昨日雪が降ったときにそのテンションで書いたやつです。マヤブラを書くのは実はこれが初めてです。
「―――あっ!!」
冬休み。ブライアンさんとお泊り会をしていた私――マヤノトップガンは、窓の外を見てそう声をあげる?
「どうした?」
「雪だよ雪!!積もってるの!!」
今年はまだ雪が降っていなかったから、これが初雪だ。いつから降り始めたのかは謎だが、窓の外はすでに一面の白銀になっている。・・・ちなみに今なお降り続けている。
「雪ではしゃぐなんて、お前もまだまだ子供だな・・・」
「!?
・・・雪ではしゃがないのって、大人っぽい行動だったりする?」
「あ~・・・どうだろうな。悪い意味で大人っぽいんじゃないか?」
ブライアンさんは私の質問にそう返すと、読みかけの本をテーブルに置いて窓に近づいてくる。
「だいぶ積もったな。明日には溶けているだろうが・・・あ~雪かきめんどくさい・・・
マヤノ、もしアマさんが私を探していたら、私はいないと伝えといてくれ。」
「・・・もしかして、雪かきサボろうとしてる?」
「・・・まぁな。」
不真面目という言葉は案外彼女のイメージによく似合っているし、そこがブライアンさんのかっこいい所だと思っているが・・・だいじょうぶだろうか。このひと仮にも生徒会役員なのでは・・・
「・・・という訳で、私は人目につかないようにこの部屋に閉じこもってるから、お前は雪で遊びたいなら遊んで来い。」
「ここ一応マヤの部屋なんだけどなぁ・・・」
私の部屋に閉じこもるつもりらしい彼女に悪態をつきつつ、私は再び自分のベッドにもぐりこむ。
「・・・行かないのか?」
「別に。確かに、こういう雪の日にみんなで遊んだら楽しそうだけど・・・
―――マヤは、ブライアンさんと一緒にいる時間のほうが、それよりもずっと幸せで楽しいかな~」
私から帰って来た予想外の言葉に、彼女は目を丸くしているようだった。・・・だがすぐにいつものクールさを取り戻し、持ち込んでいた自身のコートをハンガーからひったくる。
「?・・・どこ行くの?」
「外。・・・雪遊びするぞ。」
「・・・うんっ!!」
ホントはブライアンさんも雪遊びしたかったんじゃないの?などとくだらない想像をしながら、私は彼女と一緒に寮の外へと向かう。
・・・空気が澄んでいる。冷たい。暖房の熱でよどみきった室内とは全く違った。
――――この白銀の景色も、今はマヤたちのひとりじめ・・・うぇっ!?
「なっなにっ!?」
私の体にぶつかってきたものを確認する。・・・雪玉・・・?
「あっごめ~ん!!当たっちゃった~っ!!」
サイドからそんな声が聞こえたので、慌てて振り返る。・・・テイオーだ。美浦寮長のヒシアマゾンさんもセットである。遠方にはマックイーンさんの姿も見えた。
「テイオーちゃん!!なんでここに?今日はマックイーンさんのところでお泊りなんじゃ・・・」
「いや~、雪が積もってたから、いてもたってもいられなくなってさ~・・・」
テイオーはそう言って、ばつが悪そうに頭をぽりぽりと掻いた。はしゃいで雪合戦でもしてたに違いない。
「・・・わんぱく帝王め・・・」
「あっすまん、さっきの雪玉、たぶんあたしが投げたやつだ」
「わんぱく寮長ッ!!」
ごもっともな反応をするブライアンさんの肩を、私はつんつんと叩く。
「マヤたちも遊ぼうよ!!せっかくこんなに積もってるんだし!!
・・・っていうかそれ目的で来たんだし?」
「・・・あぁ、そうだな。・・・なにするか?」
「う~ん・・・
あっ!!そうだ!!風船欲しい風船!!」
「何をする気だッ!?」
雪はまだ降り続けていた。