GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 仮面ライダーメモリークロスヒーローズ   作:鳴神 ソラ

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冥華から話を聞いた美神は蛍と共に六道女学園へと向かう。

そこで出会うは……


第2のレポート:蓬莱人と天才物理学者と筋肉馬鹿

とある空間、ガープ達が潜んでいるそこで芦優太郎ことアシュタロスは唸っていた。

 

唸る理由は目の前の惨状だ。

 

そこには複数のベッドに寝かされている数人の人物で、誰もが全身にミイラの様に包帯巻きで苦しそうに呻いていた。

 

寝かされているのはガープ達で、自分が少し離れていた間にベッドに寝かされた者達が燃えており、炎を消そうにも全然消えず、暫くしてガープ達がギリギリの所で消えたのだ。

 

まだ話せそうなガープに向けてアシュタロスは問う。

 

「それで聞くがガープ、私がいない間に何があったんだい?」

 

「見たまんまだよ。放っていた使い魔が美神令子達の所で奇妙でとんでもない気配を感じ取り、偵察に向かわせたら、その使い魔越しにいきなり攻撃を受けて、蘆屋やアスモデウス達ともども今の結果だ」

 

憎々しく吐き捨てるガープにアシュタロスは驚く。

 

使い魔を消されたならともかく、その使い魔越しに見ていたガープ達に暫く何も出来ない程の行動不能状態に陥る程のダメージを与えるなど、出来る者は滅多にいない。

 

特に蘆屋は並大抵の攻撃でも再生できる筈が再生を全く出来ずに同じ様にベッドで寝かされているからこそそれをやった実力者にアシュタロスの頬に冷たい汗が伝う。

 

「誰にやられたのか分かるかい?」

 

「それが分かっていたらとっくにレイを向かわしている!!しかも気配も消えて追えん状態だ!!」

 

怒鳴ってから痛みに呻くガープにアシュタロスは荒れてるなと思った。

 

ちなみに、ガープ達がこうなった犯人はオーマジオウである。

 

オーマジオウが放ったあの攻撃はガープの気配に気づいて放たれたものだったのだ。

 

実は、オーマジオウならばガープ達が知るより前に彼らを消滅させる事は可能であったが、世界を歪ませない様に、なおかつセクターシティで戦っているW達にちょっかいをかけさせない為に今の状態にしたのだ。

 

「ちなみにレイは今どこに?」

 

「無事だったセーレに頼んで美神令子達の所へ向かわせた。奴等から情報を聞き出してこの怪我の借りは絶対に返させて貰う為にもね」

 

怪我を癒す為に寝ると言って寝始めたガープにアシュタロスは彼らに攻撃した者についてうーむと唸る。

 

(まぁ、協力するとは言ったけど魔界に来なくて正解だったな……)

 

直後にガープ達の様にミイラの様な状態にならなくて良かったと肝を冷やすのであった。

 

 

 

 

一方、冥華からの電話を受け、美神達は八雲紫のスキマを使って六道女学院の前に来ていた。

 

ちなみに来ているのは輝夜と妹紅と面識のある美神と蛍にもしかしたら自分の所のかもな理由で八雲紫、付き添いと言う事で黒井がいる。

 

他のメンバーはGS協会で待機である。

 

待ってたであろうマルタは驚いた様子で門前に現れた美神達に駆け寄る。

 

「待ってたけど、早く来れたわね」

 

「まぁ、来る前に横島君からの電話あったけどね」

 

驚き冷めぬまま声をかけるマルタに美神は疲れた顔で返す。

 

そんな美神やなんとも言えない顔をする蛍にマルタは怪訝とする。

 

「どうしたのよ?」

 

「…………冥華おば様からの連絡の後に横島君から連絡が来てね……横島君がまた動物をね……しかも、別世界のドーパントって呼ばれてる怪人の一種でしかも2体、猫とトリケラっぽい奴をね……」

 

ああ……とマルタは納得する。

 

情報交換ので少し前に横島が魔界の魔物を手懐けてしまったと言うのを聞いていたのでご愁傷様と労いの言葉をかける。

 

「えっと、美神さん達に協力しております黒井響一郎と言います。一緒に話を聞いていたのですが、ここに人が落ちて来たと聞いたんですけど」

 

挨拶してから確認する黒井に美神を見て頷いたのを確認してこちらよと言ってマルタは歩き出し、美神達も続く。

 

暫くして応接室に辿り着き、ここよと言ってからマルタはノックする。

 

「マルタです。美神達を連れて来ました」

 

どうぞ~と言う声と共に扉を開けて中に入る。

 

まず目に入ったのは美神と蛍的に前に出会った妹紅と輝夜がいたが、2人を見た瞬間、別世界だとこんなに違うのかと思った。

 

まずは輝夜、いつもの服装ではなく、外用か制服の様なのを着ており、美神達が知る輝夜よりも……凄くたわわなのが主張していて蛍の目が死んだ。

 

(なんで、大きい人が多いかな、横島って胸が大きくて美人な人が好みだからくえすや瑠璃さんみたいにスタイルの良い人が多くてヤバいのに……)

 

落ち込んで自分の胸を抑える蛍にマルタが傍により……

 

「あなただってこれからがあるんだから大きくなるわよ」

 

そう言って励ますが、そんなマルタのぽよんに蛍はズーンと落ち込む。

 

一方の妹紅は美神が知る妹紅と違いボーイッシュより姉御肌みたいな感じで着ているのも上はカッターシャツではあるが、下はモンペの様なズボンではなくサスペンダーが付いた赤いズボンを履いており、右手首に不思議なブレスレットを付けている。

 

「お、紫じゃないか」

 

「あら、迎えに来てくれたの?」

 

「そうだけど、良かった。あなた達は私の世界の2人で合ってるわね」

 

気づいて声をかける2人、特に妹紅を見て八雲紫は安堵の息を吐く。

 

どういう事?と妹紅と輝夜が首を傾げる中で黒井は同じ部屋にいた2人の青年に少し驚いた様子で話しかけていた。

 

「君達だったんだね。戦兎、万丈」

 

「あんたは黒井!」

 

「マジか!久しぶりだな!!」

 

「あら~あなたはこの2人のお知り合いだったのね~」

 

親し気に話す黒井に冥華は話しかける。

 

「ええ、この2人、桐生戦兎君と万丈龍我君とはとある時に共に戦った後輩でしてね」

 

「紹介に預かった様に俺は桐生戦兎、て~んさい物理学者だ。んでこっちは馬鹿の万丈龍我ね」

 

「バカって言うな!筋肉をつけろ!……先に言われたけど万丈龍我だ」

 

軽く紹介する黒井に続いて美神と蛍に挨拶した2人に変わった人達だなと自分の一部分を棚にあげて蛍は思った。

 

「後輩?もしかしてその2人は……」

 

そう言った黒井の後輩と言う言葉に美神は聞こうとした所であの~と床から声が聞こえ、視線を下を向ける。

 

「そろそろ、縄を解いて貰えませんでしょうか;」

 

そこには、グルグル巻きにされて床に転がされた紫髪をポニーテールに纏めた女性がいた。

 

「もしかしてこの女性が月の住人?」

 

「そうよ~綿月依姫さんって言うそうよ~」

 

警戒しながら問う美神に冥華は頷く。

 

「あのよ、なんでそんなに月の住人で警戒するんだ?」

 

「確かに警戒するにしても強過ぎると言うか、どことなく憎しみに近い感じのを含んでいるな」

 

そんな美神の様子を見て万丈は問い、戦兎も続いて感じた事を述べる。

 

「この世界で月の住人と言うと月神族よね……もしかしてこの世界の私に当たる存在と何かあったの?」

 

「もう月には行って、そこで何かされたのか?」

 

「ちょっと待って、どういう事?私達は月になんて行った事ないわ」

 

気になって聞く輝夜と妹紅のに美神は戸惑いながら否定する。

 

「え、まだ行ってない感じ?」

 

「ありゃ、そうなると私等不味ったか?」

 

その反応に輝夜と妹紅は冷や汗を描く。

 

それに反応したのは万丈であった。

 

「なあ戦兎、俺も覚えてる限り、確か月神族と対面するのってなんか月に起きた事件の解決をお願いされてじゃなかったか?」

 

「おバカさん。あのな、それはあくまで俺とお前が漫画で見た歴史、んであっちも俺達と同じだと考えて、この世界の歴史だと美神さん達はそう言うのを体験していない。可能性としては、過去の世界、平安京らへんで対面して、月神族の悪行を見てそれで依姫さんを警戒してるって話だろ」

 

それで大体合ってる?と馬鹿と言われて怒る万丈を押し留めつつ戦兎は美神や蛍に問う。

 

マンガで見たや問われた事に内心驚きを隠しつつ美神は無言になる。

 

ただ、戦兎にとってはその反応だけで分かった様で頬を掻く。

 

「どうやら正解っぽいな……しかもこの輝夜姫様関連で横島忠夫に何か起きたとも考えられるな、例えば輝夜姫を護る為にその月神族を殺したとかか?」

 

あなたにあの時の横島の気持ちの何が分かるのよ!!

 

顔を真っ赤にして怒鳴り叫んだ蛍に妹紅や輝夜、万丈や黒井が驚く中でやっぱりそっちか……と戦兎は溜息を吐く。

 

それにより蛍はハッと我に返り、口を押さえる。

 

そんな蛍に戦兎は悪いと謝罪する。

 

「イヤな事を思い出させる様な言い方をして悪かった。俺だって偉そうに言える奴じゃないし……けどこの世界の月神族がそんなにヤバい感じとはな……」

 

「え、おい、どういう事だよ戦兎?」

 

「この世界の月神族は……人の命を、人が蚊を潰す様な感じで簡単に奪い取る存在と言う事だと思います万丈さん」

 

眉間を揉む戦兎にまだ分からない万丈へと縛られたままの依姫は苦い顔でそう言う。

 

なんだよそれ!!と叫んだ万丈を黒井はどうどうと宥めながら美神へと顔を向ける。

 

自分を責めてる様に顔を歪める様子は戦兎の推測を肯定しているようであった。

 

「成程ね。ピリピリしてるのはそう言う事だったのか」

 

そりゃあ話したくもないねと黒井は溜息を吐く。

 

「様々な可能性があるとはいえ、やはり良い気分ではないわね」

 

「あなた達の知る限りでは月神族の印象は最悪な感じかしら?」

 

「そこらへんは二次創作(世界)によってになるかな……まぁ、この世界のは普通に最悪としか言いようがないな」

 

「……私達だけの話なのに信じてくれるの?」

 

眉を顰める輝夜に冥華は先ほどとは打って変わって静かに問うと戦兎は肩を竦めながらそう返した事に蛍はメンバーに向けてそう聞く。

 

「そりゃあさっきの叫びを聞いたら嘘とは思えないしね」

 

「おう!俺もル(ドゴッ)ごほ!?何するんだよ戦兎!?」

 

そう返した戦兎は何かを言おうとした万丈のお腹に肘打ちを叩き込んで遮ってから引っ張って美神と蛍から離れる。

 

(馬鹿、お前、ルシオラって言いかけただろう)

 

(馬鹿って言うな!ってかあいつはルシオラで合ってるだろう?漫画で見た潜伏してた時と同じ見た目だしよ)

 

(おバカ、彼女の様子を見るからに人間として生きてるっぽいから別の名前を名乗ってる可能性あるでしょ?と言うか俺達は彼女の名前を聞いてないのにいきなり言うのは不自然過ぎでしょ)

 

(あ、そっか、ってまた馬鹿って言うな!)

 

注意した戦兎のに馬鹿の単語に反応しながら万丈は納得する。

 

ひそひそ話で万丈に注意している戦兎だが、自分もさっきまで横島と美神の名前をさらりと出してるのに気づいてない。

 

ドゴーン!!

 

直後、爆発音が響き渡り、戦兎と万丈は真っ先に飛び出し、マルタと妹紅も続く。

 

「あ、ちょ!?妹紅さんは出ちゃ!?」

 

「追うわよ蛍ちゃん!!」

 

それに慌てて美神と蛍も飛び出す。

 

「あ、冥華さん、なんかウィッグない?後グルグル眼鏡」

 

「大丈夫よ~ちゃんと用意するから~」

 

「あの、ホント、縄を解いてくれませんか;」

 

見送りながらそうお願いする輝夜に冥華はそう返す中で依姫がジタバタしながらお願いするのであった。

 

 

 




次回、第7の章:2体のトリケラ
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