GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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セッちゃん「前回の、GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!レポートサイドは!!色んな所で色んな戦士達が大暴れしようとした怪人達を撃破撃破の撃破をしていたっチュン!一方で空間から脱出できた美神達はガラガランダとイカデビルによって邪竜神インフェリオスが復活する所に出くわしちゃったチュン!!あ”あ”どうなるっチュン!!」


第20のレポート:奪われる力、GSの意地

 

 

 

 

アシュタロスは強張った顔で目の前の使い魔から送られて来る映像を見ていた。

 

映し出されている映像には邪竜神インフェリオスが復活し、闇を吐き出して空を暗黒に染め上げている光景であった。

 

映像を見てアシュタロスは確信してしまっていた。

 

この存在は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

さらに言えば、ガープでさえ、凶神石を使おうとも勝てない。

 

眼魂に封じ込めようとすれば強引に封印をぶち壊すか、逆に乗っ取られるのが目に見えている。

 

(なんて異質な存在感!このままでは地球は愚か、天界や魔界でさえも奴の闇に飲み込まれる!)

 

ギリッと唇を噛み締めたアシュタロスはガープ処ではないと例えバレようとも動くべきだと考え……膝を付く。

 

「な、力が……っ!?」

 

自身の体から力が抜け出て行く感覚に戸惑いを隠せない中、まさかと治癒に入っているガープ達の元へと向かう。

 

そこではガープ達が怪我以外の苦しみで呻いていた。

 

(ど、どうなってるんだ?何が起こっていると言うんだ?)

 

なぜガープ達が目覚めないのか、なぜ力が抜けていくかにアシュタロスは戸惑うしかなかった。

 

 

 

 

美神は目の前のインフェリオスを見上げながら確信していた。

 

かつての自分だったら絶対に心が折れている存在だと……

 

横島と共に戦うと言う意思を持ったからにはここでは折れてはならないと言う思いが美神を奮い立たせる。

 

「蛍ちゃん!おキヌちゃん!冥子!絶対に怖気づくんじゃないわよ!!ガープや色んな怪異と戦う事になったら横島君と並んで戦えないわよ!」

 

叱咤する美神に恐怖に飲まれそうになっていた蛍達はハッとなる。

 

そんな美神に嘲笑う様にガラガランダとイカデビルは大笑いする。

 

「何がおかしいのよ!」

 

「いやはや、娘もそうだがその上司もここまで頭がハッピーだとは思いもしなくてな」

 

「全くだ。そいつ等と違い()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「それはどういう、うっ!?」

 

美神に続いて問おうとした冥華は突如膝を付く。

 

お母様!?と駆け寄ろうとした冥子だったが突然倒れかけて、輝夜が慌てて支える。

 

「ちょ、いきなりどうしたの!?」

 

「あ、あれぇ~なんだか、体が……」

 

「お、おい!大丈夫か!?」

 

「しっかりしろ!」

 

他にも雪之丞やピートも苦しそうに膝を付き、蛍やおキヌまでも座り込んでしまっている。

 

マタドールも魔人の姿になれないのかぬぅと眉を顰めている。

 

「クゥン!?」

 

「キャイン!?」

 

「タマモ!?シロ!?」

 

「う、うぅ、力が出ないよ……」

 

「アリスちゃんしっかりして!?」

 

それ処かタマモとシロも人化を維持できず、チビ達と共に慌てて、アリスも立てない様子でタイガに支えられる。

 

そしてドゥンも纏っていたパーカーゴーストの色が真っ白になっており……

 

【カイガン!タイガ!!目指すぜ英雄!ゴーマイウェイ!!】

 

すると出現した白銀と青の眼魂がドゥン眼魂をドライバーから取り出して強引に入ると飛び出した白銀と青の虎型パーカーゴーストが覆い被さる事でドゥンの姿は仮面ライダータイガの力を宿したタイガ魂になる。

 

直後、ドライバーから外されたドゥン眼魂は金色だったのが灰色になる。

 

「ど、どうなってるんジャー?眼魂が……それにワッシの中にあったのが……消えている……!?」

 

「……!?まさかアナザーパワーロスト現象!?」

 

戸惑いを隠しきれないドゥンやGS組を見て3号は驚きの声をあげる。

 

「な、何そのアナザーパワーロスト現象って……」

 

「……世界から力が失われる一種の現象だよ。起こる原因は転生者がアナザーライダーへと変貌してしまった際なんだが……まさかこの世界のどこかでアナザーライダーが誕生した!?」

 

「流石は3号。こういう事態の解決者は頭の回転が速いな」

 

なんとか立っている美神が問い、3号は答えてから現象の発生原因を察するとイカデビルは賞賛する。

 

「お前達さえいなければこの世界を我が主が望む怪人世界に容易く出来たのだがな……故にお前達には大軍団で殲滅してやろう」

 

その言葉と共にガラガランダとイカデビルの後ろに大量のガーディアン、量産型レブナント、ショッカー戦闘員、マスカレイド・ドーパント、屑ヤミーの大軍団が現れる。

 

「おいおい、沢山い過ぎだろ」

 

「この世界を征服する為に用意していたのを出して来たか」

 

驚くクローズの隣でビルドは呻く。

 

「ゆけい!!」

 

「「「「「「「イーーーーー!!!」」」」」」」

 

腕の尻尾鞭を地面に叩きつけて号令を出すガラガランダのに大軍団は美神達へ向けて進軍を開始する。

 

「王蛇とガイは美神さん達を!」

 

「分かった」

 

「りょ~かい」

 

「グロッケン!ヴィラニアス!美神さん達を守って!」

 

「あいよ」

 

「了解した」

 

「行くぞあんた達!荒れるぜ~止めて見な!!」

 

向かって来るのを迎え撃つ為に駆け出す戦士達。

 

「タイタス!もう一度俺と一体化してくれ!!」

 

「フーマ!僕も同じ様に!」

 

『こちらからも望んでいた所だ!』

 

『アイヨ!もう一度行くぜ!』

 

【【ライダーゴー!!】】

 

仮面ライダータイタス!!】

 

仮面ライダーフーマ!!】

 

再び己の体を貸すと言う雪之丞とピートにUタイタスとUフーマはすぐさま同意して2人の姿を再び仮面ライダータイタスと仮面ライダーフーマへと変え、戦線に加わる。

 

「ホント数だけ多いな!」

 

「めんどくせぇよな悪の軍団ってのは!」

 

向かって来るショッカー戦闘員をファイズエッジで切り裂いてからスナップするファイズの隣でガイアが投げ飛ばしながらぼやく。

 

「大丈夫かいタイガー君!」

 

「だ、大丈夫ですジャータイガさん!」

 

「お前等、ある意味字面だけ見るとややこしいな……」

 

ドゥンをカバーするタイガとのやり取りを見てインペラーはなんとも言えない口調で言いながらショッカー戦闘員を蹴り飛ばす。

 

(何をしてるの美神令子!このまま指を咥えて見ていて良い訳ないでしょ!)

 

そんな戦う戦士達を見ていた美神はギリッと唇を噛んだ後、駆け出していた。

 

「み、美神さん!?」

 

「令子ちゃん!?危ないわよ~!!?」

 

それに蛍と冥子は呼び止めようと叫ぶが美神は構わずショッカー戦闘員の1人に向かって行き、突き出されたナイフのを避け、ナイフを握っていた腕を掴んで投げ飛ばす。

 

「イーーー!?」

 

「ふっ!!」

 

倒れたショッカー戦闘員の手から落ちたナイフを手に取って倒れたショッカー戦闘員の胸に突き刺した後に再び抜いてから別の方へ向いていたガーディアンの関節部分へと向けてナイフを投げ飛ばす。

 

投げ飛ばされたナイフは寸法狂わずにガーディアンの右腕の関節部分に刺さり、それにより落ちた銃剣が装備されたライフル銃を投げた瞬間に駆け出していた美神は手に取ると銃の反動を意地で耐えながら他のショッカー戦闘員やマスカレイド・ドーパントを攻撃する。

 

「美神さん危険です!」

 

「私達はともかく、今力のないあなたには「だからこそよ!」っ!」

 

美神へと飛んで来た攻撃を弾きながら合流したジードとキバーラ(夏海)に美神は叫ぶ。

 

「力が無くなったからって黙って見ていたら、私は横島君と一緒に戦うなんて言えなくなる!だから私は!引き下がる訳にはいかないのよ!」

 

必死な思いで向かって来たショッカー戦闘員をライフル銃に付いた銃剣で切って怯ませた所を蹴り飛ばした美神にキバーラ(夏海)は分かりますと返す。

 

「私も、士君やユウスケが戦っているのをジッとして見ているのが出来なかった。そんな私にキバーラは仮面ライダーとして一緒に戦う力をくれました……だから美神さんのその気持ち、私は凄く共感できます」

 

「そうそう、夏海ちゃんの熱心なハートにチュチュッと来たからね~」

 

「夏海さん……」

 

共感してくれるキバーラ(夏海)に美神の所に攻撃を避けて来たキョウリュウグリーンとキョウリュウブルーが来る。

 

「あたしも似た感じだよ。尊敬する姉君と一緒に戦って自分の剣術を完成させたいって思いと仲間を守りたいって思いに先代が応えてくれたからキョウリュウジャーになったんだ」

 

「私も、弱くて武器に頼ってばかりでしたけど、お姉さまや皆を守りたいって思いを胸に頑張っています!だからあなたも頑張ってください!」

 

「……!ありがとう」

 

「美神さんだけじゃないわよ。横島君だけに戦わせたくない人はね!」

 

そんな所に同じ様にライフル銃を拾って来た瑠璃と蛍が来る。

 

「未来ある若者(+お婿さん)だけには戦わせたくないからね」

 

「わ、私も横島の隣で戦うのを諦めません!」

 

そう言い切った2人の他にも二丁スタイルのノッブが持ち前の速さと運動力を駆使してナイフ二刀流で戦闘員達に切りかかる牛若丸を援護し、冥子とおキヌ、舞、愛子がライフル銃を鈍器にして近づいて来たショッカー戦闘員を殴っているのを見て美神は皆……と呟き、涙ぐんだ目をゴシゴシ擦ってから強い目でガラガランダとイカデビルをみつえる。

 

「良く聞きなさい蛇男に烏賊男!例え霊力がなくなろうとも!このゴーストスイーパー美神令子は最後の最後まで抗って、あんた達を極楽へ行かせてあげるわ!!」

 

力強く宣言する美神令子の気迫にガラガランダとイカデビルは思わずたじろぐ。

 

「っ!!ええい黙れ黙れ!」

 

「いでよデジモンヤミーよ!小うるさい女を殺せ!!」

 

その言葉と共に空中に穴が開き、そこから巨大な竜型ロボットが沢山現れる。

 

「んげぇ!?ムゲンドラモン!?なんちゅうもんを沢山呼び出してるの!?」

 

「んーー……だけど、心配はいらないみたいよ」

 

それに輝夜が絶叫する中、明後日の方向を見ている八雲紫が呑気そうにそう返す。

 

なぜ?と冥華が聞こうとして……

 

―惚れたぜ、その心意気!!―

 

闇広がる大空にその声は響いた。

 

 

 

 

 

 

 




次回、第61の章:風の絆
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