エイティシックスRTA特別偵察ルート連邦到達エンド 作:オオサカ
37パート(14パート)もかけてやっと原作本編に突入するRTA、はーじまーるよー。
さてさて前回はついにスピアヘッドに入隊! というところまででしたね。
輸送機に詰め込まれ、やって来たわ東部戦線第一戦区第一防衛戦隊。原作通り写真撮影の後は自己紹介、と言ってもここまで生き残ってきた面子だけはあってほとんど顔見知りですね、シンと愉快な仲間達一党とは初対面ですが。
オッス、ワイはカルメン、なんか知らんうちに魔性の少女とか呼ばれてるらしいけどよろしゅうな!
あと部下を盾にして生き残ってる云々の話は悪質なフェイクニュースだから気にしないでください(震え声)。
ああ、いやこれバレてますね。まぁうん、そもそも号持ちなんて皆が皆どこぞの銀河のどこぞの吸血部隊の赤肩みたいなもんだから、皆同罪ってことで……よしとりあえず私刑は回避しましたね。
ただ今までの部隊でやってきたようなミートウォール戦術はもう取れませんね、いや取る気もありませんが。
ともあれここまで来てしまえば本RTAは完走したも同然、なんせあとは原作イベを消化するだけ、勝ったな(慢心)。
不安要素があるとしたらセイナちゃんの異能が何か起こさないかということですが……まぁ大丈夫やろ。
話題を画面に移せば今は宴会の最中ですね、お、シンさ~ん。噂は聞いてますよレギオンの声が聞こえるんですってね私も聞こえるんですよいやーほんとあれうるさいですよね~私なんか戦車型の砲撃食らっちゃってこうですよ(世間話)。
うん、まぁ信頼関係は築け……て無さそうですけど、まぁまぁこれからこれから。つってもどんなに頑張って好感度稼いでも原作正ヒロイン様にかっさらわれるんですが、原作負けヒロイン達は泣いていいですねこれ。
そんなわけで親睦を深めつつも夜は更け……
翌朝
なんかうるさいですね~。このあたりにはレギオンも山ほどいるし、前の戦隊とはえらい違いだ。
ああ、周辺の戦力は軒並みここにに回してんのかもな
まっ、そんなのもう関係ないですけどね~!
上機嫌だな
そりゃそうですよ!みんな号持ちだし、タカキも頑張ってたし!私も頑張らないと!
ああ
そうだ。俺たちが今まで積み上げてきたもんは、全部無駄じゃなかった。これからも、俺たちが立ち止まらない限り、戦いは続く……
親 の 顔 よ り 見 た 光 景
というわけで戦闘です。
シンとセイナちゃんがほぼ同時に敵を察知、ちなみにスピアヘッドからは顔無君対策のナメプは必要ないです、ヘイトは原作主人公様が引き受けてくれるので。
ちな当然ですがセイナちゃんは戦隊長じゃありません、せいぜいが小隊長です、当然の帰結なんだよなぁ。
むしろ平じゃないだけ有情まである。
で、具体的な編制は……オリキャラが入る都合上どうしても原作とは異なった編制になるんですが、セイナちゃんの指揮する小隊は第四小隊、隊員はマシュー、クジョー、カイエ……なんかすぐ全滅しそうな面子ですが、原作改変ができるのがこのゲームの醍醐味なのでなんとかなるでしょう(なんとかなるとは言っていない)。
~少女(元幼女)戦闘中~
うん、強い!
流石に号持ち、それも上澄みが集められてるだけはありますね、相手に羊飼いがついてないならもうほぼ作業って感じです。
ただこの成果は戦隊員が24人揃ってるからこそです、皆さんご存知の通りスピアヘッド戦隊には補充が来ないので損害を出したら最後、回復されることはありません。
最初のうちはいいんですが、少しずつ戦力が減ってくるにつれて一人当たりにかかる負担が増えてますます損害が出るという悪循環に突入します。
一般部隊ならそうなったら補充が来る(来ないこともある)んですが、なにぶんここは処刑戦隊。
原作開始まで、そして特別偵察まで何人残せるかが肝です。基本的に生き残った人数が多いほどチャートの安定性は増しますので。
さてスピアヘッドでの初陣を終えいよいよこれから、といったところで今回はここまで、ではさいなら。
ついに、ついにたどり着いた。ここが私の墓場か、ここが私の終わりか……ここにたどり着くまでに私は何人死なせた? 思い返せば、私は、私は……もう何も考えたくない。
憎たらしいほどに晴れ晴れとした空、そんなありふれた風景を私は茫然と眺めていた。
新しい、戦隊。転属など今までに何度となく経験してきたが、今回は特別だ。
なんせこの戦隊こそが私の最期の棲家であり、墓場であるからだ。散々乗せられてきた輸送機にしたところでこれが最後だと思えば感慨も湧く。
もっともそんな感慨は白豚の罵声にあっさり掻き消されたが。
ふと目をやれば今までの部下たち、もといクジョーとマシューの二人がこれから戦友になるエイティシックス達と何やら話しているのが見える(マシューは無言だが)。
……コイツらに最期を看取られるのか、コイツらの最期を私が看取るのか、さてどうなるか。
今までに同じ戦隊に属したことのある者もいるが、私にとっては初対面の者の方が多い。向こうはほとんど顔見知りらしいが……。
そうぼんやりと戦隊の様子を眺めていると、ふと頸元をスカーフで覆った、パイロープの瞳と、オニクスの髪を持った青年が目に入った。
……間違い無い、噂で聞いた容姿と瓜二つ。なるほど、間違えれるのも分かる外見だ。
事情を知らないものが私とヤツの外見を見れば兄妹かと思う程度には似ている。隊員達の掛け合いを見るに、彼が戦隊長になるのは確定だろう、どのみち余生を戦隊長としてのプレッシャーに耐えながら生きるつもりは無い。
意を決して、まず自己紹介からしよう。
「セイナネイケース、呼び名はセーナでいい……東部戦線の死神さん?」
「シンエイ・ノウゼンだ、魔性の少女……で合ってるか?」
恐らく、彼も私に間違えられた経験があるのだろうか、当然のように私の事を知っていた。
ちなみに魔性の少女というのは私のあだ名で、私に心酔していない者が私を揶揄する時に使う。
「噂によると仲間を盾にして生き残ってきたと……」
「そんなことはしていない、後方で指揮に専念していたからそういう風に思われていただけ」
嘘は言っていない、結果的に私の指揮で死んだとしても、それはソイツの腕が無かったから……。
「……そうなのか?」
「あぁ、うん、間違ってはいねぇけど、自分が生き残るために手段を選ばないヤツなのは本当だ、あと部下に無茶な命令を出す悪癖がある」
クジョーが割り込んできた、余計な事を……いや、いずれバレたことか。
「まぁ、仲間の血を啜って生き延びているってのは、号持ちはみんなそんなもんだろ、気にすることじゃない……この戦隊ではそういうことは勘弁して欲しいが」
やたらと大柄な、アイゼン純血の男がそう言った。
なんでもライデンとか言ったか、死神がいる部隊では決まって副長をやっているとか。
……言われなくても、もうあんな事をするつもりは無い。そんな事をせずとも、この戦隊の練度なら十分敵を撃退できるし、私が死ぬ確率も低いだろう。
……
寝床を決めたり、家具の配置を弄ったり、整備班の人たちとも挨拶をしたり、その他部隊編制から掃除当番に至るまでここで共同生活を営む上で必要な事々などを手早く済ませていく。
流石、数年この地獄で生き延びてきただけあって皆動きが良い。
想像以上に早く終わってしまい、就寝まで時間が余ったので宴会をやることになったくらいだ。
少し前までの私ならこういう機会を逃さず仲間の懐柔に走っていたろうが、今はもうそんな事をする気も湧かない。
……そういえば、と思い出した。
彼は、私と同じでヤツらの声が聞こえるらしい。同じ人種で、しかも同じ異能を持っているだなんて偶然だとは思えないが、彼は一体どういう経緯でこんな能力を手に入れてしまったのだろう?
降って湧いた好奇心に、逆らう必要性を私は見出さなかった。
「ねぇ、ノウゼン戦隊長……あなたもヤツらの声が聞こえるんですよね」
「……ああ」
「……煩いよね、なにかに没頭してないと発狂しそうになるくらい」
「そうだな」
「えっと、いつからこの能力に? 私はまだ号持ちにもなって無かった頃にレーヴェの砲撃を食らって……」
「知ってどうなる?」
「……ごめん」
どうも、触れられたくない過去だったらしい、恐らくはあの頸が関わっているのだろうが……無駄に怒らせたところで私の生存率が下がるだけなのでこれ以上の深入りは避けるか。
その後は、順当に他の戦隊員と交流を深めつつ、眠りこける者が出始めたあたりでお開きとなった。
そして、朝っぱらからけたたましいレギオン共の騒音に叩き起こされた。飛び起きて、パラレイドで襲撃を伝えようとしたところで一瞬早くノウゼンが戦隊員に直ちに集合するよう伝える。
ああそうか、彼も"分かる"のか。
彼から大まかな作戦を聞かされ、もう安心感さえ感じるアルミの棺桶に乗り込む。
さて、お手並み拝見といこう。
敵はこちらを圧倒する戦力を有していながら、しかし我々は損害無しで敵を殲滅した。その練度、その戦いぶりは間違いなく86区のエイティシックス達の中でも随一と言って差し支えないだろう。
……もう、あんな事をしなくても、いいのか。
どうにも、どうにもこの戦隊は居心地がいい。この戦隊にたどり着くために今までの地獄があったのだとしたら、あの犠牲は無駄では無かったと言えるのだろうか。……もう、私は死を忌むべきものとは思わない。
いつも通りの月末更新です、更新速度が亀すぎて泣きたい。
エイティシックス12巻が11月10日発売ということで、いよいよあそこからどうなるのかが楽しみです。
正直連載キツイです、具体的には自分の筆が遅すぎて死にたくなります。このままだといつまでたっても完結しそうに無いので今後の方針についてアンケを取りたいと思います。
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何年かけてもいいからちゃんと完結させろ
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さっさとエタらせて新作書け
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雑でも良いから早く完結させて
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どうでもいい、作者の好きにしろ