GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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量産型レブナントの襲撃。

苦戦するビルドに新たな戦士が駆け付けた。


第4のレポート:駆け付ける大地と命燃やす者

ビルド達が戦っている頃、セーレは人気のない所を走っていた。

 

「くそぉ、レイの奴に何時の間にか変なのが憑いてるのをガープに教えなきゃならないのに、なんで使えないんだよ」

 

苛立った顔で毒づいたセーレは必死に走る。

 

その足が止まったのは、自分の進む先を妨害するのが現れたからだ。

 

黒いフードコードで身を包んで全身を隠した存在にセーレは気味の悪さを感じる。

 

「なんだよお前!こっちは急いでるんだ……」

 

ぞ……と突っかかったセーレは腹にパンチを受けてかはっと息を吐き出した所で今度は頭を叩きつけられる。

 

「げぼ!?ごは!?」

 

不意だった事でマトモに受け身を取れずに地面に叩きつけられたセーレはそのまま何度も殴られたり、壁に叩きつけられる。

 

こんな大事を起こしているのなら誰かが来てもおかしくないのに来ない事にセーレは自分は何時の間にか何者かの用意した狩場に誘い込まれたと考える間もなくボロボロの状態で吊り上げられる。

 

「あが、あ……」

 

意識が朦朧としているセーレに存在は顔の部分から何か管の様なを伸ばしてセーレの額に引っ付かせる。

 

「が、あああああああああああああああああ!?」

 

直後、引っ付いた管が光り始めるとセーレは絶叫する。

 

「や、止め!俺の力とき、記憶がぁぁぁぁぁぁ!?」

 

うるさいとばかりに空いてる左腕でセーレの右腕から嫌な音が出る程握りしめる。

 

そのままセーレは先ほど見た記憶が力と共に吸われて行く。

 

「あ、あぁ……」

 

そのまま自分はどうしてここにいるんだと言う程記憶と力を奪われてセーレはひっそりと消えそうになりかけた時……

 

バチッ!!

 

「!?」

 

セーレを掴んでいた存在の腕と管に銃弾が命中し、セーレは解放されると共に何かによってその場から消える。

 

「これ以上私の脚本に土足で踏み入るのは止めて貰おうか転生者よ」

 

そう言って現れたのはフォーティスで紅いディエンドライバーの銃口を存在へと向けて怒気を放っている。

 

存在は要は済ませたとばかりに壁を蹴ってその場から逃げ去って行く。

 

「ちっ、今になってこうも異物が入り込むとは……!?」

 

舌打ちした後にフォーティスは体に衝撃の様な感覚が走る。

 

ー我の邪魔をするな……邪魔をしなければ貴様の野望の邪魔はせんー

 

そんな言葉が脳内に響いた後にフォーティスは膝をつく。

 

バキッ!!

 

暫くして紅いディエンドライバーを持っていない右手を握り締めて、壁にヒビが入る程の力で殴りつける。

 

「どいつもこいつも!人のやろうとしてる最中に踏み入って、許さんぞ!!」

 

怒りの咆哮をあげた後に忌々しそうにその場から消える。

 

 

 

 

量産型レブナントの5体はレブナントと対峙する3号を除いた4人のライダーに襲い掛かる。

 

黄緑色のパーカーゴーストを身に纏ったソニックソルジャーは空を舞いながらアグルと空中戦を繰り広げ、赤色のパーカーゴーストを身に纏ったブレードソルジャーとエースは剣をぶつけ合わせる。

 

緑色のパーカーゴーストを身に纏ったスナイプソルジャーはファントムコールダーの先にガンバレルを展開して移動しながら拡散や溜め打ちなどを同じモーションでしつつ、攻撃の軌道を変えたりしながらの射撃でクローズを近づかせずに攻撃し、水色のパーカーゴーストを身に纏ったガイアソルジャーと茶色のパーカーゴーストを纏ったディフェンドソルジャーは2人がかりでビルドを攻める。

 

アグルやエースは苦戦した様子はなく、クローズも攻撃を避けたり防いでいるだけで攻めあぐねてるだけだがビルドは違った。

 

「ぐあ!?」

 

攻撃しようとすればディフェンドソルジャーのバリアに守られてしまい、その防御の後にガイアソルジャーが殴りかかって攻撃してくるのだ。

 

「くそ、めんどくさい相手だな」

 

自分の攻撃が悉く防がれている事にビルドは呻く。

 

ボトルを変えようにもそうはさせないとガイアソルジャーが攻撃を仕掛けて来るので変える暇がないのだ。

 

美神達も援護しようとしたのだが、量産型レブナントは美神達の攻撃に微動だにせず、しかも見向きもしない。

 

自分達は敵ですらないと言わんばかりの量産型レブナント達に美神達は苦い顔をして見てるしかなかった。

 

「こんな苦い思いをマタドール以外にする時が来るとはね」

 

「美神さん」

 

ギュっと悔し気に手を握り締める美神は仮面ライダー達の戦いを見るしかない自分に自己嫌悪する。

 

(ホントに私は馬鹿だ!戦う術ばかりに目を向けて弱体化対策に全然目を向けていなかった!ガープが東京に隕石を落とそうとした時だって制限をかけられていた事に気づきもしなかった!私は!)

 

顔を歪める上司に蛍もまた悔しそうにライダー達、特にビルドを見る。

 

そんな中で唯一悔しくしておらず、難しい顔をしていた輝夜はある事に気づく。

 

「あれ?紫の姿がないんだけど、どこ行ったのあいつ?」

 

「え?」

 

言われて蛍は気づく。

 

今のこの場に八雲紫の姿が全然見当たらないのだ。

 

襲撃のに気づく前は確かにいた筈だった。

 

美神達が八雲紫を探してるその間もビルドは押されており、ドリルクラッシャーガンモードで攻撃するがやはりディフェンドソルジャーに防がれる。

 

「おいおいどうした戦兎ぉ?かつての世界で万丈の彼女や仲間となった者の仲間を殺した時の様な勢いはどうした?そんな奴等なんてお前なら簡単に倒せるだろぉ?」

 

そんなビルドに3号とぶつかり合いを続けていたレブナントが言う。

 

おちょくる様な軽い感じでかけられた言葉に美神達は目を見開く。

 

「おいてめぇ!戦兎の気持ちを考えねえで言ってんじゃねえよ!!」

 

「そうは言うが殺した事は事実だろ?理由を付けようと、人を殺した事実は消えないのだからな」

 

それにスナイプソルジャーの攻撃を避けていたクローズが怒鳴るがレブナントは3号の攻撃を防ぎながらそう返す。

 

美神達が驚きを隠せない中で蛍はショックを受けていた。

 

この襲撃の前、蛍は戦兎が横島の事を分かった風に見えたので思わず怒り叫んでいた。

 

だが、蓋を開ければ彼は理由はどうあれ、命を奪ったと言う事で言えば自分よりはるかに横島を分かっていた。

 

戦兎を責めたのもそうだが、蛍――いやルシオラは横島をおいていった側の人間だ。

 

別離の苦しみと悲しみは分かっても残される者の苦しみも、悲しみも理解出来ていない。

 

(何が『あの時の横島の気持ちの何が分かるのよ!?』よ!私の方が全然分かってなくて最低じゃない!!)

 

顔を青ざめて自分を責め立てる蛍は戦うビルドを見る。

 

そんなビルドはガイアソルジャーの攻撃を避けながらレブナントへ返す。

 

「確かに俺は万丈の恋人の命も、カズミンの仲間の命を奪った事も世界を作り直したからって消える訳じゃないのは分かってるさ。お前に言われなくても背負っていく覚悟はもう出来てる!」

 

「はっ、やっぱお前は変わんないな」

 

楽し気に笑うレブナントにお前の方もなと返しながらビルドは必死に避ける。

 

状況が好転もしていない状況にどうすればと美神が思った時……

 

「バクフーン!かえんほうしゃ!!」

 

声と共にガイアソルジャーに向けて炎が放たれ、慌ててビルドは離れた後にガイアソルジャーは炎を浴びて火花を散らす。

 

誰もが飛んで来た方を見ると大人の人間サイズのヤマアラシを従えた少年がいた。

 

「ケンタ!あなたも来てたの!?」

 

「え?知り合い?」

 

そんな少年を見て声をあげた輝夜に美神は聞く。

 

「ええ!知り合いのポケモントレーナーよ」

 

「ポケモントレーナー?」

 

「その声、ってかなんでそんな変装をしてるんだ?」

 

楽し気に言う輝夜の口から出た単語に呟く蛍の後にケンタと呼ばれた少年は輝夜を見て目をパチクリさせる。

 

声で気づいたがなぜ変装という感じのケンタに輝夜は苦笑する。

 

「おい戦兎!ゲームの主人公にバクフーンだぞ!生のバクフーン!!」

 

「興奮してる場合じゃないだろ!と言うかポケモントレーナーとも知り合ってたのか?」

 

現れたケンタにクローズは興奮し、ビルドは戸惑ってみる中、突如飛んできたのが量産型レブナントを攻撃して行く。

 

攻撃しているのがパーカーゴーストで、それもかつて出会ったタケルたちの世界のパーカーゴースト達に美神達は驚く。

 

「あのパーカーゴースト、タケルくん達の!?」

 

「知ってるの?」

 

「ええ、もしかして……」

 

「そのもしかして、ですよ。蛍さん」

 

問うマルタのに答えた蛍へと肯定する様にその人物は現れた。

 

あの時と変わりない姿を見せた青年、天空寺タケルにおキヌは叫ぶ。

 

「タケルさん!」

 

「お久しぶりです美神さん、蛍さん。おキヌさんもあの後蘇ったんですね。それと久しぶりです戦兎さん、万丈さん」

 

「ああ、あの時以来だなタケル!」

 

「また会えるとはな」

 

笑ってからタケルは真剣な顔である物を取り出す。

 

それは美神達はかつて見たタケル達の15の英雄達が合体して現れた巨大な眼魂の様な赤い巨大な眼魂であった。

 

巨大な眼魂をタケルは腰に当ててベルトとして装着する。

 

【真・平成ライダー!!】

 

響き渡る音声の後にタケルは左側のスイッチを押す。

 

【ガッチリミナー!コッチニキナー!】

 

次の音声が鳴り響く中でタケルは一定の動作を取った後に右腕を静かに降ろし…

 

「変身!」

 

気合の声と共に再度スイッチを押す。

 

【真!平成カイガン!!】

 

音声が響き渡った後に20体のパーカーゴーストが飛び出してタケルの周囲を飛び、タケルの姿はかつて横島が変身したライダークレストがない平成魂へと変わる。

 

【クウガアギト龍騎!ファイズブレイド響鬼!カブト!電王!キバ!!ディケイド・W・オーズ!フォーゼウィザード鎧武!ドライブゴーストエグゼイド!ビルド!ジオウ!!真!ヘ・イ・セ・イ・ライダーズ!!】

 

音声と共にパーカーゴースト達は次々とライダークレストに変化してタケルの体の各部に同化して行く。

 

最後にゴーストパーカーゴーストが胸の中央に同化した後に1本角と平を象ったフロントブレードが追加されると共に赤い複眼が輝く。

 

その姿はまさに前に横島が変身した平成魂だが、違いとしては胸のゴーストのライダークレストを逆三角形で囲む様に新たなライダークレストが3つ付いている事だ。

 

「あれって、平成魂?」

 

「けど、微妙に横島が変身したのと違いますね」

 

「へへ、俺も行くぜ」

 

タケルの変身したゴーストの姿に美神と蛍は思い出して呟く中でケンタは仮面ライダーギルスのベルト、アンクポイントを赤く染めた感じのベルト、ガイアポイントを装着し、エスプレンダーを構える。

 

「KAMENRIDE!!」

 

叫んだ後にエスプレンダーをガイアポイントに装填する。

 

【ライダーアップ!!】

 

音声の後にケンタは赤い光に包まれ、光が弾け飛ぶとウルトラマンガイアV2に肩アーマーを丸く、ガイアV2の様に胸部分に黒いラインが入った龍騎サバイブの体アーマーを装着し、腕にライフゲージの様な装飾が付いた腕アーマーを装着し、足にガイアの胸のガイアブレスターを模したレッグアーマーを装着した仮面ライダーへと変わる。

 

「出ました!仮面ライダーガイア!」

 

「ガイア……」

 

「大地の女神と同じ名前を持った……戦士」

 

ゴーストと並び立つガイアに誰もが見るなかで2人は気合を入れる。

 

「命!燃やすぜ!」

 

「ガンガン行くぜ!!」

 

駆け出し、ビルドと対峙していたガイアソルジャーをガイアが、ディフェンドソルジャーにゴーストが対峙する。

 

「今ならいける!!」

 

それにより自由に行動できる時間が出来たのでビルドは懐から大きいボトル缶の様なアイテム、ジーニアスフルボトルを取り出すとボタンを押してキャップを捻り、ドライバーに装填する。

 

【グレート!オールイエイ!ジーニアス!】

 

音声が鳴り響いた後にそのままレバーを回す。

 

【イエイ!イエイ!イエイ!イエイ!』

 

2種類の音声が鳴り響く中でビルドの下から巨大なステージ型のスナップライドビルダー『プラントライドビルダーGN』が出現し、ビルドの周りにフルボトルが生成されていく。

 

【アーユーレディ?】

 

「ビルドアップ!」

 

問われた事に咆哮すると黄金のビルドマークがビルドに重なると同時に白いビルドとなり……

 

【完全無欠のボトルヤロー!】

 

その後コンベア上を流れる無数のフルボトルがビルドの様々な所に刺さって行く。

 

【ビルドジーニアス!スゲーイ!モノスゲーイ!】

 

「す、凄いわ~美神ちゃん~さっきの凄い派手だったわ~」

 

「……つくづくライダーの変身ッて音声とか濃すぎない?」

 

「ですね……」

 

白いビルドを見てはしゃぐ冥子の隣で美神は疲れた顔で呟き、蛍も同意する。

 

「ぬおぉぉぉ!俺だって!」

 

それに釣られたクローズがビートクローザーをスナイプソルジャーに向けて投擲し、気を引かせた後に赤いブラスナックルを模したのを取り出すとそれにオレンジ色のフルボトル、ドラゴンマグマフルボトルをセットする。

 

ボトルバーン!

 

ドライバーにセットするとナックル部分が中央から開き、挿したドラゴンマグマフルボトルが露わになる。

 

クローズマグマ!

 

クローズがレバーを回すとナックルに形状が似た坩堝型のマグマライドビルダーが背後に出現する。

 

【Are you ready?】

 

「こいや!!!」

 

咆哮と共にマグマライドビルダーの中で煮え滾る大量のヴァリアブルマグマがクローズの頭上からぶちまけられる。

 

それに美神達がギョッ!?とする中でクローズの足元からヤマタノオロチのように八頭の龍が伸び上がり、冷めると……

 

「おらあ!!」

 

マグマライドビルダーがぶつかってクローズの表面を覆っていたヴァリアブルマグマを壊すと中から頭部以外に胸部、両腕、両脚、両肩に龍の頭部の意匠が追加された溶岩を想起させるメタリックブラックの装甲にオレンジのライダースーツが際立つ姿となったクローズが現れる。

 

極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!

 

「迸るぜ!!」

 

「……あ、暑苦しい;」

 

「凄く、暑苦しい音声でしたね;」

 

気合の方向をあげるクローズもといクローズマグマに美神は思わず顔を仰ぎ、蛍も凄く同意する。

 

(くく、戦兎がフリーになったな。これで()()()()()()()がやり易くなった)

 

そんな美神達はレブナント、いやエボルトが仮面の中でほくそ笑んでいるとは思っていなかった。

 

 

 




仮面ライダーゴースト 真平成魂
外見:平成魂に胸のゴーストのライダークレストを囲む様に逆三角形を描く様に時計回りにエグゼイド、ビルド、ジオウのライダークレストが追加されている。
概要
タケルがアイコンドライバーRを使い、変身した姿。
見てわかる様に平成魂にエグゼイド、ビルド、ジオウのも加わっている。
グレイトフル魂の様に平成ライダーを呼び出す事が出来る。
必殺技は自身も加えた20の平成ライダーの力を借りたライダーキック『オメガドライブ 真ヘイセイ』


アイコンドライバーR
外見:アイコンドライバーGの金色の部分を赤色に変更している。
概要
平成ライダーの力が内包された巨大な眼魂型変身ベルト。
Rはライダー(RIDER)とレッド(RED)の頭文字も兼ねている。
アイコンドライバーGと同じ変身プロセスを踏む事で真平成魂になれる。



次回、第13の章:怒る重力の欲望王


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