息抜き・・・・という名のサボり   作:怠惰ご都合

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はい、例の如く思いつきでやらかしました。
注:登場キャラの話し方が被っているので、今回は台本形式となっておりますがご容赦下さい。


息抜き・・・・という名のサボり

 「んぅ・・・う?」

 

 一体いつから寝ていたのだろう。

 目をが覚めると、体を起こすと、そこは見知らぬ空間だった。

 

 レイ「ここは・・・・どこだろう?」

 

 そんな事を言いながら、周囲を見渡すと何人も横になっていた。そしてその中には姉のライまでもいた。

 

 レイ「姉ちゃん・・・・・姉ちゃん!」

 

 すぐに近寄り、声をかける。

 

 ライ「・・・・・」

 

 しかし、反応はない。

 息はしているから大事ではないだろうが、それでも不安は拭えない。

 

 ハミア「う・・・・・ぅん?・・・・・・えっと、何この状況。てか誰、この人たち」

 

 そうこうしていると一人、純白の剣を携えた少年が目を覚ました。

 

 ハミア「えっ、どちら様?、首謀者様ですか?」

 

 レイ「違います違いま・・・・・」

 

 ブンブンと首を横に振り、疑いを晴らそうとする。

 

 ハミア「おやすみなさーい、せめて見なかったことにしてもらえると助かりますですハイ」

 

 バタリ、と再び寝ようとした。

 

 レイ「ちょいちょいちょいちょい待って待って、そこな若人」

 

 ハミア「誰が若人だい!?年齢そんな変わらんでしょ!?」

 

 必死に引き止めると、ガバっと起き上がった。

 てか、突っ込む所そこじゃないよね。

 

 ハミア「・・・・ホントに?」

 

 レイ「ホントに」

 

 ハミア「・・・・・マジのマジ?」

 

 レイ「マジのマジ」

 

 そのまま何度か似たようなやり取りをしていると・・・・

 

 ハミア「なーんだ、最初からそう言ってよ。それならこんな事しなくて済んだのにさぁ」

 

 レイ「・・・・最初から“違います”って言ってたよね〜」

 

 なんかまあ、解決した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハミア「ところでレイさん、ここって何なんですかね?」

 

 レイ「それが解ってないんだよね〜。いやホントに何なのかねココ」

 

 ルミト「いやいや、本当に謎な所ですよね。辺り一面真っ白で何もないって。しかも知り合いを含む大半の人が倒れてるってのが、不安を煽ってきて」

 

 ハミア「そうなんだよ。義姉(ロッサ)さんもラナも結局起きないし、他の人達も同じくだから」

 

 レイ「姉ちゃんも変わらずだからさ〜、いつ目が覚めるやら」

 

 ルミト「同感ですよホントに。こっちのミレアもさっきからずっと起きないからもう不安で不安で」

 

 その言葉にレイはウンウンと頷く。

 

 レイ「わかるな〜。全くハミア君の言うとおりだよ〜」

 

 ハミア「レイさんこそ、ですよ」

 

 ルミト「いやぁ、照れますなぁ。そう言われるとむず痒いですよ」

 

 しかし、そこでレイとハミアは気づく。

 先程から何故か話が噛み合っていないことに。

 新たに一人が混ざっているような会話に。

 

 レイ「うん?」

 

 ハミア「はい?」

 

 そこで二人が声のする方向を同時に向くと・・・・・

 

 ルミト「あ、どもども。ルミトって言います。先程からお邪魔してますよ」

 

 温和そうな青年が一人ニコニコと居座っていた。

 

 ハミア「あ、どうも。僕ハミアって言います」

 

 レイ「レイです、宜しくね」

 

 ハミア「・・・・それでですねレイさん。ここ、異質な空間でして・・・・」

 

 レイ「待て、待つんだハミア君」

 

 ルミトと名乗った青年が名乗り終えると、ハミアはまた僕に向き直った。

 驚いたの僕だけだろうか。

 そう気になり、ハミア君に呼びかける。

 

 ハミア「あ、はい何でしょうレイさん?」

 

 レイ「横見て、横」

 

 未だに落ち着いている正面のハミアに、ルミトのいる方向を示す。

 

 ハミア「横ですか?別にルミトさんがいるだけで特には・・・・ええぇぇぇえ!?一体いつから!?アナタは誰!?そしていつから!?」

 

 レイ「やっと気づいてくれた」

 

 ハミア「あ、どうも。ついさっき目が覚めて、さっき名乗ったばかりのルミトです。そんでもって、ついさっき目覚めたばかりだよ」

 

 驚くハミアに対して、特に困った様子もないルミトは再び自己紹介をした。

 つか、2回聞かれて2回答えるとか、どういう光景だよコレ。 

 レイ「・・・・・マジか〜」

 

 これ、どうやって収拾すんの。ひょっとして(レイ)がやんないといけないの?・・・・・アタマイタイ。タスケテネェチャン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レイ「えっとつまり、『話し声に目が覚めて、起きたところに、偶然、僕とハミア君がいたから、そのまま混ざった』と、こういう事?」

 

 事情聞いたレイは、内容をまとめて本人に確認した。

 

 ルミト「えぇ、そうですそうです」

 

 ハミア「なーんだ、そうだったんですかぁ!あー安心した」

 

 なんだかんだで落ち着き始めたそんな時だった。

 

 那澄「くぅぁあーーふぁ・・・あ?」

 

 何とも言えないあくびと共にまた一人、目を覚ましたのだ。

 

 今度こそ、マトモな人であります様に・・・・・レイは、ただそう願って、目を向けた。

 

 那澄「ここ、何処ですかぁ?見知らぬ場所にぃ見知らぬ人ぉ、周りには倒れてる人たちにぃ、起きてる男が1・2・3人」

 

 割とマジな寝起きの為か、どこかぼーっとした喋り方の見知らぬ制服の女の子。

 

 レイ「えっと、大丈夫?」

 

 那澄「はーい、大丈夫ですよ」

 

 レイ「良かった。僕はレイ、この中で一番先に目覚めたんだけど、今は情報が足りてなくてね。手伝ってくれると嬉しい」

 

 良かった、これで今度こそ安心して自己紹介まで出来そう。もう一人で悩まなくて済む・・・・・・・・そう思って立ち上がった瞬間だった。

 

 那澄「おやす〜みなさ〜い」

 

 ・・・・寝てしまった。

 待て、待って、いや待って下さい。

 予想に反して自分勝手というか何と言うか。

 

 レイ「ちょっと、起きて!?君がいないと、ただでさえ数少ないマトモ要員が足りないの!せめて話を・・・・」

 

 那澄「那澄って名前なんで〜、それじゃ〜また」

 

 何故、この状況で寝れる?

 僕か!?僕がおかしいのか!?もう何が正しいのかさっぱりわからないんだが!?

 

 謎の男「ふーはっはっはっはぁのはぁ!」

 

 突如として、変な笑い声が響き渡る。

 

 レイ「今度は何なのさっ!?」

 

 流石に困惑し、焦りが出てきた。

 しかし、それでも笑い声は止まらない。

 

 謎の男「ふーへっへっへのへぇ!」

 

 ・・・ホントに変な笑い方だな。チラリと声の出どころを確認すると・・・・・・

 

 黒いローブに茶色のサングラス、そしてジーパンという文字通り“変なヤツ”がいた。

 ハミアとルミトを見ると、あの二人でさえも困惑を隠せない様子だった。

 ここから導き出される答えはただ1つのみ。

 つまり。

 

 レイ「お前かぁああ!犯人はああぁあ!」

 

 謎の男「そうとも!他の誰でもなく、私!この私こそが黒幕な・の・だぁあああ!」

 

 レイ「うるさーーーーい!?やい、お前、お前マジでマ・ジ・で・巫山戯んなよぉお!?」

 

 謎の男「まだ話の途中であろう!?人の話は最後まで・・・・うがぁ!?」

 

 悠々と立ち続ける男は突然、悲鳴を上げる。

 理由は明白。

 レイの飛び蹴り。

 ・・・・・・・・・我慢の限界だった。

 

 

 




『このキャラとこのキャラとで会わせたらこんな事言うのではないか?こんなふうにやってくれるのではないだろうか?』
今回は自分の中のそんな気持ちを形にしてみました。
いつもの如く、思いつきで書いたため内容は普段よりも雑です。
注:キャラの性格や言動が元々とは異なっております。

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