GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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セッちゃん「前回の……GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!本編は!!大暴れする3台恐竜を前に巨大化するティガとトリガーに介人たち!グラウンド・ゼロが放たれてヒヤッとしたけどなんとか倒したっチュン!これで無事にメモリ探しができるっチュンね~」


第34の章:救出、機界戦隊

 

 

 

「翔太郎さん。メモリまであとどれ位ですか?」

 

「あともうちょいだ。そのまま進めてくれ」

 

ゼロワン達と共にガイアメモリを退かしながら確認するオーズにW(翔太郎)はデンデンセンサーで見ながら返す。

 

「おーい」

 

「横島、もう大丈夫なのか?」

 

そこにウヴァとディエンドと共にウィスプが来て、ホロウが問う。

 

「お、おう、大丈夫だぜー」

 

「あ、ああ……そうか……」

 

少し震え気味に返すウィスプにホロウは気になったが深く聞かないでおいた。

 

メモリをかき分けていた組の中でゼンカイザーが声を上げる。

 

「あ、もしかしてこれじゃない?」

 

ゼンカイザーがメモリをかき分けてそれを手に取る。

 

その手にある黄色のガイアメモリを見てW(フィリップ)は肯定する。

 

「ああ、ルナメモリで間違いない」

 

「ふぅー-っ、これでようやく6つ揃ったぜ!」

 

差し出されて受け取った黄色のガイアメモリ、ルナメモリを見てW(翔太郎)は安堵の息を吐き出す。

 

「ん?これは、壊れてないな」

 

それを見ていたゼロワンはふと、ゼンカイザーがかき分けたメモリの1つを手に取る。

 

【あ、これです。これがルナメモリと共にあった反応のです】

 

「或人君。それを見せてくれないかい?」

 

そんなゼロワンの手にあるのを見て言うアイの後に西条がお願いする。

 

言われた通りにゼロワンはメンバーに見える様に手に持ったのを見せる。

 

それはガイアディスプレイに光り輝く鳥の羽で出来たJが刻まれた白みがかった水色のガイアメモリであった。

 

「なんだこのメモリ?」

 

「!?これは、まさかこのメモリまで作り上げていたとは……」

 

訝しむW(翔太郎)だが、W(フィリップ)は驚いた様子でそのメモリを見る。

 

「フィリップさん。そのメモリがなんなのか分かるんっスか?」

 

「ああ、これはジャスティスメモリ正義の記憶を内包したメモリだ」

 

「正義の記憶か、これがここにあるのは使えないからなのかな?」

 

聞いたウィスプにW(フィリップ)は答え、ジオウは呟く。

 

それをW(フィリップ)は首を横に振る。

 

「いや、これは誰でも使える。故に()()()()()()()()()だ」

 

「なんだって?」

 

「なんで?普通、正義なら悪い奴には使えないでしょ?」

 

「!?そう言う事か、確かにそれは作るのは阻まれるな」

 

ゼンカイジュランとゼンカイザーが疑問を感じると西条が渋い顔をして言う。

 

「え?西条さん。どうして作るのは阻まれるんですか?正義なんだから悪い奴に使えないでしょう?」

 

「逆じゃ横島。悪い奴だからこそ手に渡ったらいかん代物じゃこのメモリは……どうやらゼウスはその価値に気づかんと放置したか、あるいはアイダ博士が危険性に気づかせて壊れた物の中に紛れ込ませた可能性があるのう」

 

不思議そうに聞くウィスプにカオスはジャスティスメモリを見てそう述べる。

 

「横島、正義の定義は君には分かるかい?」

 

「て、定義ッスか?そう言われると……」

 

いきなり問われた事にウィスプは口籠る。

 

それは他のメンバーも同じで困った様に唸る。

 

普通ならば正義の意味は倫理、合理性、法律、自然法、宗教、公正などに基づく道徳的な正しさに関する概念であるがW(フィリップ)のなぜそう問うか分からない面々にW(フィリップ)は言う。

 

「正義の定義と言うのは、はっきり定まっていない。特に個人の正義の考えた方は千差万別だ。それ故にジャスティスメモリは持ち主によって変化する」

 

「え?変化するって?」

 

「文字通りだと思うよ横島君。使用者の正義の持ち方で発揮する力が異なる……それが悪人でもね」

 

疑問を浮かべたウィスプは西条の言葉に驚く。

 

「ええ!?ちょ、待ってくださいよ西条さん!なんで悪人が正義の記憶の内包したメモリを使えるんですか!?」

 

()()()()()だからだよ。さっきフィリップ君が言った様に個人の正義は千差万別だ。悪には悪なりの、正義の考えがある」

 

慌てて詰め寄ったウィスプは西条の口から出た言葉に驚く。

 

「そ、そんな、矛盾してますよそれ!?」

 

「ああ、言葉で言えば矛盾だ。だけど横島君。善と悪とは言葉では収まりきらない程の物だ。だからこそジャスティスメモリは作られてはならない存在だったんだね」

 

「その通りだ西条。ジャスティスメモリは先ほども言った様にその者が持つ正義によって発揮する力は異なるんだ。純粋に力を増幅するのもあれば憎む存在への特攻や無力化など、故にガイアメモリを最初に作ったミュージアムはジャスティスメモリの脅威を理解し、作らなかった」

 

「確かにそりゃあ、厄介で済ませて良いもんじゃないな」

 

思わず叫ぶウィスプに西条は苦い顔で言い、W(フィリップ)のにW(翔太郎)はため息を吐く。

 

下手すれば自分達の天敵が生まれかねない危険性を孕んでいるのだ。

 

作ろうなど思わないだろう。

 

「ちなみにここにロストドライバーはあるけど、使ってみるかい?」

 

「お前、便利屋な感じになってないか?」

 

そう言ってW(翔太郎)が使っていたロストドライバーとは別のロストドライバーを見せるディエンドにディケイドは呆れる。

 

「……ならば僕に使わせて欲しい。僕としては見ている状態から脱せられてありがたいしね」

 

「……確かにこの状況は人手が多い方が良いしね。ただし西条、この島の事件が終わったらメモリは破壊させて貰うよ。それはあり続けるのは危険しかない」

 

そう名乗り上げる西条にW(フィリップ)は暫し思案してそう言う。

 

頷いた西条はロストドライバーを受け取って装着し、ゼロワンから渡されたジャスティスメモリを起動する。

 

ジャスティス!

 

「変……身!!」

 

気合を入れて西条はジャスティスメモリを装填する。

 

ジャスティス!!

 

音声の後に西条の姿は肩と胸が電王ソードフォームの赤い部分を白みがかった水色に変更した肩アーマーと胸アーマー、腕と足が仮面ライダージョーカーの黒い部分を白みがかった水色に変え、紫の部分をメタリックシルバーに変更し、顔は緑色の部分が白みがかった水色になり、複眼が黄緑色になってアンテナ部分がJとなった仮面ライダーJへと変わる。

 

「ほい、鏡」

 

「これがジャスティスメモリを使った姿……」

 

「仮面ライダージャスティスって所だな」

 

ゼンカイジュランの出した手鏡で映った自分の姿を見て呟く西条にW(翔太郎)がそう言う。

 

「これで僕も戦える。皆、宜しく頼むよ」

 

「はい!改めて宜しくだな西条さん」

 

ああと頷いた後に西条、ジャスティスは大量廃棄されたガイアメモリを見る。

 

「しかし、ガイアメモリが大量に廃棄されていると言うのが気になるな……」

 

「ゼウスの工程書にも項目があったな……」

 

「こうなると、タブー・ドーパントも復活しているか、もしくはその力を持って怪人となった者がいるのを仮定すると……」

 

「ガイアメモリの工程は完了したと見るべきだろうな」

 

「ええ!?じゃあ先を急がないと!」

 

【あ”あ”!?】

 

ジャスティスやW(翔太郎)の後に考察するW(フィリップ)のにディケイドがそう言い、ゼンカイザーが焦るとセッちゃんが突如叫ぶ。

 

「おわ!?いきなり叫んでどうしたの?」

 

【介人!ジュラン!ガオーン達の反応がこの近くにあるっチュン!】

 

「それホント!?」

 

「どっちにいるんだ!?」

 

あっちチュン!と上の通路を見て方向を示したセッちゃんのにアイはすぐさまその方向に何かあるかを言う。

 

【あちらは廃棄物を焼却するコンベアルームですね。先ほどのでセキュリティレベルが下がった事で行けます】

 

「それって、ヤバい可能性あるんじゃ!?」

 

「確かに、急いで向かうぞ!!」

 

報告に誰もが慌てて上の通路に各々の方法で昇り、戦闘員を倒しながらコンベアルームへと突入する。

 

足を踏み入れると声が響き渡る

 

「助けてぇぇぇぇぇ!!!」

 

「介人ぉぉぉ!ジュランンンン!!」

 

「お助けぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「今の声!」

 

「ああ、ガオーン達だ!」

 

声のした方を見ると縛られてコンベアに乗せられているガオーン、マジーヌ、ブルーンの姿を視認する。

 

「ガオーン!ブルーン!!」

 

「無事かマジーヌ!!」

 

「!?介人!」

 

「おお!ジュランも!」

 

「或人さんも無事だったスね!」

 

声をかける2人にガオーン達は嬉しそうに言う。

 

「早く助けないと落ちちゃうよ!」

 

「よし!急いで助けよう!僕はコンベアを止めにスイッチを探しに行くよ」

 

「なら俺も!」

 

「俺達は3人を助けよう!」

 

「おう!」

 

「それじゃあ俺も!」

 

ジオウのにジャスティスはすぐにそう言って走ってウィスプもマスコット達に動かない様に指示してから追い、ゼンカイザーとジュラン、オーズはコンベアの方へと走る。

 

「頼む!俺は援護するぜ!他の皆も西条さんや横島と一緒に探してくれ!」

 

ルナ!トリガー!

 

そう言ってWは早速取り戻したルナメモリをトリガーメモリと取り出してダブルドライバーにセットして展開する。

 

ルナ!トリガー!!

 

音声の後に姿を変幻自在の銃弾を放つルナトリガーへと変わり、トリガーマグナムを握る。

 

「流石にここで大人数は動きづらい。ここで状況を見て手を出すぞ」

 

「分かった!」

 

「シュ!」

 

「ラジャー!」

 

「了解!」

 

ディケイドの言葉にクウガとティガ、トリガー、ゼロワンは頷く。

 

「邪魔だ!!」

 

立ち塞がる戦闘員をジャスティスが鍔の左側が銃身になっており、反対側にマキシマムスロットが付いた両刃の銃兼用の西洋剣『ジャスティスソード』で切り裂いていく。

 

「す、すげぇ西条さん」

 

【成程、確かに純粋な戦闘力を上げている……】

 

疾風怒濤の攻めにウィスプは驚嘆し、心眼は純粋な戦闘力を上げている事を分析する中、ジャスティス、西条は仮面の中で顔を顰めていた。

 

(成程、ジャスティスメモリが作られなかったのは()()()()()()()

 

先程から自身の頭の中で声が響くのだ。

 

自分の正義を貫け、自身の正義を邪魔する者は倒せと……

 

(ジャスティスメモリは正義、使用者の正義が揺らがない様に誘導する作用、いや自身が正しいという意識を持ち続けてしまう副作用があるようだな……)

 

ホントに危ういなと感じながら西条は必死に耐えながらジャスティスソードを振るう。

 

暫く戦闘員を倒して進んでいると装置を見つける。

 

「あ、あれがそうなんじゃないですか西条さん!」

 

「ああ!早く止めよう!!」

 

指さすウィスプにジャスティスは返事をして接近し、緊急停止のボタンを見つける。

 

すぐさまジャスティスは装置のボタンを叩き押す。

 

それによりコンベアは停止し、ガオーン達は安堵の息を吐く。

 

「!コンベアが止まった!」

 

「今がチャンスだ!」

 

「おお!救出全開!!」

 

それにオーズ達はすぐさまガオーン達の元へと急ぐ。

 

そんな3人へと複数の光弾が迫る。

 

「!?あぶねぇ!」

 

「ふっ!」

 

「ハッ!」

 

それにW達はすぐさま撃ち落として行く。

 

が、撃ち落としを逃れた1発がコンベアに着弾する。

 

「おわっ!?」

 

「!ブルーン!!?」

 

それにより起きた振動でコンベアの最終地点近くにいたブルーンは落ちかけてしまい、オーズが慌てて右足を掴む。

 

宙ぶらりんとなったブルーンをオーズは離さない様に力を強める。

 

「は、放してください!このままではあなたまで!」

 

「ダメだ!君が何を言おうと、俺は絶対に離さない!!」

 

危ないと叫ぶブルーンにオーズは拒否する。

 

「ブルーン!」

 

「今助けるぞ!!」

 

ガオーンとマジーヌを安全な場所に運んだゼンカイザーとゼンカイジュランは急いで助けようと走るが再び光弾がコンベアに着弾する。

 

「!?うわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

それにより再び起きた振動でオーズとブルーンは落ちてしまう。

 

「映司さん!!」

 

「ブルーン!?」

 

落ちる2人にゼンカイザーとゼンカイジュランは叫ぶ。

 

 

 




仮面ライダージャスティス
外見:肩と胸が電王ソードフォームの赤い部分を白みがかった水色に変更し、腕と足が仮面ライダージョーカーの黒い部分を白みがかった水色に変え、紫の部分をメタリックシルバーに変更し、顔は緑色の部分が白みがかった水色になり、複眼が黄緑色になってアンテナ部分がJとなった仮面ライダーJ
概要
西条輝彦がジャスティスメモリとロストドライバーを使って変身した姿。
彼自身の正義心でその強さを跳ね上げるが正義心を一辺倒にさせて暴走する危険性がある。
彼自身の特徴と霊剣ジャスティスを元に作り上げた鍔の左側が銃身になっており、反対側にマキシマムスロットが付いた両刃の銃兼用の西洋剣『ジャスティスソード』を武器にしている。
必殺技はジャスティスメモリを装填し、持ち手の所にあるトリガーを1回引く事で刃にエネルギーを纏わせて切り裂く『ジャスティスラッシュ』、マキシマムドライブを発動した後に再度トリガーを引く事で強力なエネルギー弾を放つ『ジャスティスシュート』、ベルトのマキシマムスロットに装填して飛び上がり、放つ両足蹴り『ライダーキック』


ジャスティスメモリ
外見:ガイアディスプレイに光り輝く鳥の羽で出来たJが刻まれた白みがかった水色のガイアメモリ
概要
正義の記憶が内包したメモリ。
端子の色が翔太郎達の持つ次世代型ガイアメモリのボディメモリと同じ金色だがその特徴はT2メモリと同じ。
これ1つだけでは特に効果はないが使用者を得る事で真価を発揮する。
その真価は使用者の正義によってそれに沿った力を与えるのだ。
例えば悪を許さないならば強い身体能力を与え、神に対するならば神封じに神殺しの概念を与える感じだ。
毒素はないのだが、使用者の正義感を暴走させてしまう他、使用者が正義だと感じていればそれを正義としてのめり込んでしまう危険性を孕んでいる。


次回、第35の章:6人揃ってゼンカーイ!
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