稍重バ場サイレンススズカ   作:ナギサ推し

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 スズカの衣装違い・・・・・・クレ・・・・・・クレェェェ!

 あ、感想くれた方、あざまる水産!


これからの展望

 トレーナーの仕事は多いと言える。担当ウマ娘のトレーニング内容の報告から、トレーニング施設の使用予約申請、場合によれば担当バのダンス指導、その他事務仕事も行う。

 

 また、時間外では担当バのみならずライバルになると思われるウマ娘の分析やレース場に関する研究は自主研究として行うため、自由な時間など無いのだ。

 

 一人担当するだけでもそれなりに大変なのだから、複数担当するとなるとゾッとする。

 

 そう考えるとサブトレーナーを複数人抱えているとはいえ、現状において十人近くを抱えているチームリギルの東条トレーナーはやはり化け物だと思えてしまうのもしょうがないと思う。

 

 はてさて、とりあえず今日の提出分の書類は書き上げたため、後はスズカを待ってミーティングを行った後で纏めて書類を提出する。

 

 

 ちらと腕時計を見ると14時を回った頃だ。窓から外を見ると、相当な水滴が付いているしなんなら外から雨が降る音が聞こえる。

 

 

 これはちゃんと寮まで送っておかないと行けなさそうだ。でないと彼女の性格からして雨が降っていても普通に走りかねない。そうなると彼女の体に負担がかかりかねない。

 ただでさえ走りまくって身体に負荷がかかっている上に、きついトレーニングなんかした日には大変なことになりかねない。

 

 可能性として沈黙の日曜日というものがついて回る以上、彼女の脚の疲労を抜く事は最優先事項である。

 

 ウマ娘の脚の疲労を緩和するにはマッサージが一番良いと教わったが、流石に男トレーナーが思春期のウマ娘にやるものではないと思うが・・・・・・背に腹は変えられない。

 

 そうこう考えているうちにチャイムが鳴った。これは5限終了のチャイムであり、スズカの最後の授業のはず・・・・・・である。

 

 

 

 考えながら取っていたメモを片付け、ホワイトボードの準備を始める。

 

 おおよそ書き終えたところで、スズカがおずおずと部屋に入ってきた。

 

 

「今日は生憎の雨だから、外でトレーニングはできないし・・・・・・」

 

「え」

 

「もしかして走るつもりで来たの?」

 

 そう質問を投げかけると、こくりとうなづくスズカ。

 

「いや、外は大雨になってるし。担当を風邪ひかせる訳にはいかないし。というわけで今日は室内でミーティングだ」

 

「むぅ・・・・・・走りたいですぅ、トレーナーさん」

 

「うんうん、走るのはまた今度ね。あ、それで今日どれだけ走ったか教えてくれるか?」

 

 そういう時スズカはスッと手で距離を示した。

 

「これくらいです」

 

「」

 

 思わず絶句した。手で示されても分からん。違う、そういう事じゃないんだ。

 

 

「あー、この前の万歩計的なやつをだな」

 

 そういうと、“あ。そういえば”見たいな顔をしてブレザーの内ポケットからそれを取り出し渡された。万歩計の液晶を見る。

 

 “8125m“

 

 もう唖然としかいえなかった。とりあえずスズカをじっと見てステータスを見る。

 

 スズカはじっと見ている此方を不思議そうな顔をして見ているが、一応こちらとしては体力だけ見るだけであるためすぐに視線を外す。

 

サイレンススズカ

 

体力:70→65

調子:好調

 

【ステータス】

スピード:E+→E+

スタミナ:E→E+

パワー:E

 

 …………これはトレーニングほぼいらないのでは?スバルは訝しんだ*1

 

 

「うん。まぁわかった。とりあえず今日は雨天のためトレーニングは中止、ミーティングをしよう。まぁ……これからの話もするからな。まぁ座れ座れ」

 

 まだ名残惜しそうに立っているため、とりあえず座るように促すと取り合えずは座ってくれた。

 

 ただ、足がパタパタしていて走ろうとしているが。

 

 

「昨日はできなかったが、メイクデビュー以降の話をしようと思う。今のところ、メイクデビューは6月の初旬にしようと思っている」

 

「6月ですか……あ、あと二か月しかありません!大丈夫でしょうか?」

 

 メイクデビューの時期を伝えると途端にパタパタしていた脚が収まった。さすがに走ることに意識が向かなくなったらしい。これは好都合ともいえる。

 

「まぁ、スズカなら大丈夫だろう。実力は同期の中でも上位のはずだし、負けるという事は無いはずだ。ダンスも一応は踊れるようにしておかないとだな」

 

「それでだ、メイクデビュー後にジュニア期のうちでどんなレースに出たいとかあるか?」

 

「どんなレースに出たいか……ですか?」

 

「そうだな、早く走れそうなレースが良いとかでも良いぞ。これがジュニア期に開催されるレース日程の一覧だ」

 

 そういうとあらかじめURA公式ホームページから引っ張ってきた今年のレース開催予定日時と、添付資料としてどこのレース場で何mのレースなのかを纏めてある紙をホチキス止めしてある資料とレース出走希望書を手渡しした。

 

「あの……トレーナーさん……少し考えてもいいですか?」

 

「いいぞ。ゆっくり考えろよ?」

 

 そうは言っておくが、一応スズカのローテは考えている。

 

 ジュニア期のデビュー戦後一か月後位をめどにGⅢをステップレースとして出場、うまく勝てればそのまま朝日杯フュ―チュリティステークス(FS)に直行。そのままクラシック期に突入しティアラ三冠を奪取させるローテだ。

 

 これは自分がウマ娘アプリ版でサイレンススズカを育成するときによく取ったローテである。スズカは所謂強い逃げ、すなわち大逃げか逃げ差しが大得意*2である。そのため、基本的に出場したら勝つと思っても良いレベルである。

 

 負けるときは無いとは言わないが、大抵が何処かのステータスが足りないとかスキルが足りない*3とかである。であるため考えうる全ての不安要素を限りなく排除し、万全を期すれば基本勝てると思って相違ない。

 

 

 

 そんなことを頭の片隅で考えているとスズカが立ち上がり、何をし始めるのかと思い見ていると。

 

 ものすごい勢いで回り始めた。

 

 

 

 そうか、これがサイレンススズカの回り癖か!感動した!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 じゃなくてだな。

 

「思いつかないなら、こちらに考えがある」

*1
ボブは訝しんだ

*2
得意と言うより本人の気性でそれしかできない

*3
by緑の悪魔

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