13歳 λ月χ日 『意外と時間がないな』
久しぶりにシュウに再会したが、シュウもまた既にリボンを五つ集め終わったということだった。
こちらは俺がもう五つだが、まだハルカはリボン四つだ。それを聞いたシュウが、グランドフェスティバルまでの間にあるコンテストは、もうキナギのコンテストだけだと教えてくれた。意外と時間がないな。
ハルカももう後がないとわかり、少し焦りを見せていたが、どの道やるしかないと言うと「そうね」と頷いている。
グランドフェスティバルはカイナで行われるということで、二日後のキナギのコンテストが終わってすぐに向かわないと間に合わない日程だった。
もしポケモンリーグに挑戦していたら、グランドフェスティバルが終わってすぐにサイユウシティまで行かないと間に合わない地獄のようなスケジュールになる所だったな。
追記。毎度お馴染みロケット団のせいで、まぼろし島なる場所に飛ばされた。確か、ゲームでも条件を満たすと出現する島だったような気がするが、ハルカとシュウがここで少し仲を深めたらしい。うーむ、青春だね。
13歳 λ月ψ日 『うちのゴマゾウもいつかなるんだろうか?』
キナギ島を目指して船旅をしていると、エンジンの故障で急遽ドント島で船を乗り換えることになった。
新しい船が来るのを待っていると、丁度この島では今、ドンファンの恋の季節のようで、転がりながら求愛をしており、そこかしこでドンファンが転がりまくっている。
たまにこちらに転がって来るので、受け止めて別の方へと受け流してやった。俺のゴマゾウも進化したらいつかこんな風になるんだろうか?
追記。船を待っている途中、ユキワラシが『れいとうビーム』の練習をしていた。撃つことは出来るのだが、まだ完全に使いこなせないようでコントロールが定まっていない。
13歳 λ月ω日 『ポケモンコンテスト キナギ大会』
ハルカがキナギ大会のパートナーをエネコに決めた。流石にまだ大会経験がないバネブーで挑戦するにはリスクが高いと判断したらしい。
他のポケモンの調子を見つつ、一番絶好調だったエネコをチョイスしたようだが、ギリギリまで同じく絶好調のチルタリスと悩んでいた。
チルタリスの方がバランスはいいが、エネコにはここ一番の爆発力がある。ハルカは今回のコンテストを突破するのに爆発力を選んだようで、絶対に勝つと気合を入れていた。
ハルカがエントリーを終えると、後ろから声をかけられる。振り向くと、笑顔のナナミさんが手を振っていた。
どうやらキナギの最後のコンテストを見に来たようで、ナナミさんに気付いたラティが嬉しそうに突撃している。カスミさんも、ラティの異様な懐き具合に驚いていたが、ナナミさんだから仕方ないね。
ナナミさんに、ニューサトシもグランドフェスティバルに出場することを話しつつ、コンテストについていろいろ教えて貰っていると、どうもハルカの方が修羅場になっていた。
聞けば、トシキと名乗る少年と知り合ったようなのだが、その幼馴染のエリコに痛くもない腹を疑われているようで、カスミさんが様子を見ながらニヤニヤしている。ハルカからすれば無実の罪だが、恋の病ってやつはそういう勘違いがなかなか伝わらなくなるもんなんだよな。
どうやら、ナナミさんはトシキとエリコを別のコンテストで見たことがあるようで、「二人とも、なかなかの腕前よ」と賞していた。
うーむ、やはり最後の大会だけあって、他の大会に比べても実力者も多いようだ。滑り込みを狙う奴等も多そうだし、ハルカも苦労するかもなぁ。
そんなこんなで、大会が始まったのだが、毎度お馴染みの幸平式を決めたハルカがエネコの『ねこのて』を使った破天荒な演技を決めていた。
エネコの『ねこのて』はランダムに、自分以外の手持ちポケモンの技を使うという『ゆびをふる』なんかと同じで自分でも何が出るかわからない技だが、流石に手持ちポケモンの技ならばもう応用もお手の物のようで、それに合わせた演技を見せつけている。
ハルカ自身も、かなり調子が良いようでエネコとの息も完全にあっていた。正直、どのコーディネーターもレベルが高いが、その中でもハルカは頭一つ抜けている印象だ。
二次審査には四名が進めるが、ハルカは堂々のトップ通過を果たし、また先程ひと悶着起こしていたトシキとエリコも二次審査に進出していた。組み合わせのくじの結果、ハルカのファーストステージの相手はトシキとなっている。
程よく緊張を楽しめているようで、ハルカの口元には薄く笑みが浮かんでいた。対するトシキもまたそれに応えるように笑みを浮かべている。
普通のバトルならば、絶対に勝つと気負う所だが、コンテストバトルはポケモンの魅力を競うバトルだ。リラックスして、楽しんだ方がポケモンもベストな実力が出せる。
ハルカの場合は、理屈ではなく、体が自然とコンテストバトルを楽しんでいるのだろうが、結果としてエネコが順当に勝利を決めた。
また、そんな二人のコンテストバトルを見て、エリコも自分が勘違いをしていたことに気付いたようで、ハルカを見つめる視線が先程までとは打って変わって優しいものになっている。
ファイナルステージはハルカ対エリコという組み合わせになったが、改めてバトル前にエリコがハルカに自身の勘違いを謝罪していた。
ハルカも、特に気にしていないということで、お互いに悔いのないバトルをしようと誓い合っている。最終バトルは、エネコ対ルージュラという組み合わせだ。
エネコが覚えている技で有効打になり得そうなのはノーマルタイプの物理技くらいのものだが、エリコのルージュラも多彩な技で攻めてくるのでなかなか攻め切れない。
段々とポイントが不利になっていく中、ハルカは一か八か『ねこのて』に勝機を求めた。幸運の女神はハルカに味方したようで、ワカシャモの『ほのおのうず』が発動し、ルージュラの動きを封じていく。
弱点のほのお技を起点として、ハルカがペースを取り戻し、僅かな差でエネコが勝利を収めた。
正直、もう少し制限時間が早かったら逆転は出来なかったかもしれない。それだけの接戦だった。
お互いに今持てる全力のバトルをしたようで、ハルカとエリコが健闘を称え合っている。
ハルカも無事に最後のキナギリボンを手に入れ、グランドフェスティバルの出場権を得た。これで、俺だけがグランドフェスティバルに出るという悲しい事件は起きずに済みそうだな。
13歳 μ月α日 『ががが大所帯』
ナナミさんもグランドフェスティバルに出るので、目的地は同じカイナシティだ。ラティも懐いているし、しばらくの間一緒に旅をすることになった。
しかし、元々五人だったのに、カスミさんとナナミさんも加わって七人旅である。間違いなく過去最高の大所帯だな。まぁ、これはこれで楽しいから文句はない。
昼食の時間、黒いラルトスを初めてみるカスミさんやナナミさんがとても驚いていた。カスミさんが触ろうとすると、プイっとそっぽを向いて嫌がっている。
ふふふ、俺ですら最近撫でられるようになったばかりなのだ。そう簡単にはいかんよ――と、思っていたら、ナナミさんがスッと抱きかかえている。ラルトスも笑ってはいないものの、特別拒否はしていなかった。
バ、バカな。このニューサトシですらまだ抱っこは出来ないんだがががががががががががががががががががががががががが――
13歳 μ月β日 『ダンチなのよね』
ナナミさんは俺やハルカが教えを乞うと、コンテストのことについて笑顔で教えてくれる。
最初は同じグランドフェスティバルに出るライバルなのに――とも、思ったが、今の俺達とナナミさんとでは、ライバルというのも烏滸がましいレベル差があったのだ。
と、いうのも、昨日一度、演技を見せて欲しいとお願いして、簡単な演技を見せて貰ったのだが、即興演技でもそのレベルの高さは一目でわかった。
難しい演技を何でもないようにこなす上、一つ一つの動きに無駄もない。何より、見ているこっちが楽しくなってしまう気分になるその演技の素晴らしさは、途中で我慢が出来なくなったラティが乱入してしまったのを見れば一目瞭然だろう。
ポケモントレーナーで表すならばチャンピオンクラスだ。
あのムサシがとんでもなくレベルアップしていたことから、凄いとは思っていたが、まさかここまで差があるとは思わなかった。
コンテスト歴一年にも満たない俺達では、恥ずかしくてライバルなんて名乗れない。だからこそ、この機に少しでもナナミさんの教えを吸収してレベルアップしたかった。
13歳 μ月γ日 『ハルカデリシャスw』
ナナミさんにポロックについて習っていると、丁度きのみが豊富になっている島に着いた。
ハルカが前々から考えていたらしいレシピで、最高のハルカデリシャスなるものを作ったのだが、前に作ったポロック同様全員渋い顔をしている。むしろ、アゲハントが手持ちにいない分、残飯処理に困るレベルだった。
すると、突然現れた野生のゴンべがハルカデリシャスを美味しそうに平らげている。ハルカもいきなりの珍客に驚いていたが、自分のポロックを美味しそうに食べてくれるゴンベに悪い気はしていないようだ。
その後、ポケモンセンターでしばらくナナミさんから講義を受けていると、ゴンベがポロックを食べてしまうという事件が発生した。
近くにいた俺達で何とかしようという話になったのだが、ゴンベやカビゴンを止めるにはゲットしかないということで、ハルカがゴンベをゲットしようとボールを投げている。
ゴンベは投げたボールすら食べてしまったが、どうやら口の中でしっかり作動したようで、そのままハルカにゲットされていた。
ここで、そういえばアニメの中盤でもハルカがゴンベをゲットしていたことを思い出す。おそらく、アニメの話だったのだろう。いろいろ慌てて損した気分だ。
13歳 μ月δ日 『カ、カカロット!』
カイナシティへ向かっている途中に、悟空に出会った。いや、声が同じだけで別人なのだが、マサムネと名乗る野沢声のぽっちゃり君はホウエンリーグ出場を目指しているらしい。
どうやら、まだバッジが七個のようだが、もうあまり猶予はなかった。俺はバッジを持っているが、リーグには出ないので応援していると、「逃げるのか?」と挑発してきたので、少し現実をわからせてやることにする。
自慢のダンバルをピカ様で瞬殺すると、グゥの音も出ないようだった。悪いが、俺にチャレンジしたかったらまずはホウエンリーグを勝ち抜いてくるんだな。
13歳 μ月ε日 『リボンカップ』
グランドフェスティバルまで後二日と迫っているが、豪華客船であるセント・フラワー号に乗れたので問題なくカイナシティまでたどり着けそうだった。
聞く所によると、この船には今回のグランドフェスティバルの優勝者に送られるらしいリボンカップが展示してあるということで、少し見に行くことにする。
どうやら。ナナミさんは既に別地方のリボンカップをいくつか持っているようで、マサラタウンの自室に飾ってあるらしい。このグランドフェスティバルが終わったら、ナナミさんも一度マサラタウンに帰るということなので、その時見せて貰うことにした。
13歳 μ月ζ日 『久しぶりだなぁ』
何とか前日までにカイナシティに着くことが出来た。早速、俺、ハルカ、ナナミさんのエントリーを終えてポケモンセンターへ行くと、いつぞや進化させてしまったワカシャモがこちらを見るなり蹴りを飛ばしてくる。
若干、嬉しそうな感じがしないでもないが、適当に攻撃を受け流していると、騒ぎを聞きつけたジョーイさんがワカシャモを一喝してじゃれ合いは終わった。ジョーイさんの言うことを素直に聞くのも変わってないな。
事情を知らないカスミさんとナナミさんに、ワカシャモとのいきさつを話すと、カスミさんが「何やってんのよ、アンタは……」と頭を抱えていた。
しっかし、カイナも本当に久しぶりだ。
思えば、俺とハルカが初めてコンテストに出たのもこのカイナシティである。あの時はハルカも初心者で、俺もバトル経験があるだけの素人だったが、今や二人ともグランドフェスティバルに出場すると思うと感慨深いものがあるな。
ワカシャモにも、明日のグランドフェスティバルの応援に来てくれるよう言ってみると、そっぽを向きながらも頷いている。
どうやら、明日はジョーイさんも審査委員に選出されているようで、元々ワカシャモもボディガードとして付いていく予定だったらしい。
原作との変化点。
・第113話『まぼろし島のソーナノ!』より、ハルカとシュウが仲良くなった。
色恋大好きカスミさんが後ろからニヤニヤして見ていた。
・第114話『転がれ! 恋するドンファン!』より、ニューサトシがドンファンを受け止めた。
原作では、ドンファンのころがるで全員が別れてしまうが、ニューサトシが捌いたので別れなかった。ので、マサトを探すくだりがカットされた。
・ユキワラシがれいとうビームを練習している。
原作準拠。まだまだ未完成で撃つことは出来てもコントロール出来ていない。
・第115話『混戦、混乱! ポケモンコンテストキナギ大会!(前編)』より、ナナミさんと再会した。
地味にカスミさんは初めましてだが、女同士すぐに仲良くなった。
・第116話『混戦、混乱! ポケモンコンテストキナギ大会!(後編)』より、幸平式を決めた。
何だかんだやはりこれがないと始まらない。と、言うのがハルカの言い分。完全に癖になってしまった。が、そのおかげもあってか、ハルカが五つ目のリボンをゲットした。
・ナナミさんがラルトスを上手く抱っこした。
ニューサトシが血の涙を流した。
・ナナミさんにコンテストについて教わった。
ミホークを倒すために教えを乞うゾロの心境。
・第117話『ハルカデリシャスで、ゴンベGETかも!!』より、ロケット団がナナミさんを恐れて悪事をしなかった。
それにより、本当にゴンベがポロックを食べてしまった。原作ではロケット団による冤罪だが、本当に食べてしまって大騒ぎになっている。紆余曲折あって、ハルカがゴンベをゲットした。
・第118話『ライバル登場! マサムネとダンバル!!』より、ニューサトシが実力差を見せた。
ポッと出の癖にリーグライバルになったキャラ。もっと早く出せばよかったのに。野沢雅子さんが声を当てているので、悟空にしか聞こえないが、キャラはヤジロベーみたいなやつ。流石に負ける要素がないので、ダンバルをボコボコにした。ダンバルとっしんだ!
・第119話『怪盗バンナイとリボンカップ』より、バンナイを事前に捕まえてしまったので、のんびりした船旅になってしまった。
代わりに、ナナミさんのリボンカップを見せて貰う約束をした。
・第120話『サトシとハルカ! ホウエンでの熱きバトル!!』より、総集編はカット。
代わりに、ポケモンセンターにいるワカシャモに会いに行った。相変わらずキックしてくる。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.62
ピジョット Lv.57
バタフリー Lv.56
ドサイドン Lv.60
フシギダネ Lv.57
リザードン Lv.61
カメックス Lv.57
キングラー Lv.57
カモネギ Lv.56
エビワラー Lv.57
ゲンガー Lv.59
オコリザル Lv.56
イーブイ Lv.56
ベトベトン Lv.56
ジバコイル Lv.56
ケンタロス Lv.56
ヤドラン Lv.56
ハッサム Lv.58
トゲキッス Lv.54
プテラ Lv.57
ラプラス Lv.56
ミュウツー Lv.74
バリヤード Lv.56
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.55
カビゴン Lv.53
ニョロトノ Lv.52→53
ヘラクロス Lv.52→53
メガニウム Lv.51→52
マグマラシ Lv.51→52
ラティアス Lv.48
ヘルガー Lv.51→52
ワニノコ Lv.51→52
ヨルノズク(色違い) Lv.51→52
カイロス(部分色違い) Lv.51→52
ウソッキー Lv.51→52
バンギラス Lv.59
ゴマゾウ Lv.50
ギャラドス(色違い) Lv.50
ミロカロス Lv.41→42
ミズゴロウ Lv.44→45
オオスバメ Lv.44→45
ジュプトル Lv.44
ヘイガニ Lv.43→44
フライゴン Lv.51
コータス Lv.42→43
ラルトス(色違い) Lv.30
ユキワラシ Lv.36→39