僕は僕
君は?
彼女が出したビールを呑めずに突っ立っていると、彼女が聞いた。
「なんで呑まないの?」
「だって、中学生だよ?」
「…わかった。ならそれ寄越しなさい」
彼女はそのビールを奪い取り一気に飲み干した。
「私さ、大人になりたいの。伯母さんが私を引き取ってくれたけどそんなの要らない。一応ここは伯母さんのアパートだけど私に貸してくれた。家事もやってるしお金も稼いでる。お酒も呑めるし私は大人なの!」
そう叫んで彼女はタバコを加えて火を付ける。彼女はその煙を吸ってむせた。
「だ、大丈夫?」
「うるさい!さわるな!私は大人だから吸えるの!」
彼女は一本吸ってから溶けるように眠りについた。
学校での彼女は凛々しくかっこよかった。その理由は大人になりたかったからだろう。母を亡す前の彼女はかわいい小学生だった。
彼女の寝顔は普通の中学生のようだった。
周りを見渡す。部屋はきれいでモデルルームのようだった。酔っているのでわからないが彼女は本当に家事をしてるのもしれない。
彼女は数十分後目を覚ました。
「何?」
少女だった彼女は僕を睨みつけた。
「ご、ごめん」
「…なんで謝るの。ここ好きにしていいから。自由にしてなさい」
「じ、自由って」
「何してもいいわよ。かまってほしいだけだから。これ合鍵」
そう言って彼女は合鍵を投げつけた。
「じゃあ私出かけてくるから。冷蔵庫のカレー勝手に食べなさい。買いたいものあったらこれで買って」
そう言って彼女は一万円札を机に置いて出ていった。
何が起きてるかわからなかった。
お金を使うのも失礼だし家にいるのも気まずい。そして夜に彼女がどこに行くのか気になったので彼女をついていくことに決めた。
僕は彼女の後をつけた。悪いことをしてるようだった。いや、悪いことはしてた。彼女の後を十数メートル先から追いかけていた。住宅街を抜け居酒屋の多い道を抜けたどりついた先はラブホ街だった。
彼女は急に立ち止まりスマホを取り出した。待ちあわせしてるようだ。誰と?こんな場所で。数分後スーツ姿の30代の男性がやって来て彼女に話しかけてきた。
二人は恋人繋ぎをして近くのホテルに入っていった。
気持ち悪い
そう思った。
僕は来た道を戻った。彼女の家に帰った。冷蔵庫のカレーをレンジで温めた。
ぬるいカレーは辛く上手くて吐きそうだった。彼女はホテルで何してるのだろか?
知ってるだろ?
そこで何するか?お前ならわかるだろ?
寝てるのか。僕は机の上で一人眠りについた。家には帰りたくない。
彼女は眠りにつく。二人ベッドで
まえがきとあとがきってどう使うのかわからない。面白いギミックが欲しい。