百合色の人生   作:アメざいく

4 / 9

昨日雪が降ったときにそのテンションで書いたやつです。マヤブラを書くのは実はこれが初めてです。


初雪ってすっごいわくわくするよね(byマヤノ)

 

「―――あっ!!」

 

冬休み。ブライアンさんとお泊り会をしていた私――マヤノトップガンは、窓の外を見てそう声をあげる?

 

「どうした?」

「雪だよ雪!!積もってるの!!」

 

今年はまだ雪が降っていなかったから、これが初雪だ。いつから降り始めたのかは謎だが、窓の外はすでに一面の白銀になっている。・・・ちなみに今なお降り続けている。

 

「雪ではしゃぐなんて、お前もまだまだ子供だな・・・」

「!?

・・・雪ではしゃがないのって、大人っぽい行動だったりする?」

「あ~・・・どうだろうな。悪い意味で大人っぽいんじゃないか?」

 

ブライアンさんは私の質問にそう返すと、読みかけの本をテーブルに置いて窓に近づいてくる。

 

「だいぶ積もったな。明日には溶けているだろうが・・・あ~雪かきめんどくさい・・・

マヤノ、もしアマさんが私を探していたら、私はいないと伝えといてくれ。」

「・・・もしかして、雪かきサボろうとしてる?」

「・・・まぁな。」

 

不真面目という言葉は案外彼女のイメージによく似合っているし、そこがブライアンさんのかっこいい所だと思っているが・・・だいじょうぶだろうか。このひと仮にも生徒会役員なのでは・・・

 

「・・・という訳で、私は人目につかないようにこの部屋に閉じこもってるから、お前は雪で遊びたいなら遊んで来い。」

「ここ一応マヤの部屋なんだけどなぁ・・・」

 

私の部屋に閉じこもるつもりらしい彼女に悪態をつきつつ、私は再び自分のベッドにもぐりこむ。

 

「・・・行かないのか?」

「別に。確かに、こういう雪の日にみんなで遊んだら楽しそうだけど・・・

―――マヤは、ブライアンさんと一緒にいる時間のほうが、それよりもずっと幸せで楽しいかな~」

 

私から帰って来た予想外の言葉に、彼女は目を丸くしているようだった。・・・だがすぐにいつものクールさを取り戻し、持ち込んでいた自身のコートをハンガーからひったくる。

 

「?・・・どこ行くの?」

「外。・・・雪遊びするぞ。」

「・・・うんっ!!」

 

 

 

ホントはブライアンさんも雪遊びしたかったんじゃないの?などとくだらない想像をしながら、私は彼女と一緒に寮の外へと向かう。

 

・・・空気が澄んでいる。冷たい。暖房の熱でよどみきった室内とは全く違った。

 

――――この白銀の景色も、今はマヤたちのひとりじめ・・・うぇっ!?

 

「なっなにっ!?」

 

私の体にぶつかってきたものを確認する。・・・雪玉・・・?

 

「あっごめ~ん!!当たっちゃった~っ!!」

 

サイドからそんな声が聞こえたので、慌てて振り返る。・・・テイオーだ。美浦寮長のヒシアマゾンさんもセットである。遠方にはマックイーンさんの姿も見えた。

 

「テイオーちゃん!!なんでここに?今日はマックイーンさんのところでお泊りなんじゃ・・・」

「いや~、雪が積もってたから、いてもたってもいられなくなってさ~・・・」

 

テイオーはそう言って、ばつが悪そうに頭をぽりぽりと掻いた。はしゃいで雪合戦でもしてたに違いない。

 

「・・・わんぱく帝王め・・・」

「あっすまん、さっきの雪玉、たぶんあたしが投げたやつだ」

「わんぱく寮長ッ!!」

 

ごもっともな反応をするブライアンさんの肩を、私はつんつんと叩く。

 

「マヤたちも遊ぼうよ!!せっかくこんなに積もってるんだし!!

・・・っていうかそれ目的で来たんだし?」

「・・・あぁ、そうだな。・・・なにするか?」

「う~ん・・・

あっ!!そうだ!!風船欲しい風船!!」

「何をする気だッ!?」

 

 

雪はまだ降り続けていた。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。