GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ 作:鳴神 ソラ
「だぁぁぁぁぁぁ!!疲れたあぁぁぁぁぁぁ!!」
「酷い目にあった……」
「あの祠のコンセプトを考えた奴、イカレてるだろ」
「へとへとゼンカーイ」
湖の近くにて、W(翔太郎)は叫んで仰向けになり、他の面々も各々に疲れた感じで座り込んだり、Wと同じ様に倒れたりしていた。
ディケイドやディエンドも何とも言えない感じで疲れている。
祠の中の空間のでウィスプ達と違い、全員の出る場所がランダムで、それによりぶつかったり、乗っかられたりとで苦労させられ、肉体的より精神的に疲れが出たのだ。
「えっと、後来ていないのは?」
「横島君とウヴァさんにガオーン君、ウォズ氏、ゴーダ、マスコット集団だね」
確認するオーズにジャスティスが答える。
(嫌な予感しかしない……)
「ガオーンもそうだが、忠夫の奴大丈夫かねぇ……」
「大丈夫だろう。奴だって仮面ライダーだ。こんな事位……「おーい」どうやら仲間が来た様だ……」
ギャグ的な方向で嫌な予感を感じてるホロウの隣で心配するゼンカイジュランにそう返したゲイツは言ってる途中でゼンカイガオーンの声に顔を向けて、固まる。
どうした?と固まったゲイツにゼンカイジュランも同じ様に見て、固まった。
「介人~皆~」
「お待たせだぜ~」
そこには……全身血だらけのゼンカイガオーンとゴーダが同じ様に血塗れの横島を抱えていた。
「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
(ああ、やっぱり……)
その光景にゲイツとゼンカイジュランは抱き合って悲鳴を上げ、ホロウは仮面の中でため息を吐くのであった。
ーーただいま、ディエンドによる横島回復中+ゼンカイガオーンとゴーダ洗浄中ーー
「ふう、これで大丈夫だね」
汗を拭う様に腕で頭を撫でてディエンドはそう言う。
なんとか回復した横島はチェアウェの背中に寝かされ、マスコット達によるマスコット布団に埋もれていた。
ウヴァの奴による刺激を抜き取る為か顔にモフモフのニックとトラタを寝かせてネコ吸いを行いスーハース―ハーしている。
ちなみにゴーダとゼンカイガオーンはディエンドに消臭して貰ってもう血の匂いしてない?とお互いに匂いを嗅いで安堵する。
「あー……そんな事があったのか……」
「彼らしいと言えばなんと言うか……」
その間、ゼンカイガオーンとゴーダから事情を聞いてWの2人はなんとも言えない声を漏らし、他の面々もあーとなる。
「ホントウヴァ、君は女性なんだからそこらへん気を遣って上げなよ;」
「俺が悪いのか?」
「半分悪いっスね」
その原因の1つであるウヴァはオーズとゼンカイマジーヌに説教されていた。
「しかし、祠を抜けた先が湖とはな……」
【どうも、
「変わった名前を付けてるのう……意味分かって付けとるんじゃろうか……」
そんな説教されてるウヴァから視線を外して目の前に広がる湖を見渡すゼンカイレッドにセッちゃんが解説し、カオスは呆れた顔で呟く。
「クライツはメズールと同じ様に水棲生物のグリード。きっとこの湖のあの島に逃げたに違いないね」
「となると……普通に泳いで行くんじゃあ外壁に阻まれるから、空を飛んで行くしかなさそうだな……」
「だったら僕が空中から島に侵入します」
「タァッ」
「あ、だったら自分も行くッスよ」
湖に浮かぶ島を見て推測するW(フィリップ)にW(翔太郎)は島の外壁を見て言い、それにトリガーが名乗り上げ、ティガとゼンカイマジーヌも続く。
「だったら俺は水中を調べて見るよ」
「俺も付いて行きますよ」
「我も付いて行こう」
水の中を見てみると提案するオーズにゼロワン、ダーゴンも乗っかる。
「だったら僕達は水上を調べるよ。一応島以外にいないかを確かめる的な意味でもね」
「お、ハードスプラッシャーの出番だな」
「ならユウスケ、俺達も水上だ」
「クウガゴウラムで行くんだな。分かった!」
W、ディケイド、クウガはクライツや他に怪人がいないかを確認する為に水上で調べると言う。
「良し、なら他のメンバーはこの辺りの周囲を数人でチームを組んで探索しよう。怪人を見つけたら倒して行く感じで」
「僕は彼の介護の為に残るよ。護衛と言う意味では僕が最適だからね」
「ちゃんと見て置けよ海東」
「わしも残るから安心せい」
「俺も残る。こんなにいるんだ。残ってても大丈夫だろう」
ジャスティスが残ったメンバーへとそう言い、ディエンドが横島の護衛を買うと言い、念押しするディケイドにカオスとウヴァも残る事を言う。
「良し、皆行くぞ」
W(翔太郎)の言葉におーと各々に返した後に分かれる。
「しかし、小僧もこやつが大胆な恰好をしているとはいえ初心過ぎじゃろ」
「僕の知ってるのより初心すぎるから新鮮でもあるね」
「鼻血を流し過ぎて将来死にそうなんじゃね?」
ウヴァをチラ見してからメンタル回復中の横島を見てカオスは頬を掻き、ディエンドはウヴァのにあながち外れてはいないだろうねと肩を竦める。
(蛍の嬢ちゃん達の事もあるから否定できんのがな……)
「まぁ、横島の煩悩云々はひとまず置いとくとして……!」
うーむと唸っていたカオスはディエンドが行った行動に目を見開く。
突如ディエンドはディエンドライバーである方向を撃つ。
放たれた銃弾は通り過ぎず……何かに着弾する。
「出てきたまえ、いる事は分かっているんだ」
「っ!」
「成程な離れるぞ」
ディエンドの言葉にカオスはすぐさまウヴァとチェアウェと共に任せたぞ!と離れる。
「やれやれ、世界の破壊者と言い、勘が良すぎじゃないだろうか泥棒よ」
その言葉と共にフォーティスが現れる。
現れたフォーティスにディエンドは仮面の中で目を鋭くさせる。
「……ふぅん。君、その力をどうやって手に入れたのかな?」
「……どういう意味かな?」
そんなフォーティスを見てディエンドはそう問い、フォーティスはとぼける様に返す。
「では聞き方を変えよう。君は
「おやおや、なにを根拠に言ってるのだ」
続けざまに問われた事にフォーティスはディエンドをみつえながら再びとぼける。
「とぼけなくて結構。何分、僕は別の世界の横島と関わっているのでね。霊力関連のもかじってるからか分かるんだ……君から
「……ふん。世界の破壊者と言い、やはりお前達は好かん存在だ」
ディエンドライバーを向けながらみつえているディエンドにフォーティスは毒づく。
「僕はあんまり首を突っ込む性分じゃないが、お前はどうも気に入らないね」
「それはこちらのセリフだ。私も図々しい顔で土足で踏み込む貴様達が気に喰わん!!」
その言葉と共に互いに手に持っていた銃が火を噴いて銃弾がぶつかり合う。
【【アタックライド!ブラスト!!】】
続けざまにカードをセットし、今度は強力な銃弾を同時に放つがディエンドの方が多く、相殺されなかった銃弾がフォーティスに命中する。
「ぐう!?」
「下手な芝居はやめたまえ。受けた振りをするのならばもう少し演技を良くした方が良いんじゃないかな?」
火花を散らして後ずさったフォーティスにディエンドは冷めた声で指摘する。
それにフォーティスは不機嫌そうにふんと鼻息を荒くする。
「ホント貴様達は人をイライラさせる。ちょっかいをかけるのも大概にするのだな」
「そう言うのを現在進行でしてる君に言われたくない言葉だね」
抜かせ!とフォーティスは紅いディエンドライバーにカードを2枚セットする。
【カメンライド!クウガ!】
【カメンライド!ディケイド!】
「はっ!」
キュインキュインキュインキュインキュイーン!!
カメンライド!ディケイド!
引き金を引く事で放たれた銃弾はすぐさまクウガとディケイドに変わる。
「おや、2人を出せば僕が油断すると思ったのかい?」
「慌てるな、ここからさ」
軽口を叩くディエンドにそう返すとフォーティスは呼び出したクウガとディケイドの背に腕を突き刺し、何かを抜き取る様に引き抜く。
それによりクウガとディケイドは消えるが、フォーティスの手には見慣れた物、ディケイドライドウォッチとクウガライドウォッチがあった。
「!ライドウォッチを作り出しただと!?」
【ディ・ディ・ディ・ディケイド!】
驚いているディエンドにフォーティスはディケイドライドウォッチを起動させた後に自分から見て左側のスロットにセットすると機械音が響き渡り、ベルトの中央部分にあるボタンを押してロックを解除してからベルトを回転させる。
【逆行! パラドクスタイム!スゴイ・ネガイ・オモイ 仮面ライダーフォーティス、フォーティス、フォーティスッ!!アーマータイム!】
音声と共にフォーティスの纏っていたローブが弾け飛び、その体にディケイドアーマーが装着される。
【カメンライド!ワーオ!ディケイド!ディケイド!ディーケーイードー!】
「見よ!これが簒奪者が破壊の力を得た姿!さらに!」
【クウガ!!】
今度はクウガライドウォッチをディケイドライドウォッチのF.F.T.スロットにセットし……
【ファイナルフォームタイム!ク・ク・ク・クウガ!!】
その姿を右肩アーマーのディケイドの文字がクウガに、左肩から胸にかけてのアーマーに描かれたバーコード部分がアメイジングマイティに変わって顔と胸から下がクウガのアメイジングマイティフォームを模したのに変化したディケイドアーマークウガフォームへと変える。
【ライドヘイセイバー!】
「古の力をさらに纏った姿だ!」
「やれやれ、めんどくさい相手だね」
ライドヘイセイバーを構えたフォーティスにディエンドはぼやきながらディエンドライバーで攻撃を開始するのであった。
次回、第48の章:終焉者VS簒奪者