フルドライブ・ウルトライブ   作:すきぷら

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ひっさびさの更新でございます〜
さて、今回はどんな戦いが繰り広げられるのか!

って、勘の良い人ならタイトルで気づいてしまうかもしれませんね(汗

ではでは、お楽しみくださいませ


第三話 黒い大地と青い海

ー日本橋・某店ー

 

「…そろそろ僕の財布が限界なんだけど」

『すまない、これほど高いとは正直思わなかった…』

 

大量の人形を持ち、ぼやくすきぷらとそれをなだめるネクサス。

前回の戦いにおいて、戦力差ははっきりした。

 

いや、辛くも互角には持ち込んだが…

次はそうは行かないかもしれない。

 

そう考えた二人は直ちに戦力増強にかかったのだ。

 

そんなわけで行きつけの店にて人形を買い込んだのだが、やはり学生の所持金はたかが知れている。

すぐにすっからかんとなってしまった。

 

「でもまぁ、これだけあれば少しはマシに戦えるよね?」

『あぁ、前回の戦いから見ても、この人形たちは君の性にあっているだろう』

 

 

ー裏山ー

「さて、今日はこいつを使ってみるか…」

 

カオスが懐から取り出したのは、赤と銀と黒のカラーリングをした、筋骨隆々のウルトラマンの人形だった。

 

『ダークライブ! ガイアダーク!!』

 

「ガイアァーーーーーーーっ!!!」

 

『ダァアァアアーッ!!』

着地とともに地面を巻き上げ、大地を揺らす赤黒い巨人。

其の目は赤く、闇夜に映えていた。

 

 

ー日本橋ー

『…っ! 来た!!』

ネクサスが闇の波動を感じ取り、声を荒げる

 

「ナイスタイミング…かな?」

『ウルトラァイブ! ウルトラマンアグル!!』

 

「アグルぅーーーーーーっ!!!」

 

青い光に包まれ、人形と瓜二つの姿になりながらカオスの元へ飛ぶすきぷら。

こちらは赤黒い巨人に比べて鋭角的なフォルムで、スマートな体型をしていた。

 

『アァッ!』

『ディアッ!!』

 

対峙した両者が睨みを効かせ、それぞれの構えを取る。

 

「ほぅ、俺がガイアならお前はアグルか…」

「いやぁ、偶然ってのは怖いですねぇ」

 

冗談交じりの挑発を終え、地面を蹴りあげて二体の巨人が組み合った。

両者の身体がぶつかるたびに大地が揺るぎ、前回とはまるでレベルが違う戦いだと手に取るようにわかる。

 

さすがウルトラマン、

一撃一撃が非常に重たいのだ。

 

「ゴホッ… よりによってガイアに殴られるなんて…」

「これが力だ。 目の前に立つライバルは倒すしか無い。」

 

「だったら、僕はそれを全力で止めればいいわけだ」

『オァッ!』

アグルセイバーを展開し、構えるアグル。

 

「その程度!」

『アァァアッ!!』

パンパンに鍛えられた拳を、相手の腹に叩き込もうと走るガイアダーク。

 

「いまだ!」

 

一瞬の隙をつき、アグルセイバーがガイアダークの腹に叩き込まれる。

すかさず、もう一撃…

 

「二度も同じ手は食わない!」

さっと避け、今度はこっちの番だと言わんばかりにフォトンエッジの構えを取る。

 

赤い光の鞭が頭から伸び、びろんびろんとしなり始める。

ウルトラマンといえど、これを直接喰らえば無事では済まされない。

 

アグルもすかさずフォトンクラッシャーの構えを取り、こちらは青い鞭をしならせる。

 

 

『ダァッ!』

『オァッ!』

 

二筋の細長い光線が両者の間で直撃し、周囲をホワイトアウトさせていく

 

「?!」

「!!」

 

ウルトラマンの中にいるとはいえ、ふたりとも人間。 気がつけば両者とも土埃の中にまみれて倒れていた…

 

『また互角… もっと力が必要だ』

カオスのポケットの中で、ダークザギが一人つぶやいた。

 

 




また爆発オチ…すんません

互角の戦いを書こうとするとどうも爆発オチしか浮かばなくて(オイ

さて、今回は作中初のウルトラマン同士の戦いでした!
ここから戦いはもっともっと激化していくことになります…

二人は無事に戦いを終えることができるのでしょうか(汗


ではでは、次回もLet's ウルトライブ!

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