GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ 作:鳴神 ソラ
バイラス・ドーパント転生体との戦いは変異体の時より安定していた。
その理由は新たなコンボを得たオーズとウィスプ、ゼロワンの活躍があったからだ。
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「この!」
「冷凍!」
「毒はどくすに限るっと!!」
バイラス・ドーパント転生体は毒液を主に噴き出して攻撃して来るのでオーズがシロクマアームの能力で毒液近くの床の熱を奪い取って床事毒液を凍らせて、ウィスプはガンガンブレードからセイシロギン眼魂の力による氷結弾で凍らせて、ゼロワンはハイブリッドライズ形態の1つフリージングベアーの手の平のフリーズユニット『ポーラーフリーザー』から対象を急速冷凍させる凍結材を噴射する事で被害が広がらない様にしていた。
変異体と違い、気体ではなく液体だからこそ凍らせる事で毒が周りに広がっての死の危険性は低くなった。
「おらぁ!」
「ちょあぁ!」
「ふっ!」
さらに青い姿でのパラドクス魂のホロウとゼンカイザーの援護射撃を受けながらジャスティスメモリの特性でウイルス無効を得たジャスティスが斬りつけてバイラス・ドーパント転生体の動きを封じる。
「士!分かってるな!」
「ああ、こういうのは一気に燃やし尽くすのが一番だからな」
それを見ながらWとディケイドはお互いにWヒートトリガーの姿になりながら必殺技の態勢に入る。
【トリガー!マキシマムドライブ!!】
【ファイナル!アタックライド!ダ・ダ・ダ・ダブル!!】
「横島君!或人君」
「「はい!」」
音声を聞いてオーズはベルトのメダルを再スキャンし、ウィスプはレバーを引き、ゼロワンはプログライズキーを押し込む。
【キィンキィンキィン!スキャニングチャージ!!】
【ダイカイガン!オーズ!オメガドライブ!!】
【フリージングインパクト!】
「「「はっ!!」」」
ゼロワンはポーラフリーザーからさらに強烈な凍結材を噴射し、オーズとウィスプは同時に床を殴りつける事で殴った所から床が凍りついてバイラス・ドーパント転生体へと向かって行き、ジャスティスによりその場に縫い付けられたバイラス・ドーパント転生体を氷の中に閉じ込める。
イ フ
ン リ
パ ー
ク ジ
ト ン
! グ
「「「トリガーエクスプロージョン!!」」
同時に引き金を引くと疑似的なツインマキシマムドライブによる火炎放射がバイラス・ドーパント転生体を閉じ込めた氷事燃やし尽くす。
炎が消えたのを見てからW(翔太郎)は心眼へと問う。
「心眼。もう気配はないか?」
【ああ、大丈夫だ。もう奴の気配はない」
「ふう、これで大丈夫だな」
「お疲れ様です西条さん」
安堵の息を吐くジャスティスにウィスプは労う。
「ああ、ジャスティスメモリはホントに危ういが持ち主の望む特徴を出すのがあって良かったと思うよ」
「確かに、後はバイラス・ドーパントが理性がない状態だったのも助かった要因だね」
「人の姿で液体ばっかばら撒こうとしてたからな……マジでそれで良かったかもな……」
「しかも直接触れたらヤバいもんね;」
そう呟いたジャスティスにW(フィリップ)はそう言い、ホロウとクウガも変異体の暴れっぷりのを思い返してふうと息を吐く。
「とにかく、これで後はジュラン達が戻るのを待つだけか」
【さっき通信して来たっチュン。あっちも観測レポートを無事に手に入れたそうっチュン】
「良かった~」
元の場所に戻り、ゼンカイジュラン達が戻るのを待っているとゼンカイジュラン達が慌てた様子で戻って来る。
「介人!?大丈夫だったの!?」
「うん。バイラス・ドーパントと戦っていたけど大丈夫だったよ」
声をかけるゼンカイガオーンにゼンカイザーはそう返す。
バイラスって何?と首を傾げているゼンカイマジーヌとゼンカイブルーンはゼンカイジュランが簡略に伝えると顔を青ざめる。
「うえぇ、機械にも取り付くってマジヤバな奴じゃないッスか!」
「それが理性がない状態だったのなら毒を色んな所に撒き散らされなくてホント良かったですね;」
ドン引きするゼンカイマジーヌにゼンカイブルーンも冷や汗掻いて言う。
ホントになと頷いた後にゼンカイジュランは観測レポートが入った端末をWに手渡す。
「ほい端末」
「サンキュー、アイ、早速データを出してくれ」
分かりましたとWがパソコンに端末を接続したのを見てアイはアクセスする。
それによりパソコンにデータが表示される。
「……この数値が汚染物質のかな……とても高いな……」
「こんだけ高いからこのセクターは生き物が住めなくなって、砂漠になっちゃったんっスかねぇ……」
「む、これは……ある時点から浄化装置による浄化処理が無くなってるようじゃな」
【おかしいですね……?このリンクは?】
データ内にあったのを見て呟くオーズとウィスプの後にカオスが気づき、アイも疑問を持った後にリンクに気づいてそれを開く。
すると命令書が表示される。
「これは……ゼウスの命令書か……浄化作業を中止せよか……数日前で必要のなくなった浄化の研究を中断し、前作業員は“新世代兵士”プロジェクトに移行するか……」
【必要が無くなった!?安全で無公害、平和利用のエネルギーと……ずっとわたしは……】
「ゼウスの奴!ゆるせねぇよ!平和の為に利用される筈だったエネルギーを悪用するなんて!」
読み上げたジャスティスのを聞いてショックを受けるアイにウィスプは手を握り締めてゼウスに怒る。
「アイの信頼を裏切って許せないよ!」
【“裏切り”……これが……」
「でもこれではっきりしたよね。何があっても……絶対に、ゼウスの野望を止めなきゃって」
「それに邪眼もだな。奴はゼウスの計画に混じって自身の復活に怪人の帝国を作る野望を再びやろうとしてるようだしな」
ジオウの言葉を噛み締めるアイにオーズはそう言い、ディケイドも続く。
【映司さん、士さん……】
「行こう。このセクターを開放しに」
誰もが頷いた後に観測所を出て歩き出す。
「しっかし、めちゃくちゃ広い場所だな……なんもないし……」
「確かに、こうも砂、砂、砂だけなのは味気ねえよな」
歩きながらそう呟くゼロワンにゼンカイジュランも同意する。
「翔太郎、なんだか雲行きが怪しくないかい?」
「そうか?気のせいだろ。このカラッカラの風景を見ろよ!」
ふとそう言うW(フィリップ)のにW(翔太郎)はそう返す。
「言われてみると、風も強くなってるような……」
「風?風は俺達の味方じゃねえか」
「それは風都の風だと思うよ翔太郎」
首を傾げるオーズのにそう言ったW(翔太郎)はW(フィリップ)はツッコミを入れる。
「砂漠で風が強い……まさか!?」
【大変です!砂嵐が接近しています!】
「そうそう、砂あら……す、砂嵐ぃぃぃ!?」
それにジャスティスが気づくと共にアイが警告し、W(翔太郎)は迫ってる奴に気づいて驚きの声をあげた後に強烈な砂嵐が全員に襲い掛かる。
「ぼへぇー---!?」
「ギンゼイ!?マジーヌちゃん!ギンセイにも防護服!!」
「分かったっス!ぬぬぬマジーヌ!!」
マスコット内で新参だったのでただ1匹纏ってなかったギンセイにウィスプが慌ててお願いし、ゼンカイマジーヌも言われてギンセイに防護服を纏わせる。
「ちょ……どこかしのげる場所はねえのか!?」
【この向こうに居住施設がある筈なのですが……センサー類もノイズだらけで……】
「心眼。お前は?」
【無茶言うな。流石に霊的やそれに近いのは分かるが、何もない施設を探すなど出来る訳ないだろう……む?】
確認するW(翔太郎)に答えるアイの後に聞くウィスプに心眼は答えてから訝しむ反応を見せる。
【あっ!何か敵反応が!】
【これは、新生ではない方のグリードだな】
「となると……ここまで出てないアンク、メズールにギルだが……旅したヤツの話じゃあギルじゃなくて恐竜グリードのどいつか?」
すぐさま報告するアイと心眼のにウヴァが呟いた後にそれは姿を現す。
シャチをモチーフにした頭部、イカやタコの様な吸盤の並んだ脚部、首元に巻かれたウナギに上半身にタコの足が垂れ下がったマントの様なのを纏った存在。
「メズール!」
「なんで水棲系のこいつがこんな所にいやがるんだ?」
目の前の存在、コピーメズールにウヴァが訝しむ中にコピーメズールはその場から逃げていく。
「逃がすか!おい、追いかけるぞ!」
「翔太郎、どう考えても罠だよ!」
「そうだな。コピーとはいえ水がないこんな場所に現れたとなれば、何か策を齎してるとか思えんな」
慌てて追いかけようとする相棒をW(フィリップ)は制止し、ウヴァも賛同してそう付け加える。
「僕も同じ意見だね。それに、水があれば強いのなら、このセクターのどこかにオアシスがあって、そこにおびき寄せようとしてる可能性もありえるよ」
【それに、この砂嵐の中で追跡は困難ではないでしょうか?】
「心配すんなって、フロッグポッドで足音を探すし、心眼に追跡して貰えれば良いしな」
【ぬぅ……確かに感じてはいるがな……】
「それ、俺も行かないといけない流れになるのでは?;」
苦言するジャスティスと付け加えるアイのに返したW(翔太郎)のにウィスプは自分を指して言う。
「この砂嵐で逸れたら危ないし、敢えて敵の懐に飛び込むのはどうかな?」
「まぁ、メズールのパチモン1人だけならこのメンバーで行けるか?」
「それにオーズが新しい力を得られれば探索できる範囲も増えるから追うのありだと思う!」
そう提案するディエンドのにウヴァはそう呟き、ゼンカイザーも続いたのでジャスティスは仕方がないかとため息を吐く。
「それじゃあコピーメズールを追跡しよう。油断しないで気を引き締めよう」
「うっす!」
「ようし!追跡開始だ!」
号令の元、W達はコピーメズールの追跡を開始するのであった。
「………」
「デュ?」
そんな中、無言になっていたトリガーにティガは声をかける。
「!大丈夫、僕達も追いかけよう!」
「タァ!」
慌てて返事をするトリガーにティガは頷いて追いかける。
(なんだろう……感じた事のある気配をここに来てから感じる……コレって一体……)
次回、第41の章:オアシスの水棲女性