火継ぎの兎   作:白菜を身にまとった生命体

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火継ぎの兎、姉妹を助ける

「…ベル…」

 

「ティオネ殿、ティオナ殿。大丈夫ですか?」

 

「う、うん…」

 

「しかし、まさか…アイアンゴーレムがいるとは…いや、正確にはそれに近い存在ですか。確かに、お二人では難しい敵ですね…」

 

巨大な鎧を着て巨大な斧を持つ鉄巨人 アイアンゴーレムを見ると、黒騎士の大剣を構える。

 

「特大剣はあまり慣れてはいませんが…行きますよ」

 

すると、ベルは特大剣を持っていると思えないスピードでアイアンゴーレムの脚を攻撃する。アイアンゴーレムは巨大な斧を振るい、ベルはそれを躱すと地面が抉れる。

 

「いつ見ても凄まじい破壊力ですね…ですが」

 

ベルは空中に舞った瓦礫を足場にしてアイアンゴーレムに近づくと、己の筋力を活かした一撃でアイアンゴーレムの片腕を切り落とす。アイアンゴーレムはすぐにベルを攻撃しようと動こうとするが、ベルがスピードと威力を乗せた一撃で両足を切り落として体勢を崩すとアイアンゴーレムの体を登り高く跳び、そのまま頭部?に黒騎士の大剣を突き刺した。

 

すると、アイアンゴーレムは光のように魔石を残して消え去った。

 

「あの時は苦戦しましたが、私はアレより成長しているんですよ」

 

「「…」」

 

「…あっ、どうされましたか。お二方、何処か怪我を」

 

「「ゼ・ウィーガ(汝こそ真の戦士)…」」

 

「ゼ…?なんでしょうか」

 

「い、いえ…なんでもないわ…ありがとう、ベル」

 

「わ、私も…あ、ありがとう…」

 

「?どういたしましてです…とりあえず、ここからは私が戦闘を行いますので…武器はどうですか?」

 

「私は…ポキッと…」

 

「私も…」

 

「なるほど、確かにアイアンゴーレム相手ならそうなってもおかしくありませんね」

 

ベル達はそう話し合いながら、地上へ戻る。ふと、ティオナがあることを話してきた。

 

「私たちの中だと、どっちと…一緒にいたい…かな」

 

「…ティオナ…」

 

「ふむ…私としてはどっちともですね。女性が輝くのは内面です。あなた方の内面は…宝石のように眩いですよ」

 

それを聞いた二人は顔を真っ赤にすると、終始俯いたままだった。

 

 

「何をしたんやベル」

 

「ただ助けただけですが?」

 

「ならなんであの姉妹が顔真っ赤にしたまま部屋から出てこないんや?」

 

「…確か、あなた方の内面は宝石のように眩いと答えたあとからですね」

 

「…女誑しかって思ったけど。確かに聞いてもザ・殺伐した世界に何百年も居たんやから、女心なんて分からんよな…」

 

「?やはり、女心というのは難しいですね」

 

「どちらかというと、ベルが悪いで」




アイアンゴーレム(仮)
ダクソのアイアンゴーレムではなく、ダンまちのアイアンゴーレムみたいなもの。ただし、戦闘力はダクソのアイアンゴーレムと同じ。ティオナ達は12階層まで行き、突如出現した。その硬さは異常であり、スキルでバフかけまくり+2人掛かりでやっと小さな傷が入るほど。武器が壊されており、ピンチだった時にベルがやってきた。

しかも、一撃一撃が即死クラスであり、掠っても大ダメージのおまけ付き。誇張しすぎというより、ダクソが大概おかしいだけ。つまり、ベルははっきり言ってダンまちだと異常の極みみたいなキャラ。
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