GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

13 / 87
襲撃して来た相手に驚く戦兎と万丈。

美神達の前で新たな仮面ライダー達が姿を現す。


第3のレポート:作る者と龍と光の戦士

飛び出した戦兎と万丈は運動場からしたので駆け付けるとそこでは傷ついた教員を護る冥子と式神達の姿があった。

 

傍には編入試験の見学を見に来ていたおキヌと舞に彼女達を護る鬼道の姿もある。

 

そしてそんな冥子達を攻撃している集団に戦兎と万丈は驚く。

 

「!?ガーディアン!?」

 

「なんでこいつ等がこの世界に!?」

 

驚く万丈と戦兎の後ろで追い付いた美神達は何よあれ!?と声を出したので気づいた冥子が顔を向ける。

 

「あ、令子ちゃ~ん。この人達に全然~~攻撃が効かないの~~~!!」

 

「なんですって?」

 

告げられた事に美神は驚いた後によく観察する。

 

アンチラの鋭い刃となってる耳が当たれば固い音を響かせ、ハイラの毛針攻撃も同じ様に固い音を響かせるだけ、アジラの火炎放射やサンチラの電撃さえ浴びてもダメージを受けた様子もなく平然と動いて手に持った銃剣から電撃弾を放つ。

 

それに慌てて冥子はサンチラで防ぐ。

 

すぐさまマルタが駆け出して1体に向けて殴りかかる。

 

ガン!!

 

「っ!?」

 

直後、マルタは顔を歪め、ガーディアンの銃剣をバックステップで避けた後に殴った手を抑える。

 

「どうしたのマルタ!?」

 

「それが、急に力が抜けて……」

 

「っ、マルタさんでもダメなんか」

 

呻くマルタの言葉に鬼道は呻く。

 

「なんで効いてねえんだ?」

 

「……成程な、こいつ等、対GSもといこの世界の力関係に対応したガーディアンかもな」

 

戸惑う万丈に戦兎は先ほどの奴を見てすぐさま分析してそう呟く。

 

その言葉に美神は衝撃を受けると共に自分達が考えていなかった事にも気づいてしまった。

 

相手がガープだから神魔でも対抗できる様に修行をしていたが……逆に()()()()()()()()()()()()()()()()()を失念していた。

 

実際、ガープが東京で大規模な隕石堕としを決行した際も結界で神魔の力を弱体化させて挙句の果てに自分達の霊能に制限をかける結界を作り上げていた。

 

あの時は横島のを見る為だったから弱体化程度に留まっていたが、自分達の力を封じると言う手段を取られれば横島の横で戦う事すら出来ない。

 

(また、考え不足だった……)

 

戦う事ばかりに目を向けていて疎かにしていた事に美神がそう考え込んでる間に戦兎と万丈は前に出る。

 

そこに黒井と拘束を解かれた依姫とグルグル伊達眼鏡と白髪のウィッグを被り、ポニーテールに纏めて変装をした輝夜が来る。

 

「そこの人下がってなよ。こいつ等は俺達の専門だ」

 

「餅は餅屋って事だ!」

 

「え~~!?危ないわよ~~!?」

 

前に出た戦兎と万丈に慌てる冥子だが美神は待ったをかける。

 

「待ちなさい冥子。あの人たちに任せましょ」

 

「え、けど~?」

 

「大丈夫だと思います。彼らも横島と同じ……」

 

戸惑う冥子に蛍がそう言ってると妹紅と依姫、黒井も並ぶ。

 

「この戦い、乗らせて貰うぜ」

 

「同じ戦士として見ている訳にはいきません」

 

「俺も同じく」

 

「へっ、その2人は話を聞いてるのもあるし、あんたがいるなら百人力だな」

 

拳を鳴らす妹紅とガーディアンをみつえる依姫と黒井に万丈は笑った後に戦兎共に右側に回すタイプのハンドルレバーが付いたバックル、ビルドドライバーを取り出して腰に当てて装着する。

 

「さぁ、実験を始めようか」

 

その言葉と共に戦兎は2本の掌サイズのボトルを取り出し、それを振ると戦兎の周りの空間から数式が出現した。

 

「え、なにこれ!?」

 

「数式が出て来て、飛んでる!?」

 

突然の事に美神達が戸惑う中で万丈もまた同じサイズのボトルを取り出して振ってから蓋部分を回すと懐から飛び出した小さい機械の龍を手に取り、変形させると龍の背中部分にボトルをセットする。

 

ウェイクアップ!

 

音声の後に戦兎と万丈は同じタイミングでボトルや龍を各々のベルトにセットする。

 

ラビット!タンク!ベストマッチ!】

 

クローズドラゴン!

 

音声の後に戦兎はビルドドライバーに付いているレバーを回すとドライバーにセットされた2つのフルボトルが上下に動きだし、そこから小さなパイプが前後に現れ、戦兎の半径1mに装置の様なのが展開、さらのフルボトル2本から流れる液体がパイプを通りプラモデルの様な形状となった後に赤と青の人型を成形し始める。

 

万丈もまたビルドドライバーに付いているレバーを回すと戦兎と同じ様に装置の様なのが展開されるがこちらは紺色の人型が形成され、さらに左横から翼のようなパーツが形成される。

 

依姫はスーパー1のサイクロードの中央をウルトラリングにして白い部分を赤くした感じのベルト、エースライザーを取り出して装着してから両腕を胸の前で交差し、妹紅はメタファクターを青く染めた感じのベルト、アグルファクターを装着し、右腕に付けていたブレスレット、アグレイターを取り外してアグルファクターのバックルに逆さまに付ける。

 

黒井は何時の間にか現れていたベルトのバックル縁を右手で撫でた後に左腕を斜め上に伸ばすとすぐさま右手で右腰に付いたジェットエンジンの様な突起の上を押し、腕を大きく時計回りに動かして右手で握り拳を作る。

 

Are you ready?

 

「「「変身!!」」」

 

「「KAMENRIDE!!」」

 

ビルドドライバーの合図と共に5人は同時に叫ぶと妹紅のアグルファクターに付いたアグレイターが側面の翼状のパーツを展開、180度回転し、依姫は両腕を振り下ろすと共にエースライザーのバックルのリングを合体させる様にスライドさせる。

 

黒井は左腰の突起の上を押し、バックル中央のシャッターが開くと勢い良く飛び上がる。

 

ライダーアップ!!

 

音声が鳴り響くと依姫はエースライザーを中心に白い光が包み込まれ、妹紅はアグルファクターを中心に妹紅の体は青い光に包まれ、どちらとも光が収まると姿を変えていた。

 

妹紅は光の巨人、ウルトラマンアグルV2に胸と肩に肩アーマーを丸くしたナイトサバイブの胸アーマーを装着し、両腕に翼を展開していない状態のアグレイターを模した腕アーマーを、足にアグルの胸のアグルブレスターを模したレッグアーマーを装着した姿。

 

依姫は光の巨人、ウルトラマンエースの胸に超闘士激伝の闘士ウルトラマンエースの重装鉄鋼を纏い、肩は守護闘士時の重装鉄鋼を纏い、腕と足にはAと描かれた手甲とレッグアーマーを纏い、首に白いスカーフを巻いて靡かせた姿。

 

戦兎と万丈は前後に展開された人型に挟まれる形で装着し、戦兎は左頭部・右上半身・左下半身が赤色で左の複眼はウサギの横顔を模しており、耳がアンテナ風、右頭部・左上半身・右下半身が青色で右の複眼は戦車を模しており、砲身がアンテナ風になった仮面ライダーに、万丈は左右対称であるがさらに左横に展開されていた翼がヘッドパーツ、ボディパーツとして装着された仮面ライダーとなる。

 

そして飛び上がった黒井は両腰のジェットエンジンが火を噴き、バックルに風が収束して中のプロペラが回転して光を放つとその体を全体的にダークトーンのカラーリングに肩と腰に3つの金のラインが走り、首には金のマフラーを巻いた仮面ライダーとなって黄金の複眼が輝いてから着地する。

 

鋼のムーンサルトラビットタンク!イエーイ!!

 

ウェイクアップバーニング!ゲット!クローズドラゴン!イエーイ!!

 

「す、すごい、これが5人の仮面ライダーとしての姿……」

 

「やっぱりあの2人も仮面ライダーだった。けど、妹紅さんと依姫さんの変身した仮面ライダー……どことなく違和感が……」

 

「まぁ、2人のはウルトラマンって言う光の巨人を元に誕生したウルトラ系仮面ライダーなのよね」

 

「わぁ~凄くカッコいいわね~」

 

変身した黒井を真ん中に並び立つ5人の戦士に美神は驚嘆し、蛍は戦兎と万丈を見てから妹紅と依姫が変身したのを見て首を傾げて輝夜が補足説明し、冥子は素直に褒める。

 

仮面ライダービルド。作る・形成すると言う意味でのビルドだからそこんとこ宜しく」

 

仮面ライダークローズ!今の俺は……負ける気がしねえ!」

 

仮面ライダー3号。機械の兵士に言っても意味ないだろうけど、俺のドライビングテクニックに付いてこれるかな?」

 

仮面ライダーエース!この学園には手を出させません!」

 

仮面ライダーアグル。熱く行きますか」

 

美神達に聞かせる様に各々に名乗り上げた後にガーディアンに突撃する。

 

最初にクローズがガーディアンを持っていたライオットシールドごと殴り飛ばしてから向かって来た別のガーディアンの銃剣による接近攻撃を避けて連続パンチを浴びせる。

 

そんなクローズを狙おうとしたガーディアンをビルドが取り出した刀身がドリルとなったドリルクラッシャーのドリル部分を外して先っぽの方を差し込んだガンモードで攻撃して行く。

 

エースは蹴りを叩き込んだ後に胸のアーマーから一部を取り外すとそれを剣、メタリオンソードへと変えて次々に切り裂いていく。

 

アグルは右手に光の刃、アグルセイバーを展開してライオットシールド事ガーディアンを両断して行く。

 

3号は複数のガーディアンの攻撃を巧みに避けてパンチやキックに投げを入れて倒して行く。

 

美神はライダー達の戦いっぷりを見て改めて自分達は目の前の彼らの様な戦いへと飛び込もうと挑んでいる事を再認識し、胸の前で手をギュっと握りしめる。

 

(つくづく、自分が驕っていた事を痛感させられるわ)

 

美神が苦い顔をしている中でライダー達はガーディアン達を殲滅し、全員を倒した事でやったーと冥子は喜ぶが5人はまだ警戒する様に身構えていた。

 

「冥子、どうやら喜ぶのはまだ早いみたいよ」

 

「え、どういう事ですか美神さん?」

 

舞と共に傍に来たおキヌに美神は言おうとした時……

 

「いるのは分かっている……出てこい!!」

 

3号がとある一角へと顔を向けて叫ぶ。

 

すると拍手が響き渡り、1人の少女が楽し気に出て来る。

 

「いやはや、流石は、平成の世で知らされし、昭和に誕生して歴史から消え去った3番目の仮面ライダーだ」

 

「!!レイ!?」

 

「え?知り合い?」

 

「いえ、敵よ」

 

輝夜へと答えた後に蛍はすぐさま異変に気づく。

 

なぜ少女、レイが3号を知ってる様に賞賛したのか、それ処か、なぜ楽し気にしているのかだ。

 

自分達が知るレイはそんなに感情を露わにしていないからだ。

 

現れたレイの様子に美神達が戸惑う中、ビルドとクローズは驚いた様子を見せる。

 

「なっ!?まさかお前は!?」

 

「嘘だろ!?地球に戻ってる処か、別世界に来てたのか!?」

 

え?とビルドとクローズの予想外の反応と言葉に美神達が戸惑っている間、レイは楽し気に笑った後……

 

「ああ、ホントに久しぶりだな。桐生戦兎、万丈龍我」

 

視認出来る程の怪しげなオーラを発すると共にその口からレイの声ではない、()()()()が出た事に美神と蛍、舞とおキヌは目を見開く。

 

やはりと確信した後にビルドは叫ぶ。

 

「この世界で何をするつもりだ!エボルト!!!!」

 

叫んだビルドにくくくと笑いながらレイ、いやエボルトは眼魂を取り出す。

 

【レブナント】

 

「丁度良い。久々の再会だ。遊んでやるよ」

 

そう言って左腕に装着した変身アイテム、ファントムコールダーの篭手の中部を引き出し、そこに眼魂をセットして戻し……

 

【セット、レブナント!レディ?】

 

「変身♪」

 

笑いながらレバーを倒す。

 

【ヒガン!ヒガン!!ファントムコールッ!】

 

音声と共にエボルトの目の前に展開された魔法陣からシルバーのワンポイントの入った濃い青のパーカーゴーストが召喚されると同時にエボルトの体はゴースト系ライダー共通の特徴であるトライジェントに変化し、飛んで来たパーカーゴーストを纏うと顔に三日月型の角と丸みを帯びたバイザーが装着される。

 

「なっ!?」

 

「仮面ライダーに変身した!?」

 

「さあ、行くぞ」

 

その言葉と共に、仮面ライダーレブナントに変身したエボルトは瞬時に驚いているクローズへと接近して拳を振るい、クローズは咄嗟に腕をクロスさせて防ぐが勢いを抑えきれずに吹っ飛ぶ。

 

「がっ!?」

 

「万丈!」

 

「よそ見は厳禁だぜ」

 

倒れるクローズに叫ぶビルドへと攻撃しようとしたレブナントだが、その拳は割り込んだ3号に抑えられる。

 

「おいおい、割り込むなんてマナーが悪いな」

 

「悪いね。マナーが悪い相手にお行儀よく返す気にはなれないからね」

 

その言葉の後に3号とレブナントは攻防一体のぶつかり合いを始める。

 

拳をぶつけ合わせれば捌いたり、蹴りを交差させては互いに防いで行く。

 

「す、凄い……」

 

「横島君が苦戦した相手に互角の勝負をしている……」

 

レブナントと互角の勝負をする3号に美神と蛍は呟く。

 

「万丈!ここは一気に行くぞ!」

 

「ああ、こいつに出し惜しみなんてしてられねえ!」

 

それを見て呼ぶビルドに起き上がったクローズも答えて何かを出そうとした時……合流したエースとアグルの前でモザイクの様なのが出現すると、5体の人型の存在が現れる。

 

顔は三葉虫を思わせるフェイスカバーに覆われており、体は胸部・腕・脚に配線らしきラインが走っていて、さながら人間の骨格を思わせる感じであった。

 

「な、なんだこいつ等?」

 

「新手の怪人?」

 

現れたのに驚くアグルとエースだがレブナントと戦っていた3号は現れたのを見て驚く。

 

「マギアだと!?なぜここに!?」

 

「マギア?あれも怪人なの?」

 

3号の口から出た言葉に美神はビルド達と対峙してる存在を見た後に気づく。

 

その左腕にレブナントが付けてるのと同じ、ファントムコールダーが装着されているのに気づく。

 

「あれは!」

 

「あいつ等、エボルトが使った奴と同じのを付けてるぞ!?」

 

まさかと誰もが思っているとマギアと呼ばれた者達はそれぞれ茶色、赤、緑、黄緑、水色の眼魂を取り出して、ファントムコールダーにセットする。

 

【セット、ハルピュイア!レディ?】

 

【セット、サイクロプス!レディ?】

 

【セット、グラム!レディ?】

 

【セット、フェイルノート!レディ?】

 

【セット、タイタン!レディ?】

 

慌てて止めに入ろうとしたビルド達だが現れたパーカーゴースト達に足止めされてしまい……変身を許してしまう。

 

「「「「「ヘンシン」」」」」

 

【ソニックソルジャー!ファントムコールッ!】

 

【ガイアソルジャー!ファントムコールッ!】

 

【ブレードソルジャー!ファントムコールッ!】

 

【スナイプソルジャー!ファントムコールッ!】

 

【ディフェンドソルジャー!ファントムコールッ!】

 

鳴り響く音声の後に5体のマギアはレブナントを劣化させた様なロボットに近い感じのトランジェントになった後に各々のパーカーゴーストを身に纏う。

 

「あれが……陰念と雪之丞が言っていた量産型!しかも見た事もないのを含めて5体……っ!!」

 

佇む5体の量産型レブナントを見て美神は顔を歪める。

 

「「「「「ニンム、ライダーノマッサツヲカイシスル」」」」」

 

無機質に復唱すると5体の量産型はビルド達へと襲い掛かる。

 

 

 




次回、第10の章:二大昆虫デジモン、激闘、破壊者VS簒奪者
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。