また、この作品には犯罪を助長する意図は一切ありません。
小学4年の頃彼女の母親が死んだ。それなのに僕は何の声もかけられなかった。一番中の良い私が。手を差し伸べてたら変わってたのだろうか?それ以降僕と彼女は話してなかった。
そして中学2年の時僕の両親が死んだ。事故で亡くなったらしい。大人たちがなにか言ってたが何も入ってこなかった。
でも親戚からすると僕が邪魔であり押し付けあってることは理解した。親がいない寂しさ悲しさ憎しみ色々あったが明日の為にいや、現実から逃げるように葬式から出ていった。
夜の街 季節は秋 子供のいる時間じゃない。生きていく意味はある?死ぬ意味は?お酒を呑んだら現実逃避できるのかな?なにもないか。ただ無を生きる。それでいいや。それだけで傷は癒えるそう信じてる。
僕は家にいた。なぜ?連行された。警察に。仕方ない。これからどうするの?僕は。怖い。
しばらくはいつもの家に祖父母が住んで、いつもどおり学校に行くことになった。
親を亡くしてから初めて学校に来た。幸いいじめる人はいなかったが、誰も私に触れてこなかった。誰かに依存したい。心はそれを望んでた。でも周りは私を傷つけないように触れないようにしているのがわかった。僕はうつ伏せで授業を受けた。内容はもちろん入ってこなかった。怖い先生の授業も僕には触れてこなかった。
いつか癒えるそう信じてる。学校が終わり掃除当番をサボって家に帰ろうとした。
長い髪の彼女が僕の前に立った。
「あんた掃除当番でしょ?掃除しなさい」
彼女ははっきりと言った。何も知らないくせにほっといてくれよ。
「ちょっと、あの子色々大変なんだからしょうがないでしょ」
彼女の友達が小さい声で言った。
「は?親亡くしたのと掃除サボるの何が関係あるの?」
「ちょっと!」
僕は彼女の持ってたほうきを手に取り掃除場所へ向かった。
彼女とはあの時から話したことがなかった。ドロドロとした感情が全身を駆け巡った。
掃除の時間が終わり帰り道を歩く。
「ねえ」
彼女がいた。関わらないでくれよ。やめて。
「知ってるでしょ。私に両親いないの」
僕は下を向いた。
「どうせ何もしてないし何もしないんでしょ!付き合いなさい」
そう言って彼女は僕の手を引っ張った。振り払えなくはない力で僕を引っ張った。僕は彼女の向かう先へ歩いた。
辿り着いた場所は彼女の家だった。
家の中は綺麗でモデルルームのようだった。
彼女は冷蔵庫を開けてビールを2本取り出した。
「はい。呑みなさい」
彼女は一本僕に渡した。
彼女は缶を開けて勢いよくビールを呑んだ。
僕はそのビールを呑めずにただ立っていた。
それは未成年だからが理由ではなかった。