空戦シミュレーターを極めたので異世界でエースとして君臨します   作:PlusⅨ

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 今回は、文量の半分くらいAIによる執筆です。


第12話・束の間、戦いを忘れて…

 翌日は休日だった。出撃後は体力回復のため、よほど大規模な作戦が無い限りは非番になる。

 

 私はマオから、他の非番組と一緒に外出に誘われた。身支度を整えて正門前へ向かう。

 

「あ、来たわね!こっちよこっち!」

 

 先に待ってくれていたマオが私の姿を見つけて手を振った。その傍らにはアレックス先輩と、そしてエナ先輩の姿もあった。

 

「おはようございます。遅れて申し訳ありません」

 

 三人の元に辿り着き、謝罪する私にアレックス先輩が言った。

 

「まぁ、昨日は真夜中まで走ってたもんね。むしろちゃんと起きてこられただけ大したもんだよ。ほんと、レイもバカなことさせるよね」

 

「へぇ、レイがそんなことやらせたんだ?」

 

 とエナ先輩が物珍しそうに言った。私たちは街へと歩きながら、エナ先輩に昨日のあらましを説明した。

 

「なるほど、隊長としての責任感じゃなく、アンタに負い目を感じさせるための連帯責任ってわけか。なんだか回りくどいというか、なんというか」

 

 八八隊は傭兵部隊だ。パイロットたちに正規の軍人は居らず、上下関係もあいまいだ。各小隊の隊長に任じられている者たちも、出撃時以外に隊長としての権限を振りかざすことは少ない。エナ先輩も第四小隊の隊長に任じられているけれど、空を飛んでいるとき以外に仲間を部下扱いしたことは無いと言っていた。

 

「っていうか、そもそも出撃以外で隊長が隊員と関わること自体、あんまり無いんだけどさ」

 

「そうなんですか?」

 

「うん。別にアタシらは軍人じゃないし、なんなら作戦によって小隊のメンバーだってころころ変わるしね。第一小隊ぐらいだよ、最近メンバーが変わってないのってさ」

 

 とエナ先輩は言った。

 

 基地の近くからバスに乗り、街中へとたどり着いた。基地近くの町は都会というにはいささか小規模だが、必要な物資や娯楽は一通りそろっている。私たちはマオの案内で、手近の喫茶店へ向かった。

 

「ここですよ、ここ! 最近オープンしたお洒落なカフェ! 雑誌で紹介されてたから、一度来てみたかったんですよねぇ」

 

 店内は落ち着いた雰囲気の内装だ。壁には絵画や写真などが飾られていて、天井からはアンティーク調のシャンデリアが吊り下げられている。私たちの他に客はなく、店員さんも暇そうだ。

 

 私たちは席に着くと、それぞれ注文した飲み物を手にして雑談を始めた。

 

「それで? レイとはどうなった?」と早速、エナ先輩に訊かれた。

 

「……何も変わりません」

 

「それって、許してもらってないってこと!?」とマオ。

 

「いいえ、違うわ。許すとか、許さないとか、そういうことはあの人は口にしなかった。ただ、”誰かを殺す覚悟ができない奴は、誰かを守るどころか、自分の命さえ守れやしない”…そう言われたわ」

 

「うわ、厳しいね……」とマオ。

 

「ま、でもそのとおりだけどね」

 

 とエナ先輩は少しため息をついて、そしてこう言った。

 

「アンタも訳アリでここに来たんでしょ。目的が何であれ、死んだらお終いだよ」

 

 私は無言のまま、こくりと首を縦に振った。

 

「だったら、もうちょっと頑張んなさいよ。とはいえ、レイのやり方もバカバカしいわ。隊長だからって地上じゃ対等なんだから、馬鹿正直に言う事聞く必要なんか無いわよ。今度またレイの説教食らいそうになったときは、あたしたちも一緒になって説得するわ」

 

「ありがとうございます。エナ先輩」と頭を下げる私。

 

「あはは、気にしなくて良いって。それよりほら、せっかく来たんだしさ、なんか頼まないと!」

 

「そうですね。では、このパンケーキを頂きます」

 

「おおっ、美味しそ~。じゃ、アタシはこのパフェにしちゃおっかな」

 

「じゃ、じゃあ、わたしはチーズスフレでお願いします」

 

 私たちはそれからしばらく、他愛のない会話を楽しんだ。

 

「そういえば、エナ先輩のフィッシュベッド、あれ反乱軍からの鹵獲品でしたっけ。敵と同じの使ってるのって、珍しいですよね」

 

 とマオ。エナ先輩がお茶を口にしながら、頷いた。

 

「マッキー婆さんが戦場で墜落した部品をかき集めてでっち上げた代物だよ。敵の戦力分析と、訓練の仮想敵役として基地に置いてあったやつさ。アタシが機体をぶっ壊したときに新しい機体がなかなか届かなくてね。それで使わせてもらったんだけど、意外と気に入っちゃってさ。それでもらい受けたわけ」

 

「でもでもですよ、ソ連製じゃないですか。交換部品とか足りてるんですか?」

 

「マッキー婆さんが格安で売ってくれるから、多分、他の連中より維持費は安いと思うよ」

 

「へぇ~……って、いやいや待ってください。格安部品って、それやばい奴じゃないですか。絶対その辺の墜落機体からひっぺはがしてきた中古部品ですよ、それ!」

 

「そうかもね。でもちゃんと動いてるから問題ないよ。反乱軍の主力機はどれもこれもフィッシュベッドの派生型だから、規格がほぼ統一されてるのよ。おまけに構造が結構シンプルで頑丈だからさ、ああ見えて信頼性が高い良い機体よ。電子兵装は流石にあれだけど。むしろさ、マオ、あんたのライトニングの方がぶっ飛んでると思うわ。なんなの、あの縦置きの双発エンジン?」

 

「そうそう、可愛いでしょ、あれ」

 

「は、可愛い?」

 

「マッキーお婆ちゃんのところでカタログ見せてもらったときに、一目見てキューンってきちゃったんですよ!」

 

「え、あんたそんな理由で乗機を決めたの?」

 

「だって、性能とかよくわかんないですし。それにどうせ、どの機体を選んでも改装していけば似たような性能になるじゃないですか。だったら、可愛いの選んじゃおうかなって思って」

 

「いや、ないない、それは無い」

 

「う~ん、私はその気持ちわかるけどな~」

 

 と言ったのはアレックス先輩だった。

 

「うそ、アレックス、もしかしてあんたのスーパーセイバーも見た目で選んでたの?」

 

「選んだときは流石にそうじゃなくて、性能とか使いやすさとかいろいろ考えてたけどさ、最終的に決めたのって、やっぱ顔だったのよ」

 

「顔? 戦闘機の?」

 

「スーパーセイバーのノーズインテークのあの横長な感じがさ、正面から見た時になんか可愛いなぁ~って、思って。おかげで機体に愛着持てたしさ。そういうの大事じゃない?」

 

「わかるぅ~。わかります、アレックス先輩!」

 

「いや、わかんないわ、アタシ。……クラリスは?」

 

「え~っと、その、私もそんなに戦闘機には詳しくないのでよくわかりませんけど……でも、自分のフィアットは使いやすくていい機体だと思います」

 

 正直、戦闘機パイロットなのに戦闘機に詳しくないというのも妙な話だけど、それでもパイロットとして戦えるのはスキルのお陰だ。私は養成所でのたった二週間の訓練だけで、最前線で戦えるだけの技量を身に着けていたけれど、それは私自身の努力や勉学で習得したものでは無く、まるでこの体に書き込まれるように、勝手に染み込んだものだった。同じく養成所で訓練していたミッキーさんは、これを「スキルのインストールだ」と言っていたが、私にはうまく理解できなかった。

 

 ただ、少なくともこのスキルのお陰で、私はむやみやたらに敵を殺すことなく戦場で戦えた。それは、昨日の戦闘で証明することができた。

 

 私の内心を余所に、世間話は勝手に盛り上がっていた。

 

「聞いてくださいよ、サイモンさんたら、酷いんですから、マジで」

 

 と、マオがパフェをほおばりながら憤慨していた。

 

「バーに行くといっつも絡んでくるんですよ。セクハラですよ、パワハラですよ、アルハラですよ、もう存在そのものがハラスメントですよあの人」

 

「マオー、それただの愚痴じゃん。もっとこう、具体的にさあ」と、アレックス先輩。

 

「えー、具体的にって言われても、えーっとですねぇ」

 

「なになに?『お前、俺の女になれよ』とか言って肩を抱いてきたりとかさ、あとは胸元ばっかり見てくるとか、尻触ってくるとか?」

 

 と、エナ先輩。マオが「えーっ!?」と声を上げた。

 

「はああ!?︎ 何それ、最低! ありえない! エナ先輩、サイモンさんにそんなひどいことされてたんですか!?」

 

「いや、されてないから。アタシの話じゃなくてあんたの話だから」

 

「なんだ、びっくりしましたよ。あの人、私にはそんなことしないのに他の人にはしてるのかと思ってビックリしたじゃないですか」

 

「されてないの?」アレックス先輩が苦笑する。「だったら何がハラスメントなのよ」

 

「ハラスメントされてますよ。だって私が愚痴とか失敗とか話すと、あの人いっつも大爆笑しながらダメ出ししまくってくるんですよ。腹立つじゃないですか。しかもこっちが真剣に相談してるっていうのに、『可愛い悩みだな』とかいいながら頭撫ででくるんですよ。あれ絶対馬鹿にしてますよね?」

 

「うわぁ……うん、まあ、その、バカにしてるっちゃしてるわね」

 

 半分呆れた様子のエナ先輩の横で、アレックス先輩がポツリと「…頭なでなで…レイからなでなで…」と呟きが聞こえたような気がした。今の会話のどこにレイ隊長が出てきたのだろう?

 

 マオは憤慨しながらさらに続けた。

 

「それにですね、前に一度、撃墜された後、行方不明になってたことあったじゃないですか」

 

「ああ、あの気が付いたらシレっと帰って来てた、あれね」

 

「私、めちゃくちゃ心配してたんですよ。なのに当たり前みたいな顔して、“よっ、久しぶり”とか言ってきて、なんなんですか、ホントにもう、どう思いますか?」

 

「どうって、こっちが聞きたいわ。アンタはいったいサイモンのことをどう思ってるのさ」

 

「え、嫌いに決まってるじゃないですか。なんていうか、実家のお兄ちゃんを思い出しちゃうんですよ。妹の私をいっつもバカにしくさってて、いい歳こいた大人なのに、ぜんぜん子供っぽいですし」

 

「う~ん、なるほどぉ」

 

 エナ先輩が腕組みしながら頷き、私とアレックス先輩を呼んで、三人で顔を寄せた。

 

「これは審議の必要があると思わない、アレックス?」

 

「マオ自身が自覚ないところが可愛いわね。クラリスはどう思う?」

 

「肝心のサイモンさんが、マオをどう思ってるか気になりますね」

 

 三人でひそひそ話をしていたところに、マオが「三人で何やってんですか!」と声を上げた。

 

「審議の結果、しばらく生暖かい目で見守ろうという結論に至りました」

 

「待ってクラリス、何なのさそれ?」

 

「この話題はいったん温めておくとして」とアレックス先輩が割り込む。「そういや、エナはさ、ミッキーさんとはどうなの? 新しい相棒としてうまくやっていけそう?」

 

「あー、うん、そうだねぇ」エナ先輩は曖昧な返事をした。

 

「まあ腕はいいよ。スパイとして何度か修羅場も潜ってんだろうね。戦場でも冷静だし、無駄口叩かないし、頼りになる感じではあるけど」

 

「だけど?」

 

「なんかねえ、アタシと相性が悪いみたい」

 

「ああ、確かに」

 

「あの人の前だと調子狂うんだよ。何考えてるかわかんないから、変に緊張するっていうかさ」

 

「それ分かります」とマオも同意した。

 

「なんだろう、やっぱ元スパイだから、こっちが探られてる気分になるのかな」

 

「確かに、あんまりしゃべらないし、表情も変わらないし、ちょっと無愛想ね。まあその辺はレイもいっしょか」

 

 と、アレックス先輩。

 

 でも、とマオが口を挟む。

 

「クラリスには割と優しいじゃないですか。昨日だって、帰還後にクラリスのこと気にかけてたし?」

 

「ミッキーさんは」と私は口を開いた。

 

「責任感が強い真面目な方ですよ。それに私の救出のために多くを犠牲にされましたから、それを無駄にしたくないのだと思います」

 

「アンタに死なれたら、苦労が水の泡ってこと? そんなもん別に気にしなくていいのに」

 

「そういうわけにもいきませんよ」

 

「あの人、結構面倒くさいよ。アタシのことも信用してないし、何か裏があると思ってるフシもあるし」

 

「疑われるようなことしたの?」

 

 とアレックス先輩の問いに、エナ先輩は首を横に振った。

 

「まさか。でもさアイツ、アタシが家族の仇討ちのために戦ってるって、いつの間にか知ってたのよね。アタシ、アイツには言ってないはずなのに、多分、他の奴に聞いたんだよ。……アレックス、アンタじゃないよね?」

 

「言ってないよ。私、ミッキーとはそんなに絡んでないもん。…多分、レイじゃない? 最近、立ち話程度には一緒に居るの、よく見かけたし」

 

「あーそうか、レイか。ちょっとアレックスさ、レイに言っときなよ。あんまり他人のことぺらぺら喋るなってさ」

 

「わかった、伝えとく。でも、アイツは有ること無いこと言いふらすような男じゃないけどね。変な話はしてないと思うよ」

 

「まあ、そういう奴じゃないってのは分かってるけどさ……」

 

「あのあのですね、アレックス先輩、つかぬことをお伺いしますが」

 

「ん? なに、マオ、どしたの?」

 

「アレックス先輩って、なんか二言目には隊長のこと口にしてますよね?」

 

「え、そう?」

 

「そうですよう! ていうか、しょっちゅう二人で一緒に居ますし、付き合ってるんですか? あの人のことが好きなんですか?」

 

「いやぁ、まあ好きっちゃ好きだけど、家族として、みたいな感じだよ」

 

「え~、なんですかそれ、恋愛じゃない的な?」

 

「そうそう、弟的な。…マオがサイモンに感じてるのと同じみたいなもの?」

 

「ちょちょちょ、なんでそこで私とサイモンさんが引き合いにでるんですか!?」

 

「あれ、違った? だってお兄さんみたいな感じなんでしょ?」

 

「違いますよ! リアルなほうのメンドクサイ兄貴面した奴と一緒にしないでください!」

 

「まあまあ、落ち着いて、マオ」

 

「うぐぐぐ」

 

「……でもさぁ」とエナ先輩が呟いた。

 

「そうなると、アレックスって、もしかして男に興味がない?」

 

「え、なに、その怖い質問」

 

「だって普通、気になる異性の一人や二人居てもおかしくないじゃん。でも、そういう話を聞いたことないし」

 

「エナ…アンタがそれ言う?」

 

「いや、アタシは別にいいんだけどね? ただ、アンタの好みってどういうタイプなんだろ、と思って」

 

「私もちょっと興味あります」

 

「えーと、じゃあ、そうだな……。強いて言えば、包容力のある年上かな」

 

「ほぉ~、なるほどねぇ。で、ウチの部隊にそういうの居る?」

 

「居たらその男の名前を上げてるわよ。エナはどう?」

 

「アタシは、働き者であればそれでいいよ。毎日、畑耕して、家族を養ってくれるなら誰でもいい」

 

「エナ先輩、なんかもう、条件が現実的すぎて夢が無いですね…」

 

「正直、恋愛とかアタシも良く分かんないのよ。東北部の貧しい田舎の生まれでさ、色恋だとかに浮かれてる余裕もないまま戦火に巻き込まれちゃったし……。ああ、ごめん、変な事聞かせたね。それよりマオ、アンタはどんな男が理想なの? やっぱりイケメン?」

 

「そうですねえ……、私よりも背が高くて、肩幅が広くて、手が大きくて、顔が小さくて、そんでもって目は切れ長よりちょっとタレ目気味のほうが好きですね!」

 

「…………マオって、結構、乙女だよね」

 

「むっふふーん、分かりますか、アレックス先輩。実は今、流行りの少女漫画を読んでまして、その中で一番好きなキャラがそういう感じなんですよ!」

 

「へぇー、漫画ねえ。ちなみにタイトルは何? 教えてよ」

 

「『氷雨の降る夜に』っていうんですけど、知ってます?」

 

「知らない。けどタイトルから察するに、なんか切ない系のラブストーリーっぽいね」

 

「そーなんですよ、戦争に行く恋人が主人公の男の子で、女の子は婚約者なんですが、結局、二人は離ればなれになってしまって、手紙でのやり取りだけが続くって感じです」

 

「なんか重い話になりそう」

 

「そうでもないですよ。まあ、確かに内容は暗いというか、かなり重めの話ではあるんですが、主人公がカッコイイんで全然嫌味にならないんです。あと、ラストシーンが特に最高で」

 

「ふぅん、ちょっと読んでみたいかも」

 

「だったら、すぐに読めますよ。実はこのカフェの近くに貸本屋があって、そこに全巻揃ってますから」

 

「そうなんだ。んじゃ、マオ、借りといてくれる?」

 

「あー、それってつまり、ホントは興味ない人の反応だ~。ショック~」

 

 貸本屋、という珍しい店に私は興味を惹かれた。私も本は大好きだ。幼いころに両親から読み聞かせてもらった絵本に始まり、自分で字が読めるようになってからは、父の書斎にあった本を片っ端から読み漁っていた。内容が理解できない部分は多かったけれども、博識だった両親に質問しながら知識を増やしていく過程はとても楽しかったものだ。

 

 けれど、そんな幸福な時期も政治犯として家族そろってシベリア送りにされてからは途絶えてしまった。思えば本と呼べるものを久しく読んでいない気がする。だから、今日はいい機会かも知れなかった。

 

「ねえ、マオ。だったら今日の帰りに私が借りてくるわ。久しぶりに私も本を読みたいし。だから場所を教えてくれないかしら」

 

「お、クラリスも興味持ってくれるの?や~ん、うれし~。んじゃ、この後の買い物の途中で場所教えるから、よろしくね」

 

「ちょい、マオ、あんたは一緒に行かないのかい」

 

 とエナ先輩の指摘に、マオが「だってえ」と唇を尖らせた。

 

「今日は日頃のストレス発散にいっぱい買いこむ予定ですからね。全50巻の漫画なんて持ち歩いてる余裕なんか無いですよ!」

 

「なるほどね~。……って、え? 全50巻?」

 

 エナ先輩とアレックス先輩が顔を引きつらせた後、その目が私に向けられた。多分、私も同じ顔をしていたと思う。……腕力アップのスキルも獲得しておけばよかったかしら。私は引きつった顔のまま、力ない笑みを浮かべていた。




―――第12話あとがき―――

 女三人寄ればなんとやら(今回は四人)という事で、AIも書きやすかったのでしょうか。おしゃべりを延々と続けてくれました。

 書きたい場面の登場人物、場所、会話のテーマを設定することで、概ね自然な感じで文章を出力してくれます。

 漫画のあらすじを語る下りでマオがやたら早口気味になっていましたが、漫画の話題を振ったのも、その内容も全部AIのオリジナルです。このAI、もともとプロフィール設定やあらすじを書くのが得意な傾向があるので、かなり活き活きとしながら出力してきた印象があります。

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