あの後、百合ヶ丘に戻り僕は自分の寮で寝た
ちょっと汚かったので掃除した
戦闘後なのに掃除した
しんどかった
朝になると窓から日光が入ってくる
時計のアラームが鬱陶しいが起きないといけない
昨日買っておいた、ヨーグルトを食べる
朝はこれで充分だ
防衛軍の時もそうだった
僕だけヨーグルト1つのみ
朝は重いものは食べれない
ヨーグルトを食べた後はしっかり歯磨きをし
ちなみに僕はネクタイを付けない
面倒だからだ
Yシャツを着、黒色のジャケットを着る
軍服があるが正直言って動きにくいから嫌だ
用意が終わり次第仕事が始まる
今日は午前何もないので見回りになる
百合ヶ丘でも問題は起こる
授業がない教官は見回り
ま、正直サボりってやつだ
だがその見回りでも生徒に話しかけられる時がある
話しかけられたら、勉強の事とか戦術など色々な事を聞かれる
と言われているがどうやらみんな僕の事が怖いらしい
そりゃそうだな、女性ならまだしも僕男だもん
そりゃ怖ぇよ
外のベンチに座りながらそんな事を考えている
これが暇ってやつか
なんて平和だ
でもどこからか視線を感じる
「誰だろうなー?もしかしてピンク髪であるレギオンの隊長じゃないかなー?」
「!あはは…バレちゃいましたか」
「僕が見回りを初めてからなんでつけてきてるんだ?」
「え!そこまでー!?」
「バレバレだよ、でなんでつけてきたんだよ?」
「えーと昨日の戦闘についてなんですけど…」
「戦闘?君たちには難しいと思うが?マギを形にして攻撃するの」
「あ、違います違います!戦い方じゃなくて、指示の仕方です!」
「指示?」
「はい!あんなにもはやくて正確な指示どうやったら出せるんだろうって思って」
指示…そんな事もやったな
「…こればかりは経験だからな、上手になるかは分からないけど僕が指示を出す時に気をつけている事を挙げるよ」
「はい!是非!」
「まずあ1つは、周りの状況だね。人がどれだけ動けるか僕らは今どんな環境にいるのかって言う事を意識しているね」
「ほうほう」
「…?さっきから何やってんの?」
「メモです!どうぞお気に召さらず!」
「わ、分かった、2つ目はできるだけそれぞれの人に応じた指示をしてあげる事」
「?」
「良く分からなかった?」
「はい…すみません」
「大丈夫だよ、僕も説明が下手でごめんね、話を戻すけど…例えばユージアさんなら狙撃が得意だから遠いところにいって援護とか白井さんなら強いから先行して攻撃してとか」
「なるほど…」
「これが個人的に重要だと思う、先の事を考えるって事かな」
「具体的にはどのような事でしょうか?」
「例えば、ここに人を配置していいのかとかここ行ったら囲まれるとか、とりあえず先の事を考えて悪いと思ったら捨てるかな」
「凄い、それをあんな短時間で?!」
急に顔の距離を縮めてくる
「か、幹部の仕事はそれだったから、慣れてるだけだよ…はは」
苦笑いをしながら言う
「なるほど…先生!ありがとうございました!参考にさせていただきます!」
「力になれて嬉しいよ」
「あ、先生!放課後私たちレギオンの部屋来ませんか?!」
また、距離を一瞬にして詰めてくる
「じ、時間が空いていたら是非行かせてもらうよ」
一柳はルンルン気分でどこかへ去っていった
僕も見回りを再開しないと
「サボりですか?」
移動しようとし、立ち上がった時に誰かの声が聞こえた
「いーや、今から再開するところだよ、出江さん」
「なら大丈夫ですね」
僕は出江を退け、室内に入ろうとすると
「貴方が、夢結を抑えたと聞きました」
「だからなんですか?僕はそれが仕事です、驚かれるような事はしてません」
「どのようにして夢結を止めたのですか?」
「ただ戦って気絶させただけです、あ、こちらからも話があった、近々
訓練に対人格闘を実装します」
「対人?不意味では?」
「僕らより大きいヒュージ、人に刃物を当てる事が容易くなればヒュージなんて簡単でしょう、それに今回は出ませんでしたが…最近のヒュージは凄いですよね、人型のヒュージも確認されてる、僕らと一緒の身長で僕らと一緒の体重、だが戦い方が僕らとは違うだけ、いつ現れても良いように訓練させてもらいます」
僕が防衛軍の時はもう人型は確認されていた、これからもっと増えるだろう、その為にも訓練しないと
僕は見回りを再開した
その後は特に問題はなく
お昼になった
お昼、特に何もない
僕はお昼を抜いている
食欲が湧かないし、お腹空かないし
お昼でも見回りだ
正直しょうもないがやらないといけない
「あ…教官」
後ろから呼ばれた
声的に
「どうしたんだ?亜羅…遠藤さん」
「なんかピンとこないですわね」
「ファーストネームで呼ぶなって言ったのは君の方からだろ?僕も苗字は読みにくいんだ」
亜羅椰の方が呼びやすいの事実である
「それでどうしたんですか?遠藤さん」
「あ…そ、そのこ、これ良かったら…食べて下さい…///」
「どうした?君はある意味で"食べる側"だろ?」
「う、うるさいわよ!そんな事言うと没収ですわよ?!」
「あーすまんすまん、普通に頂くよ、ありがとう丁度お腹空いてたんだよ」
良かったーという顔で見てくる
「弁当箱…放課後返してくださいませ」
「ああ分かった、美味しく頂くよ」
笑顔で去っていった
何がそんなに嬉しいのだろうか
しまったな…先程言った通り僕はお昼にご飯を食べない
「どうすりゃいい」
もらった弁当くらい食えと思われるが食えない…
それに箸を丁寧に自分のやつ置いてるし!
「はぁ…食べるしかないっか…」
覚悟しよう
自分の胃が小さいのは承知だ
だが貰った弁当は食わないと申し訳ない
僕は近くにあった椅子に座った
そして弁当の蓋を取った
とても美味しそうな弁当
野菜と肉のバランスがとれている
「いただきます」
両手を合わせ食べ物に感謝の意思を示す
まず食べるのは卵焼き
ふわふわとしている物を口に運ぶ
「!!なんという美味しさだ…!」
美味い、ただそれしか言えない
卵焼きを良く噛み飲み込んだ
次に食べるのは
「つくね?かな…?」
そう、つくね?の様な物
串刺しにされている
それを何も考えないまま口に入れる
口に入れた途端にお米が食いたくなったので米と一緒に食べる
「うめぇ、どうやったらこんなに美味しく出来るんだ…?」
つくねは米とあうように濃い味付けがされていた
これが名門女学院の生徒の力…
その後の僕は何も考えずに弁当を食べた
「ふー美味かったー」
久々にお昼にこんなに食べた
なんだか亜羅椰の弁当だと食欲が湧いて食えた
幸せだなーと思いながら時計を見る…
「いっけね!次授業じゃん!」
危ない危ない
みんなを待たせるところだった
「相変わらずはやいねー君達は」
「教官が遅いだけでは?」
「言ってくれんじゃん、出江さん」
1年生はみんな笑っていた
そんなに面白い事か…?
でも本当にはやいな、授業始まる前に綺麗な列作って
「?なんで出江さんがここに?」
「貴方の授業を見に来たんです」
「ふーん、ま今日は見れるもんしねぇよ」
「何をするんですか?」
「3km持久走と100m走」
「2つも?」
「いつも戦ってるリリィならいけるだろ、それに今日の100m走はテストじゃないからな、スタブロの使い方フォーム確認ぐらいだ、持久走の方がメインだ」
「みんな集まってるなー?今日の流れは先に体操してその後3km走、終わった人から100m走の練習、100m走のテストは明後日に行う、ではまず体操してください」
まさか体操の時もこんなに真剣だとはな
防衛軍に欲しかったぜ、こういう人間
「教官、体操終わりました」
「ん、では3000m走だな、近くのやつとペアを組め」
「教官、今日は1人休みで生徒数が奇数になります」
「僕が組むから安心して」
そしてみんな個人個人ペアを組んだ
残ったリリィは
「一柳さんか」
「…」
なんだか不安そうな顔をしている
「ではペアで先に走るか後走るか決めろ」
そういい僕はタイマーをいじりだす
そしてタイマーは0になった
準備は出来た
「あ、大回りねー」
ここのグラウンドは1周400、競技場と一緒
だが大回りだと500になる
「じゃあいきまーす、On your mark set ピッ!」
笛がなったと同時にみんなは走り出す
最初に飛ばしている人、ゆっくりな人
どっちもいる
始まってから3分20秒
1番速い人で1000を通過
順調にいけば600秒
僕のペアである梨璃は残り200で1000を通過
持久走が苦手なのか…?
6分40秒
はやいひとは2000を通過
「ペース崩すなよー」
通過した時に言葉をかける
だが崩すところかペースが上がった
「すげぇな、あのリリィ…」
一方梨璃はというと
1800を通過、さっきとペースは変わってないが…全体的には遅い方なのか…
開始から10分(600秒)
1番のリリィはもうゴールしていた
持久走はあまり知らないのではやいのか遅いのか分からない
だが僕からしたらとてもはやい
「10分…はやいなー」
梨璃は…
残り500
11分はきってほしいな…
「!一緒に走るか」
防衛軍でも持久走はあったが近くでみんなが応援してくれた
そのお陰でタイムが縮まった
リリィもそうだろう
よし一緒に走ろう
僕は梨璃の傍まで駆け寄った
みんな驚いている、急に一緒に走り出したらそりゃ驚くか
「持久走は苦手ですか?一柳さん」
「い、いえ趣味はスポーツ全般なんですけど、やっぱり私遅いですか?」
他と比べたら遅い方だが僕からしたらはやい
「いやそんな事ないよ、僕からしたらはやい方だし」
「良かったー」
ホッとしたようだ
「ほら、持久走に集中しないとタイム縮まらないよ」
「はい!」
一柳はペースを上げた
「いいぞ、その調子!」
「はい!」
急にはやくなったのはビックリした
そして20秒後にはもうゴール直前
「ラスト!全力で!」
「はい!」
また一気にはやくなった
そしてゴールラインを通過した
タイムは…
10分40秒
11分きった
「一柳、よくやった」
「ありがとうごさいます!」
笑顔でトラックを歩きだした
「レン教官走れたんだ」
「舐めすぎだよ出江さん、こう見えても僕中高大、全部陸上部だったんだよ?」
「それは初耳ですね」
「よし、次のリリィ達入れ!」
僕はタイマーをリセットしまた0にする
「ではいきます、On your mark set ピッ!」
さっきと同じように笛をならした
「教官はなんで防衛軍なんかになったんですか?陸上の道進めば良かったのに」
「中高の時はそう考えたけど人を守りたいって思いが強まったんだよね」
「なんで嘘ついてるんですか?」
「分かった?」
「はい、本当の事話してください」
「…分かった良いだろう」
リリィ達はそっちのけで出江さんに昔話をする
僕の中高の時は特にやばかったよ
中学の時は虐めにあってた
最初は小馬鹿にするだけだったけど
どんどんエスカレートしていった
僕の机に酷い落書き
花も置かれたことあったな
綺麗なユリの花だったよ
まさかその花が赤色に染まるとは僕も思ってなかった
「赤色?」
「そう赤色」
ある日の道徳の授業で虐めは良くないみたいなのやったんだ
その授業の終わりに僕はとても笑ったよ
なんで反撃しなかったのか なんでこいつらは中学生なのに僕に構うのかって
僕のその時の顔は狂気に満ちていただろうな
僕は笑いながらまず先生を殺したよ
ハサミで喉を切ったんだ
そして逃げようとするやつ怯えてるやつ
どっちも殺したんだ
僕は陸上部だったから足の速さにも自信あったから確実に殺せた
クラスのリーダー的な人は拷問していたぶって殺したんだ
面白かったよ…
ギャーギャー叫ぶ女子だったかな?
僕の事が気に要らなかったら殺せば良かったのにと思ってたよ
爪を剥がして指の骨を1本1本変な方向に曲げて
右目をピンセットで取ろうとしたり、関節を曲がらない方に曲げて
最終的に、電気ながしたら死んだ
僕もそれで死のうとした
笑いながら電気に包まれた
でも死ななかった…
「って言うのが僕の中学生の時…って引いてんじゃん」
「良く考えればあなたって本当に怖いわね」
「あ、この話もこれから話す高校時代の話も誰にも言うなよ?僕に怯える生徒が出来てしまう」
「どうせ評価の為でしょ」
「いやそんな事じゃない、怯えて僕の訓練受けなかったら強いリリィを作れないだろ?それにリリィと仲良くするのも悪くないし」
「了解、秘密にするわ」
「んじゃあ高校時代の話するぞ」
高校時代…ここで分かった事が結構あった
中学の時僕は沢山の人を殺した、だけどなんでか罪にはならなかった
中学の教師が面倒と言うことで僕を起訴しなかった
もちろんその教師はもうあの世に行っちゃったよ
そして僕は警察にいき自主した
裁判もした
もう僕は死刑と思っていたよ
でも何故か僕は無罪になった
なんてこいつらは馬鹿なんだろうと思っていた
ここで人って馬鹿だと気づいた
僕は普通の高校に入学した
ここでは僕はパシリにされた
でも僕は喜んでパシられた
僕はこいつらを駄目にしたいがためにね
そんで中学生と一緒で虐めになっていった
でも僕は我慢した
こいつらをもっと駄目にしたいって思った
んな事思ってたらなんとヒュージが来た
みんな怯えてたよ
ヒュージが現れたお陰で地震が起きた
僕はドアや瓦礫の下敷き
そこで僕はやっと死ねると思った
だけどまだ死ねなかった
リリィ達がやってきたけど僕を助けてくれなかった
他のみんなは助けてもらってた
そこから僕はリリィを嫌いになった
ここで2つ目、気づいた事があった
駄目なのは自分だって
僕は怒りに満ちたよ
瓦礫やドアを自分で退けて
救援のリリィを沢山殺した
ひたすら殺した
リリィを殺してる最中になんだか強くなった気がした
マギが僕の身体に入ってきていたんだ
僕は嬉しくなった
「こういうのがあったから殺人鬼って呼ばれたんだ」
「…」
外をうろちょろしてる最中に防衛軍にあった
僕は助けを求めた、けど奴らは麻酔銃を向けてきた
防衛軍の対象はヒュージではなく僕だと気づいた
眠らされた僕は防衛軍本部まで連れてかれ色々な実験をされた
これが防衛軍の裏だ
まず戦闘力をはかるためにヒュージの群れの中に入れられた
驚いたよ…こわかったよ…苦しかったよ
でも数分後にはヒュージがいなくなっていた
全部僕がやったんだと気づいたのは防衛軍に入ってからだった
そして次の実験に移った
内容は死ぬか死なないか
尖った大きい針がある
そこに飛べと言われた
飛ぶのを躊躇したが蹴り落とされた
地面についたら死ぬ高度
たとえ針に刺さらなくても死ぬ
そして僕は針に刺さった
10秒間意識はなかった
だがまた意識が戻った
心臓を貫いているのにも関わらず死ななかった
3つ目気づいた事
僕は死なない
いや僕は死ねない
実験の最中に防衛軍のトップである人間が僕を助けてくれた
「この子は私が引き取る、君達にもう実験をする業務はない、抵抗するのであれば射殺する」
「テメェ…はぁはぁ…誰だよ?」
意識はあまりなかった
「私はあなたのお父さんのお友達だよ」
「はぁはぁ…あん…た…か」
「君、我が防衛軍に入らないかい…?」
「ふざ…けん…なよ…はぁはぁ…今殺さ…ぐっ…」
口から血が大量に出てきた
「このまま死ぬのはやめてくれよ?未来のエース」
「なん…だよ…もう入隊か…よ…」
「入ってくれるかい?」
「はぁはぁ…いいだ…ろう…でも…はぁはぁ…約束しろ…はぁはぁ
俺を見捨てねぇ事と…俺を強くしろ…はぁはぁ…」
「ああ!約束する!」
そこからの記憶はない
意識が戻ったのは病院でだ
そこにはトップがいた
「付き添いはいらねぇぞ」
「見捨てるなと言ったのは君だ」
「そうだったな…」
「先に言っておく、私たち防衛軍は誰1人も置いていかない」
「その言葉覚えておくよ」
その後俺は必死こいて勉強して防衛軍幹部養成所の大学へと進学した
「僕の昔話はこれにて終了だ」
「色んな事があるのは知っていたけどそんなにも残酷だったのは知らなかったわ…」
「本当に言うなよ周りの人に」
「分かってます」
「補足だが僕は生き返るまで10秒かかる、10秒の間にもう一度死ぬ行動されたら確実に死ぬだろう」
「2回殺せばあなたは死ぬと?」
「そうなるな…おっといっけねぇ!もうすぐ終わるじゃん!」
開始から10分
もう終わりだしている
そして開始から15分後にはみんな持久走を終えた
その後は100をして、授業を終えた
「僕はいつ死ぬんだろ…」
死にたい訳じゃない
だが死ぬ時を知りたい
誰に殺されるのか何で殺されるのか
それか事件か
それが分からないから人生は楽しいのか…