ヘスティアファミリアが英雄の集まる魔窟なのは間違っているだろうか~番外編~   作:red knight

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番外編第二弾はベル君とアイズの出会いとそれに関する一騒動です。


アイズ・ヴァレンシュタイン(9歳)、白兎に会う。

side アイズ

 

これは私が9歳の頃、ベル(当時6歳)と初めてあった日の事………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ベル

 

こんにちは皆さん。僕はベル・クラネルです。

突然ですが僕は今………道に迷っています。

どうしてこうなったかというと………

 

 

2時間前オラリオの町中をエミヤと一緒に歩いていたら………

「なぁお兄さん、ウチのファミリアに入らないか!」

「何言ってんだ!この兄さんは俺が先に目を付けたんだ!」

「かっこいいイケメンは大歓迎よ♪」

エミヤが神様達の勧誘に合いもみくちゃになって知らず知らずのうちにはぐれてしまい結果………

「ここ何処だろう?」

ダイダロス通りに迷い込んでしましました………

 

 

そうこうしているうちに暗くなりもう夕方になってしまった。

僕は心細くなり泣きそうになる。

そんな僕の前に

「ねぇ君、どうかしたの?」

女の子が話しかけてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アイズ

 

ダンジョンに行った後の帰り道、疲れからフラフラした足取りで辺りを歩いていたら何故かダイダロス通りに来てしまっていた。

それでも私はこの場所から出る道を知っていたのでとりあえず通りを出ようと歩いていたら………

 

 

ヒック!ヒック!( ノД`)シクシク…

小さな白髪の子供が路地の隅で泣いているのを見つけた。

ねぇ君、どうかしたの?

思わず声をかけてしまった。

「エミヤとはぐれちゃった………」

今にも泣きそうな少年に私はなぜだか心擽るモノがあった。

それによく見ると可愛い………

なので………

なら一緒にここを出よう。

 

 

そう言って少年に手を差し伸べる。

「う………うん。ところで君は誰?」

私はアイズ………君は?

「僕はベル。」

これが私とベルの出会い………

 

 

 

 

 

 

 

 

side エミヤ

 

私としたことが………まさか私を改宗(コンバージョン)させようと他の神々が押し寄せてくるとは………

そのお陰でベルとはぐれてしまった………

何という失態か………

 

 

「いや~エミヤ、どうしようもなかったんじゃねぇか?あれだけの数を振り切るのはかなり難しかったし。」

「本当に神様ってすごい執着心でしたね。」

 

 

トリコとコマツのおかげでその神々を上手く撒くことができたんだが………

それはそうとトリコ、ベルは一体どこに?

「ベルの匂いがダイダロス通りの辺りで残ってた。そこから誰かに連れられて通りを出たみたいだ。」

というとその人物がベルを保護してくれたのか?

でその人物は?

「あ~どうやら冒険者だ。しかも………ヘスティアと仲が悪いロキんとこのな。」

何!?

という事はまさかロキもいたのか?

だとしたら………

「いや大丈夫だ。その冒険者一人だけだ。でも匂いを辿るとどうやら行先は『黄昏の館』みたいだ。」

何だろう?いやな予感がする………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アイズ

 

ベルを連れてホームに戻ったけどリヴェリアやフィンに見つかったら多分怒られる………

ただでさえ勝手にダンジョンに潜ってはいけないって色々言われてたのにそれを破ってモンスターを倒してた事もバレてしまう………

ならバレなきゃいい。

その為にもベルの事は秘密にしておかないと………

だからリヴェリアやフィン、それとガレス………あとロキ………にも注意しながらこっそりとホームの抜け道から私の部屋まで急いでベルを連れて行った。

「あの~アイズ?ここ何処?」

ここは私の部屋。大丈夫。ここなら安全だから。

「エミヤは?」

大丈夫。あとでそのエミヤって冒険者も探して連れてくるから安心して。

「うん。分かった。」

ベルの頷く姿を見て私はなんだかすごく心擽られた。

ベルって兎みたいで可愛い………

「あの~アイズ?何で僕のほっぺを突っつくの?」

モフモフしてるな。

いつまでもこうしていたいな………

 

 

 

 

 

 

 

 

No side

 

エミヤはトリコとコマツ、それと途中で合流したユキチを連れて『黄昏の館』へやって来た。

「ここにベルが………」ゴゴゴゴ

「あの~エミヤさん、少しオーラを抑えましょう。」

殺気駄々洩れのエミヤに対しコマツが注意を促す。

「すまない。どうしてもオラリオに来た当初のこのファミリアの対応を思い出してな。あの時ベルに言い放った一言は私を怒らせるのに十分だったからな。」

そう言ってエミヤは怒りを隠さず

「まぁとりあえずそこの門番に聞いてみようぜ。もしかしたら保護してくれてるかもしれないしさ。」

そう言ってトリコが門番に話しかける。

「なぁ、ここはロキファミリアの本拠地(ホーム)だよな。」

「ん?入団希望者か?」

「いや、俺はすでにファミリアに入ってるんだ。それより今日この屋敷に子供が入っていかなかったか?」

「子供?アイズちゃんか?」

「そう言えばいつの間にか帰って来てたな。」

「なぁそのアイズって子が誰か連れてこなかったか?」

「いや、アイズちゃんだけだったよな?」

「あぁ。」

「本当か!?」

その言葉にエミヤが反応する。

「ん?お前………前にウチの入団を希望してきた子供の保護者か?」

「あ~いたな。あのガキ、冒険者になるにはまだ早いって教えてやったのにまだ冒険者になるの諦めてなかったのか。」

「あんなガキが冒険者に、ましてや我らロキファミリアの門を叩こうとするなど早いって言ってやったよな。」

笑ながら話す門番にエミヤが青筋を立ててトリコも不快感をあらわにする。

「一つ聞く。君達はロキファミリアの最高責任者………つまり団長殿に何て言われて仕事している。」

ユキチの質問に対し

「入団希望者は誰彼構わず通せと言われてるが………明らかにそうじゃない奴は通さないようにしている。」

「大体入団希望者なんて結構多く来るんだ。そんな明らかに論外の奴にフィン様たちのお手を煩わせるなんてできないしな。」

「ほほう。では君達は勝手に判断して断ったと。」

ユキチの目が鋭く光る。

そして………

「エミヤ、トリコ、コマツ。どうやらオラリオのファミリアは私がいた頃の時より怠慢になっているようだ。」

「そのようだなユキチ。ではどうする?」

「ひとまず出直すか?それも幹部がいる時を見計らって」

「でもその幹部の人もこの人達みたいに怠慢な人だったらどうします?」

4人が話し合いをしていると………

うわ~ん!何でこんな服着せようとするのアイズ!

「ベル………すごく似合ってるよ。」

屋敷からドレスを着せられたベルとドレスを持ってベルを追いかけるアイズが出てくる。

それを見てエミヤ達は

「おい門番。なんでベルがいるのか説明してもらおうか?」

「「………」」

「まぁあれだ。とりあえずあのドレス着せられてる子供はウチの子だから連れて帰るから中に入ってもいいか?」

「「………はい。どうぞ………」」

 

 

 

 

 

 

 

 

side アイズ

 

その後、ベルは迎えに来たエミヤ達に連れられて帰っていく。

その際、リヴェリアに全てバレて叱られた………う~私は悪くないもん!

「私達に内緒で子供を勝手に連れてきて、しかも他のファミリアの眷属を連れてくるとは………本当に分かってるのか!?」(# ゚Д゚)

………それにしてもベルは可愛いかった………また一緒に遊びたい………

でも連れ帰る時………

「ロキファミリアの人形姫、君に一つ釘をさしておく。ベルは私達にとって大事な存在だ。ベル自身が嫌がっているわけではないから会う事に関してはべつに構わない。だがベルを危険な目に合わせる事だけはするな。君の噂は聞いているからな。その危うすぎる考え方、心の在り方、そしてその目が見据えているもの。その先にあるのは何もない虚無だ………」

………

「見てきた者が言うんだ。素直に聞くがいい。」

エミヤの忠告があの時私には分からなかった………

 

 

でもベルの周りには私よりも強い人がいっぱいいた。

それこそエミヤやユキチ等頼れる大人がいたので私はベルに頼ってもらったことが無い。

だから私がベルのお姉ちゃんになろうと思った。

でも………

 

 

「なんでアイズちゃんはいつもいつもベルに抱きつくかな?かな?」

「人形姫よ!わが子ウサギは余のものぞ。立場をわきまえよ!」

「ベル君モフモフだ~♪」

「皆様、ベル様から離れてください!」

「こら!?ボクのベルくんから離れろ!」

ベルの周りには何故か女の子が多い気がする………

なんだかムカッとする。

だからベルの隣は私の場所だってあの娘たちに分からせないと………

 

 

「アイズ………だからってデスぺレート構えるのは止めろ!一人で戦争を起こす気か!?」(# ゚Д゚)

またリヴェリアに怒られた………解せない………

 




アイズとベルの出会いはこんな感じです。
最後笑える終わり方にしよう思ったけど何故か修羅場っぽい感じになってしまった………(-ω-;)ウーン


会って連れてかれてそして着せ替え人形にされるベル君………トラウマにならなかっただけでも良かったけどね(笑)


エミヤのアイズに対する警告は割と的を得てると思ってますが当人がその事に気づくのは大分先になるかと思いますね。
早い所本編を進めていきたいですが基本スローペースなのでお待たせして本当に申し訳ございません。(。-人-。) ゴメンネ


番外編次回は2月14日ぐらいに間に合わせるように書いて行こうと思います。
ではまた。
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