GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

27 / 87
セッちゃん「前回の……前回の、GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!は!!先に進む前に士からゼウス以外のヤバい奴を聞いたっチュン!そんなヤバい奴もいるなんてこの先心配だっチュン!」


第20の章:下水道の堕ちた神

 

 

暫く下水道を進んでいたジョーカー達は装置が置かれた大きな扉の前に着く。

 

「うん?なんだろうこの装置?」

 

【この先にある通路のシャッターを開くスイッチです。次のエリアへはその通路を通って行くのですが……】

 

「何か問題があるの?】

 

装置を見て首を傾げるオーズへ説明してから言葉を切るアイにジオウは問う。

 

【安全のため、シャッターは一定時間で閉じるので通過するには高速移動手段が必要です】

 

【高速移動手段となると……何らかの乗り物が必要だな……】

 

「トライドベンダーがいるから俺は問題ないとして……】

 

「あ、大丈夫!俺とゲイツもバイクあるよ」

 

「私も問題ないよ」

 

返された言葉に心眼は呟く中でオーズはトライドベンダーを見て言い、ジオウも続いてウォズが追従した後にゲイツも含めてバイクと書かれたライドウォッチを取り出して起動するとライドウォッチは大きくなった後に変形してバイク、ライドストライカーとなる。

 

「俺達も問題ない。いつでも持ってこれる」

 

「ホント士のは助かるよな」

 

そう言ってオーロラカーテンを出現させて、そこから自身のバイク、マシンディケイダーとクウガのバイク、トライチェイサーを呼び出す。

 

「え、ここでバイクって言われてもな……」

 

「ライドベンダーを調達して来るにしてもどこにあるか分からねえよな?」

 

「無理やり相乗りするか?」

 

「俺のバイクは元の世界だからな……カムバーイク!!」

 

「俺達どうする介人?」

 

「うーん」

 

【介人!こういう時はキュウレンジャーギアっチュン!!】

 

自分のバイクを持ってないウィスプとホロウは困惑し、ウヴァはトライドベンダーを指して言う中でゼロワンがギャグを交えつつ嘆き、話を振るゼンカイジュランのにゼンカイザーは唸っているとセッちゃんが指示する。

 

「キュウレンジャーギアだね!分かった!!」

 

早速ゼンカイザーはバックルからお目当てのセンタイギアを取り出し、ギアトリンガーにセットしてハンドルを回してからトリガーを引く。

 

【41バーン!ババン!ババン!ババババーン!キューウレンジャー!!】

 

放たれた光弾は一瞬で宇宙戦隊キュウレンジャーのシシレッドの幻影となると左腕に装着したセイザブラスターにキュータマをセットする。

 

【ギョシャキュータマ!セイザアタック!!】

 

そして銃口をゼンカイジュランへ向けてトリガーを引き……

 

「へ?あらぁ!!?」

 

「にゃああん!?」

 

「アオオオン!!?」

 

「パオォォォン!?」

 

「ヴゥゥゥゥン!!?」

 

「ガオォォン!!?」

 

セイザブラスターから放たれた光弾が星座となってゼンカイジュランにニック、ラトプス、パオパオとクワタンにトラタを通り抜けると……それぞれバイクに変化していた。

 

ゼンカイジュランは自身が使うギアの元になった恐竜戦隊ジュウレンジャーのティラノレンジャーが使うロードザウラー1のバイク先端がジュランティラノの様になったバイク。

 

ニックは特命戦隊ゴーバスターズのチダ・ニックがバイクに変形した際の姿のをスミロドンドーパントをイメージしたカラーリングのバイク。

 

ラトプスは同じく恐竜戦隊ジュウレンジャーのトリケラレンジャーが乗ったサイドザウラー3のオートバイを紫色に染めたバイク。

 

パオパオは炎神戦隊ゴーオンジャーの炎神キシャモスをバイクにして銀色に染めたバイク。

 

クワタンは並行世界のクウガが乗るビートゴウラムの黒い部分を緑色に染めたバイク。

 

そしてトラタは魔弾戦士リュウケンドーと共に戦う獣王ブレイブレオンが変形したレオントライクの青い部分を黄色に染めたバイク。

 

「ば、バイクになったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

【宇宙戦隊キュウレンジャーのキュータマパワーのお陰っチュン!】

 

「すっげぇ!どれもカッコよさ全開!」

 

「おお!?すげぇ感じになってるよ俺!!」

 

驚きの声をあげるウィスプの後にそう言うセッちゃんの後にゼンカイザーは興奮し、ゼンカイジュラン改めジュランバイクは驚きの声をあげる。

 

【……ホント、なんでもありだな……】

 

「頭がいてぇ……」

 

「おいおい、人数的に1機、多くないか?」

 

「お前、どうやってハードボイルダーを呼ぶ気だったんだ?」

 

疲れた声を漏らす心眼とホロウの後にジョーカーが指摘してディケイドが呆れて問う。

 

「そりゃあ、スタッグフォンで呼び出し……あ、港湾セクターのゲート、封鎖されてるから通れねえんだった……」

 

言ってから思い出すジョーカーにやれやれとディケイドは肩を竦める。

 

ってか、バイクの名前もハードボイルド拘りなのかとホロウは呆れる。

 

「にゃあん!にゃにゃ!」

 

「アオアオーン」

 

「パオパオーン」

 

「ヴゥゥゥゥゥン!」

 

「ガオォォォォン!!」

 

「え、ちょ、今の状態で近づくの危ないから!」

 

すると自分に乗ってとばかりにニック達が詰め寄るがウィスプが慌てて止める。

 

「お前ら落ち着け、横島が困っちゃうだろ」

 

「それで横島は誰に乗るんだ?」

 

「ん、んー----……ここは公平に……ど・の・こ・に・し・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り!!」

 

ジョーカーも宥めてからホロウがさっさと決めろと催促するのでウィスプは数え歌で5匹を指さして行き、最後はニックに止まる。

 

「ようし!ニック、頼んだ!」

 

「にゃあん♪」

 

「あー……不満かもしれないが俺が乗っても良いか?」

 

「アオアオ(こくこく)」

 

「じゃあクワタン!同じ虫と言う事で俺が乗って良いか?」

 

「ヴゥゥン(こく)」

 

「がお、がおがおが?」

 

「ガオオン(こく)

 

「俺が乗っても良いか?」

 

「パオオン(こく)」

 

撫でるウィスプにニックは喜びの声をあげ、ホロウはラトプス、ゼロワンはクワタン、ジョーカーはトラタ、最後にパオパオにウヴァが跨る。

 

【カイガン!チェイサー!知られぬ幻影!数奇な運命ッ!!!】

 

【カイガン!マッハッ!変わるシグナル!フルスロットルッ!!!】

 

「あれ?レースじゃねえの?」

 

「これでもバイクの運転はいけるんだよ」

 

チェイサー魂になったホロウにマッハ魂になったウィスプは気になって問い、ホロウにそう返される。

 

バイクの運転と言う意味ではレースでも良かったが、フィリップの言葉が引っ掛かり、元々の仮面ライダーレーザーとしての力を引き出せるまでは流石にこの状況で使う気になれなかったのだ。

 

そっかぁと思いながらウィスプはニックバイクに跨り、ジオウ達も各々のバイクに跨る。

 

「それじゃあ行くよ」

 

ラトラーターとなったオーズがメンバーに確認をとって、頷いたのを見て装置を操作する。

 

【ゲート開きます!急いで!!】

 

アイの言葉を合図に一斉にバイクを走らせ、ティガも飛んで追従する。

 

トラタバイクに乗ったジョーカーを先頭に通路を駆け巡る。

 

「!バイク一台分しか通れねえほど道が細い!気を付けろ!!」

 

走っていたジョーカーは前を見て後続に注意する。

 

注意に誰もが縦一列に並んで細い道を駆け抜ける。

 

「こわ……」

 

【よくこんな道を作ったものだ】

 

何も見えない深さにウィスプはゾッとし、心眼は呆れて呟く。

 

やがて広い場所に出て、最後のウィスプが通り抜けるとゲートが閉まる。

 

全員がバイクから降りるとマスコット達は元に戻る。

 

「ここが奥か……」

 

「広い場所だな……」

 

周りを見渡して呟くゼロワンとクウガのを聞きながらジオウは前を見て、あ、あれ!と指さす。

 

奥には台座の様なのが見えた。

 

【間違いありません。あれが目的の場所です】

 

「ようし!早速取りに行こう!」

 

「待て」

 

そう言って走ろうとしたゼンカイザーをディケイドが肩を掴んで止める。

 

「ちょ、なんで止めるのさ」

 

「考えて見ろ。こんな広い場所……敵にとってうってつけの待ち伏せ場所じゃねえか」

 

「!ハァッ!」

 

不満げに言うゼンカイザーにディケイドがそう言った直後、ティガがハンドスラッシュでウィスプを狙う様に飛んで来たエネルギー弾を相殺する。

 

「な、なんだ?!」

 

【!?皆さん気を付けてください!周囲に沢山のコアエナジー反応が!?】

 

突然の事に驚くウィスプの後にアイが警告するとメンバーを囲む様に大量の戦闘員が現れる。

 

「うわぁ!?突然出て来た!?」

 

「なんだこれは!?」

 

いきなり現れた戦闘員達に驚いていると女性の笑い声が響く。

 

「どこからするんだ!?」

 

「!あそこだ!」

 

ゼンカイジュランの後にクウガが台座の方を見ると台座の前に5人の女性がいた。

 

「待っていたぞ!下賤な者よ!」

 

「我らが恨み!晴らさせて貰う為に黄泉から帰って来たぞ」

 

「穢れを持って我々を惨たらしく殺してくれた恨みは忘れはせんぞ」

 

「あのお方により蘇り、新たな力を得た私達の手により死ね!」

 

「その後は遊戯を楽しみませてもらうわ」

 

怒りをウィスプに向ける5人の女性にゼンカイジュランがウィスプに話しかける。

 

「おいおい、忠夫。なんなんだよあの女性陣。あいつ等もお前が戦った奴なのか?……忠夫?」

 

「う、がぁ……」

 

頭を抑えて膝を付いて苦しみだすウィスプにお、おい!?とゼンカイジュランは慌てて支える。

 

【まさか、平安京の月神族か!?】

 

「はあ!?月神族!?」

 

「ええ!?平安京で戦ったなんて記憶にない筈だけど!?と言うか味方じゃないの!?」

 

「ちっ、そう言う事か……お前等、あの月神族は完全な敵だ!ジュランとウヴァはそいつを連れて離れろ!」

 

心眼の言葉に驚くゼロワンとゼンカイザーの後にディケイドがオーロラカーテンを展開する。

 

お、おう!と答えてゼンカイジュランはウヴァと共にウィスプを抱え、マスコット達と共にオーロラカーテンを通ってその場から離れる。

 

「待て!」

 

「待ちな!お前等の相手は俺達だ!」

 

それを見て追いかけようとした緑のスーツを纏った女性をティガがハンドスラッシュで牽制し、ジョーカーが言う。

 

「邪魔をするな!汚れた人間よ!!」

 

「おいおい、人を見下し過ぎじゃないか?」

 

「確かに、普通じゃないね……これ、別の月の住民のが混ざってないかい?」

 

怒る女性達にゲイツは呆れ、ウォズはそう呟く。

 

「あの横島を汚れたって言うなんて、目が節穴過ぎるぜレディーズ」

 

「黙れ!!」

 

呆れた様に言うジョーカーへと怒鳴り返した赤いスーツを纏った女性が火炎弾を放ち、青いスーツを纏った女性が右手に一体化する様に装着されたライフル型アームキャノンから銃弾を放つ。

 

「俺達が言ったんじゃないんだけど!?」

 

「避けるの全開!!」

 

飛んで来たそれをゼンカイザーとジオウは慌てて避ける。

 

「はあああああ!!」

 

「うお!?」

 

「たあ!」

 

棒を持った黒ずんだ灰色のスーツを纏った女性の振るう棒をクウガは避けて、ホロウは出現した斧で受け止めてお返しの一閃を叩き込もうとして避けられる。

 

「しねしねしね!!」

 

「誰が死ぬか」

 

「君達の様な人の命を軽んじている存在に殺されはしない!」

 

エネルギー状の鞭を振るう黄色のスーツを纏った女性のをディケイドはライドブッカーソードモードで、オーズはトラクローで切り裂く。

 

「(横島のあの様子、こりゃあ早くこいつ等を倒して合流しねぇとな!)」

 

飛ばされて来る風の刃を避けながら先ほどのウィスプの様子から嫌な予感を感じてジョーカーは向かって来たマスカレイドを蹴り飛ばす。

 

そんなジョーカーの予感は悪い方向で当たっていた。

 

 

 

 

ウィスプを抱えたゼンカイジュランとウヴァはマスコット達と共にオーロラカーテンから出る。

 

急いで選んだからか、森林セクターの森の中だと気づいたゼンカイジュランは苦しんでいるウィスプに声をかける。

 

「おい忠夫!しっかりしろ!」

 

「ニャアンニャアン!!」

 

「アオアオーン!!」

 

「パオパオ!!」

 

必死に呼びかけるゼンカイジュランとマスコット達だが、ウィスプは段々と苦しむ様子が強くなり……

 

「!離れるぞ!」

 

【い、いかん!ジュラン!皆!離れるんだ!!」

 

「うが、ああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ウヴァの叫びと心眼の焦りを含んだ声と共にウィスプから強烈な衝撃が放たれる。

 

「どわっ!?」

 

「ガオーン!?」

 

「ヴゥゥゥ!?」

 

衝撃にゼンカイジュランとウヴァ、マスコット達が吹き飛んだ後にベルトからマッハ眼魂が弾き出される様に排出され、同じ様にマッハパーカーゴーストがウィスプから弾き飛ばされる様に消滅し、直後にウィスプのベルトに別の眼魂が入り込んでから漆黒の禍々しいパーカーゴーストが飛び出す。

 

【ギガン、シェイドッ!!OK!レッツゴー!イ・ツ・ワ・リッ!ゴースト!】

 

漆黒のパーカーゴーストを身に纏い、悲しみを含んだ怒りの顔の様なフェイスとなって不気味に佇むウィスプ、否仮面ライダーシェイドに最初は戸惑ったゼンカイジュランだったが成程なと納得してジュランソードとジュランシールドを構え、ウヴァも双剣を構える。

 

「どうやら止めねえと忠夫がやべぇい事だけは確かだな……良いぜ、忠夫。お前さんのその怒り、おじちゃんが受け止めてやんよ!」

 

「やれやれホントめんどくさい状況だな」

 

「■■■■ーーーーーッ!!!」

 

拳を地面にめり込ませて引き抜かれた漆黒の斧、ガンガンアックスとベルトから飛び出したガンガンブレードをぶつけ合わせて火花を散らせながら吠えるシェイドにゼンカイジュランとウヴァは駆け出す。

 

 

 

 




次回、第21の章:新たな超古代の戦士と世界の怪盗
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。