火継ぎの兎   作:白菜を身にまとった生命体

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火継ぎの兎、やらかす

「ふむ、やってしまった…」

 

ちょっと小突いただけなのだが…まさか、そこまで吹き飛ぶとは…

 

む?何があったか?

オラリオに着き、ロキ・ファミリアに向かうと門番が何かほざいていたのでな。ちょっと小突いたら、ロキ・ファミリアの拠点まで吹き飛んでしまったのだ。

 

「やはり、火の時代が異常だったからか…ちょっとでこれでは、少し気をつけなければならぬな」

 

「な、なんやこの音はって誰!?」

 

「なんだ、敵襲か!」

 

やはり大事となるか…周りにいるのはLv.2〜3…いや、先程あの女神と来たあのエルフの女性はLv.3以上だな…これなら、2分ほどで方がつく…だが、

 

「誠に申し訳ない。このファミリアの主神 ロキよ。私は冒険者になりたく来たのだが、門番がうるさく少し小突くだけだったのだが…騒がしてしまって申し訳ない」

 

「ぼ、冒険者になりにきたぁ!?門番ぶっ飛ばしたって…」

 

「…敵ではないのだな」

 

「はい」

 

「…はぁ、門番が何か言ったのだろうな…」

 

「ま、まぁ…それならしょうがないか…てか、なんで小突いて吹っ飛ぶんや」

 

「ロキよ、それに関しては公言できません。ですが、主神として秘密にしてくれるなら…」

 

「…しゃあない、ならちょっと話させて貰うで」

 

ふむ、なんとか争いは避けれたか…

 

 

「…なぁ、リヴェリア…あの話をどう思う?」

 

「信じられない話だな…Lv.4並みの化け物が無数にいる世界など…」

 

「しかも、階層主が可愛く思えるほど強い化け物もいる世界で何百何千年も死にながら旅するとか正気やないで」

 

「…だが、あの状況でなぜあそこまで冷静だったかの説明はつく。それに…」

 

リヴェリアは先程恩恵を貰ったベルのステイタスを見ていた。

 

一見問題のないステイタス、だが

 

魔法

無限武器庫(インフィニット・アーセナル)

・発動詠唱不必要

・数多の武器を貯蔵

・願った武器を取り出せる

 

スキル

【火継ぎの兎】

・始まりの地がある限り、取得経験値アップ

・火の時代の魔法を使える

・魅了無効

 

不死の英雄(ヒーロー・イズ・ボーン)

・火継ぎの旅での戦闘力を反映

・死への恐怖がなくなる

・誰かの助けがあれば、強制的にその場に転移

 

という、見たことないスキルや魔法ばかりであった。

 

「…もしかして、とんだ化け物抱えてもうたか…?」

 

「…多分だが…」

 

「…はぁー…ベルには一応、スキルや魔法は主神から伝えるとは言っておいたけど…」

 

ロキはため息を吐くと机に突っ伏す。

 

「そろそろ、遠征組が帰ってくるが…」

 

「…リヴェリア、頼むわ…とりあえず、今からギルドに行ってくる」

 

「あぁ、わかった…まずは、修理からだな」

 

二人はそう言うと同時に、ベルが帰ってきた。




余談ですが、時系列的にはアストレア・ファミリアが全滅する少し前です。
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