13歳 κ月π日 『この世さる?』
前回、急遽手持ちに加えたオコリザルだが、ミナモシティまでは一緒に連れて行くことにした。
トウキとのバトルでシバにも育成不足を指摘されたし、たまには一緒にトレーニングするのもいいだろう。
と、いう訳でイーブイのコンテスト練習の合間に、オコリザルと組手をしていく。オコリザルもニューサトシに手加減する気はないようで全力で向かってくるが、こうして改めて対面すると防御面は大分成長しているように見える。
しかし、やはり攻撃力が少し低いように思えた。一撃の攻撃力が低いと相手へのプレッシャーにならないので、今までは連打で誤魔化していたが、連打も完璧な技という訳ではない。やはり、根本の火力をどうにかする必要がある。
うーむ、やはり『ふんどのこぶし』を覚えさせて、コノヨザルに進化させるべきか?
コノヨザルになればゴーストタイプを獲得して、ノーマル・かくとうタイプの技が効かなくなるし、攻撃や防御も今より格段に強くなる。
とはいえ、格闘対決だとズル過ぎるし、防御が疎かになりそうだったということもあって、もっと基礎を叩きこんでからにしようと思っていたが、進化することで見えてくるものもあるかもしれん。
一応、本人の意見を聞いてみると、自身にさらなる進化があると聞いて驚いていた。まぁ、俺も前世で進化すると知った時は驚いたよ。おまけに、ガチポケになっちまったしな。
とはいえ、進化すると言ってもそう簡単ではない。ゴースト技である『ふんどのこぶし』はそうすぐには覚えられないだろうしな。っていうか、そんな簡単に覚えられるのであれば、この世の中にコノヨザルは溢れかえっている。
オコリザルの進化条件は、『ふんどのこぶし』を覚え、その技を20回使ってレベルアップするというものだ。
とはいえ、ゲームではレベルで覚える技も、この世界では覚えないこともある。イーブイがフェアリー技をレベルで覚えないのと一緒で、オコリザルも特別なトレーニングなしで『ふんどのこぶし』は覚えられないのだろう。
実際、かくとうタイプのポケモンにゴースト技を覚えろという方がおかしい。だが、本人は強くなれるなら何でもするという気概のようで進化にも意欲的だ。どうやら、前回ワンパンで倒されたのは地味にショックだったらしい。
あくまで基礎を大事にすることを厳命しつつ、進化のために『ふんどのこぶし』を覚えることにした。まずはゲンガーに頼んで、ゴースト技のコツを教えて貰う所からだな。
13歳 κ月ρ日 『ミナモシティに沈む夕日よ』
陸地の最果て、海の始まり――とまぁ、大層な呼び名があるミナモシティにようやく着いた。
どうも大きな街のようでいろいろと面白そうなものがたくさんある。とはいえ、一番の目的はコンテストなので、まずはエントリーを終わらせることにした。聞けば、本番は明日ということなので、今日はミナモシティを見て回ることにする。
そのままミナモシティ名物というきのみ市場に立ち寄ると、ひょんなことからブーピッグをパートナーに持つポケモンコーディネーターのカナタと知り合いになった。このブーピッグというポケモンは、前に真珠をなくして困っていたバネブーの進化系である。
どうやら、カナタも明日のコンテストに参加するということで、ハルカがすぐに仲良くなっていた。彼女の実家はポロック屋をやっているということで、ここにはきのみを買いに来たらしい。
コンテストとポロックは切っても切れない関係ということで、カナタの話を聞いてハルカもうんうん頷いている。前に俺がヒンバスにポロックを作ってあげていた時は、全くと言っていいほど興味を持っていなかったのだが、コーディネーターとして上に行くためには、ポロック作りが必要だと改めて理解したようだ。
ハルカがポロック作りに興味を持ったことで、カナタが実家のポロック屋に招待してくれた。
とりあえず、ニューサトシが前にヒンバスにあげていた美しさを上げる青いポロックを作ったのだが、当然のように花丸を貰っている。まぁ、ヒンバスに与える前に、死ぬほど(タケシが)食って調整したからな。
続けてハルカが挑戦し、出来上がったポロックを今の手持ちであるワカシャモ、ルリリ、アゲハント、エネコ、チルット、フシギダネが食したのだが、食欲旺盛なアゲハント以外は微妙な表情をしていた。うーむ、残念。
追記。ピカ様が隠れて『ばちばちアクセル』の練習をしていると、ジンベイとかいう爺さんが技のアドバイスをしてくれた。そのおかげもあって、完成度六割で行き詰っていたピカ様が、少しコツを掴んでいる。何か知らんが、ありがとう爺さん。
13歳 κ月σ日 『ポケモンコンテスト ミナモ大会』
コンテストには大体シュウがいるイメージなのだが、どうも今回の大会には参加していないらしい。
代わりという訳ではないが、今回もムサシがエントリーしているようで、簡単にリボンは貰えなさそうだ。向こうも、後一つでグランドフェスティバルということで、かなり本気で挑んでいるみたいだしな。
しかし、ハルカはムサシよりもカナタの方が気になるようで、ライバル心をメラメラ燃やしている。
そのままの勢いでステージへ――と、思ったら、忘れていたとばかりにこちらに戻ってきた。どうした? と、首を傾げると、スッと手を出してくる。うーむ、また甘えてるなぁ。
そろそろ自分で緊張を解けるようにならないとだな――と、説教をしたのだが、どうやら緊張はしていないらしい。
どうも、今までパチンパチンやりすぎたようで、やらないと落ち着かなくなってしまったようだ。おいおい、俺のせいでハルカがマゾに目覚めたとかないよな?
もう時間がないので仕方なくいつもの幸平式をパチーンと決めると、ハルカが飛び出して行った。
そのままワカシャモと息の合った演技を見せている。終盤、ワカシャモが火力の調整をミスって、『ほのおのうず』がハルカに当たりそうになったが、ワカシャモ自身が上手くカバーすることでピンチをチャンスに変えていた。上手なマッチポンプである。
続けて、ハブネークで挑戦したムサシも高い演技を見せていた。また、カナタもなかなかの実力者のようで、ブーピッグと息の合った演技を見せている。
当然、こちらも負けるつもりはなく、イーブイの華麗なデビュー戦を飾らせてもらった。
ポケスペ特性である『アドバンスシフト』は、自由に進化退化が出来る。それは、複数のポケモンを一遍に使っているのと同義だ。これほどコンテストで強い手札もないだろう。
進化先によって、いろいろな魅力を見せられるという強みを最大限に生かしていく。ハルカやムサシすら置き去りに、最高点を頂いてそのまま一位で一次審査を突破した。
二次審査では、俺とムサシが初戦で当たっている。ムサシは、前回のようにポケモンをチェンジし、今回はジャンボフシギダネで挑戦していた。
こちらは当然イーブイだ。開幕、ブースターに進化して、『フレアドライブ』という強力な一撃を浴びせていく。ジャンボフシギダネもすぐに体勢を立て直したが、ダメージが大きくポイントがマイナス10された。
ムサシも負けじと、『ねむりごな』でこちらの動きを止めようとしてきたが、ブースターからイーブイへ、さらにイーブイからリーフィアへ進化することで粉技を無効にしている。
進化までの速度が恐ろしく速い。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね――なんてことはないが、別の進化をするためには一度イーブイに戻らなくていけないというデメリットも、この速さなら問題にならないはずだ。
くさタイプにくさの変化技は効かないということで、ポケモンの相性を利用した防御にムサシのポイントがマイナス15される。
小技が効かなければ実力とばかりに、今度は『つるのむち』で攻撃を仕掛けてきた。今度は、リーフィアからイーブイ、イーブイからサンダースへと変化し、自慢の速度で攻撃を回避していく。
素早種族値130族であるサンダースは、イーブイ族の中では一番足が速い。そう簡単には捕まらせるつもりはなかった。
ムサシも変幻自在に進化をするイーブイの対応に追いつかないようで、攻撃が不発に終わることでさらにポイントがマイナスされていく。
初見殺しも良い所だが、それもこちらの強みである。最終的にはグレイシアに進化し、『ふぶき』の一撃で、フシギダネを氷漬けにして勝負を決めた。
今までは技制限のことを考え、複数の進化をして技を使うのは控えていたが、技を四つ以上使わなければ問題ないだろうということで、そこはもう割り切ることにしている。
しっかりと前回のリベンジを果たすと、ムサシが「負けた……」と、顔面を蒼白にしていた。ナナミさんにバレたらどうなるんだろうなぁ。楽しみだぜ。
次の審査では、ハルカとカナタのバトルになった。序盤は、カナタのブーピッグに苦戦しまくっていたハルカだが、中盤に『ほのおのうず』の火を応用した小技で相手の集中を阻害することで逆転している。
ファイナルステージは俺対ハルカとなったが、前回のダブルバトルのようにはいかないと、ハルカも気合を入れていた。
開幕、こちらが進化するより先に『ほのおのうず』で動きを封じようとしてきたが、攻撃を受けつつもシャワーズに進化して『うずしお』を撃つことで炎を水の渦に変化させて離脱する。
ダメージを受けてこちらのポイントが10削られたが、炎から水に渦が変わる美しさが評価され、ハルカのポイントも15マイナスされた。
ほのお技が効かないのであれば、かくとう技とハルカも指示を飛ばすが、こちらも即座にシャワーズからイーブイ、イーブイからエーフィと姿を変えることでタイプ相性を変更している。
ハルカもまた、ムサシ同様にイーブイの多彩な進化に付いていけないようで対応が後手に回っていた。
何とかして自分のペースに持ち込もうとしているが、こちらが全て先手を打っている。悪いが、このまま一気に勝負を決めさせて貰うぜ。
しかし、ハルカも諦めなかった。時間もあり、まだポイントもあるということで、必死に勝機を手繰り寄せようとしている。
どうも神様はそんなハルカのがむしゃらさに心を打たれたようで、ここで一つ大きな問題が発生した。多彩な進化を繰り返していたイーブイの動きが突如として鈍ってきたのである。
ハルカもその隙を逃さないとばかりに猛攻を仕掛けてきた。イーブイの苦手なかくとう技を受けて、ポイントがどんどん削られていく。原因は簡単だった。一次審査、二次審査と、繰り返し『アドバンスシフト』使ったことで、スタミナの限界が来たのだ。
いや、むしろよくここまで持ったというべきか。正直、限界が近いのはわかっていた。だが、昔の体が弱かった頃と違い、今のイーブイはもう一人前の男だ。そいつが覚悟を決めて挑戦した以上、心配など野暮でしかない。
ただ、ワカシャモがイーブイの苦手なかくとうタイプの技を使ってくることや、スタミナ切れで動きが鈍っていることもあって、一気にペースがハルカのものになっていく。流石に戦闘不能になりはしないが、このままではポイントが逆転されるだろう。
だが、この程度で諦めるようなら、イーブイも最初からペースを考えずに飛ばしはしなかった。進化をするのが無理なら、イーブイで出来ることをすればいい。最後の最後に残しておいた『とっておき』を指示する。
ノーマルタイプだからこそ、威力が上がることもあるのだ。イーブイの反撃でワカシャモのポイントを削り、ギリギリで今回のミナモ大会は俺の勝利となった。
前回のダブルバトル大会に続いて二連敗したことで、ハルカもショックだったようだが、すぐにこちらに拍手を送ってくる。
これで、俺がリボン四つ。ハルカが二つ。グランドフェスティバルの開催まで後ひと月ちょっとと考えると、ハルカはそろそろ厳しくなってきたかもな。
13歳 κ月τ日 『ハルカスランプ』
俺達の前ではなるべく明るくしようと振舞っているが、ここ最近コンテストで負け続けということで、ハルカがまた調子を崩した。練習でも身が入らず、ポケモン達もそんなハルカに釣られていい演技が出来ていない。
アニメでは順調にリボンをゲットできていたが、ニューサトシが参戦したせいで難易度が上がっているのが問題になっているのだろう。
正直、運が無かったとも言える。前回はダブルバトルだったし、今回は特別なイーブイという俺の有利を突いた戦いだった。
これがもし相手がラティだったらハルカももっと戦えていたはずだ。伝説のポケモンとはいえ、ハルカはラティをよく知っているし、イーブイより余程やりやすかっただろう。
とはいえ、俺が慰めても同情にしかならないので、フォローはタケシやマサトに任せる。
ハルカも大丈夫と言っているが、傍から見ても大丈夫には見えない。どこかで一度、気持ちをリセットさせてやれるといいんだけどな。
13歳 κ月υ日 『こいつ、何で審判目指してんだ?』
トクサネシティ行きの船に乗ったつもりが、間違えてバンバ島とかいう見知らぬ島に着いてしまった。おいおいと思ったが、まぁやってしまったものは仕方ない。
どうも、この島にはポケモン審判養成学校があるらしく、そこでジミーとかいう名前の割にイケメンの奴と知り合ったのだが、ジミーは何というか自分に自信を持っていない奴だった。
まるでニューサトシの正反対である。何をするにも自信がなく、審判の訓練も上手く行っていないらしい。
ただ、その割には運が良いようで、いろいろとラッキーなことも起きている。聞けば、カントーのハナダジムのバッジを持っているようで、代わりにジムの掃除をしたら貰ったと言っていた。間違いなくお姉さん達の仕業である。
おまけにカスミさんとも知り合いらしく、懐かしい話を聞くことが出来た。
しかし、こいつの連れているリザード、フシギソウ、カメールはなかなかのレベルだ。
ちょっと頑張ればリーグに参加できるレベルである。何でこいつはポケモントレーナーではなく、審判になろうとしているんだろうか?
よくわからないが、ロケット団によってジミーのカメールが奪われそうになると、流石のジミーも必死になっていた。
まぁ、流石に自分のポケモンが奪われそうになって自信がないとか抜かすバカはいないよなと感心していると、ジミーのカメールがカメックスに進化している。
よかったねということで、いつものようにロケット団をやなかんじーにしてやると、養成学校の先生の勧めもあって、ジミーもトレーナーとしてやり直すことを決意していた。まぁ、頑張れよ。
原作との変化点。
・第89話『ピカチュウ、ロケット団に入る!?』より、ピカ様が記憶を失わないのでロケット団に入らなかった。
基本的にロケット団に負けないので、ロケット団が原因で起きる事件は大体がカットされる。。
・オコリザルを手持ちに加えた。
改めてタイマンで修行した。防御は割と出来てきたので、進化を考慮に入れ始めた。コノヨザルサイッキョ!!
・第90話『ミナモシティ到着! ポロックとつばめがえし!』より、オオスバメが既につばめがえしを覚えているので、代わりにばちばちアクセルのコツを習った。
ピカ様の技の進捗状況が進んだ。
・第91話『ポケモンコンテスト! ミナモ大会!!』より、ニューサトシが優勝した。
イーブイの特性が強かった。ムサシにもリベンジを果たした。
・ハルカがスランプに陥った。
負け続けたことで自信を失い、何をしても上手く行かない状態になった。天才型は挫折に弱いんだぁ。
・第92話『あの三匹登場! 審判学校の島!』より、ニューサトシがジミーの資質を見抜いた。
何というか、トレーナーとして才能があるのに、人生に迷走している感じだった。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.61
ピジョット Lv.57
バタフリー Lv.56
ドサイドン Lv.60
フシギダネ Lv.57
リザードン Lv.61
カメックス Lv.57
キングラー Lv.56
カモネギ Lv.56
エビワラー Lv.57
ゲンガー Lv.58
オコリザル Lv.56
イーブイ Lv.56
ベトベトン Lv.56
ジバコイル Lv.56
ケンタロス Lv.56
ヤドラン Lv.55
ハッサム Lv.57
トゲキッス Lv.54
プテラ Lv.57
ラプラス Lv.55
ミュウツー Lv.74
バリヤード Lv.56
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.54
カビゴン Lv.52
ニョロトノ Lv.52
ヘラクロス Lv.52
メガニウム Lv.51
マグマラシ Lv.51
ラティアス Lv.47
ヘルガー Lv.51
ワニノコ Lv.51
ヨルノズク(色違い) Lv.51
カイロス(部分色違い) Lv.51
ウソッキー Lv.51
バンギラス Lv.59
ゴマゾウ Lv.49
ギャラドス(色違い) Lv.49
ミロカロス Lv.37→38
ミズゴロウ Lv.42
オオスバメ Lv.42
ジュプトル Lv.42
ヘイガニ Lv.41
フライゴン Lv.51
コータス Lv.41
ラルトス(色違い) Lv.30