GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ 作:鳴神 ソラ
ディエンドがフォーティスと戦っていた頃、オーズはダーゴンとゼロワンと共に水中で襲い掛かって来るハンギョモンなどのデジモンヤミーやピラニアヤミーを倒しながら調査していた。
「!この穴、あの島の中に通じているのではないか?」
少ししてダーゴンが島の方へと行けるだろう穴を見つけ、ゼロワンとオーズは頷いてその穴へと突入する。
暫く進んでいると光が見えて、そこから飛び出す。
「島の中に入れたかな?」
「どうやら我ら以外にも来た様だな」
周りを見て呟くオーズはダーゴンの言葉に見上げると丁度トリガーがティガとゼンカイマジーヌと共に降りて来る所であった。
「おお、3人も丁度来た感じか」
「うん、飛んでるデジモンヤミーがいたから少し大変だったけどね」
「ホントっスね;」
話しかけるゼロワンにトリガーとゼンカイマジーヌはそう返す。
そんなメンバーの前にクラゲヤミーやハンギョモンが現れる。
「!」
「皆行こう!!」
オーズの号令にそれぞれ攻撃を開始する。
向かって来る戦闘員やヤミーを倒しながら進んでいると広い場所に出る。
「島の中央部だろうか?」
「クライツとアイはここにはいないのか?」
周りを見て呟くダーゴンの後にトリガーは姿を探していると……
ドパーーーン!!!
水飛沫をあげてクライツが現れる。
その腕にはアイが拘束されている。
「アイ!」
【映司さん!皆さん!】
駈け出そうとしたオーズはクライツがアイを掴んでいる力を強める。
それにより呻きだしたアイにオーズ達は足を止めるとその前にハンギョモンやサメヤミーの集団が現れる。
「くそぉ、アイを助けないといけないのに」
「ま、魔法を使う暇がないっス」
ジリジリと迫る集団に誰もが身構える。
クライツはそれをじっと見ている中……
バキューン!!
「!?」
アイを押さえていた腕を何者かに撃たれ、アイを放すと共に割り込んだ人物により奪取される。
「よっと、ゴクジョーじゃないが奪わせて貰ったぜ」
その人物は茶色のコートを靡かせてクライツに向けて不敵に笑う。
「!?イグニス!?」
「よ、ケンゴ。久々だな」
驚きの声をあげるトリガーにアイを救助した人物、イグニスに驚く中、そんなイグニスへとサメヤミーが飛び掛かり……割り込んだ男性に殴り倒される。
「何してるんだ社長!!」
「ええ!?不破さん!!」
怒鳴った男性にゼロワンは驚いた声をあげていると陽気な男女の声が響く。
「「ヨホホイ♪ヨホホイ♪ヨホホイホイ♪俺はカイゾク♪ お宝求めて海から海へ〜♪俺はカイゾク♪ 自由求めて世界から世界へ〜♪必ず手に入れるぜ〜♪ そしたら気分痛快〜♪」」
「ええ!?」
「え?知り合いっぽい?」
陽気な歌に驚きの声をあげるゼンカイマジーヌにオーズが聞く中、暗くなったのでなんだろうと見上げると、上空にワニ型の巨大戦艦が浮かんでいた。
「デカァァァァァァァァァァイ!?以下説明不要!!」
「空飛ぶ鰐!?」
「クロコダイオー!やっぱりゾックス達ッスか!?」
それにゼロワンとトリガーが驚き、ゼンカイマジーヌが言っていると戦艦から2人の男女は降りて来る。
「ヨッホッホーイ!久しぶりだなマジーヌ」
「お久ー」
「ゾックスにフリント、どうしてここに?」
気さくに話しかけて来る2人の男女にゼンカイマジーヌが戸惑って聞く中、クライツが怒って口から水球を飛ばす。
「おっと、割り込むのは止めて欲しいもんだな……行くぞフリント」
「りょ~かいアニキ☆」
そう言って2人が取り出したのは、本体を覆い隠す程巨大な赤い舵輪とサーベルの様に湾曲した刃が付いた銃、ギアダリンガーだ。
「ええ!?なんで2つあるんっスか!?」
「新しく作ったのだ~」
にひひと笑ってからフリントはゾックと共にギアダリンガーにセンタイギアをセットする。
【回せー!】
「「チェンジ痛快!」」
そう言ってギアダリンガーの舵輪を回す
【ツーカイザー!/ツーカイフリント!】
音声の後に音楽が鳴りだす。
【ヘイ!~~♪ヘイヘイ!~~♪ヘイ!~~♪ヘイヘイ!!】
流れる音楽に合わせて2人は手を振り上げてジャンプすると共に1回ギアダリンガーをタンバリンの様に軽く叩き、口に手を当ててアワワワワ〜の振りから2回、腕を回してから足で1回、最後に一回転してから2回叩いてからトリガーを引く。
【ヨーソロー!ツーーカイに、レボリューーション!】
飛び出した歯車型エネルギーが2人を包むとその姿を海賊を模した戦士に変える。
ゾックスは金の、フリントはピンクのサブカラーが入った銀色だ。
「海賊のパワー!ツーカイザー!」
「発明のパワー!ツーカイフリント☆」
クライツへと向けて2人は名乗り上げる。
「面白い変身するねお2人さん。なら俺も」
それにイグニスは笑った後に懐からトリガーが使うスパークレンスバックルを黒く染めたのを取り出して腰に装着するとGUTSハイパーキーを取り出して起動する。
【トリガーダーク!】
その後にバックルの右横のスロットへ装填する。
【ライダーブーストアップ!ダークゼペリオン!!】
「未来を染める漆黒の闇……!」
右手を後ろに引き、左手を前に突き出した後……
「仮面ライダー!トリガーダーク!!」
右腕を天へ掲げると共に左手でバックルの中央をスライドさせるとバックル中央が展開して菱形のクリスタルが現れ、黒い闇の竜巻がイグニスを包み込む。
【仮面ライダー!トリガーダーク!!】
闇の竜巻が弾け飛ぶと中から顔を除き、体が通常トリガーと同じ体系に骸骨を模した鎧を胸と腕、足に纏い、両肩に鋭い突起を生やし、右肩は若干の丸みを帯びたショルダーアーマー、左肩は非常に鋭角的なショルダーアーマーを身に纏ったトリガーダークへと変わる。
「これが仮面ライダートリガーダークか……良いな」
「イグニスも仮面ライダーに!?」
調子を確かめて笑うMRトリガーダークにトリガーが驚く中、不破はゼロワンドライバーを取り出して装着するとプログライズキーの1つ、ダイヤウルフゼツメライズキーを取り出して、それにグリップタイプの拡張モジュール、アサルトグリップを装着して起動する。
【ダイアバレット!】
「ふん!」
音声が鳴り響いた直後、不破は……ダイヤウルフゼツメライズキーをこじ開けようとする。
「ええ!?」
「あの人、無理やりこじ開けようとしてるッス!?」
「不破さん!ドライバー!キーをドライバーに翳して!!それだとエラー起こす!!」
その行動にオーズとゼンカイマジーヌは驚き、ゼロワンが慌てて指摘するが不破は気にせず……
「うぉぉぉぉぉぉおーそらぁぁぁーいず!」
そのままキーを無理やり展開する。
その勢いのまま展開されて振り下ろされたダイヤウルフゼツメライズキーは偶然、オーソライザーの前を通過する。
【オーバーライズ!】
それにより狼のロストモデルが出現し、周囲を駆け巡る。
【プログライズ!】
飛び回るロストモデルを見ながら不破はダイヤウルフゼツメライズキーをゼロワンドライバーに装填し、右手を大きく振り上げ、スナップをかけてから握りしめて体を少し右に捻った後に勢い良く飛び上がり……
「変身っ!!」
向かって来たロストモデルを殴り壊す。
【
壊されたロストモデルはアーマーへと変換され、着地してアンダースーツを装着した不破の体へと伸びたバンドで装着されて行き、その姿を仮面ライダーバルカンローンウルフに変える。
「そ、そう言う風に変身していたんだ……」
えぇ……とゼロワンが唖然とする中、並び立った4人の戦士にサメヤミーとハンギョモンが襲い掛かる。
「痛快に……」
「行くぜ☆」
ツーカイザーとツーカイフリントの言葉と共に駆け出し、オーズ達も続く。
駈け出す中、オーズはメダルをダーゴンとティガがミーブから得たコアメダルに変えてスキャンする。
【キィンキィンキィン!!】
【シカ!ガゼル!ウシ!シーガーゼシー!シーガゼシー!シィーガーゼシィー!】
その姿を3本ずつ枝分かれした形状の角シカアントラーが特徴のシカヘッド、手首から前腕部にかけて強靭な角状の外骨格ガゼルアントラーを装備したガゼルアーム、膝が鼻輪を付けた牛の顔で足全体が牛模様なウシレッグの偶蹄類系コンボ、シカゼシコンボとなる。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
咆哮してオーズは勢い良く突進と同時に刺突を行ってハンギョモンやサメヤミーを吹き飛ばしたり、突き貫いて行く。
「イグニス!」
「おっと、サンキュー」
サメヤミーを蹴り飛ばした後、トリガーから投げ渡されたサークルアームズをマルチソードで振るった後にGUTSハイパーキーを取り出す。
【ザイゴーグ!】
それをサークルアームズにセットする。
【マキシマムブーストアップ!ザイゴーグ!!】
音声が鳴り響いた後にトリガーを引く。
【インパクト!ソードフィニッシュ!!】
「おらぁ!!」
刀身が赤く輝き、振るうと共に伸び、数体サメヤミーを切り裂いた後に戻って赤いトゲが生え、トリガーダークはそれを突き出し、伸びた棘がハンギョモン達を貫く。
「ヨホホーイ!!」
「イエーイ☆」
ソードモードにしたギアダリンガーを振るうツーカイザーをツーカイフリントがギアダリンガーとフリントロックピストルの二丁拳銃で援護する。
「ぬぬぬマジーヌ!!」
飛び上がったゼンカイマジーヌはサメヤミーの水球攻撃やハンギョモンの銛を避けながら電撃の雨を浴びせる。
「ふん!はぁ!」
「おりゃあ!」
「タッ!」
クライツにバルカンがパンチのワンツーを食わらせ、そこにティガとゼロワンが蹴りを食らわせる。
「ぬん!」
続けざまにダーゴンがアッパーで打ち上げる。
「おい社長、一気に決めるぞ」
「ああ、一気に行こうぜ不破さん!」
見上げながらアサルトグリップのボタンを押して声をかけるバルカンにゼロワンも返す。
【ファイナルバレット!】
その後に同時にベルトのキーを押し込む。
【ローンウルフインパクト!!/バイティング!インパクト!!】
音声の後にバルカンは左足に狼型のエネルギーを纏い、ゼロワンは両腕のアンリミテッドチョッパーからエネルギー体の分身が出現させてから同時に飛び上がり……
「はぁぁぁ!!」
ゼロワンがエネルギー体の分身体チョッパーで噛み砕くかの様に挟み込んでからバルカンの飛び蹴りが炸裂する。
ロ ー ン ウ ル フ
バ
イ
テ
ィ
ン
グ イ ン パ ク ト
イ ン パ ク ト
「!!!!?」
ドカァァァァァァン!!
爆風を背に2人が着地した後、オーズは落ちて来る6枚のコアメダルに気づいてキャッチする。
「これ……ポセイドンのメダルだ!?」
そこに描かれた、サメとクジラ、オオカミウオのメダルにオーズが驚いた直後、雷が降り注ぐ。
「うえ!?何々!?」
「まだ敵がいるのか!!」
突然の事に驚きの声をあげるツーカイフリントの後にバルカンが構えると爆風を振り払い、傍にクライツを浮かばせたゼウス・ドーパントが現れる。
「やれやれまさか虫がまだこんなに侵入していたとはな」
「虫だと?」
「成程、お前さんがオーマジオウって奴が言ってた神様気取りか」
「イグニスもオーマジオウさんに頼まれてきたの?」
呆れた様に言うゼウス・ドーパントにバルカンは不愉快そうに呟き、肩を竦めたトリガーダークのにトリガーは驚く。
「こやつは私の計画に欠かせない存在なのでな。倒される訳にはいかないのだよ」
「ふん、そんなの関係ないな。話からしてヒューマギアのデータを盗んだお前を倒すだけだ」
「え、不破さん、一緒に行動してた訳じゃないの?」
「溺れそうになっていたのを助けたんだよなアニキ」
「だな」
ゼウス・ドーパントのに手をポキポキ鳴らすバルカンのにゼロワンは呆気にとられ、ツーカイフリントとツーカイザーがそう返す。
「悪いが私も忙しいのでね。こやつの相手をして貰おうか」
その言葉と共にゼウス・ドーパントは指をパチンと鳴らすと辺りが揺れ始める。
「な、なんだ!?」
【きょ、強大なコアエナジー反応です!大型が来ます!!】
誰もが倒れない様にする中でゼウス・ドーパントの後ろで水柱が起こる。
「お前達は混沌の水龍の餌になるが良い」
そう言い残してゼウス・ドーパントはクライツと共に消え、それと入れ替わりに水柱が弾け飛ぶと中から全身が黒とシルバーグレーの装甲に包まれた龍が現れる。
「あれはメタルシードラモン!?」
「いやいや、確かあれ、カオスシードラモンッス!?なんてマイナーな奴を出すッスか!?」
ーぎゃおぉぉぉぉぉぉぉん!!!ー
驚きの声をあげるオーズの隣でゼンカイマジーヌが絶叫する前でカオスシードラモンは雄叫びを上げる。
次回、第50の章:混沌の水龍