GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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セッちゃん「前回の……GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!本編は!!襲い掛かって来たテラードラゴンをWがハードたービューラーに乗ってティガとトリガーと共に迎撃したっチュン。他の皆も差し向けていたデジモンヤミーを引けたものの、ゼウスは新たなグリードを生み出したっチュン!それで忠夫がシェイドに変身するも、一撃で倒されちゃったチュン!あ”あ”!これから先大変っチュン!」


第32の章:廃棄処理施設の暴力

 

 

 

 

「これで大丈夫なはずだよ」

 

【すまないな海東。しかし、まさかあの姿の横島の一撃を受け止めるとは……(胸が邪魔過ぎだ……)】

 

前回、シェイドに強制変身し、ゼウス・ドーパントへ強襲しようとしたが新生グリードたちに防がれた後に返しの一撃を受けた横島は重傷を負い、意識を失ったがディエンドにより治療を受けて完治し、敷かれたシートの上で足を延ばして座ったウヴァの膝枕で寝かされていた。

 

周りではマスコット達が心配そうに寄り添っている。

 

なお、そんな横島の顔にウヴァの爆乳が乗って微妙に苦しそうであったが……ディエンド的に横島はこれが良い霊力回復だろうなと言う事で敢えて放置し、W達も微妙な感じで見ていたが話題を新世代グリードへと向ける。

 

「ああ、ケンゴ達が来なかったら俺等も手も足も出なかった暴走形態をああもあっさりぶっ飛ばしちまうとはな……」

 

心眼のに同意しながら呻くゼンカイジュランにそうだなとウヴァも同意する。

 

シェイドについてはW達も教えて貰い、月神族の行いに憤慨していた。

 

(あれ?そうなると月の奴大丈夫なのか?横島君がいたから解決できたようなもんだよなあれ?)

 

そんな中、クウガはこれからこの世界で起こるであろう出来事のでふと疑問に思った後に唸る。

 

「正直、足がすくんでしまったね……神魔とは違うベクトルで極力相手をしたくないと思ったのは初めてだよ」

 

「俺もだぜ……あれがさらに強化されるなんて……考えたくもねえ!」

 

「島に来るまでに考えていた以上に厄介な事態になってきおったな……」

 

顔を顰める西条のにW(翔太郎)も同意し、カオスは困った顔でぼやく。

 

「絶対に阻止しないとな!」

 

「あの禍々しい恐怖を乗り越えてね……」

 

【“恐怖”……この港湾セクターの開放が確認されました】

 

グッと握りしめるゼロワンのに付け加えたW(フィリップ)のにアイは呟いた後に報告する。

 

「これで後6個か……砂漠セクターは2つ先って言ってたけどよぉ、手前に別のセクターがあるのか?」

 

廃棄物処理セクターですね。そのセクターを通り抜けるのが砂漠セクターへの一番の近道です】

 

「まずはその廃棄物処理セクターを突破しないとダメって事か……」

 

確認するホロウにアイが答え、腕を組んでジオウは呟く。

 

「それで横島はどうする?」

 

「僕と彼女が見ておくよ。彼の目が覚めたら追いかけるからさ」

 

「珍しいな海東。お前がそこまで積極的に協力するなんて」

 

確認するゲイツにディエンドが横島を膝枕+胸アイマスクしているウヴァを見て言い、ディケイドは珍しいそうに呟く。

 

「僕を命令できるのは僕だけだが、誠意をもって頼まれたからには最後までやるつもりさ」

 

「……ま、余計な事をしなければ良いか」

 

「では、廃棄物処理セクターへと行こうじゃないか」

 

【廃棄物処理セクターはこちらです】

 

返された事に興味なさげにディケイドは呟き、西条の号令の後にアイの案内を受けて出発する。

 

それを見送った後にディエンドはうーうーと魘されている横島を見る。

 

「それにしても、煩悩なしでここまで強くなっているとは、なかなかだねこの世界の横島は」

 

「そんだけ色んな強敵と戦って来たって事だろ」

 

【まぁ、そうだな色んな奴等との激戦を生き延びて来たからな……】

 

そう述べたディエンドにウヴァは唸っている横島を見てそう返し、心眼がしみじみとした声で肯定する。

 

「まぁ、そうなんだけどね……ただ、このままだと足りないとしか言いようがないね」

 

【ぬぅ、確かに足りてないと言うのは分かっているがな……】

 

「んじゃあもしそうなったらお前はどうするんだ?」

 

そうだね……とウヴァの問いにディエンドは少し考え……

 

「彼の霊力の大本を引っ張り出してやろうかなと思っているよ。その時は君にも協力してもらうよ」

 

【海東、貴様は横島に何をする気だ?】

 

「俺に何をさせる気だお前?」

 

首を傾げるウヴァと少し怒気を放つ心眼の問いに簡単な事だよとディエンドはディエンドライバーを回しながら言う。

 

「彼の大好きな物で釣り上げるだけさ♪」

 

「俺で効果が出ると思えないが……?」

 

【……それは今の状況をしている貴様のジョークかウヴァよ;」

 

心底疑問とばかりに言うウヴァに心眼はなんとも言えない声を漏らし、ディエンドは肩を竦めるのであった。

 

 

 

 

【このゲートを通った先が廃棄物処理セクターです】

 

「廃棄物か……名前だけ聞くと嫌な予感を感じちゃうよな」

 

「おいおい、本当になりそうだから止めろよ」

 

廃棄物処理セクターへのゲートを前にそう言うアイのを聞いて呟くゼロワンにホロウは注意しながらゲートを通る。

 

そして廃棄物処理セクターに付いた途端、マスカレイド・ドーパントが襲い掛かって来る。

 

「いきなりかい!!」

 

向かって来たのを叩きのめした後にオーズがあっと声を漏らす。

 

「ライドベンダーだ。今度のは……これとこれだな」

 

ラインナップを見てオーズは2枚入れてボタンを押して行く。

 

【ゴ・リ・ラ・カン!ト・リ・ケ・ラ・カン!】

 

音声の後に黒と新緑のカンが出て来て、オーズは起動するとそれぞれゴリラとトリケラトプスを模したのに変わる。

 

「ホント面白いのう……何体か持って帰りたいのう……」

 

「だったら2匹出してますからバッタカンを1匹渡しましょうか?今も1匹は横島君の所に残してますし」

 

動き回るゴリラカンドロイドとトリケラカンドロイドを見て呟くカオスにオーズはそう提案する。

 

「おお!それは助かる!こういうサポート系はいると便利なもんじゃからな!特に通信系はあって損もないからな!」

 

自分の肩に来てジャンプするバッタカンドロイドを見てカオスは喜ぶ。

 

【!皆さん、この付近に2つの反応があります。それもどちらとも一緒にあります】

 

「ホントか?」

 

「しかし2つ?気になるね……」

 

「なら、焦らず一つ一つ探っていこう!」

 

報告に驚くW(翔太郎)の後にW(フィリップ)は首を傾げる隣でオーズがそう言う。

 

とりあえずはうろちょろしている集団を倒し、辺りを捜索していると1つのコンテナを覗き込んだオーズが驚きの声をあげる。

 

「なんだこれ!?ガイアメモリがいっぱいある!?」

 

「何だって!?」

 

それにWも同じ様に覗き込むと大量のガイアメモリが放置されていた。

 

【どれも壊れていますから機能していません。実験で使われて、廃棄された物のようです】

 

「こんなに色んな記憶の奴があるとはのう……」

 

「壊れていたのが幸いとも言うべきなのか……僕らの世界の住人に下手に渡らないで済んだと言うべきか……」

 

報告するアイのを聞きながら同じ様に覗き込んだカオスは驚きの声をあげ、西条は複雑な顔で呻く。

 

「ゼウスの工程書にもガイアメモリのことが書かれていたからありえそうだね……アイ、反応はどうなんだい?」

 

【!この中から僅かな反応を感じます。()()()()()()()()()()メモリがあるようです】

 

呟いたW(フィリップ)は報告のに訝しむ。

 

「1つはもしかすると転送ので紛れ込んだ僕達のメモリかもしれないが、もう1つ、壊れていないガイアメモリがある?」

 

「この量じゃあ取り出すにも時間がかかりそうだな……」

 

「なあに、デンデンセンサーでどこらへんの位置にあるか把握すれば短縮できるだろう。とにかく探さないとな」

 

ぼやいたオーズのにW(翔太郎)はそう言ってデンデンセンサーを取り出そうとした時……

 

【敵の反応を発見!大きさは人間サイズですが質力が大きく、強力そうな敵です!】

 

「どうやら悠長に探させてくれない様だね」

 

「こういう時に限って出て来るか!」

 

その言葉に誰もが身構えると目の前に何かが降り立つ。

 

その存在は眼が存在せず、歯を剥き出した口を持った顔で、左手は鉄球状で筋肉が隆起した身体に鉄板が刺さっている怪人であった。

 

「バイオレンス・ドーパントか!」

 

「こんな場所で大暴れされたら厄介だ。ホロウ!」

 

「あいよ!」

 

【アーイ!セレクト!】

 

すぐさま怪人について看破するW(翔太郎)の後にW(フィリップ)の指示でホロウはすぐさまステージセレクトを行うと夜の砂漠に変わる。

 

「おおう、寒いのう」

 

「夜の砂漠は良く冷えますからね……」

 

肌寒さに体を抱きしめるカオスに西条も白い息を吐き出しながら呟く。

 

「んでまぁ、広い場所に戦いの場を移したが……これ、出るよな?」

 

「出そうだね……相手さんの様子がおかしいし」

 

呆れた様に言うホロウにウォズも同意してバイオレンス・ドーパントを見る。

 

「う、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

体を震わせたバイオレンス・ドーパントが吠えると……その背中から大量のセルメダルが噴き出て来る。

 

「セルメダル!?」

 

「皆、注意するんだ!」

 

「分かっている。この展開からすれば……」

 

驚くオーズの後に叫ぶ西条にディケイドが呟いている中、大量のセルメダルは大きな塊を2つ作ると2体の怪物に変貌した。

 

1体は1つの体に8本の頭部を持つ巨大な魔竜、もう1体は全身が骨だけで背中に有機物が混ざったミサイルを背負った骨恐竜。

 

「オロチモンにスカルグレイモン!?どっちも狂暴なデジモンだ!!と言うか知ってるのよりも大きい!?」

 

「もう怪獣サイズですよ!?」

 

「あのよぉ……もう嫌な予感しか感じねえぞ」

 

「俺も陰念と同じだわ」

 

【ホロウさんとジュランさんの考えてる通りか分かりませんが……巨大化した怪人達と同じ様にバイオレンス・ドーパントのコアエナジー反応が上昇しております】

 

その竜達を見て驚きの声をあげるオーズとトリガーの後に嫌な予感を感じているホロウとジュランにアイは凄く申し訳なさそうに報告すると共にバイオレンス・ドーパントは強く輝き……

 

グォォォォォォン!!

 

巨大化し、その姿を大きく変貌させていた。

 

その見た目は顔は竜の様な顔つきになり、右手も鉄球へと変化し、先っぽに巨大な鉄球が付いた尻尾が生え、全身に鉄釘が刺さった二足歩行の竜であった。

 

「……恐竜の映画でティラノサウルスと対峙した人の気持ちがわかった気がしますね」

 

「奇遇じゃな。ワシもじゃ」

 

「マジで仮面ライダーにウルトラマンが相手する様な存在と対面させるならJか一号のどっちかにして欲しいもんだ」

 

吠える3体の竜を見ながら顔を青ざめて呟く西条に同じ様に青ざめたカオスが同意する隣でディケイドはぼやくのであった。

 

 

 

 

 

 

 




次回、第33の章:狂竜進撃
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