Q.この小説のヒロインは誰ですか?
A.私にも分からん。
「静かになったねー」
夜空を煌々と照らす爆炎、断続的な小さな地震、それらが止んで数分くらい経った時。岩に腰を掛けながらリンゴ飴を齧る少女が興味なさげに呟いた────────輝雄に着いてきた古明地こいしだった。
「そう、だね…………終わったのかな…………?」
その下で、私は紫色の自身の半身である唐傘を隣に置きながら膝を抱えて座っていた。輝雄が現れて、呆気に取られていると突然何かに引っ張られて、いつの間にかいた彼女にここまで逃がしてもらった。曰く『輝雄に借りが作れるし、萃香さんも本意じゃなさそうだから』との事だ。どうやら輝雄だけで無く、鬼とも知り合いのようだった。
「でしょうねー。当たればどっちも一撃で相手を必殺出来るだろうから、寧ろ長引いた方じゃない? ………………どっちが勝ったと思う?」
鬼の強さを知る者が聞けば馬鹿げた問いだ、『蟻と象はどっちが強い?』。生物としてのサイズ等を強さに加えて考えればこの位の歴然とした差がある、多くの妖怪でも道を譲り謙る、それが鬼だ。加えてそんな鬼達を率いて統率していた首魁。答えは分かりきっている…………分かり、きってはいるのだが────────
「────────輝雄は、負けないよ」
私は、多々良小傘はどうしても…………輝雄が死んだとは思いたくなかった。
「…………どうしてそう思うの?」
膝を抱えて、蚊の鳴くようなか細い声だったが…………それでも思う。勝って欲しい、いや
私の事を思ってくれた。
私の事を迎えに来てくれた。
私の事を忘れないでいてくれた。
彼は、私の事を
私は、付喪神。まだ使えるのに、捨てられ、忘れられ…………もう、誰だったかも思い出せないけど
それは妖怪として当然の在り方で────────それは人と生きる道具に有るまじき在り方。いっそ人に期待など持たなければ、初めから物言わぬ道具でいられたのに…………捨てられた事に絶望と怨恨など抱かなかったのに。
だが、彼は鬼に対峙してでも私を捨てる事を拒絶した。
人間でありながら、妖怪の為に、命を賭けて────────私を取り戻しに来た。
────────たかだか、
ただ、それだけで、もう満たされた。私は助からないだろうけど、
精神や思想こそが妖怪の本質というのなら、多々良小傘は、嶋上輝雄に────────どうしようも無い程、
妖怪としての在り方を棄てる程に、道具では無く違う在り方で彼の側に居たいと願ってしまう程に────────だが、彼にそれを打ち開ければ、きっと彼を困らせてしまう。
だから私は、鬼の胃の中にその無念を抱えて消える────────それが良い…………きっと、それで良い。
「あれでも…………輝雄は強いみたいだし、危なくなったら逃げるくらい出来るよ。
それに霊夢…………博麗の巫女さんとも仲良いみたいだし、きっと助けてもらえる」
「…………ふーん? 貴女はそう思うのね。私は案外、勝っちゃうと思うけどなー」
何を考えているのかよく分からないこの子は、上の空の様に夜空を見上げていた。明るい月に星々は夜空を照らし藍色になっている…………
────────でも、私がただの傘だったら輝雄を追い込む事は無かっただろう。ただの傘なら人質になんてならず…………こんなに、目頭が熱くなって、息が詰まらなかったのに。
「…………ねぇ、こいしさん? 貴女は妖怪が人を襲う事をどう思う?」
鼻が詰まってるのをグッと堪えて、何故か私はそんな事を聞いてしまっていた。人と妖は恨み合い憎み合い殺し合う。
それが普遍的な事であり、不変的であるとされているのが幻想郷────────でも、私は人を驚かしはすれど殺したくは無かった。頑鉄さんとの鍛治が楽しいし、怖がられても人との関わりが楽しいし、最近は寺子屋の子供達とも交流するようになった…………だから、輝雄に傷付いて欲しくないし死んで欲しくない。
────────でもそれはいけない事なのか?
どうしても、妖怪は────────
「────────ある閻魔様曰く、その存在の本懐を果たさない事は罪なんだって。
…………その点、私は
「え…………? こいしさん、地獄行きなの……?」
「うん…………ま、今住んでる場所も地獄みたいなもんだけどね?」
彼女は全く気にしていないのか、呆気らかんと言った。地獄に落ちるというのに何故そんなに平気そうなのか、怖くないのか? それとも地獄は案外気安い場所なのか? 彼女は────────妖怪として、どう在りたいのだろう。
「…………ねぇ? 小傘さん? 結局貴女はどうしたいの?」
齧っていたリンゴ飴を離し、何かに気付いたのか、はたそんな事を聞いてくる。
「わた…………私、は…………もう、輝雄に迷惑をかけたくないから…………このまま鬼に────────」
「────────
岩から飛び降り、ずいっと私の顔に近づいた。お互いの息を感じる程近く、彼女の瞳を覗ける程近く、しかしそれ程の近さでありながら全く意図は読めない────────まるで伽藍堂の様な瞳孔、心が空っぽに見えた。
「まだ質問に答えてなかったわね、『妖怪が人を襲う事をどう思う?』
────────私の答えは単純よ、『それがその妖怪にとっての人間への一種の愛情表現』なのよ」
「…………?」
────────随分突飛な回答だ。愛情表現? 喰らい殺し憎み憎まれる関係が? ただ快楽とか、そうしないと生きられないとかの方がしっくり来る。でも彼女には全く巫山戯ている様子は無い、少なくともこの子は本気でそう考えている。
「だってそうじゃない? 無関心な物に、ただでさえ本能的な妖怪が生真面目に向き合う? 向き合わないわよね?
だから、妖怪が、人間に、
自分に構って欲しい、自分を見て欲しい、自分に喰われて欲しい、自分を殺して欲しい、自分に殺されて欲しい、自分を────────愛して欲しい」
するりするり、と頬を撫で首を撫で、何だが擽ったくも鳥肌が立つ悍ましさ。何故か、ねっとりとした艶を感じさせる声音が雨粒のように耳朶を通して、脳に染み渡る。私の中の何かを見透かされているのか、取り返しがつかない気がしながらも、甘い蜜から虫が離れられない本能の様に振り解けない。
私の
「────────あの人の事、嫌い?」
「…………」
────────首は勝手に動く、左右に。
「────────あの人から、離れたい?」
「…………」
────────首は勝手に動く、左右に。
「────────あの人の事、殺したい?」
「…………」
────────首は勝手に動く、左右に。
「……………………あの人と、
「…………!」
────────顔が真っ赤になって…………今度は、自ら縦に頷く。
「ふ、ふふ、ふふふ、ふふふふふふふふふ!
あぁ、なんて────────なんて罪な
いたいけな、純粋な、
────────でも? 背徳的なものにこそ、惹かれちゃうわよね…………人も妖も…………」
両の頬に添えられている手、私は後ろに回り見下ろしているだろう彼女の表情を見上げた、その顔は────────
「いいじゃない…………だって私達、妖怪なんですもの。
例え地獄に落ちようとも、それが私達の選んだ在り方ですもの。
貪りましょう? 心ゆくまで────────その心を」
────────艶やかで、美しくて、怪しくて、軽やかで、厳かで、粘着質で、執念深くて、高圧的で、妖怪らしい…………少女の姿をしているとは思えない程、扇状的な表情だった。
「あ────────」
でも────────伽藍堂の瞳に映った私も同じ顔をしていた。
「────────小傘?」
溶ける様な心地良いその時間は、聞き慣れた青年の声で現実に引き戻された。私は、その声を聞いた時何が起こったのか分からなかった。誰に呼ばれた? 何故呼ばれた? 私を、誰が────────?
「いや返事しろよ…………こいし? 何してんだ?」
「ううん? なんにもー? ただの女子会だよー?」
「何もしてないのか女子会してたのか、どっちだよ」
先程までの豹変具合は何だったのか、無邪気な童女の様に幼げに彼女は返事をしながら誤魔化していた。視線をつられて声の先を見ると、輝雄がいた。それなりにボロボロであったが、見た限り指一本たりとも欠けてない輝雄がいた。
「…………かが、お?」
「おお、待たせたな。帰るぞ」
「かえる…………?」
私は、その言葉の意味が分からなかった。だって輝雄も私は死ぬかもしれなかったのだ、一緒に帰れるなんて考えもしなかった。よしんば生き残っても拒絶されると思った、優しい彼の事だから言葉を選びながら、しずしずと申し訳無さそうに。私は────────彼の側にいれないと思ってた。
「いいの…………?」
「…………何が?」
「わたしは…………妖怪で…………貴方は……人間で────」
「────うるせぇ、関係ねぇ。いいから帰んぞ、他に行く宛ねぇだろ」
腕を掴まれて立ち上がらせられる。しかしずっと座っていたからか、或いは今の状況を受け入れられていないからか、足に力が入らない。頼り無く膝を付いた私を、少しだけ申し訳無さそうに見ながら私の腕を肩に回して、背負ってくれる────────帰れる? あの家に? また輝雄の側に?
「こいしもありがとう、お前がいなかったら立ち往生してたと思う」
「いいよー、
「何だ?」
「────────貴方は、
「…………」
輝雄の背中に顔を埋めながら、ビクッと震えた。何故、今この状況で彼にそんな事を問うのか、辞めて欲しい。もしも輝雄の答えが…………私を…………私の感情を否定するものなら、私は一体どうすれば────────!!
「…………俺はまだ、悩んでる事だらけだけど。一つ、今回の異変で思い知らされた事がある」
「…………それは何?」
「────────妖怪にも人間と同じ心がある、絆がある…………人を喰う事、殺す事。それを仕方無い事だと…………まるで
それは、本当に微かな機微だったと思う。声音だけで判断するのは難しい、多分こいしさんには分からなかったと思う────────苛立ちと、また僅かな悲しみや悔しさが混じっていた。鬼との戦いに、彼は何を感じたのか。
大抵の者は死と恐怖以外何も無いだろうが、彼は、この人は────────鬼と自分を照らし合わせて、何かを省みたのだろう…………強いと、思った。苦悩すれど考えるのを辞めず、人間だろうと妖怪だろうと、種族を免罪符に正義を翳さない。その在り方が、尊く、眩く、何よりも強いと思った。
強さという余裕がある。しかしその余裕に胡座をかかず、思い悩む。贅沢な事かも知れない。でも私は、誠実で優しいと思う…………きっと、妖怪でさえ、本当は、彼は────────
「…………
────────そうだ、妖怪を退治する事は
「あぁ、そうだな。この世界が、人間も妖怪も共存共栄出来る理想郷ならと…………正直、何度願ったか」
────────間違いなく、その考えはこの
「…………じゃ! 私もう帰るね! お邪魔みたいだし! またねー! 輝雄! 今度は私の家に招待するよ! ペットと一緒に!!」
意味深に、そして心底楽しそうにクスクスと笑いながら、そのままこいしさんは森の中に消えて行った。もう私じゃ全く妖気を追えない、きっと彼女も大妖怪と呼ばれても可笑しくない実力者。私と輝雄は暫くその闇を眺めていたけど、輝雄がやがて里に向かって歩き出した。
「…………ねぇ、輝雄? あの鬼は…………」
「…………然るべき
半ば察していたがどうしても気になって聞いてみて、その予想通りの答えに何処か私は不安を覚えた。だって、彼が息の根を止めた彼女は私と同じ
「…………小傘」
「…………何?」
暑い夜、風は吹いてない。輝雄の背中は大きくて少し汚れてて、汗やら血やらの匂いが混じってたけど、それが不思議と不快じゃなくて、ただ私はその暖かさにもたれ掛かっている。背負われてて、彼の表情は見えないけれど、きっと彼は愁ているのだろう────────命に遣り取りに、仕方無いと割り切れずにいる。
「お前は、妖怪だ。俺は、人間だ。正否じゃない、善悪でも無い。
ただそれは、事実として
「…………うん、分かるよ」
抉れた大地、ぽっかり禿げた雑木林、溶岩でも流れた様な跡、そして尋常じゃない出血跡…………夥しい戦跡の中を、彼の背中で通り過ぎる。この場で行われたであろう戦いを、きっと彼は誇らないんだろうなと思う。だって草臥れた声音からは、勝利した喜びや生き残った安堵といった物を感じさせない。
「妖怪が人を憎み、人を恨み、人を襲い…………人を、殺す事。
それを否定する事が、妖怪にとってどれだけ残酷なのか…………俺も分からないわけじゃない」
「うん…………」
強いから戦えない事を理由に出来なくて、当たり前の犠牲を見て見ぬ振りが出来なくて、それでもやっぱり強者の理不尽や不条理に負けたくなくて────────ここまで強く成れた彼は、きっと悲しくて、大勢の人の中でも、独りぼっちだったのだ。
「それでも頼む…………頼むから
────俺を、迷わせる事無く、お前の味方でいさせて欲しい」
「────うん」
…………あぁ、何故、どうして、私は、妖怪としてこの世に生を受けたのか。
妖怪なのだとしても、人を
そしたら、きっと、私は────
(────もう、輝雄の思いだけで、一生ひもじい思いをしなくて済むのに)
家に着く。一人暮らしには少し広く、二人で暮らすにはちょっと狭い家。輝雄はいつも私に配慮してお風呂を先に譲ったり、小さいけど一人部屋をくれた。彼は居間で作業をしたり布団を敷いて寝るので自分の部屋は無い、家主は彼だと言うのに。家事こそさせられているけど、それも二人なら大した事は無いし、鍛冶屋で働いている賃金もせびったりしてこない。
(言ってる事とやってる事が一致してないんだよなぁ…………その癖、悪意や敵意には敏感で、善意や好意には鈍感で…………悲しくなる程に歪だね、輝雄)
酒呑童子も言ってたけど、神様は意地悪だ。この人の事を知らなければ、私はただの妖怪でいられたのに………………あーあ、
先にお風呂を貰って、輝雄も簡単に汗を流す。ちゃぶ台を片付けていつも通り安そうな布団を敷いてそのまま輝雄は寝ようとする。
けど────
「────ねぇ、輝雄?」
「ん?」
「今夜は…………一緒に、隣で寝てもいい?」
夏なので薄い寝巻きに着替えて、布団を抱えながら聞いてみる。彼も袖無しの薄着と下はペラペラな半ズボンとかなり薄着だった。見える範囲で傷は無い。無傷で勝ったのだろうか? 流石に考えずらいが兎も角療養の必要は無さそうだ。
「お前な…………もうちょい危機感覚えろよ、未婚の女が野郎の隣で寝るって」
「輝雄に襲われるとは思ってないよ、今まで住んでるのに今更じゃん。それに輝雄に襲われたら私、抵抗────────」
「ハイハイ、分かった分かった。好きにしろよ」
私が何を言うのか察した彼は遮り、掌をヒラヒラと呆れて布団に潜る…………なんというか、本当にこういう所はタチが悪いと思う。幽々子さんもとんでもない難敵を選んだものだ、人の事言えないけど。
「────────ねぇ、輝雄?」
「何だ?」
ピタリと寄せられた布団が横並びに、暗く静まった夜半。人間と妖怪が穏やかに同じ家の同じ部屋で眠ろうとする。幻想郷でも有り得ない光景、いや幻想郷だからこそ有り得ない事。
「私の事、
「おぉ、こわいこわい。破ったら鼻でパスタでも食わされるのか?」
「しないよ、そんな勿体無い事…………でも、そうだね。ペナルティは必要かな? じゃあ、
「まぁ…………妥当なラインか、良いぜ。約束しよう」
「────────ふふふ、約束よ?」
♢
そして私は、夢を観た。不思議な白い空間の中で、何かぼうっと人魂の様な不定形な光が私の前に浮いていた。何でかは分からないけど、私にはそれが悪い物じゃないと分かった。
「────────」
その光は何かを言っている様だったけど、私には聞き取れなかった。いや聞き取れないと言うよりも、発音とかそもそも言語からしてかなり隔立があるのかも知れない。そのくらい何だがぼやぼやした話し方だった。日本語だと思うのに、日本語と思えない。
「────────憑代」
でも最後の単語だけ、聞き慣れた単語だった気がする。しかし私は夢の中、だからか敵意の様な物を感じ取れないので、ぼっーとただつっ立ている────────そこに光はスッと私の中に入って来た。
私はそれを当然の様に受け入れて、頭の中に不思議な映像が流れる。その光の正体なのか、卵を横に倒したような細目、おちょぼ口、人間の形だけど何だがずんぐりむっくりした体型。子供の悪ふざけで出来た粘土細工みたいな………………何なんだろう、これ?
「貴方は…………?」
「旧き者、星の意に添う者、禍いを壅塞する者、鉄の冥護を汝に授ける者」
今度ははっきり、と言うか頭の中に流れてきた。夢の中なのだから既に全て頭の中の出来事なのかも知れないが、分かる。自分とは違う、でも私の自我や意識を奪おうとしない別の意識がある事を。
そして────────
「────────貴方は、輝雄の味方なのね?」
「肯定」
きっと、私が知らない
「────────使わせて貰います、貴方の力」
「僥倖」
卵を横にした様な細目が、僅かに弧を描く。表情が凄く分かり辛いがこの人…………人? にとっても願ってもいない事だったのか。そして私の意識は次第に薄れていく。夢の中なのに気絶とはどういう事なのだろうと思うまま無く、溶けるように光に呑まれて、意識は闇に沈む。
♢
夢を見ていた気がするけれど、頭は霞が掛かっている様にぼんやりしてる…………寝起きはそんな物か、雀の囀りと戸の隙間から差し込む日光から家で目覚めた事を悟った。いつもなら自分の部屋で目覚めるのだが、ここは居間で隣には輝雄がいた。少年としての幼さはほぼ抜けつつある精悍な顔立ちは、今だけは穏やかに緩んでいた。規則正しく上下する胸はキチンと彼が生きている事を示していて私はほっと息を撫で下ろした、だって力を使い果たして眠る様に死んでても可笑しくない相手だったのだから。
「…………輝雄って、何者なの?」
よくよく考えてみると色々と不可解な点が多い。まず異様に強い事、外来人でも幻想郷の神秘に宛てられて能力に目醒めるのは良くあることだが、限度がある。少なくとも私は鬼に勝てる人間など元々幻想郷に住んでた人でも知らない。加えて何故幻想入りしたのか未だによく分かってないらしい、八雲紫という妖怪の賢者が神隠しした可能性も無くは無いが…………果たして、賢者が輝雄の様な不穏分子を好んで入れるのか?
「────でも良いよ、貴方が何者でも」
────────私は、傘。
貴方が悲しみに暮れる時、私が隠しましょう。
貴方が哀傷の雨に濡れぬよう、私が護りましょう。
貴方が降り注ぐ艱難辛苦に負けぬ様に、私も思います。
どんな時も、いつだって、火の雨だろうと槍の雨だろうと、貴方だけを護り、隠し、思いましょう。
多々良小傘は、嶋上輝雄の為だけの、傘でありましょう。
何時迄も、何時迄も、貴方だけに寄り添います。何時迄も、何時迄も、この先ずっと────────
「────────大好きだよ、輝雄」
今回のタイトルは、多分分かる人には分かると思う。君はオタクかい?
いい曲だよね、でももう十年以上前か………。