GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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セッちゃん「前回の……GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!本編は!!滅亡迅雷をRXがゼロワンから託されたプログライズホッパーブレードと自分のキングストーンフラッシュで奇跡を起こして滅の意識を呼び覚ましたっチュン!だけどゼウスの攻撃を受けて消滅しちゃうっチュン!それでアイには異変が起きたと思ったらゼウスに連れ去られちゃったチュン!あ”あ”!!どうなるっチュン!!」


第59の章:攫われたアイ、突入、荒野セクター

 

 

 

ステージから元のデータセンターへと戻り、上層部へ上ったW達は1号から告げられた事に戸惑いを隠せなかった。

 

「アイダ博士が敵って、マジで言ってるのか1号!?」

 

「ああ、あの時のアイの様子とゼウスの言葉から、アイダ博士は自分の死を利用してゼウスのコアエナジー研究を進ませて、それによって誕生した不死の体で蘇ろうとしているのではないかと私や西条君、ドクターカオスはそう考えた」

 

「邪眼がやっていた事を真似てますね……だけど納得できるな。先ほど得たアイダ博士の助手の存在、その助手にゼウスが計画を進める様に唆す事を指示し、ここに来る者達と戦わせるか怪人同士で争わせて復活の為の過剰に注入されたコアエナジーの完全制御の為のデータを集めさせる……邪魔者が来ようと来なかろうと計画に支障がないと言う事か……」

 

問い詰めるW(翔太郎)に答えた1号のにV3は顎に手を当てて呟く。

 

「け、けどアイを造った人なんですよ!?そんな人が……」

 

「横島君、作られたモノが良きモノだったからと言って作った人物が善の持ち主とは限らない時だってある」

 

「先ほどの情報でアイにアイダ博士が作り手だと言う記憶が無かったのもその助手が意図的に消し、もしゼウスを止める者が来た場合はサポートする様に彼女が気づかない様にプログラミングをしていた可能性が出来たのもある。これはワシらにアイは何も知らないAIロボとして付いて行かせて守らせる為であったのならば、なぜアイが奴等の傍にいなかったのも納得が行くからのう……そうじゃろうフィリップ。お前さん、アイに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のではないか?」

 

それに反論しようとするウィスプをジャスティスは止め、カオスも続いてWを見る。

 

「おいフィリップ!ドクターカオスの言う事はホントか!?」

 

「……その通りだ翔太郎。万が一にもゼウスに知られない為に、皆にも言ってなかった事……アイには、()()()()()()()()()宿()()()()()。それは全て隠れていたようだったが……僕達と行動して少しずつ記憶が蘇って行ってる様に見えた」

 

「成程、ゼウスの計画が完成直前まで行き付いたから先ほど顔を出し……」

 

「あのロボットちゃんを連れ去って調べさせる様に仕向けたって事か……なんとも質の悪いやり方だな」

 

問い詰める相棒にW(フィリップ)はそう返し、RXは先ほどの出来事に納得し、MRトリガーダークは胸糞悪そうに吐き捨てる。

 

「そうなると、1号のアイダ博士が敵って説は濃厚だな。ちっ、俺達は掌の上で踊らされていたって感じかよ」

 

「ゼウスがアイの秘密を知っちまったら……研究が完全に至る前にアイダ博士を復活させようとするかもしれないな……」

 

「そうなるとアイダ博士の助手の人は敢えてアイの秘密を話さなかったって事になるよな……なんでめんどくさい事をしたんだ?」

 

「そんだけ愛していたって事じゃないッスか、ゼウスがアイダ博士を?」

 

「あー、確かにありえそうじゃね?日記を見ると友人っぽく見ていた感じだけど、実際に見ていた感じ、惚れてる感じあったな」

 

「それもあってうっかり中途半端な状態で復活させない様に黙っていたって事だろうね」

 

同じ様に胸糞悪そうに吐き捨てるホロウの後にW(翔太郎)はそう言い、首を傾げるゼロワンにゼンカイマジーヌがそう言い、ゼンカイジュランも賛同し、ディエンドは肩を竦める。

 

「ところで、これからどうする?アイがいないと、セクターの解放が出来ないよ?」

 

「それならアタシにお任せ☆」

 

困った様に言うオーズにツーカイフリントがそう言ってノートパソコンを取り出すと数回タイピングを行うとゲートが開く音が響き渡る。

 

「ほい、出来上がり☆」

 

「流石はフリントだな」

 

「何時の間にアクセスできる様にしてるとは……」

 

「うーーんその腕、ウチに欲しいな……」

 

高らかに言うツーカイフリントにツーカイザーは褒め、ゼンカイブルーンは驚き、ジャスティスは自分の所の使えない面子を思い浮かんでそうぼやく。

 

「これで精製セクターを開放できたんだね……」

 

「とにかく先に進むしかないか……」

 

呟くトリガーと小野寺クウガの後に一同は次なるセクターへと歩き出す。

 

「……翔太郎、行くよ」

 

「……この気持ちを抱えながら……進まなきゃな……」

 

足を止めている相棒へ声をかけるW(フィリップ)は呟きのを聞きながら皆の後に続く。

 

 

 

 

「どういう事だ?アイはただのAIロボだと言ったのはアイダの助手である貴様ではなかったのか?」

 

センタータワー内部にて、ゼウス・ドーパントは目の前の女性に睨む様に問い詰める。

 

見た目は腰まである白髪の髪をポニーテールで纏めており、グルグル眼鏡をかけている。

 

「すいません……私も博士には……ただのAIロボとしか……聞いていなかったので……」

 

ボソボソとしながら謝罪する女性を暫く見ていたゼウス・ドーパントは鼻を鳴らして視線を外す。

 

「……まあいい。とりあえずアイを徹底的に調べないとな……アイダ復活の手がかりになりえるかもしれないからな」

 

拘束されて動けないアイへと視線を向けたゼウス・ドーパントは顔を伏せながらはいと答えていた女性の様子に気づいていなかった。

 

伏せていた顔の口がつり上がっていたのを……

 

 

 

 

「はぁ……ここが荒野セクターか……砂漠セクターと変わんないな……」

 

「違いがあるとすれば、遠くに見える壁っぽいバリアかね……」

 

一方、荒野セクターへ足を踏み入れたウィスプは風景からそう呟き、ジャスティスは遠くに見える青いバリアを見て呟く。

 

「とにかく、ここを開放すれば残りはセンタータワーだけだね」

 

「そうだな、さっさとここを開放して奴を止めないとな」

 

「砂漠セクターの様にこんだけ広大だと迷わない様にしねぇとな……」

 

「だったら飛べる人達で捜索するのもアリっスね!」

 

オーズのにバルカンは呟き、見渡しているゼンカイジュランにゼンカイマジーヌがそう言う。

 

そんな中、考え込んでいるゼロワンにトリガーは話しかける。

 

「或人君、大丈夫?」

 

「!?ご、ごめん、ちょいと考え込んでた」

 

「……あいつ等の事を考えていたのか?」

 

慌てて謝るゼロワンに滅亡迅雷の事をバルカンは指摘するとうんとゼロワンは頷く。

 

「或人、引き摺りたい気持ちは分かるが、今はゼウスを倒すのが優先だ!」

 

「それに、あいつ等は、俺達の世界じゃあ犯罪者になっちまってる。あれが良かったんだよ」

 

「……不破さんの様に簡単に割り切りたいけど……ちょっと待ってね……」

 

W(翔太郎)とバルカンの言葉にゼロワンはそう言ってからああ、うんと喉の調子を確かめる様に声を漏らす。

 

その後にゼロワンは顔の頬部分に当たる両側を仮面越しに叩く。

 

「よし!とにかくゼウスは絶対に倒しに行く“ぜ、ウス”!!」

 

その瞬間、少し無言の空間が出来上がり……

 

「くっ!」

 

「え!?笑うの!?」

 

「さっきので笑うのかお前!?」

 

噴出したバルカンにリッキーとカッタナーは驚く。

 

「空気の替え方下手じゃないか貴様」

 

「おもしろくな~い」

 

「ぐはっ!?凄い辛辣~~!!」

 

呆れて言うゲイツとバシッと言うツーカイフリントのにゼロワンは崩れ落ちる。

 

何してんだかとホロウは呆れる中、うしっとWは気合の声を入れる。

 

「とりあえずはこの気持ちは全てゼウスにぶつけてやろうぜ!」

 

「「「ウス!!」」」

 

答えたゼロワンとウィスプ、ついでのアギトに今のはフリじゃねえーぞ!とW(翔太郎)はツッコミを入れる。

 

「え?フリじゃなかったんっスか?」

 

「俺も、なんかやった方が良いかなと思って」

 

「お前等な……」

 

「なあ、そろそろ先に進もうぜ」

 

「ようし出発全開!!」

 

素でボケたウィスプと乗ったアギトにW(翔太郎)は顔を抑えながら歩き出したのであった。

 

「道路があるんだな……砂で埋もれてたりしてるけど……」

 

「以前は道路整備はされてはいたが、ゼウスが島を支配した事でそれは行われなくなった様だな」

 

砂に紛れて見える道路を興味深そうに見るジオウに1号は道路の状況を見て呟く。

 

「そう言えば、あのバリアはどう解除するのだ?」

 

【アイと共有していたデータによると、どうやら荒野セクターは7つのバリアで守られてるみたいっチュン!バリアの近くにバリアを発生させて制御する塔があるそうだから、それを壊せばバリアも消えるっチュン!】

 

「おいおい、それってつまり、守っている奴がいるって事じゃねえか」

 

「ま、当然だろうな。なあにこの人数だ。そんなに苦労はしないだろう」

 

バリアを見て質問するダーゴンにセッちゃんが答え、ホロウは疲れた声を漏らし、ディケイドはそう言う。

 

ですよねとウィスプも笑い……

 

 

 

 

「さっきまでそう思っていた自分を殴りたいぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

 

「叫んでねえで走れ!!焼かれるぞ!!」

 

「にゃあああ!?」

 

「ぶぅぅぅん!!?」

 

マスコット達と共に必死に走りながら叫ぶウィスプにホロウも叫ぶ。

 

その後ろを沢山のピラニアヤミーが集まって巨大なピラニアとなったのが口からビームを吐いて追いかけていた。

 

「士ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?何フラグ立ててるんだよお前!!?」

 

【アタックライド!イリュージョン!!】

 

「「「GS時空を舐めてたとしか言いようがない。反省はしてねぇ」」」

 

「ホントお前さん。ここぞと言う時になんか苦労させてくれるよな」

 

沢山来るピラニアヤミーをドラゴンロッドで捌きながら叫ぶ小野寺クウガにイリュージョンで分身しながら撃退しつつ言い訳するディケイドに向かって来たのを手刀などで叩き落としながらV3はぼやく。

 

「津上ぃぃぃぃぃぃ!!!走れ!!走らんとワシ喰われる!!?」

 

「任せてください!」

 

カオスを背負い、必死にピラニアヤミーから逃走するアギト。

 

「大量全開!!!?」

 

「どんだけいるんだよこのお魚!?」

 

「ひえぇぇぇっス!?」

 

「撃ちまくりますよ!!」

 

「と言うか撃って撃って撃ちまくらないとヤバいでしょこれ!?」

 

「喋ってる暇があるなら手を動かせ!!」

 

自分達の周りを飛び回るピラニアヤミーをゼンカイジャー6人はギアトリンガーやギアファイガーで撃ち抜いて行く。

 

ツーカイザー達も同じ様にピラニアヤミー達を撃ち倒し、ロボライダーとなったRXの援護を受けて1号とジャスティスは連携して倒して行き、W達もお互いに背中を預けて戦う。

 

離れた場所では巨大化したティガ、ウルトラマントリガー、トリガーダーク、ダーゴンが同じ様に巨大化しているハンギョモンの群れと戦っている。

 

【この調子でバリア破壊するの大変そうっチュン;】

 

「GS美神の世界は些細な言葉で大事に繋がるよな……」

 

それを隠れた場所で見守りながらセッちゃんは愚痴り、抱えたウヴァが呟くのであった。

 

 

 




次回、第60の章:蘇る禁忌の女

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