報酬はきちんとあるから安心したまえ」

報酬か…世界を救えるならそれでいい

「では、僕はこれで失礼させていただきます!」

互いに敬礼をし、部屋を後にした

 

 

これが百合ケ丘に行くことになった流れだ

なんであの時の僕は行きますなんて言ったんだろ

ああ、ダメだ!僕は人類に貢献すると考えろ!

とりあえず今日はもう寝よう!明日の事は明日考えればいい!

 

 

 

翌日

 

僕は朝早くから支度をし、所属駐屯地まで行った

駐屯地につくとみんなが戯れ、出迎えてくれた

僕はその中を通る

通っている最中に応援の声が沢山上がる

「頑張れー!」「死ぬんじゃねぇぞ!最強さん!」「強いリリィを作ってくれよな!」

まるで海外任務の時みたいだ

ま、言うて遠いか

声が飛び交う中、僕はヘリの所まで行った

その時も応援の声が聞こえた

みんな僕を応援してくれている、みんなの期待に応えるという意識が高まった

僕はヘリに乗り出発準備を済ませた

その直後にヘリは離陸した

みんなは手を振っていた

「ありがとな、みんな」

思わず声に出してしまった

そして次第にみんなの事は見えなくなった

 

僕はこの時決心した

必ず強いリリィを増やしてやると

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘に着くとまず最初は理事長さんに挨拶

 

3回ドアをノックし開けて入る

そして堂々と歩き、理事長の前で止まり敬礼をしながら挨拶をする

「防衛軍幹部を務めさせて頂いていた、レン・リエスタです、今回はリリィの育成ということでここ百合ヶ丘女学院に来させて頂きました」

「協力感謝する、もうすぐ集会が始まるので是非参加を」

「は、はいそうさせていただきます」

 

 

-集会-

この集会は生徒会が司会をしているようだ

子供なのによくやるなー

もうそろそろ言われるんじゃないかな?

呼ばれたら出てきて自己紹介だったよな?

なんで来たばっかなのに…

「今日は新しい教導官の方がいらっしゃてます、どうぞ出てきてください」

もう出ていいんだよな?よし出よう

僕はマイクがある所までゆっくり歩きそこで止まりマイクに向かって喋り出す

「初めましてみなさん、私は防衛軍の幹部をしていた、レン・リエスタという者です。訳あってみなさんの訓練を担当する事になりました、よろしくお願いします」

礼をしゆっくり歩き元の席へと戻る

みんな不思議そうな顔をしている

それはそうだろう、なんせここは"女学院"男性が来るところではないし、来ても意味はない

「今日からレン教導官の訓練が実装されます、みなさんくれぐれも失礼がないように」

生徒会が司会として発言をした

 

 

え?今日から?!

ここにいるみんな思っただろう、僕も聞いていない

どういう事だ…

その後の集会の話は僕には関係無いので1mmも聞いていなかった

 

集会が終わりちょっとした休み時間

僕は校舎の内装などを把握しておきたかったので少し見て回った

 

綺麗な内装

充実した設備

ここは駐屯地と比べて天国だ

 

 

歩き疲れたので少し休憩しようとし、目に留まった椅子に腰をかけると周りのリリィからの声が聞こえる

内容は僕の事ばっかだ

「あの教導官どんな人だろー?」とか

「私達より強いのー?」とか

疑問が様々だ

僕がここにいるとなんだが浮いているみたいで嫌だったので場所移動をするため立ち、歩こうとした

その時、誰かにぶつかってしまった

ピンク髪で目には希望のような光、一見普通の女性に見える

「あ、大丈夫ですか?」

「は、はいぃ、すみません」

「ああ、こっちもすみません僕の不注意により転けてしまって」

「いえいえ!とんでもない!って次の授業に間に合わないぃー」

「あ、すみません、留めてしまって」

「こちらもすみません!ではまたいつかー!」

走りながら謝罪をしてきた

僕ももう授業がある

グラウンドに行かないと

って流石に軍服じゃ運動出来ないか

でも普段着はスーツ、スーツでいいのか?いっか

僕はスーツに着替えてグラウンドへと向かった

 

 

グラウンドへ向かうともう整列していたリリィ達の姿があった

流石お嬢様学校の方々だ

僕がみんなの前まで行くと号令係のような人が号令をしだした

号令が終わるとみんな静かに僕の方を向いた

指示を待っている…どうしよう何も考えてなかった

少し焦っていると1人のリリィが手を上げ発言する

「なんでしょうか?」

「教導官って私達より強いのー?」

その子の友達であろうリリィが笑う

これがお嬢様学校の方々か…少しガッカリだ

ま、みんながみんなこういう人じゃないだろう

「その質問については僕にも分かりません、なので今試してみてはいかがでしょうか?あ!今日はそれが良いな!よし!今日はみなさん全員が本気で僕を殺りにきてください!」

「上等じゃない!みんな殺るわよ!」

どうやらこいつがリーダーっぽいな

ま、なんでもいいや

本気でやれるんだったらなんでもいい

リリィ達は僕を囲うかのような配置についた

風が少し吹く中でリリィ達は

一斉に動き出した

360度からチャームの刃が降りてくる

 

だが僕はそんなのも効かない…

「はっ!」

僕は全員吹っ飛ばした

これが僕の力である

「今何が起きて…?」

寝転がりながら僕の方を見るリリィ

「簡単です、原理は分かりませんが」

僕はリーダー的なリリィに話し続ける

「君たちのように兵器にマギを貯める…ではなく僕はこの手や足からマギを出してそれで攻撃する…なあ?簡単だろ?」

「じゃ、じゃあ今のって…」

「そうです、マギを形にしてそれをみなさんに当てただけです

あ、もちろん僕のマギを兵器に入れることだって可能ですよ」

そうこれが僕の1つの力

マギを形にしてそれを自由自在に飛ばしたりする

2つ目の力は…

「拳の甲や足の拗ねにマギをため威力を上げる…」

どっからともなく現れた生徒会のリリィに言われた

「正解、よく知っているね」

「資料を読みましたので、それにしてもあなた達!先生に失礼がないようにと言ったはずですよね?!どういう事でしょうか?説明して頂きましょうか?」

怖いなーリリィって者は

「後の時間は反省文の時間にしてください!分かりましたね?返事は?!」

「は、はぃ」

「生徒会は怖いですね」

「怖くありませんよ、それにあなた方防衛軍の教官の方が怖いのでは?」

「おお、本当によく知っているね」

生徒会のリリィは「はぁ」とため息をつく

「1つ聞きたいんだけどいいか?」

「なんでしょうか?」

「僕の訓練意味はあるのか?」

少し考えた顔をしている…

それほどどうでもいいのか?

「…すみません、私にも分かりません…」

「そうか…ま当然か…ありがとな」

僕は生徒会のリリィに背を向けながら感謝した

 

 

「あの人…本当に殺人鬼なの?」

 

何か言ったと思うが聞こえなかった

どうでもいい事だと信じよう

 

 

 

 

にしても今日は眠い

昨日全然寝れなかったからかな

僕はあくびをしながらそんな事を考える

何処に行く訳でもないのにひたすら歩いている

ここは暇だ

仕事がない

初日ということもあると思うがな…

ってかなんでこんなにも騒がしい?

みんな焦って…?放送?

「レン・リエスタ教員至急門までお越してください」

生徒会か?僕が呼ばれている

とりあえず行きますかー

 

 

「今回はレギオンでの討伐任務です!みなさんくれぐれもお気を付けて!では任務開始!」

「はい!」

生徒会の開始合図で一斉に動き出すリリィ達

「なんの騒ぎだ?生徒会さん」

「私は生徒会という名前ではありません、私は…」

「分かってる分かってる、出江さんだろ?そんで今の状況は?」

「ヒュージが近くで出現、順調にこちらに向かって来ています」

「そうか」

確か警報みたいなの鳴ってたな…このせいか

「そんで僕も出ればいいのか?」

「はい…ですがまだ貴方への信頼がありません…なのであるレギオンと行動してもらいます」

「何故だ?僕への信頼?」

 

「忘れたとは言わせません、貴方元殺人鬼だったのでしょ?」

「?!よ、よく知ってるなあー」

そうだ僕は元殺人鬼、だから疑問なんだ、何故今僕はここにいるのかって まさか知られていたとは 本当に驚きだ

やっぱりそうだよな…信頼なんてないか

 

「分かった、そんで一緒に行動するレギオンは?」

「一柳隊です」

「一柳隊?」

「はい」

「彼女らの事か?」

「はい」

確か、1年生の一柳?が隊長でこの学院で上位の強さを誇る白井夢結がいるんだよな?他にも優秀なリリィがいるとか

「よろしくお願いしますね、一柳隊のみなさん」

みんな怖い顔でこちらを見ている

一部は怖い顔ではなかったが

よっぽど気に入らないのかな?僕の事

昔の僕を悔やむぜ…なんであん時殺しまくったんだろうな

「一柳隊のみなさん、何かあればすぐに殺っても構いませんので」

「怖いこと言わないでください?!出江さん!」

「分かりました、梨璃行くわよ」

「は、はい!お姉様!」

 

「出江さん、きょ今日僕死ぬかな?」

「貴方の行動次第です」

 

 

 

 

 

 

「梨璃何かあったらすぐに言いなさい」

「はい!お姉様!」

やっぱり僕浮いてんじゃないの

「!距離100mヒュージ発見!」

「撃破しに行くわよ!」

 

「いつもこんなんなのか?一柳隊って」

「そうじゃよ!戦闘の時は堅苦しいのじゃ!」

「へーって君は確か…」

「ミリアム・ヒルデガルト・V・グロピウスじゃ!」

「長いからミリアムって呼ばせてもらう」

「喋ってないで手伝えですの!」

「そうだな、ミリアムさん僕らも戦闘に参加しましょう」

「分かったのじゃ!」

 

「レン・リエスタ教導官、貴方の力見せてもらうわ」

「?お姉様何か言いましたか?」

「いいえ梨璃なんでもないわ」

 

「レン教導官!もうすぐそこまで敵が来てるぞ!」

「梅さん?だったけな、ご心配なく」

僕は袖を捲り右腕が関節まで見えている

目を閉じて

「すぅー」と深い呼吸をする

「はぁー」とたくさん吐き出す

 

息が吸い終わったと同時に敵が覆いかぶさってきた

目を開け右腕に集中をやる

この時の俺の右腕はモザイクのような物が覆っている

これが「マギ」だ

ヒュージが攻撃すると共に俺もヒュージに右腕を思いっきり当てる

 

 

当てた直後にはヒュージは真っ二つになっていた

一柳隊のみんなは驚いた顔で見ている

「やっぱり素手は痛いな」

俺の右腕は煙のような物が出ている

ヒュージとの摩擦による物だ

 

「白井って言ったか?俺の事見てる暇あんのか?」

「っ!しまっ…」

夢結は瞬時に前を向くがもう手遅れであった

 

だがそのヒュージも真っ二つに

「手間掛けさせんなよ、最強の夢結さん」

夢結の前にいたのはレンであった

一瞬にして夢結の前までいきヒュージを倒した

 

「俺が指示していいのか分かんねぇけど、ここにいたらみんな死んじまうぞ」

「どういう事ですか?」

梨璃が聞く、ってかこの子どっかで見た事あるようなってそんなのはどうでもいい

「今俺らはレギオンで討伐している、だが周りのレギオンを見てみろ、少し取りこぼしがある、そのヒュージ達が俺らを狙ってるかもしれない、ここにいれば囲まれるだろう」

「でもレン教員ならいけるんじゃないのか?」

「梅さん、確かに俺1人でもいける、だがあんた達を守れる自信はないそれに現時点で俺らも取りこぼしがある、ここは百合ヶ丘まで後退して取りこぼしを倒すのはどうだ?」

「確かにそれは名案じゃ、百合ヶ丘まで後退すれば囲まれる心配はないし、このレギオンなら取りこぼしなんじゃ楽勝じゃろ」

「まて、ここを守らないと後退しても数が増えるだけだ」

確かにな…だが今百合ヶ丘にまで戻らなければ百合ヶ丘が潰されちまう

「分かった、百合ヶ丘までは俺1人で行く」

「いやダメだ、出江さんの言葉を忘れたのか?」

「忘れてなんかいないよ、しかもここから百合ヶ丘まではヒュージしかいない、つまりリリィへの影響は0、殺す相手もいなければ俺も殺しはしねぇ、それに元々君らを殺す気はないしな」

「…我々一柳隊はここを死守します、レン先生は百合ヶ丘まで後退を」

「ちょっと梨璃…」

「責任は私がとります、私はこのレギオンの隊長です」

「理解がはやい隊長で良かった」

 

俺は急いで百合ヶ丘に戻る

 

「正気なの?梨璃あの人は元殺人鬼なのよ?」

「"元"でしょ?お姉様!それに私にはあの人が殺人鬼には見えませんでしたよ」

「梨璃…」

「あの人が百合ヶ丘を助けてくれる事を信じましょう、お姉様!」

「分かったわ、梨璃」

 

 

 

何故梨璃は俺の事を信じてくれたんだろうな

俺の意見が通るとは思ってなかった

とりあえず百合ヶ丘を守らないとな…!

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