スーパーロボット大戦X-DRIVE   作:幸村ユウキ

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閑話 『ルート分岐 宇宙/地上』

 −獣戦基地−

 

早乙女研究所での戦いを終えた翌日、司令室ではオットーと葉月が話をしていた

 

葉月「ではネェル・アーガマは一度宇宙に上がると?」

 

オットー「はい。宇宙ではネオ・ジオンがサイド4のインダストリアル7で何やら動いているとの話が上がっています。よってネェル・アーガマは宇宙に上がりネオ・ジオンを牽制したいと思っています」

 

葉月「なるほど…状況は理解出来ました」

 

オットー「では」

 

葉月「ですがこの基地の全ての戦力を宇宙に上げるわけにはいきません」

 

宇宙に上がると言うオットーの言葉に葉月は納得するも葉月は全ての戦力を宇宙には上げられないと告げる

 

葉月「ギガノスの地上部隊とムゲ帝国が動きが活発化して来ています」

 

オットー「つまりギガノスとムゲ帝国を迎撃する為にも戦力を残さなければならない…と言う事ですな」

 

オットーの言葉に葉月は頷く

 

葉月が頷いたのを確認したオットーは腕を組んで考え始める

 

そんなオットーの姿を見た葉月はオットーに提案をする

 

葉月「オットー艦長。私に一つ考えがあるのですがいかがですかな?」

 

オットー「フム…聞きましょう」

 

葉月は自らの提案をオットーに話すとオットーは納得が言った表情をする

 

葉月の考えた提案に乗ったオットーは葉月と共に獣戦基地にいるメンバー全員に司令室に集まるように招集をかける

 

程なくして獣戦基地にいるパイロット達が司令室に集まる

 

沙羅「どうしたんだい博士?新しい任務かい?」

 

葉月「うむ。それについてはコレから説明する」

 

司令室に全員が集まると沙羅が葉月に集まった理由を訊ねる

 

葉月が説明しようとするが代わりにオットーが集めた理由を説明する

 

オットー「諸君に集まってもらったのは他でもない…ネェル・アーガマは一度宇宙に上がりネオ・ジオンを牽制することになった」

 

リディ「エラく急ですね艦長」

 

オットー「インダストリアル7でネオ・ジオンが何やら動いているとの情報が入ったのでな。奴らが何を考えているかは知れないが我々が動かなければならない」

 

カミーユ(インダストリアル7…工業用コロニーの筈だが一体何があると言うんだ)

 

オットーの説明を聞いた後、カミーユはネオ・ジオンが工業用コロニーであるインダストリアル7に向かっているのかを考えていた

 

雅人「って事はつまり俺達全員でネェル・アーガマと宇宙に上がるって事かい?」

 

葉月「いや、全員ではない」

 

甲児「どう言う事です?」

 

全員で宇宙に上がると思っていた雅人に葉月はそれを否定する

 

疑問に思った甲児が葉月に説明を求める

 

葉月「ムゲ帝国にギガノスの地上部隊の動きが活発化して来ているとの情報が入っている。これを迎撃する為にも全員を宇宙に上げられないと判断したからだ」

 

ドモン「それだけじゃない。動きを見せないデビルガンダムの事もある」

 

甲児「それを言っちゃDr.ヘルの機械獣軍団だって同じだ」

 

忍「つまり地上も放置しちゃおけねぇって事か…」

 

那月「ではどうするつもりですか博士?」

 

葉月の説明に全員が納得するも那月はどうするつもりかを訊ねる

 

葉月「オットー艦長と話し合った結果…現在、獣戦基地にいる戦力を2つに分けようと思っている」

 

由木「つまり、宇宙と地上での少数部隊による同時攻略…と言う事ですね」

 

オットー「その通りだ」

 

その由木の答えにオットーと葉月は頷くと2つに分ける部隊を説明し始める

 

オットー「ネェル・アーガマと共に宇宙に上がり、ネオ・ジオンを迎撃する部隊にモビルスーツ隊、ドモン、フェイ氏、由木中尉…」

 

葉月「地上での活動部隊を獣戦機隊、マジンガー、ダンガイオー、ゲッターチームとする」

 

忍「なんでぇ、俺達は居残りかよ」

 

沙羅「アタシ達がこの基地離れてどうするんだい」

 

ミア「あの待ってもらえませんか?」

 

オットーと葉月が部隊分けを説明した後、忍が文句を言うも沙羅が嗜めるとミアが声を上げる

 

葉月とオットーは少し驚いた表情になるがミアの言葉を求める

 

葉月「どうしたかな?」

 

ミア「私達は宇宙にいかせてもらえませんか?ダンガイオーの調整を私達の博士に頼みたいので」

 

ロール「最近、連戦が続いていたからね」

 

オットー「そちらの言い分はわかった…しかし…」

 

ドモン「ならば俺は地上での活動を希望する。デビルガンダムが地上にいる以上放ってはおけん」

 

宇宙に上がる事をミアが希望するとオットーは納得の意志を示すものの悩み始める

 

そんなオットーを見かねてドモンが地上部隊に残る事を希望する

 

それでもオットーは悩んでいたが葉月は納得してその希望を了承する

 

葉月「分かった君達の意見を尊重しよう。構いませんねオットー艦長?」

 

オットー「う、うむ。構いませんぞ」

 

葉月「ではネェル・アーガマと共に宇宙に上がりネオ・ジオンを迎撃する部隊を…モビルスーツ隊、ダンガイオーチーム、フェイ氏、由木中尉」

 

カミーユ「地上部隊が獣戦機隊、ドモン、マジンガー、ゲッターチームになるのか」

 

甲児「宇宙が小回りの利く部隊、地上がスーパーロボット中心って事か」

 

恵那「あ、あの!アタシの名前が無いんですが…どうすれば…」

 

ダンガイオーチームとドモンの意見を尊重した葉月が新たな部隊分けを発表すれば自身の名前が入っていないのに気が付いた恵那が声を上げる

 

葉月「鷺森君。君にはどちらの部隊に参加するかを君自身に選んでもらう」

 

恵那「アタシ自身でですか!?」

 

葉月「あぁ、君が参加したい方を君自身が選ぶんだ」

 

恵那「アタシ自身が…」

 

どちらの部隊に回るか選択をする事になった恵那は言葉を詰まらせ、必死に考える

 

恵那(宇宙に上がるか地上に残るか…か…どっちにするべきなんだろう…)

 

那月「そんなに悩んで答えが出ないなら地上に残りなさい。あなたは宇宙での戦闘は出来てないわけだし」

 

沙羅「那月。その言い方はどうかと思うよ」

 

カミーユ「沙羅の言う通りだ。那月が決める事じゃない…それに恵那には宇宙での戦闘の経験を詰むいい機会かも知れないからな」

 

恵那「宇宙での戦闘経験…ですか?」

 

カミーユ「あぁ。今は戦場は地上だけだがいずれは宇宙での戦闘もしなければならないからな。宇宙での戦闘に慣れておく機会でもある」

 

恵那「………」

 

カミーユ「まぁ、選ぶのは恵那自身だ。今すぐじゃなくても大丈夫さ」

 

考える恵那に那月が最大の皮肉を込めて言葉を言うと沙羅が那月を嗜め、カミーユが恵那にアドバイスを送る

 

カミーユからのアドバイスも含め恵那は自身がどちらの部隊に回るかをじっくりと考える

 

恵那(カミーユさんの言葉も理解出来る…地上だけな訳がないいずれは宇宙で戦うのはわかってる事…でもムゲやギガノスは放ってはおけないし…)

 

カミーユ「………」

 

忍「………」

 

恵那「……葉月さん。アタシ、決めました。アタシは…」

 

じっくりと恵那は考え自分の答えを出すとどちらの部隊に回るかを告げる

 

 

 

 『宇宙選択』

 

恵那「…宇宙での部隊をお願いします」

 

葉月「了解した。では鷺森君及びサポートを務める深山君はネェル・アーガマと共にネオ・ジオンの迎撃部隊に編成する」

 

宇宙への部隊を希望した恵那の言葉を聞いた葉月は恵那と那月をネェル・アーガマの宇宙部隊へと編入する

 

カミーユ「よかったのか恵那?」

 

恵那「はい。自分で選んだ答えですから」

 

カミーユ「なら俺から言う事はないよ」

 

恵那の選択にカミーユは声を掛けるが恵那の言葉を聞いて安心する

 

恵那(でも…自分から宇宙に上がるって言った以上…これ以上はお婆ちゃんに黙ってるわけには行かないよね…)

 

葉月「…鷺森君。君は一度家に帰りなさい。個人的に準備するものもあるだろう」

 

恵那「え?」

 

恵那の様子に気付いた葉月が声を掛けると声を掛けられた恵那は驚く

 

葉月「ネェル・アーガマが宇宙に上がるまではまだ時間がある。機体の搬入等はこちらがやっておこう。藤原、結城。鷺森君を家に送ってあげるんだ」

 

忍「あ、あぁ」

 

沙羅「分かったよ。行くよ。忍、恵那」

 

機体の搬入等の準備を手配を済ませておくとの葉月が告げ、忍と沙羅に恵那を家まで送って行けと声を掛ける

 

その言葉を聞いた沙羅は忍と恵那を連れて司令室から出て行く

 

葉月「オットー艦長。宇宙に上がる準備がある中、申し訳ない」

 

オットー「構いませんぞ。彼女も年頃でしょうし家族も心配でしょうからな」

 

葉月「ですな。では機体の搬入準備を始めましょう」

 

オットー「了解です。ではブリーフィングはここまでだ。各員、我々は明朝よりネェル・アーガマは宇宙に向けて出発する。それまでに準備を済ませておくように」

 

ブリーフィングが終わり、司令室から出て行くとネェル・アーガマ部隊は機体の搬入等の準備を始める

 

 

 

 『地上選択』

 

恵那「…このまま獣戦基地に残ります」

 

葉月「了解した。では鷺森君及び彼女のサポートを努める深山君は獣戦基地に残り、ギガノス、ムゲ帝国迎撃部隊に編成する」

 

地上に残る部隊を希望した恵那の言葉を聞いた葉月は恵那と那月を獣戦基地に残る地上部隊に編入する

 

沙羅「よかったのかい恵那?」

 

恵那「はい。自分で選んだ答えですから」

 

沙羅「ならあたしから何も言う事はないよ」

 

恵那の選択に沙羅は声を掛けるが恵那の言葉を聞いて安心する

 

恵那(でも…自分からギガノスやムゲドクター戦うって言った以上日本にずっと留まるわけじゃないから…お婆ちゃんに黙ってるわけにはいかないよね…)

 

葉月「…鷺森君。君は一度家に帰りなさい。個人的に準備するものもあるだろう」

 

恵那「え?」

 

恵那の様子に気付いた葉月が声を掛けると声を掛けられた恵那は驚く

 

葉月「ネェル・アーガマが宇宙に上がるまではまだ時間がある。機体をネェル・アーガマから降ろす準備はこちらが進めておこう。藤原、結城。鷺森君を家に送ってあげるんだ」

 

忍「あ、あぁ」

 

沙羅「分かったよ。行くよ。忍、恵那」

 

機体の搬入等の準備を手配を済ませておくとの葉月が告げ、忍と沙羅に恵那を家まで送って行けと声を掛ける

 

その言葉を聞いた沙羅は忍と恵那を連れて司令室から出て行く

 

葉月「オットー艦長。宇宙に上がる準備がある中、申し訳ない」

 

オットー「構いませんぞ。彼女も年頃でしょうし家族も心配でしょうからな」

 

葉月「ですな。では機体の搬入準備を始めましょう」

 

オットー「了解です。ではブリーフィングはここまでだ。各員、我々は明朝よりネェル・アーガマは宇宙に向けて出発する。それまでに準備を済ませておくように」

 

ブリーフィングが終わり、司令室から出て行くとネェル・アーガマ部隊は機体の搬入等の準備を始める

 

 

 

 −東京 恵那の家−

 

獣戦基地を出発した恵那達は忍の運転で車で恵那の家まで来ていた

 

恵那「…ムゲの攻撃で壊れたのにしっかり直ってる…」

 

沙羅「連邦もその辺りは流石だね…」

 

忍「恵那。此処で待ってた方がいいか?準備に時間が掛かるなら後で連絡くれりゃ…」

 

恵那「いえ…待っててもらって大丈夫です」

 

自宅の前で待っていた方がいいかと言う忍の言葉に恵那はそう返答すると恵那は車を降り、自宅へと入っていく

 

自宅へと入っていった恵那は居間で寛いでいたミヲを見付ける

 

ミヲ「恵那かい?お帰り」

 

恵那「うん。ただいまお婆ちゃん…」

 

ミヲ「………」

 

恵那「………」

 

少し会話をすれば二人の間に沈黙が流れるが恵那は暫くのか沈黙の後、声を掛ける

 

恵那「あの…お婆ちゃん。アタシ…」

 

ミヲ「なんだい?」

 

恵那「…夏休みの間…ううん…2学期からも暫く、学校からの推薦で留学に行くことになって家に帰れないかも…あの日もだけど…急に決まって言えなくて…ごめんなさい…」

 

ミヲ「大丈夫だよ。恵那、それはアンタが決めたのかい?」

 

恵那「うん」

 

頭を下げて謝った恵那にミヲは気にするなと言葉を掛けると恵那はミヲの言葉に頷く

 

恵那が頷いたのを確認したミヲは恵那に優しく声を掛ける

 

ミヲ「だったら謝る必要ないだろう?アンタが決めたんだ。やりたい事をやりな。大体、いつも私の事を気に掛けて自分のやりたい事を我慢してるんだから気にしなさんな」

 

恵那「うん」

 

ミヲ「その代わり…気を付けて行ってくるんだよ?」

 

恵那「うん。行って来ます」

 

自分の祖母と言葉を交した恵那は必要な荷物を纏めると忍と沙羅の待つ車に乗り込み、獣戦基地に向かう

 

恵那(お婆ちゃん…嘘ついてごめんなさい…でも必ず帰って来るから…)

 

獣戦基地に向かう中、恵那は持って来た荷物を抱えながら自分の祖母に嘘をついた事を謝っていた

 

ミヲ「………」

 

ミヲ「…頑張るんだよ恵那」

 

恵那達が去っていた後、外に出て来たミヲは去っていた方を見ながら心配するように声を掛けていた

 

 

 

 

 




獣戦基地から宇宙に旅立つネェル・アーガマ

何かの引き渡しの為にネオ・ジオンが動きを見せている情報を元にネェル・アーガマはインダストリアル7に向けて急行する

インダストリアル7に到着したネェル・アーガマ隊はネオ・ジオンとコロニー外での戦闘になるがコロニー内でも戦闘が起こってしまう

ネオ・ジオンとの戦闘の中、そこで恵那が出会うのは一本角の白きモビルスーツ…そして異世界からの来訪者だった

次回、スーパーロボット大戦X-DRIVE 第6話A『ユニコーンの日』


地上ルートは重用があれば書かせてもらいます
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