幻想禍津星   作:七黒八白

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 三人称視点で書けない。まあ、しょうがないよね。

 嘘です頑張ります。


第二話 幻想郷の紅い館で

 扉をくぐっても紅い館は内装も紅かった。多少の濃淡はあれど大体赤系統で揃えられている。だがそんな通常では考えられない様な内装がどうでも良くなる物が目に飛び込んできた、デカい館なので相当数の使用人がいることは予想が出来ていたのだが。

 

「…………翅が生えてる」

 

 目の前を横切ったメイド服を着た、小さな少女と二重表現しても差し支えない様な小人の背中には、強いて挙げるなら虫に近い透明な翅があった。

 作り物や服の飾りではない。せわしなくパタパタ動かしているし、実際に飛んでいる。いくら小さくとも見た限り浮力を得るには足りないはずだが。

 

「妖精を見るのは初めてなんですね。確かに外の世界ではもう辺境の森でも会えるかどうか怪しいですしね……」

 

「外の世界、幻想郷の外?」

 

 赤髪の彼女――――――名前を紅美鈴という者がやはり、と言った風に零す。

 今現在自分はまるで江戸時代の岡っ引きに連行される下手人のように紅魔館(紅間ではなかった)を歩かされている、霧が濃かった為に全容は分からなかったが、もうずいぶん歩かされている。やけに広いように感じるのは気のせいなのか、或いは―――――

 

「――――――馬鹿みたいな質問をしますが、もしかしてここは異世界だったりしますか?」

 

 不可思議な力が当たり前の世界なのか。常日頃の自分であれば一笑に付したであろうが理解できない事ばかり続いている今現在、脳は一周して目の前の現象を受け入れ始めている。会話の内容から得られた情報ではそうとしか考えられない。

 

 意外な事に紅美鈴はこちらに対してあまり敵意は無いのか普通に話してくれている、警戒こそ解かないが全くの無視などはしない様だ。

 

「半分正解で、半分不正解といった所ですね。それにしてもやけに理解が早いですね、暴れる気も無いみたいですし…………こういった状況に慣れているんですか?」

 

「理解できなくとも、思考停止しない様に癖づけているだけです。焦っても自体は好転しないから焦らないだけですし、暴れないのは貴方に敵わないと理解したからです」

 

 自分に言わせてみれば、事態の解決を望んでいるのに無駄に騒ぎ、場と自身を混乱させるように追い詰める人間の方が理解できない。最善と最悪を考え、リスクとリターンを足し算引き算で天秤にかけて考えればいいだけだ、例えそれが自分の命であっても。

 

「…………恐ろしい程割り切りますね、すでに些かの気の乱れも無い」

 

 そして会話から察するにどうも彼女は某地球育ちの戦闘民族のような真似が出来るらしい。処世術的に色々と慣れている自分の擬態が一瞥されただけで見破られたのはそういうことだろう。

 

 だが気は抜けない、自分が招かれざる客人である事には違いなのだから。やけに窓が少ない廊下を歩きながら自分に出来る事、これからどうなるのか、命が保証されない場合どうなるのか考える。

 

(紅美鈴、まずこの人を出し抜ける気がしない。嘘も見抜かれるのだとしたらいっそのこと何も考えない方が良いのかもしれないし…………そもそもお嬢様って何者だ)

 

 そうこうしている内に両開きの大きな扉の前に連れてこられた、大方広間か食堂だろう、こういう時は応接室とかが定番ではないかと思うが自分は客人では無く侵入者なため別に文句はない。後ろで縛られた縄が緩んでいないか確認され、紅美鈴が軽く四回ノックする。

 

「お嬢様、美鈴です。怪しい外来人を捕えました」

 

「………………入りなさい」

 

 やや間を置いて、扉の向こう側から帰ってきた声は想像以上に幼かった、お嬢様と呼ばれるからには確かに若いのだろうとは思っていたが想像よりも七、八歳は若い印象を受けた。

 

「言うまで無いかもしれませんが、死にたくなければ下手な事はしないで下さいね」

 

 その顔は、下手人に咎める様な感情は感じられなかった。どちらかというと何もない事を祈っているように思える。

 勿論この人はお嬢様側の人間なので、自分が何か失礼な真似をしない様に諫めるのは普通なのだが、ここまでの道中から感じた印象は実はそこまで悪い人では無いのかも知れない。

 

「分かりました」

 

 だがしかし、それとこれとは別問題である。

 もし命が脅かされることがあるなら、その時はどれだけ理不尽な戦力差でも全力で抗う事を覚悟し静かに息を整える。

 

 家主に会うだけと言うのにここまで緊張するのは異常だろう、この幻想郷においてここの主人はどういう立ち位置なのか、外の世界から来たというだけで何故命が奪われなくてはならないのか、疑問は山ほどあるが今自分が考えなくてはならないのはそのお嬢様の機嫌を損ねない事だ。

 

 ゆっくり開けられた扉の向こうは映画などのフィクションでしか見たことが無いような長いテーブル、その上座にそのお嬢様は居た。

 

「ようこそ紅魔館へ、と言っても誰も招いた覚えは無いのだけどね…………もうそろそろ寝るつもりだったし」

 

「…………それは大変失礼致しました。私は人里への道が聞きたかっただけなのですが、時期が悪いとの事でここまで連行されました。外来人の嶋上輝雄という者です」

 

「シマカミ、カガオ、ねぇ…………ん?」

 

 若い、と言うよりも幼い。

 座っているため具体的な身長は分からないがまず間違いなく子供、恐らく十歳程だろう。緩く波うつ美しい青みがかった銀髪、鮮血を思わせる紅い瞳、この辺りでは髪や瞳の色が変わっていても珍しく無いのだろうか。

 来ている服は恐らくドレスの様な物、普段着の様にも見えるが気品がある、そして不思議な形状の帽子――――――――そして蝙蝠を思わせる羽…………吸血鬼? 

 

(マジで異世界に来ちまったのか、俺は…………寝てる間に死んだのか?)

 

 興味が無さそうに高そうな装飾が施されたティーカップを傾いている、ティータイムの最中だったのだろう、マカロンなどの洋菓子が側に置かれている。

 このワンシーンだけ見れば令嬢が食後のティータイムを楽しんでいる最中に見えなくも無いが、紅美鈴の警告を考えれば一つ間違えれば凄惨な場面に切り替わりかねないことは想像に難くない。

 

「…………ふむ? 取り敢えず座りなさいな。あと美鈴、縄を解いてやりなさい」

 

「よろしいのですか?」

 

「そいつ逃げ出す気はないのでしょう? それに、その時は貴方と咲夜が捕えればいいじゃない」

 

 サクヤ、この場には居ないが紅美鈴と同等の実力があるのだとしたら、逃亡はますます絶望的である。いざという時が来ても容易く対処できることが分かっているのか紅美鈴はあっさり縄を解いた。

 

 だがハッキリ言って全く楽観的になれない、大人しく席に着いて話すしかない様だ。向かう形で下座に座る、その目は先程とは打って変わって品定めをする様な色になっている。

 

「貴方何者なの? どうして紅魔館、いや幻想郷に来たの?」

 

「…………まず断っておきたいのですが、私は自分の意思で幻想郷に来た訳ではありません。そして何者と言われましても、私はごく普通の一般人です」

 

 幻想郷の人間と外の世界の人間が同じである確証は無いが、そうとしか言えない。僅かに目を細めたお嬢様は紅美鈴が立っているであろう後方に目を向ける。何の目配せだろうか、嘘はついていないので気とやらは乱れていないはずだが。

 

「…………そう、今は食料に困ってないし。別に貴方を解放してもいいんだけど――――――」

 

 もう嫌な予感しない、僅かに溜められた言葉尻に次にくる言葉が凡そ察した。

 聖母の様な微笑み共に悪魔のような宣言が当然のように出てきた。

 

「ちょっとだけ、興味が沸いたわ。()()までここに居なさい」

 

(ふざけんな、嫌すぎる、帰らせろ)

 

 表情筋こそ動かさなかったが、内心そう思わずにはいられなかった。先程まで如何にも面倒だという雰囲気であったにも関わらず、急に180度方向転換してしまった。気まぐれにも程があるだろう。

 

 異変とやらまでという期限付きだが、「はいそうですか」などというつもりは無い。ここまで気が変わるのが早いなら明日にでも「やっぱやめた」と殺されかねない。生殺与奪の権を握られたまま、のんびり過ごせる程平和ボケしていない。

 

「お言葉ですがそれは何故? 私の様な人間に、血液以外吸血鬼の興味を引くものがあるとは思えませんが?」

 

「私もそう思っていたのだけどね…………満月までまだあるし暇だったのよね、それに別にいいでしょ? 取って喰うわけじゃないし、()()()()()()()()()()()()()()()

 

「…………それは何故?」

 

 聞き捨てならない事をさも当然のように言われた、しかも断定系で。

 幻想入りというワードが出来ている以上自分以外にも幻想入りした人間が過去にいた、という事は予想できていたが何故帰れないと言い切れるのだろうか。

 

「この幻想郷はね、何の力も無いただの人間が来ようとして来れるような場所じゃないの。この世界に来たという事は何かしらの理由がある…………例えば外の世界に自分の居場所が無い、とかね? 外の世界から忘れられ不必要となったものが、この幻想郷に流れ着く」

 

「……………………………………………………」

 

 咄嗟に走馬燈の様脳裏に巡る己の半生、そしてお世辞にも恵まれたとは言えない親族との関係、そして中高生活も薄氷の上を歩いていたという事実、何が切掛けで日常が崩れるか考えない日は無かった。

「居場所が無い」「必要とされていない」その言葉はあまりにも思い当たりがあり過ぎた。

 

(俺は……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?)

 

「心当たり、あるみたいね?」

 

 結局の所、自分に選択権など始めからありはしなかった。

 一人で紅魔館の外に出れば人語すら解さない獣の如き妖怪に襲われて人里につく前に肉塊になると脅され、人里に着いたところで人里には外に帰る手段はないと断言される。

 

 前者は兎も角、後者は本当か怪しいものだが残念ながらそれを確かめる手段は今の自分にはない。だがもし本当に、元の世界に帰れないとしたら―――――――

 

(――――――()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 帰って一体何になる? 自分の帰りを待っている人間が一人でもいるか? 

 最悪の場合、このまま幻想郷に骨を埋める事になるが少なくとも人がいる里があるのだ、生活することは出来るだろう。高校中退はどうかと思うが恐らく幻想郷でそんな事は関係ないだろうし、まずは生きる事のみに専念すべきだ。

 

 むしろ自分の過去を誰も知らない新天地でも生活は望むところである、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ところで私に興味が沸いたと言ってましたが、一体何処に興味が沸いたんですか」

 

「…………その様子じゃ自覚は無いようね、まぁそのうち分かるわよ」

 

 お嬢様こと、レミリア・スカーレットが一体自分の何に興味が惹かれたのかははぐらかされ、異変とやらが起こる満月までこの紅魔館に滞在――――――――いや監禁される事になった。衣食住は保証されることがせめてもの救いだろうか。

 

「こっちにも色々とわけがあってね、ここまで話した以上貴方が人里に行って満月の日に異変が起こる事を話されると困るのよ」

 

「先にそっちが話したんですけどね、異変とやらは」

 

「あら、うっかりしていたわ」

 

 白々しい、自分をここに留めるための都合の良い言い訳である事は誰が見ても明らかだ。顔には出さないが正直目の前の人外にはあまりいい印象が感じられない―――――そも人外に人間の機微を問う事自体ナンセンスなのかも知れないが。

 

「咲夜ー? いるー?」

 

 自分と紅美鈴以外誰もいないはずの食堂で、小さなベルを鳴らしながらサクヤなる者を呼ぶ。

 この部屋の外に待機しているならまだしも、屋敷の広さを考えれば声もベルも届きそうにないが何の意味があるのだろうか、と考えていたその時。

 

 

 

 

 

 カチリ、と何かのスイッチが入る様な音がした。

 そして瞬き程の間だけ、体が鉛のように重くなり世界が灰色に見えた―――――――気がした。

 

 

 

 

「―――――は?」

 

 

 

 

 気が付いた、いやそもそも気絶していたのかどうかすら曖昧な程一瞬の感覚と現象だったが、それ程の瞬間にレミリア・スカーレットの隣には銀髪のメイドが音も無く現れていた。今のは―――――――――何だ。

 

「お呼びでしょうか、お嬢様」

 

「咲夜、そこの人間を異変が起こるまで紅魔館で預かる事にしたからメイド妖精達に知らせる事、あと紅魔館の最低限の案内と世話役を頼んだわ」

 

「承知致しました」

 

 明らかに通常業務ではない主人からの命令を、何一つ文句を言わずに従う従者の鏡、十六夜咲夜なる者に客室まで連れていかれる。

 朝、森の中で目が覚めて。異様な雰囲気な少女に出会い。そして中華人の様な門番に館に連れ込まれ。吸血鬼に監禁された。

 

(………………俺の人生、どうなっているんだ)

 

 流石に――――――ため息が出た。

 こちらを不思議そうに見てきた十六夜咲夜に「何でもありません」と返し、窓の少ない廊下を進む、その足取りはお世辞にも軽やかとは言い難かったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美鈴さ、あいつ何処で拾って来たの?」

 

「拾ってきたというより、門の前で人里の場所を聞かれたんですよ」

 

「え、貴方それだけで不審者として連れてきたの? 外来人とは言えやりすぎなんじゃない? 別に人里の道まで連れて行けばよかったじゃない、まぁ道中で死ぬだろうけど」

 

 青年が自分の従者に客室まで連れていかれるのを見送り、レミリア・スカーレットはマカロンを一つまみしながら美鈴に問う、別にレミリアとしては外来人には然程興味はない。先にも言った様に幻想郷は外の世界から稀に何かが流れ込んでくることがある。

 

 それは物であったり妖怪であったり神仏であったり、人間であったり。かく言うこの紅魔館もかつては外から流れ着いて来た物である、というより引っ越してきたのだが。

 

「その事なんですが、あの人ここに来る時ルーミアに会っているのに無事だったんですよ。かなり濃密な妖気を帯びていたので殺し合い一歩手前まで行ってたと思うのですが…………」

 

「ルーミア? 誰?」

 

「霧の湖で偶に漂っている人喰い妖怪です、弱い妖怪ですが外来人ならまず死にます」

 

 へぇ、と興味なさげに紅茶を飲み相槌を打つ。

 レミリアとしては「そういえばいたな、そんな奴」位の認識だったのであの青年がどうやってルーミアから逃れたのかは正直どうでもよかった。レミリアの興味の矛先はそこでは無かった。

 

「美鈴、あいつ嘘はついてなかったのよね?」

 

「目立った気の乱れはありませんでした、元々冷静な気質なんでしょうが流石に大きく動揺したりすれば確実に分かります」

 

 美鈴の『気を使う程度の能力』は生き物やその場に流れている様々な気を感じ取り、自身を強化したり、生き物の気配を探ったりする事が出来る。

 この幻想郷においては強力とは言えない能力だがそれでも応用力はあり、普通の人間の気配を探りある程度の体調や感情を察知する位は朝飯前であった。

 

 そんな彼女からすれば彼は、常人よりは強く太い気を持っていたが普通の人間の範疇であった。とてもでは無いがルーミア相手に勝てるとも逃げれるとも思わない。だからこそその矛盾を怪しいと思い、「まさか異変を起こすことが漏れたのか」とここまで連れ込んだのだ。

 

「つまり貴方の能力は彼には通じていたのね?」

 

「……どういう事ですか?」

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 その言葉に美鈴は少しだけ怪訝な顔をした、レミリアは『運命を操る程度の能力』を持っている。だがその能力がどのようなものか、何が出来るのかはあまり知らないのだ。そもそも運命というものも美鈴には理解できなかった。そのことを察したのか、レミリアは簡単に説明をする。

 

「運命を操ると言ってもね、何でもかんでも好きに操れる訳じゃないんだけど、そいつが辿ってきた運命(過去)やこれから辿る運命(未来)を見る位は出来るのよ」

 

 もっとも未来の事は近いことしか見えないんだけどね、と紅茶を覗く。琥珀色の水面にはレミリア自身の顔が映っている、そして僅かに自分の運命も見える。

 当然隣にいる美鈴の運命も見える、その気になれば少しだけ辿る運命も変える事が出来る。そして彼我の力量差にもよるが、普通の人間程度の運命なら生きるも死ぬも自由に操れる―――――――筈だった。

 

「彼の運命は過去も未来も全て、霞んでほぼ見えなかった。だから私でも操れない、干渉できない。そこに運命がある事は分かるんだけどね」

 

 見えないから操れない、干渉できない。見えても操れない事は今までもあったが、霞んで見えないなど人間は愚か妖怪が相手でもそんな事は無かった。そもそもレミリアを含めた紅魔館のメンバーに彼が現れる運命は見えなかった。

 

 レミリアの視点では、彼は本当に突然現れたのだ。

 

「…………それは彼が何らかの力を隠しているという事ですか?」

 

「さあ? 私には凡人に見えたけど――――――逆に興味深いわね」

 

 長い年月生きていると退屈で死にそうになる、だからレミリア・スカーレットは強い者や珍しい者を好む。

 

 彼は()()強くないかも知れないが、今後この幻想郷で生きていくのだとしたらどうのように化けるのだろう。それはある程度とはいえ先の事が見通せるレミリアにとって、展開が読めない物語の様に珍しく興味深いものであった。

 

「取り敢えず、彼には今は博麗神社の事は伝えない様に、あと簡単に死なれてもつまらないから霊力とか体術とかある程度鍛えてあげなさい」

 

 実のところ先の説明は噓ではないが、全てを話したわけではない。

 人里には帰る手段は無いが、帰る手段自体は一応ある。忘れられて幻想郷に来たのであれば話は別だが、普通の人間ならば帰れる可能性は十分あるだろう。

 

(でも、それじゃつまらないわよねぇ…………どうせ異変時には巫女が来るんだからその時に保護させればいいでしょう…………あ、戦わせてみるのも面白いかしら?)

 

「え!? 私がですか!?」

 

「いいじゃない、どうせ暇なんでしょ? 昼寝してるの知ってるのよ」

 

 できるかなー、と頭を悩ませている門番の運命を見てみると、やはり嶋上輝雄は見えない。しかし紅白の巫女に霊力弾をぶちかまされて気絶している運命は見えた。

 

(別に異変は解決されてもいい、飽く迄、紅魔館(私達)が幻想郷のルールを守る気がある事が伝わればそれでいい――――――でもやられっぱなしは性に合わないわ)

 

 凶と出るか吉と出るか。

 運命を操り運命に操られる永遠に紅い幼き月は見通せなくなった運命を、今は一人愉しむ。

 




 
 主人公の設定は割と固まっています。


 どうでもいい補足

 主人公は状況によって一人称を替える、目上や敬語の場合「私」。敬語は使うけど、やや砕けて話す場合「自分」。「俺」は動揺した時や後輩位にしか使わない。
あと結構性格悪い、人には迷惑かけないけど。


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