もしも竈門炭治郎のもとを訪れたのが比古清十郎だったら   作:OSR

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柱稽古以上に厳しく、柱稽古が生易しくすら感じる稽古が始まる。



日天稽古

 

 

 鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉と再び話し合いを行った炭治郎は現在、蝶屋敷を訪ねていた。

 

 我妻善逸と嘴平伊之助……今日はこの二人に()()()()()を伝える為に再度、蝶屋敷を来訪したようだ

 

「炭治郎テメエ!

 スッキリした表情しやがって!そんなに()()()()()()()()()()なのか!?しかも、カナヲちゃんを横抱きして登場とか羨ましいぞコンチクショウが!!」

 

 ただ、炭治郎は鬼殺隊本部に赴く前、道中で徒党を組んだ鬼達と戦っていた栗花落カナヲに遭遇し、窮地に瀕していた彼女を助けた。そして、足を負傷してしまった彼女を抱えて蝶屋敷に送り届け、そして鬼殺隊本部に向かったのだが、負傷した美少女を横抱きにして颯爽と登場した炭治郎に善逸は怒りを覚えたようだ。もっとも、炭治郎の場合は禰豆子を背負っていることもあり、もう一人抱える場合はどうしても横抱きになってしまうから仕方がない。何より、炭治郎は美少女ではなく男でも横抱きにしていただろう。

 

 それと、十日前に蝶屋敷を訪れた際に、炭治郎がうっかり珠世のことを口にしてしまい、しかも馬鹿正直に珠世が美人であることまで善逸に言ってしまっていたことで、炭治郎は女好きの善逸を更に激怒させてしまっているようだ。珠世に癒されたことで、表情に雰囲気、炭治郎から醸し出される()など、何もかもが十日前と違っており、それがより一層、善逸の怒りに拍車をかけているようだ。

 

 見事に火に油を注がれてしまったのである。

 

「戻ってきたか権八郎!

 今日こそお前をブッ飛ばしてやるぜ!!」

 

 炭治郎の再訪に別の意味で火に油を注がれた者もいる。

 

「珠世さんって誰!?

 炭治郎くんってもしかして結婚しているの!?」

 

 盛大に勘違いする()達もいた。

 

「そう…だったのですか…。

(そう…よね。素敵な男性ですもの…炭治郎くんは。私のような()()()()()なんて──ッ!?私はいったい何を考えているのでしょう…私にはやるべきことがあるのに…)」

 

 ちなみに、大人っぽく見えるが炭治郎はまだ15歳である。この二人の美女よりも年下だ。

 

 だが一つだけ……どうして甘露寺蜜璃まで蝶屋敷にいるのだろうか…。胡蝶しのぶが蝶屋敷にいるのは当然だ。蝶屋敷は彼女の私邸なのである。

 

 甘露寺蜜璃は柱で、そこまで暇ではないはずなのだが…。

 

 とにもかくにも。今日もまた炭治郎の周りには自然と人が集っている。

 

「えっと…とりあえず、誤解?しないでほしいのですが、俺は結婚していませんよ。

 それに…

(そもそも、珠世さんは俺を男として見て…ないだろうな)」

 

 とりあえず、炭治郎はまず誤解を解く。内心では、誤解を解くことに抵抗を感じているようだが…。

 

 一方で、誤解であったことを知った胡蝶しのぶと甘露寺蜜璃は、胸を撫で下ろしている。しかし、彼女達はそれだけでは安心できないだろう。珠世とはいったい何者なのか……彼女達は珠世という人物を調べるはずだ。

 

「ま、まあ今は俺のことはどうでもよくてですね…善逸、伊之助…」

 

 炭治郎はそれ以上、珠世に関して話さないように本題へと入る。

 

「善逸、伊之助…俺と共に来てくれないか?」

 

 炭治郎が産屋敷耀哉に頼み込み、預けてほしいと願った二人の隊士とは、我妻善逸と嘴平伊之助だった。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 徒党を組む鬼が増加傾向にあり、鬼殺隊はかつてない危機的状況にあった。

 

 おまけに、鬼殺隊士の質が近年落ちていることも付随している。

 

 これは、鬼殺隊に属すことなく鬼を狩る炭治郎にとっても大きく関わることで、決して無視できることではない事態だ。

 

 炭治郎が如何に強かろうと、全てを守りきれるわけではない。守れない命もあるのだ。

 

 だからこそ、炭治郎は鬼殺隊の戦力強化に協力することにした。

 

 もっとも、鬼殺隊全体の戦力強化ではなく、一人で数十体の鬼を相手にできる柱級の隊士の増強である。これに関しては炭治郎自身が一対多数の戦いを得意としており、量よりも質な特性なのもあるだろう。

 

 鬼殺隊の戦力強化に炭治郎がそこまで割く時間がないのも理由の一つだ。

 

 そして、炭治郎からの提案に鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉は全面的に賛成した。一人で並の隊士数十人……下手したら百人分の戦力とされる柱級の隊士を二人も同時に育て上げてくれるのならば、反対する理由は何一つない。寧ろ、協力を惜しまないだろう。

 

 ちなみに、炭治郎が選んだ二人は顔馴染みだ。

 

 我妻善逸と嘴平伊之助である。まだ新米隊士で階級がもっとも低い二人だが、炭治郎がこの二人を選んだ理由の一つは禰豆子を容認してくれたからだろう。

 

 炭治郎が柱級の隊士を育て上げることを提案したのも、頼れる仲間が欲しかったからだ。今後、更に鬼舞辻無惨との戦いが激化することを考えた結果でもある。炭治郎は禰豆子を必ず守り抜くつもりではいる。生き抜くつもりでもいる。だが同時に、最悪の事態も想定しておかなければならない。もしもの時、禰豆子を託せる存在は多い方がいい。

 

 もちろん、禰豆子を容認してくれるかどうかは大きな理由ではあるが、当然それだけが理由ではない。炭治郎がこの二人は強くなると……そう感じ取っているからだ。

 

 それに、これは屁理屈ではあるが、炭治郎が鬼殺隊に加わることは飛天御剣流の掟を破ることになるが、鬼殺隊側が炭治郎に協力してくれるのは話が別だ。鬼殺隊にとっても、柱は鬼殺隊の重要な戦力で己に与えられた管轄区域があり協力させることは難しいが、柱級の戦力が炭治郎と協力してより多くの鬼達を狩ってくれるのは大きい。

 

 磨き上げれば必ず強く輝く原石。

 

 こうして、我妻善逸と嘴平伊之助は炭治郎に見出され、厳しい修行が幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「炭治郎くん…あなたは人に教えるのが壊滅的に下手くそなようですね」

 

 我妻善逸と嘴平伊之助を柱級の隊士に育て上げる。

 

 炭治郎が産屋敷耀哉に提案したこの一件なのだが、修行開始一時間ほどですでに難航を極めてしまっていた。

 

 その理由はもちろん炭治郎である。炭治郎が如何にして柱級の隊士を育て上げるのか、現在の柱達の中で唯一"継子"を持つ身として蟲柱・胡蝶しのぶが気になり見学していたところ発覚した衝撃的な事実……炭治郎は人に教えるのが壊滅的に下手くそだったのである。

 

 そもそも、自身が経験した修行を善逸と伊之助に課してしまっているのが間違いだ。

 

 炭治郎が経験した修行は、善逸と伊之助が自信喪失と絶望、生き地獄をまとめて同時に味わっているほどに鬼畜なものなのだが、これは炭治郎の師匠である比古清十郎が炭治郎ならば乗り越えられると見抜き、天才的な加減なども時折加えつつ行ったものであり、謂わば炭治郎専用の修行法のようなものだ。

 

 当然、炭治郎以外に行うべきものではなく、何より炭治郎だからこそ乗り越えることができたものだ。

 

 飛天御剣流は最強無比の殺人剣であると同時に、選ばれた者しか会得することのできない御技。柱級の隊士を育て上げるのとは訳が違うのだ。

 

「しかも"()()"を知らないって…。

 

(いえ…知らないというのは語弊がありますね。

 正確には、炭治郎くんが()()()()()()こそが基本となる五つの呼吸の基となった"真の呼吸"と言うべきでしょうか…)」

 

 それともう一点発覚したことだが、炭治郎が比古清十郎から身体強化法として教わり、亡き父親から教わったことを思い出しつつ習得した呼吸法と、善逸と伊之助が使用している呼吸法が少し違っていたのだが、実は炭治郎が使用していた呼吸法が、善逸と伊之助が使用していた()()の全集中の呼吸を更に地道かつ過酷な鍛練の積み重ねにより昇華させた呼吸……睡眠時を含む四六時中全集中の呼吸を維持し続ける高等技術──"全集中・常中"というものだったのである。

 

 炭治郎は胡蝶しのぶから教わり、それを初めて知った。

 

 ただこれについては、比古清十郎から教わったのが最初から常中だったのと、竈門家に代々伝わってきた"ヒノカミ神楽"の呼吸法が常中を極限にまで極め抜いたものだった為に仕方ないかもしれない。

 

 炭治郎にとっての特殊な呼吸法の認識が、最初から常中を極限にまで極め抜いたものだったのである。

 

「しかし…これでは修行どころではありませんね。

 

(完璧だと思っていた炭治郎くんにこんな欠点があったなんて…ふふ、けどちょっと安心しました。誰にでも必ず欠点はあるんですね)」

 

「しのぶさん助けてくれよおおお!

 アイツ鬼だよ!炭治郎って人間の皮を被った鬼だったんだよ!」

 

 もちろん、極め抜いた呼吸をいきなりやってみろと言われても無理な話で、修行は最初の時点で盛大に躓いてしまった。

 

「ごめんね…才能なくて…」

 

 自信に満ち溢れ常に猪突猛進だった伊之助ですらこの有り様である。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 翌日。

 

「今日からは私も修行のお手伝いをします。

 肉体強化と実戦形式の修行に於いては炭治郎くんが。呼吸に於いては私が担当します」

 

 初日から盛大に躓いてしまったどころか、ずっこけてしまった我妻善逸と嘴平伊之助の修行は、胡蝶しのぶも加わることになった。

 

 尚、しのぶに上手く掌で転がされた善逸がやる気になり、伊之助もやる気を取り戻した。

 

 ただその反面、己が言い出したことなのに初日から憐れな姿を晒してしまった炭治郎は落ち込み気味である。

 

「それでは炭治郎くん…()()()()()()()()

 

(ふふ、大人っぽいと思ってましたが、今の炭治郎くんは年相応で可愛いですね)」

 

 それと、しのぶからの嘆願で、彼女の継子である栗花落カナヲも修行に参加することとなった。

 

 徒党を組んだ鬼達の増加……何より、カナヲが単独の任務で徒党を組んだ鬼に襲撃され窮地に瀕したことに危機感を覚えたしのぶが炭治郎に嘆願したのである。

 

 炭治郎はしのぶの嘆願を二つ返事で了承した。おまけに、カナヲはしのぶの指導と()()()()()もあり、善逸達と比べたら一線を画す実力の持ち主だ。彼女の指導は主に、より強い相手との実戦形式の修行で、これならば教えるのが壊滅的に下手くそな炭治郎でも可能だろうとしのぶは思い至り、自身が善逸と伊之助に呼吸の修行をつけている間に、炭治郎にカナヲの修行をつけさせることにしたようだ。

 

 そして、しのぶの計画は想定以上の成果をもたらすことになる。

 

 カナヲは、卓越した動体視力を持っている。彼女はその卓越した動体視力で、"花の呼吸"を見様見真似で習得したのだそうで、今では現在の柱達の中でも屈指の速さを持つしのぶですら見切られてしまう程のものなのだそうだ。

 

 だからこそ、しのぶは炭治郎にカナヲの修行を嘆願した。

 

 炭治郎の速さは、しのぶすらも遥かに凌駕しており、カナヲの動体視力を持ってしても見切ることができない。しかし、炭治郎の速さを見切ることができたならば…。

 

 修行二日目……炭治郎が提案した柱級の隊士育成計画だが、指導方針は全てしのぶが考えたものとなったようだ。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 修行三日目。

 

「しのぶちゃんだけ狡い!

 私も炭治郎くんと修行したい!!」

 

 勘違いをしている恋柱・甘露寺蜜璃登場。

 

 その結果、蜜璃も指導者として参加することになった……のだが、どうやら彼女も炭治郎と同じく人に教えるのが壊滅的に下手くそだったようで、カナヲの実戦形式の修行を手伝うことになったようだ。実戦形式のものならば、問題はないようだ。

 

 寧ろ蜜璃からしたら、炭治郎の近くにいれることもあって大満足だろう。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 修行四日目。

 

 今度は水柱・冨岡義勇がやって来た。

 

「新しい型を開発しようと思っている。

 

(手伝ってくれ炭治郎)」

 

 ただ、彼の場合は自身の為のようだ。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 修行一週間目。

 

「カナヲ、今日はその辺にしておきなさい」

 

「師範…あと少しだけ…もう少しだけ…お願いします」

 

「!」

 

 炭治郎との実戦形式の修行は、手加減しているとはいえかなり厳しいものだ。

 

 だから、しのぶはカナヲの限界を感じ取り止めに入った。しかし、カナヲからの返答はしのぶの予想していなかったものだった。

 

「カナヲ…。

 

(あのカナヲが…自ら望んで…考えて行動した…。

()()()…見てる?カナヲがやっと…自分自身で一歩踏み出したわ)」

 

 過去の経験から、自分の頭で考えて行動ができなくなっていたカナヲが、自らの意思で行動したことに感動を覚え、しのぶは瞳を潤ませている。

 

 恐らく、卓越した動体視力を持ったカナヲですら見切ることのできない炭治郎の速さに……これまで経験したことのない速さを目の当たりにしたことで、カナヲの心境に大きな変化が起きたのだろうが、それでも彼女を実の妹のように思っているしのぶからしたら大きな変化で、喜ばしいことだ。

 

「それにしても…まったくあなたという人は…。

 

(私や姉さんですらカナヲを変えることができなかった。

 炭治郎くん、君は本当に凄い人です。

 ありがとう)」

 

 しのぶは、心の中で炭治郎に感謝の言葉を述べていた。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 修行開始から三週間。

 

 一週間前に、善逸と伊之助はしのぶの的確な指導のおかげもあり、"全集中・常中"を習得した。

 

 それ以降は炭治郎との実戦形式が主となっている。

 

 

 

──雷の呼吸 参ノ型 聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)──

 

 

 

 そして、炭治郎の厳しい修行のおかげか、はたまた別の理由なのか……それまで雷の呼吸の壱ノ型しか習得できなかった善逸が、他の型を習得した。

 

「炭治郎おおお!

 テメエ!こっちが死にそうになってるってのに、テメエはカナヲちゃんから手拭い渡されたり、お茶渡されたり特別扱いされやがって!!羨ましいぞコンチクショウがあああ!!」

 

 要は、醜い男の嫉妬によって覚醒したのである。

 

 もっとも、元鳴柱のもとで修行していたにも関わらず、壱ノ型しか習得できなかった善逸が他の型を習得できたのは()()()()()()()()()()()でもある

 

 雷の呼吸は、壱ノ型・霹靂一閃が他の全ての型の基本となっているのだが、その霹靂一閃は抜刀術だ。つまり裏を返せば、他の型も抜刀術として繰り出すことができるということ。

 

 そこに思い至った炭治郎は、善逸に抜刀術を教えることにした。

 

 同じ構えから、状況に応じてまったく違う型が繰り出すことができれば、それは善逸にとって大きな武器となる。何より、抜刀術という一つの技術を極め抜くことができればもしかしたら、抜刀術に関してのみは飛天御剣流すらも……いや、それは不可能だろう。だが、飛天御剣流は超えれないかもしれないが、鬼殺隊最速は夢ではないかもしれない。

 

 ただ、ここでまたしても炭治郎の()()が仇となる。飛天御剣流こそ教えることはできないが、抜刀術の基礎に於いて本来なら炭治郎はこれ以上ない指導者だ。だが、炭治郎は教えるのが壊滅的に下手くそ。

 

 しかし、ここで予想外の人物が炭治郎を窮地から救ったのである。そう……それがカナヲだ。

 

 カナヲの卓越した動体視力が炭治郎の抜刀術の動きを見切り、それを善逸に説明する。もちろん、炭治郎はカナヲが見切れる速さに抑えており、しのぶの継子ということもあってカナヲの説明は実にわかりやすく、そのおかげもあって善逸は壱ノ型以外を習得することができたのである。

 

 炭治郎の実演とカナヲの解説による二段構えの指導だ。

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 修行開始から一ヶ月。

 

 皆、確実に成長している。

 

 善逸は雷の呼吸の全ての型を習得し、抜刀術により一層研きをかけている。

 

 カナヲは卓越した動体視力を更に高め、炭治郎との実戦形式の修行を誰よりも長く行っていることもあり、剣技も洗練されている。

 

 そして、猪突猛進な少年──嘴平伊之助も同じくだ。

 

 伊之助は驚くべきことに、呼吸も剣術も我流で習得しているみたいなのだが、考えてみてほしい……我流で並の隊士を凌ぐ実力を持った伊之助が基礎からしっかりと教わるとどうなるか…。

 

 それと、どうやら伊之助は那田蜘蛛山で日輪刀を()()()()しまっていたらしく、今日ようやく新しい日輪刀が届くのだそうだ。ちなみに、伊之助の日輪刀を折ってしまったのは水柱・冨岡義勇である。

 

「伊之助殿、あなたは自ら望んで日輪刀を刃毀れさせているとお伺いしました。

 私はそれを聞いた瞬間、ある考えが頭を過ったのです。私の手で、()()()()()()()()を超える名刀を作り出せるのではないかと!!」

 

 伊之助の専属刀鍛治である鉄穴森(かなもり)

 

 彼は、幕末の名刀匠に憧れているのだそうだ。

 

 鉄穴森が伊之助に手渡した二本の日輪刀は、極めて細かくではあるがどちらも刃全体がノコギリのようにギザギザとなっている。

 

「伊之助殿…その日輪刀は予め刃の一部を毀しておくことで、切れ味を損なわずに一定の感覚で使い続けられるようにしたものです。斬れ味は普通の日輪刀に劣りますが、使い手次第ではその欠点も補えるでしょう。

 そして何より…その日輪刀は鬼をより多く斬ることで()()()を発揮するのです!!

 伊之助殿、どうかその日輪刀で多くの鬼を斬ってください。多くの人々を救ってください」

 

 伊之助に託された日輪刀……そう遠くない日、真の力が発揮されるだろう。

 

 






どうもです!

土曜日よりも早くに更新できました。

今回は穏やか?な修行編。まあ、炭治郎が選んだ人物は最初から予測できていたのではないかと…。何だかんだで"かまぼこ隊"結成。そして時々カナヲも加わるという。

雷の呼吸について少し考えてみたのですが、壱ノ型が他の型の基礎にもなってるなら、壱ノ型の構から抜刀術で他の型も繰り出すことができるんじゃないか?と思ったりしてました。

そして、善逸は炭治郎の実演とカナヲの的確な説明という二段構えから、兄弟子の知らないところで他の型も習得してしまったという…。

もちろん、成長するのは善逸とカナヲだけじゃないよ!伊之助の手にあの刀が!?
るろ剣のキャラは比古師匠以外出すつもりないのですが、名前だけだったり、技だったり、武器は出してもいいんじゃないかな…とかね。

執筆捗るので色好い感想とご評価ぜひぜひよろしくです!!

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