ヘスティアファミリアが英雄の集まる魔窟なのは間違っているだろうか~番外編~ 作:red knight
まずはほんの始まりから。
ヘスティアファミリア
「という訳で私達のファミリア主催で音楽祭をやりましょう。」
「開口一番で何言ってるんだいエステルくん?」
執務室で書類と睨めっこしていたヘスティアと黙々と仕事をこなしていたエミヤとシロエ、ルルの下に眼鏡をかけたエステルが分厚い書類を持って入ってきた。
「怪物祭が終わってしばらくたちますがオラリオではもう少しイベントがあってもいいと思いませんか?」
「イベントってそう毎週やるもんじゃないよね?」
「ですが神様達は娯楽に飢えてると聞いてますよ。だったらイベントを開いて少しでも楽しむのもいいことだと思うんですよ。」
そう言ってエステルが書類をヘスティアの机の上に置く。
「とりあえず手っ取り早い企画を考えてきました。」
「どれどれ………」
ヘスティアが書類を見る。
エステルがワクワクしながら返事を待っている。
その様子を見て
「なぁルル、お前エステルに何を吹き込んだ?」
「心外だな。俺はあいつに情報収集の必要性を説いただけだ。」
「だとすると一番大きな影響を与えたのはネロだね。」
「「だな………」」
そしてヘスティアが書類を全て見終えて
「エステル君、このオラリオ音楽祭って何だい?」
「これはですね。マクイルショチトル様をはじめとするオラリオでも音楽に精通する神様達が提案してきたことでして」
詳しい内容を説明しよう。
オラリオ音楽祭とは………ガネーシャファミリアの所有するコロッセオ、ヘスティアファミリアの所有する教会広場等を会場に各ファミリアの歌自慢たちによる音楽イベントである。
「ざっくりしてるな。」
「というかこれ〇ど〇慢か何かか?」
「どちらかというと野外フェスっぽいな。」
「エミヤ君達が何を言ってるのか分からないけど面白そうだとは思うね。」
「それで私達のファミリアからも参加者を集めて大々的に宣伝しましょうよ。あと露店も出して収入も確保すれば皆WINWINのイベントになると思ってます。」
「だけど誰が参加する?間違いなくネロは参加するだろう。アイツはこういうイベント程目立ちたがるからな。」
「あとメイルストラ支部の連中も参加しそうだな。」
「とりあえず私達のファミリア内で参加したい人を探してみますね。」
翌日中庭にて
「それでは………『オラリオ音楽祭』に向けてヘスティアファミリア選抜試験を始めるよ!」
パスカルが司会者として場を仕切る。
「それじゃ審査員のみんな、よろしくね。」
審査員席にはヘスティア、エミヤ、ユキチ、エステル、何故かいるアルフィア。
「なんでアルフィアくんがいるのさ?」
「休みの日だったんで遊びに来ただけだぞ。」
「まぁいいじゃないかヘスティア。彼女ならこの手の審査にうってつけだしな。」
そう言って審査員席に座る5人全員がステージを見る。
「それでは最初の出場者だよ。」
パスカルの紹介で最初にステージに登ったのは
「俺の出番だぜ。最近良い所なかったからな。(本編第10話https://syosetu.org/novel/261022/14.html参照)」
クー・フーリンだ。
「行くぜ!俺の歌を」
「版権違反です。お帰り下さい。」ポチッ。
「ちょぉぉぉぉぉ!」
エステルが押したボタンに連動して何故かステージに設置された奈落に落とされたクー・フーリン。
「クー・フーリンさんが死にました。」
「「「「この人でなし!」」」」
そんなこんなで審査会が始まったのだった………
中編に続く
とりあえず三回に分けて書いていこうと思います。
まぁこのネタ………「ランサーが死んだ!?」って定番のアレをやりたかったって言うのが本音ですが。(∀`*ゞ)テヘッ
あと本来番外編はこのような短い形式で書きたいというのが筆者自身の本音ではありますが如何せん書いていく内にネタが膨らむので字数が必然的に増えてしまうのでね………(;^_^A
中編ではトップバッター(という名の出オチ要員)以降の出場者の様子を書いてみようと思います。
短い内容ですが次回も楽しんでいただけたら幸いです。