夢のサイレンススズカ産駒 ウマ娘世界でターフを駆ける。   作:うどんそば

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すいません。多分趣味全開。


間話 トレーナーさんとタイツ

ある日、トレーナーさんとスズカさんと部室でのんびりしていた時のこと。

 

こっちを見てきたトレーナーさんが、私と目があった瞬間目を逸らした。

 

「ん???」

 

いつもはこんなことなかったけどなあ。

 

なんだか変な好奇心が出てきて、トレーナーさんを観察することにした。

 

トレーナーさんをチラチラ見る。向こう側ではスズカさんが寝ていて、すうすうと寝息を立てている。

 

トレーナーさんはそれを見て、チラチラと視線を飛ばしている。

しかも、手元にある資料を見ていると見せかけてチラチラ目線を飛ばしているので、何かやましいことがありそうな予感がする。

 

私は、あまりに気になったので、別の方法で何を隠しているのか確かめてみることにした。

 

私は寝転がっていたソファから起き、

 

「トレーナーさん。出かけない?」

 

 

 

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私が提案したお出かけは二つ返事で了承され、せっかくだからと、スズカさんとも一緒に行くか聞くことになったので、スズカさんが起きるまで待った後、スズカさんにも事情を説明して、お出かけを了承してもらう。

 

その後、着替えるために寮の外に出た時に、私がトレーナーさんの視線の正体について調べようとしている旨を話した。

すると、スズカさんは私が思っていた以上にノリノリで了承してくれた。

楽しくなってきたな。

 

着替えかあ。どうしようかな。私胸ないからなんでも着れるんだよね。

とりあえず、タイツ、でー、スカートと、カーディガン、シャツはあったかいやつ。

 

鏡を見ると、ほぼスタイルは勝負服と変わらない私が映っていた。

 

「うーん。まあいいか。」

 

これでも私の服にしてはおしゃれな方。しかも、しっかりバランスを整えてくれた勝負服と同じ感じって、なかなかいいでしょ。

 

私は被りなど気にせず出かけることにした。女の子としてどうなの?っていうツッコミはなしで……

 

スズカさんと合流した時、スズカさんの可愛さに本当にぶっ倒れそうになった。

 

清楚系の服に、タイツ。好き。

 

そう思っていたら、

 

「ゴアちゃんもかわいい。」

 

と言われ、本当にぶっ倒れた。

 

 

 

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トレーナー室へ戻ると、書き置きが残されており、自分も着替えるために一旦帰るそうだ。数十分で帰るとのことだったので、スズカさんと話をしながら時間を潰していると、

 

「すまんすまん。」

 

と、ある程度カジュアルな格好に着替えたトレーナーが現れた。

 

トレーナーさんは、

 

「スズカの私服は良く似合ってるなあ。相変わらず。

……ゴアはさ、それ、勝負服と同じ構成じゃない?」

 

と、ある部分を除いて眺めてコメントした。

 

「ふふっありがとうございますトレーナーさん。」

 

スズカさんは嬉しそうにそう答える。

でもさ、

 

「私のもちょっとは褒めてくれていいじゃん!」

 

ちょっとは褒めたらどう!?

 

「いや……だってなんか色違いみたい。」

 

色違いってなんだよ〜!失礼な人!

 

私が拗ねてどんどん先行していくと、後ろから

 

「すまん、すまん。めっちゃくちゃ似合ってはいるよ。」

 

「……本当に?」

 

「ああ。本当さ。」

 

「ならよし! 」

 

私はトレーナーさんとスズカさんの手を握り、二人の間に入り込んだ。

 

「なんだか娘みたい。」

 

と、スズカさんがいうと、トレーナーさんは笑って、

 

「そうだな。」

 

と。もしかして子供っぽいって言ってる???

 

 

 

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お出かけするところは私に任せられた。

特に、スズカさんはほぼお出かけの場所を知らないらしい。

なんでも、お出かけはトレーナーさんとしかしない上、暇な時間は走ることに費やしてきたスズカさんは、お出かけというお出かけをあまりしてこなかったため、今まで調べることもなく、結果このへんのお出かけスポットを知らないらしい。

 

私も暇さえあれば走っているわけだけど、同室のブーケちゃんとのお出かけで、さまざまな場所に出かけているため、男かつウマ娘でないトレーナーさんよりはウマ娘のお出かけ先を知っている。

 

私はとりあえず、トレーニング用品店へ向かった。

 

そのトレーニング用品店は、ただただトレーニング用品だけではなく、トレーニングウェアなどの衣料品など、さまざまなものが売っていることで有名で、例の如くブーケちゃんときたことのあるところである。

 

「ねぇ!早く!」

 

私は手を引く。トレーナーさんとスズカさんは苦笑しながらも、

 

「そんなに急がなくても……」

 

という。私からしたら、早く行くことは、その分少しでも長くみられるということ。つまり、ブーケちゃんと行くなら必須技能!つまるところ。ただの癖。

 

店内に入ると、

 

「何かないものとかあるのか?」

 

と聞かれた。うーん……ないもの。

 

「タイツ……かな?」

 

「……タイツ?」

 

トレーナーさんの様子が変わった。若干焦っている。今日の朝見た顔と一緒。

 

……ほーん?

 

私はトレーナーさんを引っ張ってタイツなどが売っているコーナーへ向かって、これはどう?なんて聞きまくる。

 

そして、スズカさんも、これはどうでしょう。なんて聞いている。

 

トレーナーさんは私とスズカさんのタイツに目が釘付けになっていた。

 

「トレーナーさん?ちょっとずっとタイツ見られるのは恥ずかしいからなあ。」

 

「……タイツ?トレーナーさんが?」

 

「っっ!!!!」

 

私たちからそれを指摘されたトレーナーさんは顔を赤くして目を逸らし、

 

「す……すまん!」

 

と言う。私は、トレーナーさんに新しいタイツを見せて、

 

「今履いてるこれと、このタイツ、どっちがいいかな?」

 

トレーナーさんは、私が履いているものを指差した。

 

「ふーん……そっか!」

 

ニヤニヤしていうと、トレーナーさんはさらに顔を赤くして、顔を伏せてしまった。

 

そろそろやめてあげようかなーと思ってると、

 

「トレーナーさん?私たちのタイツ、そんなにお好きなんですか?」

 

追い打ちをかけていた。

 

スズカさんって意外と……

 

とりあえず、トレーナーの視線の正体もわかったし、トレーナーさんの趣味もわかったし!

 

るんるんで私は走りすぎてボロボロになった分のタイツを購入した。

 

スズカさんも、やはり走る時に痛みやすいらしく、結構多めに購入していた。

 

それからは、ご飯に行くことになった。

 

ウマ娘は普通の人と比べるとやはり大量に食べる。つまり、あまり少なく、高いところへ行くのはちょっと憚られる。

そこで、都合よく、値段を安く、大量に作ることを前提にする事で、安値で作ることができるウマ娘用のレストランが、街中にはいくつかある。

もちろん、たくさん頼むことを前提として安いため、人だけでは利益が出ない。そのため、人だけでは断られることが多いものの、ウマ娘とトレーナーなど、ウマ娘に関わる仕事をする人が、ウマ娘の一緒に来ることは許される。

 

というわけで、ウマ娘とトレーナーのお出かけで食事をする時はそういうお店に行くのが定番である。

それは私たちも例外ではなく、その店に向かった。

 

「思ったより広いな。」

 

入った瞬間トレーナーさんはそうこぼした。なぜなら、ビルの一室のお店。ここに来るのは初めてだと言っていたし、まさかビルの一室(ワンフロア丸々)だとは思いもしなかっただろうし。

 

そして、料理が乗せられた皿を見て、

 

「は?」

 

と言った。

分かるよ。その気持ち。私も初めてきたとかそう思ったもん。

 

「取ってきました。」

 

「はや!?」

 

スズカさんはもう取ってきていて、ウマ娘の中ではそうたくさん食べる方ではないスズカさんなら、後数回取りに行けばちょうどいいくらいの感じになっている。

 

「私も取りにいこっと。」

 

そういうと、トレーナーさんは、

 

「ちょ、ちょっと、俺も連れてってくれ。どこに何があるかわからん。」

 

と聞いて、トレーナーさん今日かわいいー!と思ってしまった。

 

「いいよ!」

 

と言うと、トレーナーさんはおもむろに立ち上がり、お盆を手渡してくれた。

 

……こういうところで気を遣うのすごいな。

 

そう思いながら、トレーナーさんを案内したり、食事を楽しんだ。

 

その後は、もういい時間になっていたので、学園に戻った。そして、トレーナー室へ戻って、スズカさんと一緒に、トレーナーさんをいじった。

 

たのしかった。

 

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