GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ 作:鳴神 ソラ
【キィンキィンキィン!!】
【セイウチ!シロクマ!ペンギン!!】
【セイ!シロギンー!セイ!シロギンー!】
前回の後、クウガを休ませる為に汚染観測所へ入ったW達は入って少し進んだ先に置かれていたPCを調べてる間にシーゲルから得られたメダルを使い、オーズは頭が左右に牙のような器官が付いた赤い複眼のセイウチヘッド、前腕部全体を覆うクマの手の様な外骨格の腕のシロクマアーム、脛部分に翼が付いて足先がフィンのようになったペンギンレッグの寒冷系コンボのセイシロギンコンボにチェンジした。
その後にウィスプから渡された眼魂に力を込めて上から灰色、白、青の横線トリコロールの眼魂になる。
「はい、横島君」
「あざっす!しかし、プトティラと属性が被ったな……」
「ぽへ~?」
「うー-ん。確かに氷の属性は同じだけど、このコンボはさっきの様な極寒の中、超低温の環境下でも最高の状態で戦える様に適してる感じだね。プトティラの様に力で攻める感じでもないようだし」
渡されたセイシロギン眼魂を天井の灯りのに翳しながら呟くウィスプにオーズは先ほどいた戦闘員での戦った際のセイシロギンコンボについてそう述べる。
「まぁ、とにかく力で攻めたいならプトティラ。極寒の中で戦うならセイシロギンって事っスね!そう言う事ならセイシロギンで寒い中を調査するって事も出来そうですし!」
「確かにGSの仕事をする時にそう言う寒い場所にも行くかもしれないから役に立つと思うよ」
【まぁ、確かにそうだな。あんまりライダーの力に頼るのもどうかと思うが、生身では危険な状況なら使うのも手か……】
纏めるウィスプにオーズも同意し、心眼はううむと唸りながらそう呟く。
「どうだアイ?」
【このPCに情報は入ってませんね……】
「ふうむ、そうなるとUSBメモリーなどの別の記憶装置に入れてる可能性があるね……」
「ねえ、記憶装置ってこれの事?」
一方でPCのに何か情報がないかを確認していたW(翔太郎)にアイは答え、W(フィリップ)のに近くの棚を見ていたゼンカイザーが右手に持ったUSBメモリーを見せる。
【あ、それですね。このPCに差し込んでください】
「分かった」
お願いされて早速持って行こうと走るゼンカイザーだったが……突如大きな揺れが起こる。
「うわぁ!?」
【地震です!ご注意ください!!】
「皆!伏せるんだ!」
誰もが突然の地震に慌ててしゃがみ込むが走っていたゼンカイザーはこけてしまう。
その際に持っていたUSBメモリーを手放してしまい、USBメモリーは下の階層へと落ちてしまう。
【あ”あ”!?観測レポートが!?】
「早く取りに行かないと!?」
「待て横島!不用意にそのまま降りようとするな!!」
慌てて飛び降りようとするウィスプをホロウが止める。
「煙が凄くて良く見えないな……アイ、記憶装置が落ちたのはどれ位だい?」
【……反応によると3フロア下まで落下した様ですね……】
「それじゃあさっさと取りに行こう!反応が分かるなら翔太郎さん達のデンデンセンサーで見つけられるだろうしさ!」
確認するジャスティスにアイは答えたのにジオウがそう言って降りようとして待ってください!と止められる。
【下の階に溢れている煙は……高濃度の汚染物質、有毒ガスです!これは変身中でも危険な数値です!】
「つまり拾いに行くのは無理だと言う事か?」
「あ、だったら僕達で行くのはどうかな?僕達だったら毒ガス位なんともないしね!」
「確かに、キカイノイドである我々ならば人間には危険な毒ガスの中を動けると思います。ここは我々4人が行くのが良いかと」
警告するアイのにゼンカイガオーンが提案し、ゼンカイブルーンも続く。
【一応、ここには汚染物質への対策が準備されていますので各フロアに次のフロアの汚染を浄化する装置がある筈です】
「んじゃあ念には念を入れて、それを見つけながら降りて行きますか」
「行ってくるッス!」
「気を付けろよ。敵が突然現れる可能性があるからな」
早速降りて行くゼンカイジュランやゼンカイマジーヌ達にW(翔太郎)が注意する。
アイと共に階段を下りたゼンカイジュランは端末を見つけてあれが装置かと思いながら近づこうとして、マスカレイド・ドーパントの集団に阻まれる。
「いきなりかよ!行くぞガオーン!」
「了解!」
早速襲い掛かって来た敵にゼンカイジュランとゼンカイガオーンは各々の武器で迎え撃つ。
「自分もやるッス!」
「私も上半身飛ばして!」
そんな2人をマジーヌスティックで飛び上がったゼンカイマジーヌと上半身を分離させて飛び上がったゼンカイブルーンがギアトリンガーで援護射撃して倒して行く。
「ようし、これで敵がいなくなったと……」
早速ゼンカイジュランは端末の緑色のボタンを押すと稼働音と共に下の1階分のガスが消えていくのを確認する。
【下の1フロア分の浄化に成功しました】
「おお、効果覿面だな」
「けど、1階分だけしか効いてなくない?」
「そうなると各階の浄化装置を動かして行くしかないですな」
「いやぁ、うっかり落ちたらヤバいッスから自分らで正解だったッスね」
そう会話しながら4人は襲って来る敵を倒しつつ浄化装置を動かして降りて行く。
【最後のフロアの浄化に成功しました。もう毒ガスはありません】
「いや、それは良いんだけど……足場無くない?」
報告するアイのにゼンカイガオーンは進む先を見て呟く。
確かにゼンカイガオーンの言う通り、足場が壊れており、下へと降りる道が見当たらない。
「あ、だったら自分が降りて探して来るッス」
「私もお供します」
「気を付けろよ2人とも」
マジーヌスティックに跨るゼンカイマジーヌと上半身を切り離して降りる準備をするゼンカイブルーンにゼンカイジュランが声をかけた後、2人は下へ降りて行く。
「あ、あった!あったっスよ記憶装置!」
「壊れた様子もないですからしっかり使えますよ~」
「やった!」
「ようし、あ、セッちゃん。記憶装置見つけたぞ~」
少しして元気な声が返って来たのでゼンカイガオーンは喜び、ゼンカイジュランは早速セッちゃんを通じて皆へ報告するのだが……
【あ”あ”!?ジュラン!悪いけど今こっち戦闘中チュン!!】
「はい!?」
告げられた事に驚きの声をあげる。
☆
少し時間を戻し、ゼンカイジュラン達が3回目のを動かす前
「皆大丈夫かな?」
「まぁ、何かあった時はアイが戻って来る手筈だから大丈夫と言う事だよ」
「その通りじゃ横島よ。お前さんはお前さんで新しいマスコットの仮の名前決めを聞いておけい」
心配するウィスプにジャスティスはそう言い、カオスが新しいマスコットグリードの仮の名前決め大会をしてるクウガ達を指さす。
「セイウチがメインだからセッチーとかどうだ?」
「ここはクマも入れてセイマとかどう!」
「いやいやだったらペンギンのも入れてペマウチとか!」
「はいは~い!俺はギンセイが良いと思う!」
さあ、どれ?と顔を向けるクウガ、ジオウ、ゼロワン、ゼンカイザーのにウィスプはうーんと唸った後……
「介人のギンセイに決定!!」
「よっしゃあ!勝利全開!!」
「ぽへ~♪」
新たなマスコットグリードもといギンセイを持ち上げて言うウィスプに付けられた本人も嬉しそうに鳴き、ゼンカイザーもはしゃぐ。
やれやれと心眼はぼやいた後……
【!?全員気を付けろ!何かが入り口から近づいて来るぞ!】
「早速襲撃を仕掛けて来たか!」
その言葉に誰もが入口へ顔を向けて警戒する。
「うあぁぁぁぁ……」
現れたのは、女性であった。
ただ、目に生気を感じられず、その顔の半分から管の様なのが伸び、その体は見覚えのあるものであった。
「あ、あれって死津喪比女がなってたバイラス・ドーパントの!?」
「な、なんなんだこいつ!?」
現れた存在にウィスプやホロウが思い出して驚いていると体に衝撃が走ったのを感じた後に女性の後ろに邪眼の幻影が現れる。
「な、なんじゃあれは!?」
「!?邪眼!やっぱり蘇っていたのか!?」
「あれが話に聞いた邪眼!なんて禍々しい気配なんだ!」
現れた邪眼の幻影に驚くカオスの後に叫んだクウガのにジャスティスはジャスティスソードを構える。
「久しぶりだな邪眼。今回はコアエナジーを使って蘇ろうとしてるのか?」
ー世界の破壊者よ。かつての様に我が野望の邪魔はさせんぞー
「おいお前、死津喪比女に何をしたんだ!!」
ライドブッカーを構えながら声をかけるディケイドにそう返した邪眼へとウィスプは問う。
ー我が力により……本来の姿に蘇っただけだが……ー
「これが本来の姿だと!?」
「バイラス・ドーパントの要素も混ざっている時点で本来のとはかけ離れているとしか言えないと思うがね」
告げられた事に指摘しながらW(フィリップ)はヒートメモリへ変えられる様に手を動かす。
ー我が世界、怪人世界での本来の姿なのだから変わりない。我が僕よ。邪魔ものを排除せよー
「■■■■■■!!!」
その言葉と共に邪眼の幻影は消え、死津喪比女転生体は雄たけびを上げてW達へと両腕の触手を鞭の様に振るう。
【アーイ!セレクト!】
避けたホロウはステージセレクトを行い、広い円形のホールへと場所を変えると死津喪比女転生体を中心に囲む様に構える。
まだグローイングから戻れていないクウガはカオスと共に離れる。
「全員遠距離で攻撃するんだ!奴に毒ガス攻撃をさせる隙を与えるな!」
「了解ッス!」
指示を出すジャスティスのに誰もが了承して戦闘を開始する。
次回、第13のレポート:恐竜カーニバル