防衛軍幹部はリリィ達の育成をする   作:影病

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SEVENSTORY-訓練-

今日は夢を見た…

夢には真島と他の誰か知らない人が僕の周りにいた

周りの人はとても武装している人や身軽な装備をしている人、僕と真島含めて5人いた

誰だろうな…

そしてここが1番驚いた

僕は煙草を吸っていた

僕はあまり煙草が好きではない

父が吸っていており、吸い終わった直後の父の服についた匂いはとても嫌いだった

なのに、僕は煙草を吸っていた

「訳が分からない…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日から本格的な訓練が実施される

対人やヒュージ戦

リリィにおいて必要な想定訓練

僕の'"表"の仕事は訓練

やらなければ職務放棄に値する

これだけはしっかりやらなければいけない

 

「随分と何かをお考えのようですね、リエスタ教導官」

「別に何も考えてないよ」

「嘘はあまりよくありませんよ」

「流石出江さんだな…今日から本格的な訓練が行われる…しっかり取り組んでくれるのか心配でな」

「それは百合ヶ丘のリリィを舐めているという事でしょうか」

「違う、対人はみんなやった事がないからみんな取り組んでくれるのか…」

「百合ヶ丘のリリィはサボるという事はしませんのでご安心を」

とても自慢げに言う出江

 

 

「あんたの言葉で安心したよ、1つ提案なんだけど3年にも対人を…」

「結構です!」

恐ろしく早い返答…僕じゃなきゃ見逃しちゃうね

「ではごきげんよう」

「ああ」

挨拶をし、僕に背を向けどこかへ行く出江

どこか安心したような背中だった

きっとしっかり訓練してくれると安心しているんだろう

「そんなに不安にならなくても僕はしっかりやるよ」

 

 

そういえば何か忘れてるような気がするな…なんだっけ

ま、思い出したらその時はその時だ

 

 

 

ヒトマルマルマル(10時00分)、訓練開始

1年の訓練か…1年生は虐めとかあったから怖いなー…

今日は室内での訓練になる

理由は対人戦だから

素人が外で投げ技しかけたりしたら骨が折れる危険性があるし

普通に服汚れるし

「今回の授業では対人の戦い方だ」

整列している生徒に授業の詳細を述べる

「投げ技や突き蹴り、関節など様々な技術があるが今日は制圧に1番必要な投げ技を教える、ではまず体操してください」

今日は投げ技について教える

制圧するのに欠かせない物だ

突きや蹴りでも制圧出来るが1番手っ取り早いのが投げ技

力がなくても関節を極めたりすることで投げ技になる

 

今日はとりあえず様子見をメインに訓練を見ていこう

 

「教官、準備が終わりました」

「了解だ…ではさっそくだが投げ技の指導に入る、今日は初級中の初級を教える、誰でもいい前に出てきてくれ」

誰も前に出てくる様子はない

そんなに怖いか?

誰か手を上げないと授業が…

 

 

 

「は、はい!私がやります!」

そういい手を上げたのは一柳だった

よく誰も上げないところで手を上げた

取り組みは誰にも負けないな

「よしでは、一柳前に出てくれ」

 

 

「教官私何したら…」

「この短刀で僕に突いてくる、ただそれだけ」

「は、はい…」

「そんなに怖がらなくてもいいよ軽くやるし今回は怪我する確率は低い技だし」

「は、はい!」

「ではまず見ておいてください、相手である一柳は僕に短刀を突いてきます、それを簡単に制圧する投げ技です、よしいいよ一柳」

「はい!ではいきます!」(いつもみたいに優しそうな教官じゃない…戦う時はこういう感じなのかな…?)

 

「てい!」

一柳が声と共に僕を突いてくる

僕はそれを左手で流し右腕を一柳の左肩まで持っていく

そして右腕を斜めに力を入れ右足で足をかけ一柳を地面に倒す

 

「一柳怪我はないか?」

怪我はしないと思うが一応のため確認した

「はい平気です、だけど何をされたか分からないです」

「やられてる側は分からないよね…もう1回やってくれるかい?今度は一つ一つ解説しないといけないんだ」

「はい!喜んで!」

「ありがとう、みんな見たか?これがとても簡単に制圧する方法だ」

「分からないですわね…」

「見ただけで分かる人の方が凄いよ、一つ一つ解説していくね」

横を見ると一柳の準備は完了

「まず相手が突いてきたら…いいよ一柳」

「はい!」

短刀を持っている方の手を左手で流す

「このように武器を持っている方の手と同じ向きの手を使って手首を少し触るだけ」

(なるほど…)

「自分より後ろ、もしくは右側に短刀がいったら右手で相手の左肩を掴む、そうしたら後は右足で足を払い右手を斜めに落とす、たったこれだけだ」

(手順を踏めば簡単なように感じる…)

「これを各自ペアをつくって練習してください、分からない事があったらまた聞いてください、では各自練習」

 

みんな整列状態から少し広がって練習を開始していく

 

「ありがとう一柳助かったよ」

「いえいえ、私みんなに置いてかれないようにしてるだけなんで…」

「君の努力は誰にも負けないから置いてかれる訳ないよ、引き続き努力して強くなってくれ、応援してるよ一柳」

「ありがとうございます!」

なんか今の言葉たらしっぽかったか…僕自身でも気持ち悪いと思ったよ

でも一柳の努力が誰にも負けないのは事実だ

人一倍、いや人二倍努力して…凄いよ

 

 

 

 

 

その後はみんなしっかり取り組んでくれていて、この技はクラスの約9割ができるようになった

上達がはやくて助かるよ

「あっ終了10分前か…そろそろ終わるか、練習辞め!最初の体型に移動!」

集合の合図をする

2、3分かかると思っていたが10秒くらいした時にはもう体型移動はおわっていた

やっぱりはやいな

「今日の訓練はこれにて終了する」

「まだ10分はあるのにですか?」

「次の授業もあるだろ?」

「そんなに余裕がなくても…」

「人間のマナーは5分前や3分前には集合場所にいるのがマナーだ」

「はぁ…」

「とりあえず今日はこれにて訓練終了だ、では解散!」

 

 

 

今日の1個目の訓練が終わった

あと2回もあるのか…

 

防衛軍の時は1回で凄く多い訓練をやっていたから楽だったな

次の授業は2年生か…

2年生とは全然絡みがないからどういう風に接触すればいいのだろう

何を教えようか、やっぱり投げ技がいいのかな1番簡単だし

でも突きや蹴りの方がいいのかな

やべぇどっちだろ

「また何か考えていますね」

「そうなんだよ、2年に教える技投げか突きや蹴りどっちにしようか迷ってて、どっちがいいと思う?出江さん」

「そうですね……2年生は1年生の時に少しは対人をやっていた筈なので突きや蹴りの方でいいんじゃないんでしょうか」

「そうかやっていたのか、ありがとう出江さん」

やっぱり出江さんは頼りになる

百合ヶ丘にきて間もないけど、この人は信用出来る1人になっている

「出江さんは僕の監視役に選ばれたの?それとも自分から立候補したの?」

「急にどうしたんですか?」

「いや出江さんがなんで監視役なんだろうって思って」

「…私は自ら立候補しました、いい経験になるかと思いましてね」

「へー」

「なんでそんな事を聞き出したんですか?」

「なんとなく」

「珍しいですね、理由もなく質問するなんて」

「なんか言葉にしずらくてさ、でもこの質問をしようとしたのは、出江さんが僕の監視役で良かったって思ったからだよ」

「え!///きゅ、急にそんな事言わないで下さい!…///」

「どうした?顔赤いぞ」

「な、なんでもありません!」

「そうかならいいが」

「ほ、ほら!2年生来ましたよ!しっかりと授業してくださいね!…///」

「分かってる分かってる」

めちゃめちゃ顔赤いけど本当に大丈夫なのか?

ま、本人も大丈夫って言ってるし大丈夫か

「2年生、藤組だな?」

「はいそうです」

 

 

 

「ではこれより訓練を開始します、よろしくお願いします」

みんなが整列している前で一礼する

それに伴い生徒みんなも一礼する

「今日は対人の訓練をする、対人の中でも難易度は普通の突きや蹴りについての訓練をする、難しいかもしれないが頑張ってくれ、ではまず体操してください」

 

そういえばここにグローブってあるのか?

出江さんに聞いとけば良かった…!

ちょっと倉庫探してくるかぁ…

 

みんなが体操している間に倉庫の方へ移動する

とはいっても数メートル離れただけだけど

「えーっとグローブ、いやミットでもいいかもな…」

ガサガサと音をたてながら色々な物を掻き分ける

「にしてもホコリっぽいな…物も散らかってるし、掃除されてないのか?」

そうこの倉庫はとても汚い

名門学院の倉庫が汚いとは思ってなかったよ

「あ、あった」

物を掻き分けているとミットがあった

それも1つではなく結構な数がある

「こんだけあればペア練習は出来るか…よしそうしよう」

 

 

 

元の位置へ戻ると体操を終え整列していた

はやいな、やっぱり

「よし、ペアを組んでこのミットを1個ペアで持っていってくれ」

順序よく授業に取り組んでくれる2年生

こういうのには慣れているのかな

「今日行う訓練の内容は正しい突き・蹴りの仕方だ」

正直いって今回はとても緩いだろう

「まず突きについて説明する、誰か前に出てきてくれ」

「じゃあ、あたしが」

そういい手を挙げたのは金髪の少女

「よく手を挙げてくれた、天野天葉さんだったっけ?」

「そうだよ、あたしは天野天葉」

天野天葉、スキラー値が高くリリィになった少女

現役最高マギ保有量を誇っておりマギ抜きの身体能力も抜群

磨けば僕と張り合える人間になるかもしれないな…

期待はしていよう

「突きは構えにもよるがとりあえず腕を伸ばす事が重要になってくる、こんな風に…いくぞ天野」

「はいよ」

天野に合図を送りミットへ突きをする

僕の拳が当たった直後に天野は少し後ろへと下がっていた

「先生、強すぎ」

「すまん、これでも加減はしたんだ、すまん」

「はは、謝ってる顔可愛い~」

「天野…また後で話そう…!!」

天野…まさか教官にもそんな事を言うとはな

「こんな風に腕を伸ばす、それを意識したら威力は出るだろう」

「はい、先生質問です」

「どうした天野」

「もっと重量を乗せるにはどうしたらいいですか?」

「更に重量を乗せたい場合は肩まで伸ばす、隙は生じるが一撃はとても重くなるだろう」

「困った顔期待してたんだけどな〜」

「馬鹿言え、僕は対人ではプロなんだ格闘で分からないことはほぼ無いに等しいんだぞ」

こいつ僕が防衛軍って事知らないのか?

「ではとりあえずペアで先程取ったミットで練習してください」

「先生、あたしとペア組みませんか?」

「天野さん、今の人数は偶数ですよ?僕含めたら何になる?」

「ちぇー」

天野天葉、よく分からないな…

「分かったならしっかり取り組んでこい、天野さん」

「はい分かりました!」

敬礼し、ペアのところへ駆け足でいく天野

「まじで言う事がよめない…」

百合ヶ丘で1番不思議な人物だろうな…

 

 

その後は何も考えないまま、ただ「ボッー」っとしていた

何故だろうか…何も考える気がなくなった

 

 

ふと腕時計を見ると

 

「10分前…」

もうそんなに時間が経っていたのか…

集合させて終わらせるか…

蹴りはまた今度で大丈夫か

「練習辞め!最初の体型に移動せよ」

言っている最中にはもう移動していた

先読みも出来るのか…

大したもんだ

「これにて今日の訓練を終えます、お疲れ様でした」

終了の挨拶をする

一礼を僕からし、その後生徒みんなが一礼をした

窓をふと見ると人影があった

 

 

 

その直後……

 

 

 

 

 

 

「っ!全員しゃがめ!」

 

その言葉と共に大量のマギが飛んできた

とてつも無い大量のマギ

「クソ!襲撃がはええよ!」

僕は勘づいた

奴だ奴に違いない

「全員!その場でしゃがんでいろ!」

「先生は何を?!」

「僕は対応してくる!」

「1人で、ですか?!」

「動けるのは僕くらいだろ!とりあえず大人しくしていろ!」

僕はそう告げ、足にマギをため対象のところまでジャンプする

 

 

「随分と焦ってるわね?レンさん」

「黙れ!お前何を考えている?!俺だけならまだしも…生徒を巻き込むなんて…正気か?!」

「そんなに生徒が……大事かしら?!」

「な、しまった!」

僕を抜け生徒の方に一直線に行く佐々木燐

「ねぇ!死んでみない?!」

「させるか!」

指をマギをため燐向かってマギを放つ

見事命中し、マギと地面に挟まり少し硬直状態に

「全員この場から至急離れろ!」

生徒に指示し、暴れる準備をする

腕にマギをため燐に切りかかる

「死ぬがよい!」

「誰が死ぬのよ!!」

僕が腕を振った瞬間に腕を軽く止められる

押し切れると思い更に体重をかける

「くっ…やっぱりこれじゃ死なねぇか」

「私も舐められたもんね…!!」

「ちっ!」

握られていた腕を思いっきり振って投げ飛ばしてくる

その直後に俺は舌打ちをした

 

飛んでいる途中にバク転で体制を立て直す

「馬鹿力ババアめ…」

「誰がババアっですって?!!」

「あめぇよババア!」

「あら」

掌底打ちを躱し首を軸に空中で廻し、地面に抑える

「ほらババア、とっとと諦めて降参し…っ!ゼロ距離で…!」

俺は天井へと飛ばされた

燐は腕からマギを発射した

俺は宙に浮いていた

「どうしたの?為す術なく死んじゃうの?」

「そんな訳ないだろ!んっ!!」

手刀で攻撃を加えようとすると燐も腕にマギをためる

 

力と力がぶつかり合った瞬間に辺りには衝撃波が流れた

そうとうな力と力がぶつかり合った

互いの腕の骨には支障をきたしているだろう

「い、痛いわね…レ、レン」

「俺もだよ、燐…」

両者共に力が抜けていく

 

「今回は…はぁ…引き分けって事で…はぁ…この辺で許しといてあげるわ…」

「黙れサイコババア、自分の負けを…素直に認めろよ…」

「誰がババアってすてぇ?!」

「いいか忠告しといてやる今度生徒を巻き込んだらタダじゃおかねぇからな…」

「はいはい、分かりました」

「レン教官!何をされて…」

「出江さん、丁度いいところにこいつを拘…」

「ごきげんよう、レン・リエスタ教導官」

「な!待ちやがれ!燐!……くそ!また逃した!」

「教官、これはいったい?」

「敵の襲撃だ、出江さん」

「敵?」

「そうだ人類の敵だ」

 

 

「片付けが大変そうね…」

「急に話を変えるな…」

「先の事を考えなければ行動しずらいですからね」

「はぁ…片付け代として給料入らないかな…」

「それは無理に等しいですね」

「はぁ…」

「私も手伝いますのでご安心を」

「そいつは頼もしい」

「サボらないでくださいよ」

「気分による」

「リエスタ教導官、イマナント?」

すんごい黒い笑顔でとてつもなく圧を掛けてくる

出江さんのこんな場面は初めてみた

「分かった分かった、やるよやるやる」

「それが当たり前なんですからね?」

「す、すみません…」

「分かれば良いのです」

 

 

 

その後は理事長にとてつもなく怒られながら、出江さんと2人で片付けをした

「理事長も怒る時は怒るんだな~」

「手を動かしてみては?リエスタ教導官」

「すみません!」

防衛軍の大学を思い出してしまう

掃除の時は必ず先輩に怒られたな

おっとこんなの考えてられない

しっかり片付けしないと

 

 

「なあ出江さん」

「掃除の仕方ならわかるでしょ?」

「違うよ、そんな質問じゃない、もっと変な質問だ」

「なんですか?」

 

 

 

「僕が煙草吸ってたらどんな気持ちになる?」

「あなたはまだ未成年ですよ?それに吸ったこともないでしょ?」

「そうだな、そうだよな…悪ぃ変な質問して」

「大丈夫です、なんかもう慣れてきたので」

「おお、それは良かったレン・リエスタ教導官検定、1級だな」

「もう私戻ってよろしいでしょうか?」

「ああすまんすまん、まだ手伝ってくれ」

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