せや自分で書こ。
こんなノリで描き始めました。後悔はない。
某日 砂漠地帯にて
そこには現在悪魔と恐れられるモンスター【イビルジョー】が獲物を求めて彷徨い歩くようになっているため、数人のハンター達が派遣されていた。
それ自体は別に珍しくないのだがハンター達は困惑していた。
「何あれ?」
「さあ?」
別にイビルジョーがジャギィに殴り倒されてるとかアイルー達が古龍を討伐したとかではない。
「なんで飛竜があんな重力を無視して飛んでるんだ?いや、むしろ空に振り回されてる?」
「と言うか空が揺れてる?」
空を飛んでいたリオレイアが可笑しな飛び方をしていた。
羽を羽ばたかせずに上昇したと思ったら急に慌てたように羽を羽ばたかせ地面スレスレに飛行し突然ハンター達の遥か上空まで上昇、さらに上下左右と大袈裟に飛び、まるで見えない手に振り回されてるとしか言いようがない動きをしているのだ。
オマケに雲も物理的にあり得ない動きをしている。空で地震が発生したとでも言うのだろうか。
「おい!アレって!」
1人のハンターの男性が指を刺した方向に....
「Gyaoooooooo⁉︎」
何故か討伐対象のイビルジョーまで空を舞っていた。
「「「「は?」」」」
当たり前だがハンター達は固まった。
当時のことを討伐に参加した男性ハンターは語る。
「いやだって、空を舞ってるんだぜ?あのイビルジョーが。悲鳴をあげながらさ。そりゃあ固まるよ、あの化け物が「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ⁉︎」って顔で飛んでんだもん。」
しばらくハンター達はリオレイアとイビルジョーの言語化が難しい航空ショーを眺めていたが。
すぐに冷静にコレなんて報告すれば良いの?とりあえず元凶探すか。と結論付けた。
「つーかコレ古龍案件じゃね?俺死にたくねえから帰ろうぜ?」
若いハンターがこのような説明できない事態は古龍と呼ばれる規格外の生物達の仕業だと判断し帰還を提案した。
「そうね、そうするわ。」
「おいどんもそうするべ。」
弓使いの女性と大剣使いの巨漢もその提案に乗った。
だが最後の1人は「俺も帰ってギルドに古龍種の出現報告しよ。」やっぱり帰還する事にした。
ハンター達が到着する数時間前
イビルジョーはお腹を空かせていた。
とりあえず目についた果物や上手に焼かれている肉などを片っ端から食しながら移動し、気ままな旅をしていた。
だが止まない飢餓感の中獲物を狩るための頭脳は疑問を感じていた。
「......Gua?」
何故こんなにも食料があるんだ?
イビルジョーとてバカではない。何処で何が食えないかは解っている。
砂漠でここまで水々しい果物は食べれない。
人間がいない所で焼いた肉は食えない。
何故食える?何故?
イビルジョーは無視できない異常に疑問を感じそれの理由を考えるので余計に空腹を覚え、激怒した。
なので....
「Gyaooooooo!」
とりあえず近くの自分より遥かに巨大な『岩』に八つ当たりをした。
「Ga⁉︎」
だが
「〜♪〜〜〜♪Aaaaa♪」
歌が聴こえ
イビルジョーの身体は空に舞っていた。
「?.....⁉︎」
アリエナイ⁉︎
何デ俺ハ飛ンデル!
最初は他のモンスターに体当たりをされ吹き飛ばされたのかと思った。
だがそれならもっと早く地面に叩きつけられてる筈だ。
次に考えついたのは空を飛ぶモンスターが自分を掴んでそのまま飛んでいるのかと思った。
だがイビルジョーを掴んでいるモンスターがいない。
そしてあたりを見渡したら。
「ギニャァァァ⁉︎」
「俺飛んでるニャ⁉︎アレ.....?イビルジョーも飛んでるニャァァァ⁉︎」
猫が飛んでた....
「.......。」
近くにリオレイアも飛んでいる。
リオレイアに関しては「お前飛ばされんの初めて?何?私が何者かだって?お前の先輩だよ。まあなれることだ、コレからちょくちょく飛ばされんだから。」とでも言いたそうな顔で吠えもせず尻尾を上空に向けて逆立ちの体制のまま飛んでた。
どうやってんのソレ?
そしてイビルジョーは気づいた、この異常事態を起こしているのはさっきの『岩』だと。
そしてハンター達が帰還してから1時間後
ようやく地面に落下したイビルジョーは空腹とか何時間も空を飛ばされた怒りに任せて『岩』を攻撃しようと.....そこには巨龍がいた。
ソレは『岩』ではなかった。
ソレは『自然』の化身である。
ソレは『巨大』である。
ソレは『天変地異』である。
ソレは『絶対』の個である。
ソレは『悪魔』風情が同じ地平に立つことを許さない。
ソレは『大いなる存在』地啼龍
ソレは『真の名』にあたわず。
其は・・・
大地揺らす龍 その特異個体である。
その後
更に5時間天を舞う事になったイビルジョーくんであった。南無。