GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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セッちゃん「前回の……GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!本編は!!VIPブースで新たなコアメダルを見つけると共にゼウスの恐ろしい計画を知ったっチュン!新たなマスコットも見つかる中で次なる目的地も分かった所で襲撃されたっチュン!そんな忠夫達の前にゼウス・ドーパントが現れてテラードラゴンをけしかけて来たっチュン!!あ”あ”どうなるっチュン!!」


第31の章:空中ドッグファイト!新たな欲望の怪人

 

 

 

 

「き、来ますよ翔太郎さん!?」

 

「安心しろ」

 

迫るテラードラゴンに慌てるウィスプへとW(翔太郎)は慌てた様子を見せずにそう返す。

 

そして迫った瞬間、テラードラゴンは横っ腹に衝撃を受けて吹き飛ぶ。

 

テラードラゴンを吹っ飛ばした物、リボルギャリーはタイヤのスリップ音を響かせながら停車する。

 

「リボルギャリー!」

 

「お喋りが過ぎた様だな、ゼウス!切り札が来たようだぜ!」

 

「いつの間に……」

 

おおと声をあげるウィスプの後に左手に持ったスタッグフォンを見せつけるW(翔太郎)の行動に西条は舌を巻く。

 

リボルギャリーのタックルを受けて地面を転がったテラードラゴンはよろめいた後に再び飛翔する。

 

それを見て行くぜ!とWはリボルギャリーへと走る。

 

リボルギャリーは最初にフィリップが横島達に姿を見せた様に展開し、Wは鎮座していたハードボイルダーに跨るとハードボイルダーは一旦後ろに下がってリボルギャリーの後部のドラム部分に収納すると後部が分離し、前部だけとなったフロントセクションが前に出るとドラム部分が回転し、赤の空中ユニット「タービュラーユニット」に換装してハードタービュラーへと換装し、空中へ飛び上がり、テラードラゴンを追いかける。

 

「僕も!」

 

「タッ!」

 

Wを援護する為にトリガーとティガも追いかけ、ティガは腕を顔の前で交差し、額のクリスタルが輝いた後に腕を振り下ろすと体の色が青紫と銀色のスカイタイプに変わる。

 

トリガーもバックルに装填されていたのを抜いて、新たなGUTSハイパーキーを取り出す。

 

ウルトラマントリガー!スカイタイプ!!

 

響いた音声の後にGUTSハイパーキーをバックルの右横のスロットへ装填する。

 

ライダーブーストアップ!ランバルト

 

「天空を駆ける、高速の光!!仮面ライダー!トリガーっ!!」

 

バックルの中央を元に戻し、再び展開すると体の色が青紫に変わり、胸アーマーのクリスタルの色が変化して、クリムゾン、バイオレット、上にコバルトと言う感じに変わる。

 

仮面ライダートリガー!スカイタイプ!!

 

お互いにタイプチェンジが完了すると共に飛び上がり、ハードタービュラーと並走する。

 

「ようし俺も!」

 

「おおっと、君達にはこの者達の実戦に付き合って貰おうか」

 

それにゼロワンも続こうとしてゼウス・ドーパントの言葉に何?と思った後に地響きによろめく。

 

「おわ!?なんだ!?」

 

【強いコアエナジー反応接近中!数は4体!】

 

その言葉と共にゼウス・ドーパントの後ろにインディアンチックな羽飾りを頭に付けて青い仮面を付け、青い体に赤い三角や縞模様を持った恐竜が4体並ぶ。

 

「あれって、アロモン!?けど、あんな仮面、X抗体でも付けてなかった!」

 

「ああ、あれはテラードラゴンのに似ている……まさか」

 

「ぬう!」

 

「ぐう!」

 

驚いた声を漏らすジオウと何かに気づいたウォズの後に西条とカオスが膝を付く。

 

「西条さんにカオスのおっちゃん!?」

 

「どうした!?」

 

「わ、わからない。だ、だが、あの恐竜を見た瞬間、体に震えが走って力が……」

 

「ど、どういう事じゃ、こんな感じ、今まで色んな奴と出会って恐怖を見て来たが、初めてじゃわい」

 

慌てて声をかけるゲイツに西条は自身の意思に反して震える自分の手を見て、カオスは脂汗を流しながら呟く。

 

「成程、そいつ等にはテラーメモリの力を宿してるデジモンだな」

 

「その通りだ世界の破壊者よ。こやつらはガイアメモリの力を宿したデジモンヤミー、名付けてテラーアロモンだ。さあお前達のちからを見せてやれ!!」

 

その言葉と共に後ろに下がったゼウス・ドーパントの命令を受けたテラーアロモン達は咆哮してウィスプ達に襲い掛かる。

 

「やっぱりそうなるのね!?」

 

「ユウスケ!ウヴァ、西条とカオスを守れ!」

 

「分かった!」

 

「たくっ、しっかりしろ」

 

絶叫するウィスプの後に指示するディケイドにクウガは頷いて西条を支え、ウヴァは悪態付きながらカオスを支えてその場から離れる。

 

「こいつ等をなんとかしないと!」

 

「全く色々と手を出すね」

 

構えるオーズの隣でディエンドはぼやきながら銃弾を放つのを合図にテラーアロモンとの戦いが始まる。

 

一方で赤い火炎弾や青い十字火炎を発射したり、突進して来るテラードラゴンのを避けながらWはハードタービュラーの主翼に装備されたエナジーバルカンで攻撃し、ティガはハンドスラッシュ、トリガーはサークルアームズのスカイアローで追撃する。

 

「流石はにとりだぜ。テラードラゴンにも通用してるぜ!」

 

「油断はしない方が良い翔太郎。奴も変貌する可能性があるからそうなる前に倒そう」

 

「フィリップさんの言う通り、あのドラゴンから得体のしれない何かを感じます。何か起こる前に対処しないと」

 

「テェア」

 

感嘆するW(翔太郎)にW(フィリップ)はそう言い、トリガーとティガも同意しながら追撃を止めない。

 

テラードラゴンは吠えながら火炎弾を放ちながら突進し、3人はそれを避けた後にWが目の部分にバルカンを浴びせて怯ませた所をトリガーはサークルアームズにベルトに装填していたGUTSハイパーキーを装填する。

 

マキシマムブーストアップ!スカイ!!

 

ティガは両腕を胸の前で交差させたあと瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集約。両手を左腰に置き……

 

ランバルト!アローストライク!!

 

「ハアッ!!」

 

「シェア!!」

 

ティガは右腕を胸の前で水平に伸ばして、爆発力の高い必殺光弾、ランバルト光弾を放ち、サークルアームズから青い閃光の矢を発射してテラードラゴンに炸裂させる。

 

攻撃を受けたテラードラゴンは断末魔をあげながらコンテナ置き場に落下し、爆発四散する。

 

「よし!」

 

「……フィリップ。俺の考えてるのは分かるよな?」

 

「当然だよ翔太郎。僕も同じだ。テラードラゴンがいる時点でね」

 

ガッツポーズを取ったトリガーはWの2人の様子に訝しむ。

 

「どうしたんです?」

 

「奴は使い魔のようなもんだ」

 

「だからこそ大本がいるんだよ……テラー・ドーパントっていうドーパントがね」

 

大本がいるのにトリガーはそうでしたかと不安そうに呟いた後……勢い良く顔を向ける。

 

それはWやティガも同じであった。

 

「なんだこの気配?」

 

「皆がいる方向だ。急ごう!」

 

「タア!」

 

「はい!」

 

不気味な気配に3人は急いで戻る。

 

 

 

 

一方のウィスプ達はテラーアロモン相手には善戦していた。

 

元となったアロモンは特に炎を吐く以外は恐竜とほぼ変わらない行動しかしないタイプのデジモンだったので恐怖を放つ以外では脅威になっていないのだ。

 

「ふうむ、テスト用に作り上げたが、テラーの効果は一般人程度にしか効かないか……」

 

ディケイドのディメンションスラッシュやジオウ達のライダーキック、ゼンカイザーとゼンカイジュランのゼンカイフィニッシュバスターとディエンドのディメンションシュートで倒されて行く様子にゼウス・ドーパントはつまらなそうに呟く。

 

「分からんな……何故、そうまでして私の邪魔をする……?」

 

「当たり前だ!これ以上の犠牲を出す訳にはいかないからだ!」

 

「今度はお前の番だゼウス!」

 

心底分からないと言ってるゼウス・ドーパントの前に来たオーズは叫び、ウィスプのにゼウス・ドーパントはため息を吐く。

 

「そんな私の掲げる理想が理解できないかね?」

 

「当たり前だろ。犠牲を前提とする理想なんて、誰だって許容できるかよ」

 

「そうだそうだ!皆で楽しく生きるのが良いんだ」

 

ゼンカイジュランとゼンカイザーのにさらに深いため息を吐いたゼウス・ドーパントは顎に手を当てていた左手を動かす。

 

「ならば理解できない君達に私の研究の素晴らしい成果を見せてあげよう」

 

その言葉の後にゼウス・ドーパントの前に大量のセルメダルが降り注ぎ、4組の塊を作り上げる。

 

そして開かれた左手から36枚のメダルが浮かび上がる。

 

「あれは、コアメダル!?」

 

「そうだ。これは私が作った新たなコアメダルだ。これをセルメダルに与えると……」

 

そう言って9枚ずつの4組にするとそれぞれ4組のセルメダルの塊へと落とす。

 

「まさか……!?」

 

「ちっ」

 

その行為にオーズは驚き、ウヴァは舌打ちする中、メダルが浮かび上がって行く。

 

「な、何が起こるんだ!?」

 

「ふふふ、見たまえ、これが……命の創造だよ!」

 

その言葉と共にメダル達は姿を変えていく。

 

「その命で、むしり取れ!〝ムチリ”!」

 

1体目は頭がムカデの顔になっており、後頭部からムカデの胴体が垂れ、目は他のグリードと同じく赤いモノアイ型、ボディはハチモチーフで構成されており、首にはミツバチの毛、両肩にはアリの顔、右腕にはハチの腹部のような意匠があり、手の甲からは毒針が伸び、下半身にはムカデが巻き付いたようなライン、右足はハチのような縞模様で彩られている。

 

「その牙で命を食らいつけ!〝クライツ”!!」

 

2体目は頭がサメの顔になっており、目は黄色のモノアイ型、ボディは青色で染まったウヴァのグリード態と同じ形で右腕にカギヅメではなく鯨の尾びれの様な剣を装着しており、下半身は魚の鱗状に彩られ、足先が牙の様なのが付いている。

 

 

「強靭なる足で踏み潰せ!“ミーブ”!!」

 

3体目は頭がシカの顔になっており、枝分かれした角を持った目は黒色のモノアイ型、ボディは金色のガメルのグリード態と同じ形で、両腕に角状の外骨格が生えており、下半身は白い足に黒ぶち模様が彩られている。

 

「生命を凍らせて壊し砕け!“シーゲル”!!」

 

4体目は顔はセイウチの顔になっており、顔の横に牙の様な器官をもった目は銀色のモノアイ型、ボディは白熊モチーフで両肩にペンギンの顔、腕は白熊の毛に覆われており、手は巨大なクロ―になっており、下半身は黒い足になっている。

 

「この者達が私の全てを賭けた研究の成果!地上最強の生命体の誕生だ!ようこそ!新生グリード達よ!」

 

並び立つ4体のグリードにゼウス・ドーパントは楽し気に笑う。

 

「どうだね?コアエナジーと、ほんの少しの犠牲があれば……この神の如き所業を実現できるんだよ……」

 

「グリードを作っただけで、神様気取りかよ……!」

 

「ふん!こんな意思を持ってもいない奴等がグリードだと?ヤミー以下の存在にしか見えないな」

 

そこにW達が合流し、W(翔太郎)の後にウヴァがそう吐き捨てる。

 

「ふふふ、命を作ったのだ……それがグリードかどうかは関係ないのだよ。このために、私はまずこの島の職員を犠牲にし、次にこの島に来たこの世界の者達を犠牲にした。彼らの命を決して無駄には出来ない!」

 

「何が無駄には出来ないだ!!!命を奪っている時点で無駄でしかないんだよ!!命をなんだと思ってるんだ!!

 

「どわ!?」

 

咆哮と共にウィスプから衝撃が迸り、W達が吹き飛ぶ中でウィスプは走りながら途中で漆黒のパーカーゴーストを身に纏い、その姿を変える。

 

【ギガン、シェイドッ!!OK!レッツゴー!イ・ツ・ワ・リッ!ゴースト!】

 

「■■■■ーーーーーッ!!!」

 

「バカな、コスモスの力も持って暫くはなれない筈なのに!?」

 

「それだけ、怒りが爆発してるんだ!」

 

咆哮するシェイドに体を起こしながら驚くディエンドにW(フィリップ)はそう返す。

 

ガンガンアックスを手に、ゼウス・ドーパントへと向けて飛び掛かる。

 

が、その前にムチリ達新生グリードに立ち塞がるとその前にバリアを展開し、シェイドのガンガンアックスの一撃を受け止める。

 

「ふん」

 

そしてゼウス・ドーパントは杖を掲げると稲妻がシェイドに襲い掛かる。

 

「■■■■ーーーーーッ!!!?」

 

【オヤスミー】

 

吹き飛ばされながらシェイドは強制解除されて横島に戻るとウヴァが受け止める。

 

「う、あ……」

 

「横島君!?」

 

「命だって?そんなもの、私にとっては実験の素材に過ぎんよ。君達も見たろう?蘇ったグリードやドーパントなどの怪人達を……彼らを復活させたのも私にとってはただの通過点だ。その為に発生した、ささやかな犠牲も、この新生グリード達誕生をもって報われる!」

 

呻き苦しむ横島をみつえながら言い切ったゼウス・ドーパントへ、マスコット達は各々に光弾やビームに爪の斬撃を飛ばすが新生グリードたちに防がれる。

 

「そんな事、許されるものか!」

 

「黙れッ!天才の理想を理解できぬ愚か者たちがッ!人類は、もう命を自由に創造すべき段階に来たのだ!!」

 

「理解できるわけがない!僕の仲間に頭が良い奴がいるけど、彼だって、お前の理想なんて理解できないどころかしたくないって返すだけだ!」

 

怒鳴るオーズへと怒鳴り返したゼウス・ドーパントにトリガーは手を握り締めて叫ぶ。

 

「君達は先ほど見ただろ、ムチリ達のパワー!だが、もっと大きなコアエナジーを与えれば……こ奴等はさらなる力と、不死身の肉体を得るのだ!その時はもうすぐそこに迫っている……」

 

その言葉と共にゼウス・ドーパントはムチリ達と消えていく。

 

 

 

 

 

 




次回、第32の章:廃棄処理施設の暴力
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