GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ 作:鳴神 ソラ
ーお前達、どうやってこの島に!?島はもう外界とは切り離していた筈なのに!?ー
並び立つ仮面ライダー1号、仮面ライダーV3、仮面ライダーブラックRX、もう1人の仮面ライダークウガ、仮面ライダーアギトの5人に邪眼は叫ぶ。
「なあに裏技で来させて貰ったのさ」
「俺達だけじゃあ無理だったけど、王様でお陰でこうやって来れたんだ」
「王様って……」
「成程な、大体わかった」
「え、それで良いんっスか?」
V3の後のアギトの言った事に小野寺クウガはまさかとジオウを見て、ディケイドもいつも通りに察するのにウィスプは思わずツッコミを入れる。
「懐かしいね……旅を満喫してるかい小野寺君」
「まぁ、今はこの状況ですけど、飽きない感じですよ五代さん」
傍に来たアルティメットフォームとなってるクウガの問いに小野寺クウガはそう返す。
「とにかく場所を変えるか」
【アーイ!セレクト!】
場所を変えようとホロウはステージセレクトを行うと足場が雲の様な青空が広がる広いステージへと変わる。
「行くぞ!トゥ!!」
直後に1号が飛び……その体をティガとダーゴンと同じ様に巨大化させて邪眼と戦う2人に加わる。
「待って待って待って待って!?ねえ、あの人、平然と巨大化してるんだけど!?出来るの!?仮面ライダーも巨大化できんの!?」
「一部だけな」
「他にも巨大化出来る仮面ライダーがいるのかい!?」
「……ワシ、とんでも光景が続いたら仮面ライダーが理解できん様になる気がする……」
「爺さん、俺もだ」
【仮面ライダーとは、いったい……】
そんな1号の巨大化に慌てて聞くウィスプにディケイドはそう返し、驚いているジャスティスの隣でカオスとホロウ、ウィスプの中で心眼は現実逃避気味に呟くのであった。
ー貴様、どこでそんな力を!?ー
「お前の様な悪に対抗するためだ!」
「いや説明になってないッス!!?」
「こればかりは俺も知らん」
「ちなみに後輩の俺も知らん」
「それは駄目ではないかの!?」
驚きの声をあげる邪眼に対して攻撃を仕掛けながら返した1号のにウィスプは叫び、ディケイドとV3のにカオスは思わずツッコミを入れる。
「俺達も行くぞ!」
「そ、そうですね!」
「乗り遅れたらいけないッス!」
「ようし行こう!」
ゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、ゼンカイマジーヌ、ゼンカイブルーンは自分のギアトリンガーにセットしていた自分のセンタイギアを裏返してハンドルを回してからトリガーを引く。
【ビーッグバーンッ!】
「「「「機界変形!」」」」
「 ジュランティラノ!」
「ガオーンライオン!」
「マジンドラゴン!」
「ブルーンダンプ!」
【ゴー! ゴー! ゴゴッゴー!】
【ゼンカイジュゥラン!】
【ゼンカイガッオーン!】
【ゼンカイマッジーヌ!】
【ゼンカイブッルゥーン!】
それにより4人は巨大化し、ゼンカイジュランはジュランティラノ、ゼンカイガオーンは黄色いライオン、ガオーンライオン、ゼンカイマジーヌはピンク色の龍、マジンドラゴン、ゼンカイブルーンは青色のダンブカー、ブルーンダンプに変形する。
「おお!ライオンにドラゴンにダンプカー!」
「……なんだろうな、ダンプカーがすげぇ場違い感を感じさせているのは……」
「ようし!4人とも行くよ!」
「なら一緒にやらせて貰う」
変形した面々を見て感嘆の声をあげるウィスプの隣でホロウがボソリと呟いてる間にゼンカイザーとゼンカイレッドは自分達のギアを裏返してそれぞれの銃のハンドルを回し……
「「全開合体!!」」
トリガーを引く。
【ゼンカ~イガッタ~イ!】
鳴り響く音声の後、ジュランティラノとガオーンライオンは球戯場、マジンドラゴンとブルーンダンプはボクシングのリングに移動していた。
【ゼンカーイ!!】
「ようし暴れて行こうぜガオーン!」
「オッケーイジュラン!」
「ブルンブルンと激しく行きますよ!」
「ウルトラマンや仮面ライダーに遅れない様にするッス!」
その間に4人とも変形、ガオーンライオンはジュランティラノと合体、マジンドラゴンは左半身、ブルーンダンプは右半身として合体する。
【ガッシーン!!】
【ゼンカイジュラン!ゼンカイガオーン!】
【ゼンカイブッルゥーン!ゼンカイマッジーヌゥ!】
その後に合体したガオーンライオンとジュランティラノの方にゼンカイレッド、マジンドラゴンとブルーンダンプにはゼンカイザーが乗り込む。
【GO!GO!GO!HO!】
【ゼンカイオージュゥラガオォォォォン!!】
【1・2・3・4・GO!1・2・3・4・GO!1・2・3・4・GO!】
【ゼンカイオーブゥルマジィィーン!!】
「「ゼンカイオー!ジュラガオーン!!」」
「「ゼンカイオー!ブルマジーン!!」」
完全な人型へと変形して、それぞれ名乗り上げる。
「すげぇ!ジュランは介人以外にも合体できるのか!!」
「ん?なんだかガオーンの色が変わってなくね?」
それにウィスプは感嘆の声を上げた後にゴーダの言葉にえ?とゼンカイオージュラガオーンを見る。
確かにゼンカイオージュラガオーンのガオーンの所が赤く染まって行く感じになり、完全に赤くなると全体にオレンジ色のファイヤーパタ―ンが描かれて行く。
「あれ!?僕の体が赤くなってる!?」
『成程、ゼンカイオージュラガオーンファイヤーと言う感じか』
「おお、言われてみると、炎の模様が付いたのと同時に体が凄く燃えて来たぜ!」
その言葉の後に剣先が燃え上がるジュランソードと爪が燃え上がっているガオーンクローで邪眼へと攻撃を仕掛ける。
ー小癪な!!ー
代わる代わる攻撃を仕掛けて来る1号達に邪眼は苛立ってシールドを飛ばしたり、肩の砲門からビームを放ったりして2体のゼンカイオーと1号達を攻撃する。
「僕達も行こうイグニス」
「待ちなケンゴ。俺達は俺達でこの大きさだからこそ出来る事をしようぜ」
「なら奴の周りを飛び回る感じでどうだ?」
【ファイナルフォームライド!ク・ク・ク・クウガ!!】
ウルトラマンへとなろうとするトリガーをMRトリガーダークは止めてそう言い、割り込んだディケイドがカードを装填し……
「ちょっとくすぐったいぞ」
「分かった!」
「よし行くぞ!」
その言葉と共に小野寺クウガをクウガゴウラム、五代クウガは角の部分にも金色の装飾が施されたアルティメットゴウラムへと超絶変形する。
「あの時のルージの様に肉体構造を無視した変形をした!?」
「どういう仕組みだ!?」
超絶変形にウィスプとホロウが驚いている間にトリガーはバックルに装填されていたのを抜いて新たなGUTSハイパーキーを取り出す。
【グリッタートリガーエタニティ!!】
響いた音声の後にGUTSハイパーキーをバックルの右横のスロットへ装填する。
【ライダーブーストアップ!グリッターゼペリオン!!】
「宇宙を照らす、超古代の光!!仮面ライダー!トリガーっ!!」
バックルの中央を元に戻し、再び展開するとアーマーを除いて体の色が銀・金・オレンジのカラーリングに変わり、胸アーマーのクリスタルの色が全てゴールドに変わる。
【仮面ライダーグリッタートリガーエタニティ!!!!】
「イグニス!」
「サンキュー!」
強化形態、グリッタートリガーエタニティへと変身完了するとサークルアームズをトリガーダークへ渡し、右腕を胸アーマーに翳すと右腕にグリッタートリガーの顔をイメージした造形で手の甲部分にグリッタートリガーエタニティの胸部のトライアングルクリスタルに刀身が備わったような見た目をした手甲一体型の剣、グリッターブレードが装着される。
「背中借りるよ!」
「借りさせて貰うぞ」
その後にジオウⅡがクウガゴウラムの背に、ゲイツリバイブはアルティメットゴウラムの背に乗り込むと2体は同時に飛び出す。
ウォズもまたギンガミライドウォッチを取り出すとサイドパーツを回転させてからビヨンドライバーにセットする。
【ワクセイ!アクション!】
音声の後に流れる音楽を響かせながらビヨンドライバーのハンドルを前に向ける。
【投影!ファイナリータイム!水金地火木土天海!宇宙にゃこんなにあるんかい!ワクワク!ワクセイ!ギンガワクセイ!】
音声の後にウォズに新たなアーマーが装着されてマントを靡かせた後に8つの惑星を模したオーラが体に吸い込まれて顔のインジケーショントラックアイはワクセイの蒼文字に変化したウォズの強化形態、ウォズギンガファイナリーの派生形態ウォズギンガワクセイフォームとなる。
【キングギリギリスラッシュ!!】
【剛烈!スーパーのこ切斬!】
「たあ!!」
「ふん!」
攻撃を避けながら飛ぶクウガゴウラムとアルティメットゴウラムの背の上でジオウⅡとゲイツリバイブはすれ違いざまに邪眼の体となっているネオクリムゾンの顔を切り裂く。
【ファイナリービヨンドザタイム!】
怯んだ邪眼を見ながらウォズギンガファイナリーはベルトを操作すると邪眼の上空に疑似惑星弾、エナジープラネットを大量生成し……
【水金地火木土天海エクスプロージョン!!】
雨のごとく降り注がせて攻撃する。
「行くよイグニス」
「ああ!」
【アローモード】
ダメ押しとばかりにグリッタートリガーエタニティはグリッターブレードの持ち手にあるボタンを押してからクリスタルを回転させて刃の所に合う様に紫色のクリスタルを合わせる。
【バイオレット!!】
音声の後に再びボタンを押す隣でMRトリガーダークはベルトからGUTSハイパーキーを抜いてサークルアームズに装填する。
【マキシマムブーストアップ!ダーク!!】
【エタニティゼラデス!】
音声の後にグリッタートリガーエタニティは刀身に紫色の光刃を発生させたグリッターブレードを構え、MRトリガーダークはサークルアームズの闇の弦を引いて出来た闇の矢の狙いをネオクリムゾンの顔に現れている邪眼の目に狙いを定め……
「「はあ!!」」
【ダークゼペリオン!アローストライク!!】
同時に光線と闇の矢を放ち、邪眼の目を攻撃する。
ーぬぉぉぉぉぉぉ!!!ー
『今がチャンスだ!』
『ようしトドメ全開!!』
それを見てゼンカイオージュラガオーンFはジュランソードの刀身とガオーンクローの爪を激しく燃え上がらせ、ゼンカイオーブルマジーンは高速滑走で接近し……
『「「ブルーンピッカー!アクセルストライク!!」」』
『「「ジュランソード&ガオーンクロー!ファイヤーブレイク!!」」』
ゼンカイオーブルマジーンが持ち手を変えたブルーンピッカーの連打を浴びせた後にゼンカイオージュラガオーンFのX字斬りが炸裂する。
「行くぞティガ!赤き巨人よ!」
「ダーゴンだ!」
「テュ!」
続けざまに1号は高く飛び上がり、ティガは両腕を前に突き出し交差させてから大きく横に広げてエネルギーを溜め、ダーゴンは右腕にエネルギーを収束し……
「ハッ!!」
「タッ!!」
ティガはL字に構えてゼペリオン光線を放ち、ダーゴンは腕を突き出して光線を放つ。
「ライダァァァァァァァァキィィィィィィィィック!!」
光線が直撃する直前で1号のライダーキックが同時に邪眼の体へと叩き込まれる。
ーがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?ー
全身から火花やセルメダルを散らしながら後ずさった邪眼は体のあちこちからエネルギーを噴出させ……
ーおのれ、仮面、ライダァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!?ー
怨嗟の断末魔をあげながら倒れて行き……
ドカァァァァァァァァァァン!!!!
爆発四散する。
『勝利全開!オールオッケー!!』
「「「「オーーーー!!」」」」
勝鬨を上げるゼンカイザーに2体のゼンカイオーも勝鬨を上げ、見ていたウィスプ達も喜びの声を上げる。
「凄いな陰念!」
「合わせていたとはいえ、ただのキックで決めるとは」
「始まりの仮面ライダーのキックは伊達じゃないのさ」
「始まりの仮面ライダー……まさに威風堂々としているな」
はしゃぐウィスプに揺すられながらホロウは1号のライダーキックの威力に驚き、ディケイドの言葉にジャスティスは噛み締める様に呟く。
(……妙だ、
そんな一同がはしゃぐ中、1号だけは違和感を感じていた。
(奴は執念深い存在だ……たかが、あれだけで消える様な存在ではない筈……)
かつて戦った時の事を1号は思いだす。
あの時、1号は五代クウガ、アギト、ブラック、V3と共に邪眼と激闘を繰り広げ、最後は5人の仮面ライダーによるファイブライダーキックでトドメを刺した。
(まさか……あの体は
嫌な予感を感じながら1号はまだ邪眼との戦いは終わってないのを感じるのであった。
次回、第56の章:世界の悪意を見つめる者