GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ 作:鳴神 ソラ
そこに仮面ライダーとは違う戦士達が駆け付ける。
「おわ!?」
「あぶなっ!?」
伸びて来て槍の様に突き刺そうとする木の枝にウィスプとジオウは避ける。
「この!」
「っ!」
向かって来る毒ガスブレスをクウガが超自然発火能力で燃やし尽くし、その合間をDWがバイラスドーパント変異体へ攻撃を仕掛ける。
「なあ士!やっぱり俺が攻勢に出た方が良いんじゃないか!?」
「バカ言うなユウスケ!お前が処理しないとあっと言う間にこの空間はウイルスガスで満たされて俺達は即死だ!いいからウイルスを燃やし尽くせ!!」
燃やしながらそう言うクウガのにDWは攻撃を入れながら怒鳴り返す。
クウガの使う超自然発火能力は霊石アマダムが持つモーフィングパワーで周囲の物質の原子、分子を操って物質をプラズマ化させ、対象を発火させると言うものだ。
原理上、なんの変哲もない水も鉄も火種無しに炎上させられるからこそ、高熱に弱いバイラス・ドーパントのウイルスを殺菌する役目を担っている。
アルティメットフォームとなったクウガなら確かにユウスケの言う通り、バイラス・ドーパントを簡単に倒せるだろうが、その場合、処理をしなかった事で大気中に散らばったウイルスによってウィスプ達はあの世に直行である。
もしもクウガだけで、しかも周りを気にしなければあっと言う間にバイラス・ドーパント変異体を燃やし尽くしていただろうが、場所が屋内であり、さらに言えば精密な機械も近くにあって状況が悪く、ステージセレクトをやれない状況だ
「くそぉ、今後の課題が出来ちまって頭が痛くなるばかりだぜ」
「まぁ、ウイルス自体を相手にする事自体相当ないから仕方ないだろう」
「ニャン」
「アオーン」
「パオパオ」
ートラ―ー
離れて見守るしかない状況に呻くホロウにウヴァがそう言い、避難しているマスコット達も同意する様に鳴く。
「と言うかお前、大丈夫か?」
「攻撃されてるね」
その隣で同じ様に見ているゲイツとウォズがホロウの今の状態を見て言う。
話してる間、ホロウはカンドロイドを除いたミック達にペシペシと攻撃されていたのだ。
「こいつ等もそうだけどよ、基本的に横島に懐いた奴等は横島にしか懐かないんだよ」
「それは大変そうだね」
「苦労してるのだな」
疲れた口調でそう返したホロウにウォズとゲイツはそう返す。
ちなみに一応火炎攻撃が使えるウォズが参加してないのはそれが屋内で使うには適してないのもある。
ーほほほほ!いつまで耐えきれるだろうね!ー
「ちぃ!トリガーメモリがあれば!」
「流石に厳しいね!」
余裕の笑みを浮かばせて甚振る様にジワジワと攻撃の勢いを強めて行くバイラス・ドーパント変異体のにW(翔太郎)は呻き、W(フィリップ)も焦りを見せる。
クウガが疲れ果ててしまったらもう防ぐ手立てがない。
「なあ心眼!なんか良い手ないのか!?」
【無理だ!炎を使える者がこの場にもっといてくれれば!】
求めるウィスプに心眼は苦い声で返す。
ーそろそろ終わりにしてやろう!!ー
その言葉と共に使い魔がさらに現れる。
「くそぉ!」
「このままじゃあ!」
誰もが焦りだした時……バイラス・ドーパント変異体の女性顔に何かが炸裂する。
ーぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?ー
突然の事で悲鳴をあげるバイラス・ドーパントへと続けざまに使い魔もろとも電が炸裂した後に炎で燃やされ、突撃して来た火の鳥でさらに燃やされる。
「な、なんだ?」
突然の事にウィスプが驚いている間にその隣を風が吹き抜けたと思った後に鯱状の鍔とその口から噴き上がる炎を象った刃が特徴の剣を持ったニンジャの様な戦士が使い魔達を切り裂き、続けざまに炎を纏った自分の身の丈以上の巨大刀を持った侍の様な戦士が使い魔達を両断して行き、そんな二人の戦士を援護する様に鳥を模した銃を持ったニンジャの様な戦士がバイラス・ドーパント変異体の使い魔達を銃から放つ炎で燃やして行く。
【!今だ横島!続け!!】
「え、お、おう!炎の!鬣!!」
心眼に促され、ウィスプも慌てて炎の鬣を……自分の両隣にいた黒い騎士と赤い戦士と同時に放つ。
ーうぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?ー
さらに燃やされて悲鳴をあげるバイラス・ドーパント変異体を見た後に自分の両隣にいる戦士にやっと気づく。
「あれ!?あなた方どなた!?」
「ようし!トドメ全開!!」
「決めるぜ介人!」
ええ!?とウィスプが驚いていると聞き覚えのない声がした後に自分を通り越して白いマントを靡かせた白い戦士と見た目が恐竜っぽいゴツイ赤い戦士が前に出る。
「いやホント誰!?いきなり出て来たんですけど!?」
「あ、そこのギンガマンパイセンと似た顔の兄さん、丁度良かった。一緒に介人を支えてくれねえ?そこの黒い兄さんと顔が龍っぽい兄さんも」
「え?俺?」
「俺も?」
指摘するがスルーされ、クウガとジオウと共に、赤い戦士に促されるまま、ウィスプは介人と呼ばれた白い戦士の後ろに赤い戦士、自分、ジオウ、クウガの順に一見すると電車ごっこのような態勢で白い戦士を支える。
その間に隣に赤い模様のある銀色の存在が立つと両腕を斜め下へ広げると手は大きく広げ、前に向けた掌からエネルギーを発した後に腕を上へ大きく回した後、胸の前で左右の掌を向かい合わせてエネルギーは凝縮して赤い光球とするとそれを左右から掴む様に構える。
白い戦士は中折れ携帯の様な銃身が特徴的な大型の銃を取り出すと上面にある複合ダイヤル機構を勢い良く回す。
【燃やせ!スーパー戦隊パワー!】
その音声の後に銃身の側面の沢山の横顔が付いたディスプレイが輝きだす。
【~♪ゼンカイ!~♪ゼンカイ!~♪ゼンカイ!~♪ゼンカイ!】
音声が鳴り響く中で隣で銀色の存在は光球を宿した右手を、大きく振りかぶり……
「ゼンリョクゼンカイ!フィナーレバスター!!」
「タァッ!!」
燃え盛るバイラス・ドーパント変異体に狙いを定めて白い戦士は大型銃のトリガーを引き、銀色の存在は大きく振りかぶった右腕をまっすぐ伸ばす。
【ダイ・ダイ・ダイゼンカイ!】
「「「うおぉぉぉ!?」」」
直後、大型銃から銃弾が放たれると共に強烈な衝撃に白い戦士が浮かび上がり、それに支えていた赤い戦士と共にウィスプとジオウは浮かび上がり、クウガが慌てて踏ん張る。
【ババババーン!ドドドドーン!】
その間に銀色の存在の右腕から放たれた光球は光熱の奔流となり、白い戦士の放った45発の銃弾は複数の顔となった後に……巨大な白い戦士の顔に変わってバイラス・ドーパント変異体に炸裂する。
ーこ、こんなふざけた技でやられるなんてぇぇぇぇぇ!?いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?ー
悲痛な断末魔をあげながらバイラス・ドーパント変異体は燃やし尽くされる。
「勝利全開!オールオッケー!」
「オールオッケー!じゃないよ!?あんたら誰!?」
「ホント誰だよ!?いきなり横を通り過ぎたと思ったら銃から黒いのを混ぜた赤い奴等が出て来るわ!さっきの変な技とか!マジで意味わかんねえよ!」
それを見届けて元気よく言う白い戦士にウィスプと駆け寄って来たホロウがツッコミを入れながら問う。
「ウルトラマンティガはともかく、その出で立ちに先ほどのスーパー戦隊を呼び出してる所を見るからに、もしや君達は、スーパー戦隊の一員かい?」
「お、そこの緑黒の兄さん分かるかい?そう、俺達はスーパー戦隊の一員なんだわ!」
同じ様に来たW(フィリップ)が銀色の存在を見てから白い戦士と赤い戦士に問うと赤い戦士は自慢げに言う。
「新しいスーパー戦隊って事か?」
【その通りっチュン!45番目の戦隊!その名も機界戦隊ゼンカイジャーだチュン!】
「また増えた……」
呟いたW(翔太郎)のに答えて現れたアイと変わらない大きさの紅白の鳥型ロボットにホロウは顔を抑える。
「ってか、さっきの人達が何時の間にかいなくなってるし……」
「成程な、海東と同じ召喚系か」
「え?俺の名前知ってるの?」
「いや、呼んでねえと思うぞ。と言うかそこの銀色の奴、仮面ライダーや、その、スーパー戦隊?と違うのか?」
あれぇ?と見渡すジオウの後に元に戻ったディケイドが呟いた事に反応した白い戦士にホロウはツッコミを入れてからウルトラマンティガと呼ばれた銀色の存在を見る。
「ああ、ウルトラマンと呼ばれる。仮面ライダーとスーパー戦隊とはまた違う光の巨人だよ」
「え、巨人!?巨人なんか!?」
「そうだよ~デカい大男に吹っ飛ばされてる俺達を助けてくれた時はすげぇ大きかったんだ!」
「待て、大男?もしかして巨大な槍を持ってて、椅子に座って空中に浮かんでいなかったか?」
答えたW(フィリップ)のに驚くウィスプへと答えた白い戦士のに聞き逃せなかったW(翔太郎)が大雑把に聞く。
「おお、そうそう!俺達とここにいないゼロワンの前にいきなり現れてよぉ、わけわかんない事を言ったと思ったらいきなり攻撃して来たんだよぉ!」
【こいつチュン】
答えた赤い戦士のに続いて鳥型ロボットがそう言って何時の間にか撮ってたのか、鳥型ロボットが写真を見せる。
「!こいつだ!俺達を襲ったのも!」
「これが、敵なんっスね」
「凄い石像みたいな見た目だな」
その写真に映し出されていたのにW(翔太郎)は言い、話に聞いていたウィスプとゲイツは改めて知って呟く。
「それよりも、ゼロワンと言ったね。もしかして見た目は黄色い飛蝗の様な感じの仮面ライダーじゃないかい?」
「おお、あんた分かるのか?その通りだぜ」
「フィリップさん。ゼロワンって俺達の世界に来る前の世界にいるって言う仮面ライダーっスよね?」
その後にW(フィリップ)のに赤い戦士は肯定し、ウィスプは思い出して言う。
「ああ、まさか彼も来ているとはね……今、そのゼロワンは?」
「えっと、確か、ここのホールの所にあった閉ざされたゲートを調べて貰っているよ。ね、ジュラン?」
「そうそう、俺達はセッちゃんが誰かいるって言うのを聞いて追いかけて来たって訳よ」
確認するW(フィリップ)に白い戦士が言ってから赤い戦士に話を振り、ジュランと呼ばれた赤い戦士もそう返す。
「なら、情報交換も交えて、そのゼロワンと合流しよう。ウイルスの汚染もこれで大丈夫なんだしさ」
「待てユウスケ、その前に水のウイルス除去が先だ。アイ、ウイルスに汚染されている水を教えろ。ユウスケにはウイルスごと水を蒸発させて後顧の憂いを断って貰わないとな」
提案するクウガにそう言ってアイを連れて向かうディケイドを見送ってウィスプは聞く。
「んでそろそろ、名前を教えてくれね?ティガは教えて貰ったけどさ」
「あ、そう言えばそうだね!俺は五色田介人!この姿では秘密のパワー!ゼンカイザー!」
「俺はジュラン!今は恐竜パワー!ゼンカイジュランだ!よろしこ♪」
「オイラはセッちゃんチュン!宜しくチュン!」
ウィスプの問いに白い戦士、ゼンカイザーはポーズを取って名乗り、赤い戦士、ゼンカイジュランも同じ様にポーズを取り、鳥型ロボット、セッちゃんも続く。
「介人にジュランにセッちゃんだな!宜しく!俺は横島忠夫!今は仮面ライダーウィスプだ!」
「……え?横島忠夫?まさか、この世界、GS美神の世界?」
自己紹介したウィスプのにゼンカイジュランは恐る恐る聞く。
「そうだが、どうした?」
「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……マジかよぉ……」
W(翔太郎)に肯定された事で頭を抱えるゼンカイジュランに誰もが首をかしげたがゲイツだけは理解した。
「そうか、あんたもか……」
「!そういう兄さんもか?」
深々と頷くゲイツにゼンカイジュランは同士よ!と手を差し出し、ゲイツも力強く握手して返す。
「おお、ゲイツが早速仲良くなってる!」
「ジュランも早速仲良くなってていいね!」
((((絶対に同族繋がりだな……(チュン)))))
それにジオウとゼンカイザーがのほほんと返す中でウヴァ、ウォズとホロウ、セッちゃんはああ……となるのであった。
次回、第17の章:飛電の社長と現れる神