GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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セッちゃん「前回の……GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!本編は!!ゼンカイレッドがなぜ存在するかを聞いた翔太郎達。砂漠セクターへ行くんだけども、なんと砂漠セクターが凍り付いていたんだっチュン!!驚いている所にマンモンの集団が来たと思ったら巨大なペンギン型カキ氷機が現れたっチュン!!なんなんだっチュンあれ!?」


第37の章:氷結世界の雪女

 

 

「で、デカいペンギン型カキ氷機ぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 

「おいおいおいおい!?あれもデジモンだって言うのかよ!?」

 

現れたのに絶叫するウィスプの後にホロウが慌ててオーズへと問う。

 

「いや、俺もあんなの初めて見たから分かんない!!ソウゴ君は知ってる!?」

 

「知ってる!あれはダイペンモンだよ!」

 

「ダイペンモン?」

 

「氷の闘士、エンシェントメガテリウモンの遺した氷のスピリットの力を持つデジモンだよ。あんな見た目だが強いデジモンだ」

 

「成程、ならばこの風景も納得できるのう……「おっほほほほほほ!!」ぬっ!?」

 

オーズに変わって答えたジオウの後のウォズの軽い解説にカオスは納得した所に女性の笑い声が響く。

 

誰もがどこからしたのか辺りを見渡してあそこだとクウガがダイペンモンの頭を指さす。

 

よぉく見てみると女性の姿が見える。

 

腰まである紫髪で、服装は肩や胸元が見える程着物をはだけているのだが、その着物がどことなくサイバー感を出しており、ミスマッチしている感じだ。

 

「待っていたぞ仮面ライダーよ!」

 

「な、なんだあのウヴァさんとどっこいどっこいな恰好をした人は!?」

 

「おい」

 

楽し気に言う女性を見て思わず言ってしまうウィスプにウヴァはジト目で見る。

 

【彼女からドーパントの反応が出ています!】

 

「あの女性がドーパントだって!?」

 

「雪に女……!?まさか、お前は美神令子に液体窒素で逆に凍らされた雪女か!」

 

「それじゃあアイスエイジのドーパントとして蘇ったのか!」

 

報告したアイのに驚くジャスティスの後にW(フィリップ)のにW(翔太郎)は状況から考えて言う。

 

「美神令子……!あぁ!忌々しい!あの女には苦汁を嘗めさせられた!思い出すだけでも腹立たしい!!」

 

そんなW、特にフィリップのに女、雪女こそアイスエイジ・レディは怒気と共に吹雪を巻き起こす。

 

その寒さにマスコット達は震えてウィスプに身を寄せる。

 

特に爬虫類のブーニーや恐竜のラトプスに昆虫のクワタンは元になったのが寒さに弱いので震えが激しい。

 

「砂漠セクターを氷のセクターに変えた元凶は奴で合ってるみたいだな」

 

「このまま動物ちゃん達が危ない!早く奴を倒して元に戻そう!!」

 

ディケイドの後にやる気満々なゼンカイガオーンが勢い良く言う。

 

動物好きなガオーンとしてはパオパオ達と似た存在であるデジモンヤミーのマンモンとは戦い辛いがそれを理由にゼウスのやろうとしてる事で他の動物達の命の危険を見過ごせないので意を決している。

 

「ようし俺も!トラちゃん宜しく!」

 

ファイヤー!オーソライズ!!】

 

ゼロワンもまた今の状況を変える為に赤いプログライズキーを取り出してゼロワンドライバーに翳す。

 

直後に赤い燃え上がるメカニカルな虎が出現する。

 

【プログライズ!】

 

その後にゼロワンドライバーにセットすると黄色のアーマーが再び変形・移動し、マスクは両腕の方に移動する。

 

ギガントフレア(巨大な炎)!フレイミングタイガー!エクスプロッシブ パワー オブ(威力は爆) ワンハンドレッド ボムズ(弾100発分)

 

その後に空いた所に光の粒子となってゼロワンに張り付くと虎を模した深紅のアーマーが新たに装着される。

 

「なら俺達も!」

 

ヒート!】

 

トリガー!】

 

ヒートトリガー!!】

 

「なら俺もさっきの様にやりますか」

 

【アタックライド!イリュージョン!】

 

【カメンライド!】

 

龍騎!!】

 

響鬼!!】

 

【フォームライド!】

 

【フォームライド!オーズ!タジャドル

 

【フォームライド!フォーゼ!ファイヤー!!】

 

キィィィィィィン!

 

タカ!クジャク!コンドル!タ~ジャ~ドルゥ~~!!

 

ファイヤー・オン!

 

【アタックライド!ソードベント!ストライクベント!!】

 

【アタックライド!音撃棒烈火!】

 

【アタックライド!ヒーハックガン!】

 

Wはヒートトリガーへと変わり、ディケイドはそう言ってカードをセットしてバイラス・ドーパント変異体の時の様にイリュージョンで分身、炎を使う仮面ライダーへと変身し、クウガもアルティメットフォームに変わる。

 

「ようし俺も!」

 

ウィスプもまたスーパー戦隊眼魂を取り出すと眼魂は雪の結晶と十字手裏剣の様な模様が混ざったのに変わり、それをセットしてレバーを引く。

 

【カイガン!ニンニンジャー!忍び・なれども・しのばな~い!】

 

音声の後にアカニンジャーを模したパーカーゴーストを身に纏う。

 

【忍者一番刀!】

 

「忍ぶどころか、暴れるぜ!!」

 

「では私も」

 

続いてウォズが懐から少し大きめのミライドウォッチ、ギンガミライドウォッチを取り出すとサイドパーツを回転させてからビヨンドライバーにセットする。

 

タイヨウ!アクション!】

 

音声の後に流れる音楽を響かせながらビヨンドライバーのハンドルを前に向ける。

 

【投影!ファイナリータイム!灼熱バーニング!激熱ファイティング!ヘイヨー!タイヨウ!ギンガタイヨウ!

 

音声の後にウォズに新たなアーマーが装着されてマントを靡かせた後に太陽の様なオーラを放ってから顔のインジケーショントラックアイは炎を模したタイヨウの文字に変化したウォズの強化形態、ウォズギンガファイナリーの派生形態ウォズギンガタイヨウフォームとなる。

 

その際、発せられた高熱に近くにいたゼンカイレッドを除いたゼンカイジャーの面々とウィスプはあちゃちゃちゃ!?と慌てて離れる。

 

「熱さならこれだ!」

 

ディ・ディ・ディ・ディケイド!

 

自分も乗り遅れないようにとジオウはディケイドライドウォッチを取り出してセットしてジクウドライバーを回す。

 

【ライダータイム!仮面ライダージオウ!!】

 

アーマータイム!カメンライド!ワーオ!ディケイド!ディケイド!ディーケーイードー!

 

アギト!

 

ディケイドアーマーを装着してから今度は新たなウォッチを取り出して音声の後にディケイドライドウォッチのF.F.T.スロットにセットする。

 

ファイナルフォームタイム!ア・ア・ア・アギト!!

 

右肩アーマーのディケイドの文字がアギトに変わり、左肩から胸にかけてのアーマーに描かれたバーコード部分がバーニングとなった後……顔と胸から下がアギトバーニングフォームの姿へと変化する。

 

「祝え!破壊者と神を退けた仮面ライダーの力を使いし時の王者!!その名も仮面ライダージオウ ディケイドアーマーアギトフォームである!!」

 

「なんだその名前は!?長いしふざけておるのか!!」

 

すぐさま祝辞を述べたウォズのにアイスエイジ・レディは怒鳴り、まぁ、言いたい事は分かるとゲイツとホロウ、ジャスティスは思わずうんうんと頷く。

 

その間にティガとトリガーもそれぞれパワータイプになる。

 

「ええい!貴様らのその様な熱など、もろとも凍らせてやる!!やれい!!」

 

そんなメンバーを見てアイスエイジ・レディはマンモン達へと命令し、マンモンの集団は吠えて襲い掛かる。

 

「カオスのおっちゃん。ニック達を頼む!」

 

「分かった!」

 

すぐさまマスコット達をカオスとウヴァに預けるとウィスプも戦闘に加わる。

 

ーパオォォォッォン!!ー

 

「おおっと!」

 

牙で突き刺そうとするマンモンのをウィスプは避けると共に手裏剣の様なアイテム、忍シュリケンで五トン忍シュリケンを忍者一番刀へとセットすると回転させる。

 

【メラメラジャー!】

 

「おりゃあ!」

 

音声と忍者一番刀の刃から炎が飛び出し、ウィスプはもう1度来た牙による攻撃を避けてから切り裂いていく。

 

「ふん!」

 

「おりゃあ!」

 

ホロウは連続パンチを叩き込み、ジオウも続いて炎のパンチを叩き込んで吹き飛ばす。

 

【カメンライド!ギャレン!カメンライド!アクセル!カメンライド!ブレイブ!】

 

「行きたまえ!」

 

ディエンドはディエンドライバーに3枚のカードをセットしてからトリガーを引いて飛び出したシルエットが変化して銃を使う仮面ライダーギャレン、加速の記憶を持つガイアメモリを使う仮面ライダーアクセル、青い騎士を模した仮面ライダーブレイブとなる。

 

【ファイヤー】

 

【エンジン!ジェット!】

 

【カ・チーン!】

 

ギャレンはラウズカードを自分の武器であるギャレンラウザーにラウズして炎の銃弾を放ち、アクセルはエンジンブレードをギジメモリのエンジンメモリをセットして切っ先からエネルギー弾を超高速で射出し、ブレイブは専用武器のガシャコンソードの炎の剣で切り裂いていく。

 

「ジャスティスメモリ、お前が持ち主の正義で求める力を出すのなら僕の求める力を出して貰うぞ!」

 

ジャスティスはジャスティスメモリにそう語りかけると両腕に炎の模様が追加されると燃え上がる。

 

それを見たジャスティスはすぐさま炎を出して切り裂いていく。

 

次々とマンモン達が倒されて行くのにアイスエイジ・レディは苛立った様子で手を握る。

 

「おのれぇ……どうやら私自ら動かないといけないようだな!」

 

その言葉と共にダイペンモンに冷気を流し込むとダイペンモンは頭のハンドルを勢い良く回し始める。

 

「ちょちょちょ、あいつ、何かする気だぞ!」

 

【きょ、強力なエネルギーが放出されようとしています!】

 

【あ”あ”!あいつ、このセクターを凍らせたのと同じ事をオイラ達に向けて放つつもりっチュン!!】

 

気づいたゼンカイジュランが叫ぶとアイとセッちゃんが警告する。

 

「受けよ!!地獄のブリザードクラッシャー!!」

 

咆哮と共にダイペンモンの口から強烈な雪が雪崩の様に放出される。

 

「とんでもないのが来たぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

迫る雪崩にウィスプ達は慌てる。

 

「全員、凍えてしねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 

 

 

 

 

 

 




次回、第38の章:黄金の王

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