GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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ウィスプとホロウへと迫るトリケラモンXの攻撃

ピンチの彼らに彼らが駆け付ける……



第8の章:駆け付ける王を目指す者と破壊者

 

 

 

「逃げろ横島!陰念!」

 

叫ぶW(翔太郎)だが、ホロウはダメージので動きが鈍く、ウィスプもホロウの事で咄嗟に動けない。

 

誰もが最悪の展開を予想した時……

 

ファイナルアタックライド!

 

トリニティ!タイムブレークバーストエクスプロージョン!!

 

ク・ク・ク・クウガ!!

 

響き渡る音声の後にトリケラモンXを横から3つの影が攻撃する。

 

ーギャオオオオン!?ー

 

不意打ちを受けたトリケラモンXは踏ん張れずに横に倒れる。

 

「今の音声は!?」

 

「どうやら、彼らも来ている様だね」

 

誰もが突然の事で驚く中でWが気づくとホロウとウィスプの前に影が降り立つ。

 

振り返った顔を見たウィスプは驚いた声を漏らす。

 

「ディケイド!?それじゃあ別の世界の俺!?」

 

「違うな。俺は門矢士。オリジナルの通りすがりの仮面ライダーだ。覚えて置け」

 

そう訂正してから起き上がるトリケラモンXをみつえる。

 

「士!」

 

「士さん!何時ここに!?」

 

「ついさっきだ」

 

「よっと、久しぶり、左さん達」

 

駆け寄ったWとオーズにディケイドはそう返した隣でクウガゴウラムから戻ったクウガが声をかける。

 

「小野寺!お前もいたのか、んじゃあさっきの3つ目の影はソウゴか?音声が微妙に違ったけどよ」

 

「俺で合ってるよ」

 

「正確に言うなら我々だけどね」

 

親し気に話しかけてから呟いたW(翔太郎)に着地したジオウトリニティが話しかけ、左肩のウォズが付け加える。

 

その右肩からおばけなんてないさが壊れたレコードの様にリピートで流れていた。

 

「おい、そのブツブツとおばけなんてないさを歌ってるのはどうした;」

 

「あ、いやぁ……ゲイツが、ここに来た時に大量の浮遊霊を見て;」

 

「この通り、現実逃避をしてしまってね」

 

困ったものだよと聞いたW(翔太郎)へとウォズはジオウトリニティを動かして肩を竦めさせる。

 

大丈夫かこいつとジオウトリニティを見ていたホロウは起き上がろうとしているトリケラモンXに気づく。

 

「おい!奴が起き上がろうとしているぞ!」

 

「なら、とっとと決めるか」

 

【カメンライド!ウィザード!!】

 

【フレイム!プリーズ!】

 

【ヒー!ヒー!ヒーヒーヒィー!!】

 

冷静に呟いた後にカードを取り出してセットするとディケイドの隣に赤い魔法陣が現れ、それを潜り抜けると仮面ライダーディケイドウィザードへと姿が変わる。

 

【アタックライド!ウィザーソードガン!】

 

【アタックライド!コピー!】

 

続けざまにカードを連続で入れ、右手にウィザードの武器であるウィザーソードガンを出現させるとそれをコピーして2丁にすると片方をクウガに手渡す。

 

「ユウスケ」

 

「分かった!超変身!」

 

すぐさま意図を察したクウガはその姿を緑の姿、クウガペガサスフォームへと変えると手渡されたウィザーソードガンを専用武器のペガサスボウガンへとモーフィングさせる。

 

「ようし俺も!」

 

【サイキョーギレード!ジカンギレード!】

 

それを見たジオウトリニティはケンと書かれた剣、ジカンギレードとジオウの顔が付いた剣、サイキョーギレードを取り出し……

 

「んでもって変わり種!」

 

【ジュウ!】

 

出した内のジカンギレードを刀身部分を倒して銃にしてその先端にサイキョーギレードを取り付けると銃剣、サイキョージカンギレードジュウモードへと変え、サイキョーギレードに付いていたジオウの顔、ギレードキャリバーを取り外して銃に変えたジカンギレードのスロットにセットするとギレードキャリバーの側面のスイッチを操作して顔の文字をライダーからジオウサイキョウに変える。

 

その隣でDウィザードはカードをセットし、クウガはその体から電が迸って装甲の縁が金で縁取りされたライジングペガサスに変わり、ペガサスボウガンも銃口に剣のような装飾が追加されたライジングペガサスボウガンに変化する。

 

【ジオウサイキョー!サイキョーフィニッシュタイム!!】

 

【ファイナルアタックライド!ウィ・ウィ・ウィ・ウィザード!!】

 

起き上がり、怒声を上げて角ドリルを回転させながら向かって来るトリケラモンXの口をみつえ、クウガがライジングペガサスボウガンの銃後部にあるスロットルを引き、Dウィザードは銃口前に燃え盛る魔法陣が展開されたウィザーソードガンを構え、ジオウトリニティはエネルギーが収束してジオウサイキョウの文字が浮かび上がったサイキョージカンギレードジュウモードを向ける。

 

「「はっ!」」

 

「いっけぇぇぇぇぇぇ!!」

 

【キングスレスレシューティング!!】

 

同時にトリガーを引くとライジングペガサスから空気弾が、ウィザーソードガンからは炎の弾丸、サイキョージカンギレードジュウモードからジオウサイキョウが描かれた光線が放出され、トリケラモンXの口へと炸裂する。

 

ー!!!!!!!?ー

 

断末魔をあげながらトリケラモンXはその体を叩き込まれたエネルギーで膨張させていき……

 

ドカァァァァァァァン!!!

 

爆発四散し、辺りにメダルが降り注ぐ。

 

「す、すげぇ……」

 

「確かにすげぇけど……」

 

降り注ぐメダルの中でホロウとウィスプは並び立つ3人を見て……

 

((あの自己主張の強いライダーの右肩から流れるので台無し感が強い;))

 

必殺技を放ってる間もおばけなんてないさを歌い続けているジオウトリニティの右肩になんとも言えない気分になる。

 

「ゲイツ~~そろそろ戻って来て;」

 

「色々と締まらないね……」

 

「こいつのお化け苦手も大概だな……」

 

「ははは;」

 

それはディケイド達も同じで、ジオウトリニティは歌い続けてる右肩を叩き、ディケイドは首の裏を掻きながらぼやき、クウガは苦笑する。

 

 

 

 

「すまん、色々と迷惑かけた」

 

少しして、正気に戻り、ジオウトリニティから合体を解除して分離したゲイツはメンバーに頭を下げる。

 

「あ、いや、こっち気にしてないから良いよ、な?」

 

「ああ、まあな」

 

手を振って話を振るウィスプにホロウも頷く。

 

「えっと改めて俺は小野寺ユウスケ、今は仮面ライダークウガだよ」

 

「俺は常盤ソウゴ!夢は最高最善の王で仮面ライダージオウだよ」

 

「私はウォズ。仮面ライダーウォズで我が魔王の僕さ」

 

「俺は明光院ゲイツ。仮面ライダーゲイツだ」

 

「ほへ~ライダーの時も同じ名前なのか~間違えないで済みそうだな」

 

「いや、正体バレしやすくないか?」

 

ディケイドを除いて自己紹介する4人で後者2人のにのほほんと述べるウィスプにホロウはツッコミを入れる。

 

「成程な、大体わかった」

 

「はは、お前のそれ、変わってないな」

 

一方でWやオーズから状況を聞いていたディケイドの返しにW(翔太郎)は苦笑する。

 

「……アイ、先ほどのトリケラモン、あんなに巨大な奴を君なら探知できただろう!コピーグリードやドーパントを探知出来たのになぜ気づかなかったのかい?」

 

そんな中、黙っていたW(フィリップ)がアイに対してそう指摘する。

 

【ごめんなさい、まさかあんな相手だとは……】

 

「フィリップさん。流石に心眼も分からない相手だったんだからしょうがないんじゃあ」

 

「だからこそだウィスプ。アイ、すまないが僕はやっぱり君を素直に信じる事は出来ない。先ほどのトリケラモンの探知ミスに君に施されたXの刻印、翔太郎との出来過ぎた出会いにオーズの原典と言われた歴史の記録、そして、ナビゲーションAIという今の僕達におあつらえ向きの存在。どうしても……何者かに誘い込まれているような気がするんだ」

 

「俺もフィリップに同意だな。特に本来の歴史と言われてるこいつのを知ってると言うのがな……」

 

謝罪するアイをフォローしようとするウィスプのを蹴り、そう言ったW(フィリップ)にディケイドも賛同してオーズをちらりと見てからアイを見る。

 

「おいフィリップ!いい加減にしろ!士もだ!お前はまだ来て間もないからってな!!」

 

「お、落ち着けよ、左さん。士、左さんの言う通り、俺達は来て間もないんだからあんまりギスギスする様な感じにするなよ」

 

「そうだよ。翔太郎さんにフィリップさんも喧嘩は止めましょうよ!ね!?」

 

それに突っかかるW(翔太郎)にクウガとオーズが宥めに入る。

 

【……お2人はわたしも敵の仲間じゃないかと言い争っているのですね……】

 

「そうみたいだね。ホント、俺達の方はまだ来て間もないから判断し難いけど」

 

「なあ、アイは自分が大丈夫だって証明できることはないの?」

 

アイの問いにジオウは頬をポリポリ掻きながら呟き、ウィスプが確認する。

 

【……わたしは、わたしの生まれたセクターシティがなぜこうなってしまったのか分かりません……でも、今ここが怪物だらけなのは確かですから……セクターシティにいたわたしが疑われるのは当然ですよね……】

 

寂しそうに言うアイにウィスプは心配そうにアイ……と呟く。

 

「この街で今何が起きているのかは分からないけど、君は絶対にヤツ等の仲間じゃないって俺は信じるよ」

 

「俺も!話を聞く限り、アイは良い子そうだしね!」

 

「俺だって!ここまで一緒に来てくれたアイは仲間だよ」

 

そんなアイへとオーズはそう言い、ジオウとウィスプも続く。

 

【オーズさん、ジオウさん、横島さん……】

 

「もし、君が悪い奴の仲間だったとしても、君が助けを求める限り、絶対に助けるよ」

 

「だね!王様だから機械にだって手を伸ばすよ!」

 

「そうそう!今は俺達の仲間だからな」

 

真剣に言うオーズと気軽に言うジオウとウィスプにお気楽な奴等だとゲイツとホロウは溜息を吐く。

 

【……オーズさんとジオウさん、横島さんは、とても優しいお方なのですね】

 

「俺やソウゴ君、横島君だけじゃないよ。ユウスケさんと翔太郎さんは勿論、陰念君にフィリップさんや士さん達も、本当はとても優しいよ。きっと同じ行動を取る。俺、わかるんだ!だから、俺達を信じてみてよ」

 

「ま、映司は底抜けの善人だ。信じてやればとことん助ける為に手を伸ばすからな」

 

そう言ったオーズはウヴァのに頭を掻く。

 

【……はい、皆さんを信じてみようと、思います】

 

そう言ったアイにオーズは頷いた後、トリケラモンが来た方を見て、あと声を漏らして走り出す。

 

なんだなんだ?と誰もがオーズの後を追うとオーズは自動販売機の前に立っていた。

 

「は?なんでこんな森の様な所に自動販売機があるんだ?おかしいだろ」

 

「これはライドベンダーって言うんだよ。セクターシティにもあったんだね」

 

思わず声を漏らすホロウにオーズはそう言ってからセルメダルを取り出す。

 

「あ、なんかジュースでも買うんっスか?」

 

「違うよ。このライドベンダーはこのセルメダルでカンドロイドって言う便利な小型メカが買える自動販売機なんだ」

 

見ててと言ってオーズはセルメダルを2枚入れて、商品選択ボタンをウィスプ達から見て2種類押す。

 

タコ・カン

 

トラ・カン

 

音声と共に缶が2種類出て来る。

 

その内の水色の缶のプルトップを引くと缶が展開してタコに変わり、足部分を回転させて浮かび上がる。

 

「こんな感じに」

 

「いやこれ別のタコ混じってるだろ!?あっちは人の手いるけども!!」

 

自分の周りを飛ぶタコカンドロイドにホロウは叫ぶ。

 

「うわおもしれぇ、もう1つのもこのカンドロイドみたいな感じなんですか」

 

「うん、このカンドロイドは黄色のメダルのコンボを使用する前提で作られた奴でさ」

 

これでとライドベンダーの中央部の黒い部分を押すとライドベンダーは自動販売機からバイクに瞬く間に変形した。

 

「……バイクになっただと!?」

 

「すげぇ!?別世界の技術すげぇ!?」

 

キィンキィンキィン!!

 

ライオン!トラ!チーター!!

 

ラタ・ラタ~ラトラァ~タァー!!

 

おおおおおお!?とウィスプとホロウが驚いている間にオーズはラトラーターコンボになるともう1つの黄色の缶のプルトップを引く。

 

ートラ~ー

 

すると虎を模した顔と足が出て、これでどんな感じになるんだとウィスプとホロウは思っていて仮面の中で目を丸くする。

 

ートラ~ー

 

再びトラカンドロイドは鳴いた後に缶に戻ったと思ったら大きくなり始め、それに連動する様にライドベンダーも前輪が展開して後輪と合体する様に変形し、フロント部分も左右に開くと空いた部分へと大きくなったトラカンドロイドが合体し、顔部分がフロント部分と重なってトラの様な顔となり、左右が展開して牙のようになる。

 

直後にオーズが飛び乗る。

 

ーがおぉぉぉぉぉぉぉん!!!ー

 

「うおおおおお!?すげぇ!!バイクがさらに変形した!!!」

 

「と言うか鳴いた!?缶はデカくなるは動物のようになるはでどういう構造してんだ!?」

 

前輪が大きい三輪自動車の様に変化したトライドベンダーがウィリーの様に前輪を振り上げて咆哮するのを見てウィスプは興奮し、ホロウは絶叫する。

 

「ホント凄いよね。これを作った人はホント」

 

「ホントっス!あ、俺乗ってみたいです!!」

 

「……やれやれ、GS美神が混ざると、話がなかなか進まない時あるな」

 

はしゃいでいるウィスプにディケイドは肩を竦めるのであった。

 

 

 




次回、第9の章:惑いの森
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