12歳 ι月π日 『タイムパラドックスって知ってる?』
キリキリ山とかいうまさに霧が深い山でタケシ達とはぐれてしまった。まさか、俺が迷子になる日が来るとは思わなかったが、流石にこれだけ霧が深いと周囲の状況がわからない。迷子にもなるだろう。
まぁ、最悪ミュウツーナビで合流できるのだが、最近いいように使いすぎている気もするので、今回は出来るだけ自力で頑張ることにする。
そのまましばらく歩いていると、『とおりゃんせ、とおりゃんせ、ここは何処の細道じゃ、ヤジロン様の細道じゃ』という歌をうたっているのが聞こえてきた。ふと、視線を向けると、ローブとサングラスで顔を隠した女性を見つける。
思わず、そこは天神様じゃねーのかと思わずツッコミを入れそうになったが、それは前世の話かと矛を収めた。思えば、諺とかも割と前世のものがポケモン関連に置き換わっていることも多いのでそういうこともあるのだろう。
そう自分を納得させていると、今度はクルヨという少女とヤジロンに出会った。聞けば、クルヨは宇宙で一番大切な宝物が眠ると言われるヤジロン文明の遺跡を探しているらしい。
まぁた古代文明か――と、思ったのだが、結構真面目に研究はしているようで、どうも『とおりゃんせ』の遊び歌が手がかりだということが判明しているという。
奇しくも、俺がさっき聞いたばかりの歌だった。
おそらく、歌っていた女性はヤジロン文明について何か知っているに違いないということで、その女性を探しに行ったのだが、何故かロケット団がその女性と一緒にいる。
どうやら、こちらの話を盗み聞きしていたらしく、先にヤジロン文明の遺跡の場所を聞き出そうとしていたようだ。そうはさせないと、いつものようにやなかんじーにしてやる。
ロケット団を撃退し、改めて女性に事情を説明すると、やはり遺跡の場所を知っているようで案内してくれることになった。
聞けば、遺跡の宝物の正体は、少し前の地震で女性のヤジロンと共に埋もれてしまった古代の発明品らしい。
クルヨのヤジロンの超能力でその瓦礫を退かしてみると、確かにそれらしきが姿を現した。遺跡の絵などをヒントに、中央の魔法陣のような場所でヤジロンが『こうそくスピン』をすると、古代の発明品が起動し、眩い光が辺りを包み込んでいく。
なんぞこれと首を傾げていると、女性が古代のタイムマシンだと教えてくれた。
時渡りを見たことがあるニューサトシも、まさかタイムマシンを見ることになるとは思わず驚きである。
しかし、これがタイムマシンということは――と、視線を女性に向けると、黙ってローブとサングラスを脱ぎ捨てた。
光のせいで分かりにくいが、容姿や髪の色がクルヨと似ている。どうやら、女性は未来から来たクルヨだったらしい。同じ時間軸に同一人物がいるとタイムパラドックスが起きるというのがSFの定番なのだが、そんなことは知らんとばかりに未来のクルヨは現代のクルヨに「宇宙で一番大切な宝物は時間」だと説いている。
また、彼女には時間がないらしく、研究の続きを過去の自分に託すために未来からやってきたと言っていた。
見た感じ、まだそう年齢もいっていないと思うのだが――と、首を傾げていると、「サトシ君にはこれ」と言って、モンスターボールを一つ渡される。
「未来の君から伝言。『気難しいから、しばらくは特別枠で大事に育てろ』って」
何の話だ――と、聞き返す前に、未来のクルヨは元の時代へと帰って行ってしまった。
結局、手に入ったのは未来の知識らしいクルヨの研究と、俺に渡された謎のモンスターボールだけである。
頭の中があまりの情報量で爆発しそうだが、結局クルヨは未来の自分の研究を引き継ぐことに決めたらしい。
まぁ、俺も受け取ってしまったからには、このポケモンを育ててやらないといけないのだろう。とりあえず一件落着のようだが、念のためにクルヨと連絡先を交換し、そのまま別れてタケシ達と合流することにした。
12歳 ι月ρ日 『漆黒のツン』
未来の俺(おそらく)から渡されたモンスターボールから出てきたのは、真っ黒なラルトスだった。
通常のラルトスとも、普通の色違いとも色が違う。黒と青を基調とした美しいラルトスである。あからさまに訳ありポケモンだが、その訳が全然分からない上、ラルトス自身誰にも目を合わそうとしない。
とりあえず、タケシが飯で釣ろうとしているが、欠片も興味を見せなかった。とはいえ、腹が減っていないはずがないので、いつでも食べられるようにして少し距離を置く。
すると、『テレポート』で飯ごとどこかに消えた。
逃げてしまったかと思ったが、ミュウツー曰く近くに隠れているだけらしい。あからさまな人間嫌いだが、モンスターボールがある以上は遠くに行けないので仕方なく一緒に居るという感じだ。
普段の俺なら無理に一緒にいるよりも逃がすことも考慮に入れる場面だが、未来の俺から『気難しいから、しばらくは特別枠で大事に育てろ』という伝言(?)を受けている。
SF的に考えれば、きっと俺が育てることで何かがあるのだと信じて、このまま連れて歩くことにした。まずは、目を合わせることが出来るようにコミュニケーションを取って行こう。
12歳 ι月σ日 『PMDM(ポケモン大好きママさんズ)』
ルイボスタウンという場所に辿り着いたのだが、ここではリボンを一つ以上持っているコーディネーターのみが参加できるポケモンコンテストR1が開かれるらしい。
当然、俺もハルカも参加を決める。ハルカも最近はずっと俺のコンテストを見ているばかりだったので、久しぶりのコンテストだ。今回は必ず勝つと意気込んでいた。
急だったのでこちらはラティしかコンテストに出られるポケモンがいないが、本人もやる気満々なので大丈夫だろう。
ハルカもまだ誰にしようか決めていないようで頭を悩ませている。調子の上がっているアゲハントやエネコもいいが、まだコンテストに出ていないアチャモやコドラを出してやりたいという気持ちもあるらしい。
そのままコンテストについてあーでもないこーでもないと話していると、ポケモン大好きママさんズという女性の集団に囲まれた。
どうもママさんの中の一人がニューサトシのことを知っていたようで、セキエイ大会準優勝、オレンジリーグ名誉トレーナー、シロガネ大会優勝、チャンピオンリーグベスト10という実績を周りのママさんに教えまくっている。
ママさんと言っても大分若いママさんで、うちのママさんとあまり年齢が変わらない。そのせいか、タケシなど終始デレデレしながら料理を教えており、ラティやマサトは我が子のように可愛がられている。
ハルカも既にリボンを二つ持っているということで、いろいろ教えを請われており、すっかり調子に乗っていた。そのまま、コンテストに出るというママさんの練習に付き合っていたようなのだが、パッと見た感じハルカのコンディションもあまり良くない。
前の大会が終わってから大分間が空いているし、最近はチルットのリハビリを重視していたのでパフォーマンスが万全ではないようだ。
どこからともなく現れたシュウもそのことに気付いたようで、いつものようにハルカを挑発している。なまじハルカも前回シュウに勝ってしまったせいで、負け惜しみにしか思わなかったようだが、しっかりムカつきはしたらしくフシギダネでコンテストに出てシュウをボコボコにしてやると意気込んでいた。
しっかし、まだ捕まえたばかりで連携も微妙なフシギダネで大丈夫か? ぶっちゃけ、コンテスト未経験ポケモンでもアチャモやコドラの方がいいんじゃないか?
と、心配するも、どうやらシュウとのやり取りで完全に頭に血が上っているようで、ハルカは俺が負けるのが怖くてポケモンを変えさせようと思ったらしく、逆に絶対にフシギダネで参加すると意固地になっている。うーむ、大丈夫か?
12歳 ι月τ日 『ルイボスタウン ポケモンコンテスト』
遂に大会本番になったのだが、緊張しているフシギダネとは真逆にハルカは余裕の表情を見せている。これまでの大会では緊張してそわそわしていたのが嘘のような態度だ。ここまで調子に乗っていると痛い目を見そうだが、注意しても負け惜しみだと言って話を聞かないからなぁ。
と、ハルカを心配していると、我慢が出来なくなったシュウが「そのままだとリボンが泣くぞ!」と忠告していた。何だかんだあいつもハルカのことを認めているが故に、コンテストで戦う以前の問題であるハルカの現状が耐えられなかったのだろう。
いざコンテストが開始されると、ロケット団のムサシが参加しているのを見つけた。どうやら、今回はジョウトで捕まえたリングマで参加しているようだが前回のようにズルをすることなく、リングマのパワフルなパワーをアピールしている。
また、途中でリングマらしからぬ可愛さもアピールしており、それがギャップを生んでいい具合に魅力を伝えていた。ナナミさん直伝というだけあって、なかなかにレベルが高い。得点も良い感じだし、これなら余裕で二次審査に進出出来そうだな。
そんなムサシに続くように、シュウや俺も高いレベルの演技を見せていく。そこから少ししてハルカの番になったのだが、ハルカはフシギダネが緊張してカチカチなのに気付いていない。
当然、ミスをするが、ハルカのフォローで何とか演技を終えることが出来ていた。得点もそこまで高くはないが、ギリギリで二次審査に出られるだろうというレベルである。
二次審査になると、ハルカと昨日のママさんという組み合わせになったのだが、フシギダネが先程のミスを引きずっていた。
いつものハルカならすぐに気付いてフォローに回るのだが、どうやって相手に勝つかしか考えていないようでフシギダネを全然見ていない。これではバトル以前の問題で、予想通りフシギダネは相手のコドラにいいようにやられている。
最終的には、相手のコドラに『つるのむち』を仕掛けたものの、それを逆利用されてバトルオフとなった。
ハルカはまだやれると言い張っていたが、審査員のジョーイさんに「もっとポケモンのことを考えなさい!」と一喝されたことで、ようやく倒れているフシギダネに視線がいく。
その瞬間、ハルカは青ざめた。自分が身勝手なバトルをしていたことにやっと気が付いたのだろう。
昨日、ママさん達にもてはやされたということもあるが、前のハジツゲ大会で俺やシュウに勝ったことが自信という名の慢心を生んだ。普段のハルカなら注意されなくても、フシギダネが戦う以前のコンディションだったことに気付いたはずである。
フシギダネをボールに戻すと、「ごめんね」と一言呟いてハルカは会場を去って行った。フォローに行きたい所だが、俺もこれから二次審査である。
見れば、タケシとマサトが後をついていった。多分大丈夫だろうということで、俺もラティと共に二次審査ファーストステージを戦う。当然だが、勝利した。
ファーストステージが終わり、俺、シュウ、ムサシ、ママさんの四名が残った。組み合わせは、セカンドステージが俺VSシュウ、ムサシVSママさんである。
ラティは前回のリベンジをするつもりのようで、『ラティかつ!』と意気込んでいた。よしよし、空回りしないようにだけ気を付けような。
シュウは今回も前のハジツゲ大会同様アメモースをエントリーしていた。いざバトルとなると、開幕でシュウが『ぎんいろのかぜ』で弱点を攻めてくる。
こちらも『りゅうのいぶき』で迎撃した。
真っ向勝負ならラティに分があるということで、そのまま『ぎんいろのかぜ』を押し返していく。「流石のパワーだ。まだ及ばないか」とシュウが呟くと、『かげぶんしん』で攻撃を回避していった。
技を使った華麗な回避でこちらのポイントが10削れるが、もうラティも場数を踏んでいるので、ちょっとポイントが減ったくらいでは慌てない。
それを見たシュウも、前回と同じ手は通用しないと改めてわかったようだ。シュウもあくまで様子見と言った感じだが、開幕の力押しに勝ったことでラティは勢いに乗った。続いて『めいそう』で、特攻と特防を一段階ずつ上げていく。
シュウもラティアスに詰み技を許したら、パワーの差で即戦闘不能にされると思ったようで、『くろいきり』で無効にしてきた。上手い技の使い方で、さらにこちらのポイントが10削られる。
チッ、『めいそう』からの『アシストパワー』であわよくばワンキルしてやろうかと思ったがそう上手くはいかないか。
ならば、『ミストボール』だ。演技の練習でも玉遊びが好きなラティは、地味に撃ち切るタイプの技が得意なのである。
やれ、ラティ! 必殺、大リーグボール2号だ!
ラティの専用技であり、お得意の『ミストボール』がアメモースに向けて発射された。
シュウも回避を指示するが、向こうが予想した以上の速度で『ミストボール』が撃ちだされ、回避する間もなくアメモースに命中する。
これにより、シュウのポイントが15削られた。
ふふふ、パワーよりもスピードに重点を置いているから避けるのが難しいだろう。その代わり、ダメージはほぼ半減するが、コンテストバトルにおいて重要なのは技の威力ではないので問題ない。
ゲームだと技を応用するのは無理だが、アニポケ世界ではこうやって同じ技でも威力や速さを調節することが出来るのだ。一つの技も使いようである。ほぼ不意打ちに近いが、それでもこういった場では有効だろう。
そのまま、一気に流れに乗ったラティが、アメモースを攻め立てていく。本当ならほのお技である『マジカルフレイム』が使えれば良かったのだが、まだ練習中で上手く使えないのである。
シュウも『かげぶんしん』で回避してくるが、『ミストボール』の連打で分身をくまなく消していった。ある程度、消せば本体の場所も推測できるので、再び『ミストボール』を当てていく。
舐めていた訳ではないだろうが、それでも隙のなくなったラティ相手では手も足も出ないようで、シュウも一か八か『れいとうビーム』で逆転を狙いに来た。
こちらの苦手なこおりタイプの技だ。おまけに、運よく氷の状態異常を引いてラティが凍ってしまう。これはまずい。このままではラティがやられてしまう――なーんちゃって効きませーん。『サイコシフト』で状態異常を相手に移していく。
ゲームだと氷は行動不能なので移せない仕様だが、この世界では氷状態でも意識があるので技が発動できる。だからこそ、攻撃技で氷を壊せば脱出できるし、ほのお技全般で溶かすことも出来るのだ(氷を壊すのにはある程度時間がかかる)。
これにより、氷状態がアメモースに移動してアメモースの動きが止まって墜落していく。
最初はラティが技を受けて凍ったことで、俺のポイントが20削られたが、その後の対応で逆にシュウのポイントが20削られた。
この氷状態が致命傷となり、動けなくなったアメモースに通常の『ミストボール』を連打して一気にポイントを突き放している。
シュウも、『ぎんいろのかぜ』で氷を壊そうと頑張っていたが、その前にラティの連打が氷状態のアメモースに直撃していく。最終的に、氷が割れたと同時にアメモースはバトルオフとなり俺の勝利が決定した。
シュウも全力を尽くして尚勝てなかったことに悔しそうな顔をしていたが、「君がやる気になってくれてよかったよ」と、どこか安心した様子も見せている。
そういえば、前にこいつとあった時はコンテストを止めようとしていたんだっけか。一応、お節介も焼いてもらったし、その節はありがとうとお礼を言っておく。
シュウも素直じゃないので、「君の為じゃない。自分が強くなるのに、ライバルが欲しかっただけさ。次は必ず勝たせてもらうよ」と捨て台詞を吐いて会場を去って行った。
ラティは前回やられたアメモースにリベンジ出来てご機嫌だ。この調子で優勝したい所だが、ファイナルステージの相手はナナミさんの弟子であるムサシだった。
思えば、こうやってちゃんとした場所で戦うのは初めてのことである。どうやら、二次審査からはポケモンを変えてきたようで、リングマではなくニューラで戦っていた。
うーむ、あく・こおりタイプのニューラは、地味にドラゴン・エスパータイプのラティの天敵である。
多分、ムサシも対ラティを見据えてニューラをチョイスしたのだろう。単純なバトルならこの程度の不利なんともないが、レベル50固定のコンテストバトルだとどうなるか少し不安があった。
とはいえ、ロケット団に負けるなど、ニューサトシとしてはゴメン被るということで意地でも勝つ気である。ラティも『がんばる!』と気合を入れていた。
ファイナルステージがスタートすると、ムサシはまず『ちょうはつ』を指示してきた。変化技で攻められるのは面倒だと思ったのだろう。
ならば、こちらも素直に『りゅうのいぶき』で攻めていった。タイプ一致のドラゴン技だ。威力はそこまで高くないが三割で麻痺の可能性がある。足を封じられればニューラの厄介さは半減だ。
しかし、『ちょうはつ』から『こおりのつぶて』に繋げることで、こちらの攻撃が届く前に迎撃してきた。先制技故に威力はないが、攻撃のぶつかり合いで礫が破裂すると、細かい氷の粒がダイヤモンドダストのような美しさを作り出している。
こちらの変化技を封じ、技を迎撃しつつ美しい演技まで見せたムサシの一連の技には無駄がなく、こちらのポイントが一気に20も削られる。
流石に俺もラティも驚いた。まさかいつもボコボコにしているムサシがここまでの高等技術を見せるとは思わなかったのである。
ムサシは「こんなん序の口よ」と、調子に乗っているが、どうやらナナミさんと一緒の二か月はガチでムサシをコーディネーターとして成長させたようだ。
失ったポイントを取り戻したいが、『ちょうはつ』で変化技が封じられている上、ラティお得意のエスパー技はあくタイプには無効なので打てる手が限られてくる。
逆にムサシはこちらに考える隙を与えるつもりはないようで、『いちゃもん』を使ってきた。これで、こちらは同じ技を連続で使えない。さらに最後の技もためらわず使って、『だましうち』で攻めてきた。威力60の必中技だ。これで回避も出来ない。
変化技で防げないので、『10まんボルト』で受けて立つ。しかし、タイプ不一致等倍の『10まんボルト』など、普段ピカ様の電撃を受けまくっているロケット団のポケモン達からすれば温いようで、気にした様子もなく攻撃を仕掛けてきた。
お互いに攻撃が命中して15ポイントずつ削られるが、ダメージを考えればこちらの方が受けたダメージは大きい。
それに、単純に上手かった。小奇麗なバトルでポケモンを魅せるのではなく、野性味あふれた自然の魅力を見せようとするのはムサシやニューラの性格にも合っている。多分、これもナナミさんとの特訓で身に着けたものだろう。
ぶっちゃけ、舐めていた。ムサシくらいならどうとでもなると――しかし蓋を開けてみれば手も足も出ない。
単純なバトルの腕なら俺が上だが、しっかりと二か月鍛えたムサシの実力はつい最近コンテストを再開した俺なんかよりもずっと上だったのだ。
だが、それで諦めるほどニューサトシは可愛い性格をしていない。再び、『だましうち』で攻めてくるニューラだが、こちらも下手に反撃せずに防御に徹した。
そのまま『ちょうはつ』が切れるギリギリまで時間を稼ぎつつ、相手の『ちょうはつ』が切れた瞬間、次を発動される前に『メロメロ』でニューラの行動を縛っていく。
俺がこれまで何回『ちょうはつ』をくらってきたと思っている? 既に『ちょうはつ』の有効時間はコンマ数秒単位で把握済みよ。
とはいえ、前半で時間をかけ過ぎたこともあって、残り時間は後僅かである。こうなれば、まだ安定はしていないが『りゅうせいぐん』で一か八か逆転を狙っていくしかなかった。
ラティが頭上に流星を撃ちだし、上空から隕石のように大量の『りゅうせいぐん』が落下してくる。当然、メロメロ状態のニューラに防ぐ余裕などなく、攻撃が直撃する――が、やはり未完成故に威力が追いついていなかったようで戦闘不能にはなっていなかった。
また五割の行動不能を抜けて、ニューラがこちらに『こおりのつぶて』を撃ちだしている。それがラティに命中すると同時にタイムアップとなり、結果は45/100対40/100でこちらの敗北となった。
最後の『こおりのつぶて』が敗因だったな。あれがなければ、多分ギリギリでこちらが勝っていた。とはいえ、結果は結果だ。ラティも悔しそうにしているが、今回は相性も悪かったし、純粋に俺の技術がムサシに負けていたのが敗因だった。
この借りを返すためにももっと頑張らないとな。
ただ、ムサシの中ではもう少し余裕で勝つ予定だったようで、「こんな苦戦したってばれたら、お師匠様に殺される……」と顔を真っ青にしていた。どんだけトラウマ植え付けたんだナナミさん。
追記。ハルカも改めて自分を見つめ返したことで、何が一番大切かを思い出したらしい。まぁ、センスがあるといっても、ハルカもまだコーディネーターになって半年だからな。天狗になるのは百年はえーってことよ。
原作との変化点。
・第75話『対決! 巨大ナマズンと釣り名人』より、バッジケースを湖に落とさなかったので内容がカットされた。
原作ではバッジケースを湖に落とし、それを巨大ナマズンが食べてしまったことで釣り名人のスーさんに出会うのだが、出会いのきっかけがなくなったのでカットされている。よって、「ヘイガニ、俺にクラブハンマーだ!」もカットされた。
・第76話『ヤジロンと霧の中の遺跡!』より、未来のクルヨから何か貰った。
おいおいタイムパラドックスだぞとツッコミを入れていたら何か貰った。
・色違いの黒いラルトスをゲットした。
通常の色違いとは違う配色をしている。未来のニューサトシから渡された見るからに訳アリポケモン。滅茶苦茶ツンである。
・第77話『強敵!? ママさんコーディネーター登場!』より、ハルカが地味に天狗になっている。
そのため、ニューサトシの忠告を聞かなかった。
・ママさんたちがニューサトシを知っていた。
原作サトシ君は知られていなかったが、ニューサトシは流石に実績があるので知られていた。
・第78話『ポケモンコンテスト! ルイボス大会!!』より、ムサシが強くなっていた。
ハルカに勝ったママさんは準決勝でムサシにボコられた。地味にルイボス大会はリボンが一つ以上ないと参加できないレベルの高い大会だったりする。
・ニューサトシがシュウに勝った。
リベンジを果たした。
・ムサシに負けた。
ギリギリの勝負だったが、地味に初敗北。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.61
ピジョット Lv.56
バタフリー Lv.56
ドサイドン Lv.60
フシギダネ Lv.57
リザードン Lv.61
カメックス Lv.57
キングラー Lv.56
カモネギ Lv.56
エビワラー Lv.57
ゲンガー Lv.58
オコリザル Lv.56
イーブイ Lv.56
ベトベトン Lv.56
ジバコイル Lv.56
ケンタロス Lv.56
ヤドラン Lv.55
ハッサム Lv.57
トゲキッス Lv.54
プテラ Lv.57
ラプラス Lv.55
ミュウツー Lv.73
バリヤード Lv.56
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.54
カビゴン Lv.52
ニョロトノ Lv.52
ヘラクロス Lv.52
メガニウム Lv.51
マグマラシ Lv.51
ラティアス Lv.47
ヘルガー Lv.51
ワニノコ Lv.51
ヨルノズク(色違い) Lv.51
カイロス(部分色違い) Lv.51
ウソッキー Lv.51
バンギラス Lv.59
ゴマゾウ Lv.49
ギャラドス(色違い) Lv.49
ミロカロス Lv.34→35
ミズゴロウ Lv.41
スバメ Lv.40
ジュプトル Lv.41
ヘイガニ Lv.40
フライゴン Lv.50
コータス Lv.37→38
ラルトス(色違い) Lv.30 NEW!