ニューサトシのアニポケ冒険記   作:おこむね

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#017 『ひっでぇ落書きw』

 10際 η月κ日 『リザード最強マジ卍』

 

 進化したリザードをバトルで使ってみたのだが、強すぎて鼻血が出るレベルだった。

 勿論、これまでもゲンガーやジバコイルのような進化形ポケモンは使って来たし、奴らも十分に強かったのだが、何と言うかリザードとは息がピッタリ合うのだ。

 好戦的な性格になったおかげが、ヒトカゲの時以上に俺の指示を的確に理解しており、たまに俺がしたいことを先読みすることすらある。俺もまたリザードがどう動きたいかが何となく読めるので戦いやすいように動かすのだが、まるでリザードこそが本来のパートナーと思えるくらいの戦果を上げていた。

 

 あまりの息の合いっぷりにリザードも戦っていて楽しいのか、フッとニヒルな笑みを浮かべている。また、そんなリザードにピカ様もヤキモチを焼いているのか、普段あまりバトルしたがらない癖に、自分をバトルに出せと訴えることが増えていた。

 

 これでまだリザードンが残されている――だと?

 

 ぶっちゃけ、このリザードがリザードンに進化して、ポケモンリーグでアニメ以上の成果を出せなかったら、俺はポケモントレーナー引退するまであるぞ。

 

 

 

 10歳 η月ν日 『マツモタウン タケシ君、そりゃひでーよ』

 

 タケシ毎度お馴染みの迷子のせいもあり、傷薬などを全て使い切ったので、薬が名産の街であるマツモタウンに立ち寄った。

 薬屋に行くと、薬師のキヨミが「薬を作るのに、パラスを進化させたいの」というのでバトルを請け負ったのだが、このパラスがとにかく弱くてどうにもならない。

 

 ピカ様の10ボルトをくらっただけで戦意喪失しているなら、俺にはもうお手上げだった。

 とはいえ、一度引き受けた以上、出来れば諦めるようなことはしたくないのがニューサトシである。

 しかし、手加減が上手そうなバタフリーやカモネギで頑張っても、ただの弱いものいじめにしかなっていない。

 これ、負けてあげられる奴とか存在するわけ?

 結論として、手加減とかニューサトシである俺に一番合わない行為だというのが改めてわかったので、素直にタケシとカスミさんに交代した。

 

 今はタケシがサファリゾーンでパラスをゲットしていたということもあり、同じパラス同士を戦わせていたはずなのだが、何故か逆にタケシのパラスがパラセクトに進化している。

 タケシ君さぁ、いくらなんでもそりゃひでーよ。

 これには流石の俺も苦笑いである。当然、目の前で別のパラスが進化したのを見せつけられたキヨミのパラスはもっとショックなようで、泣きながらどこかへ走って行ってしまった。

 

 そのままみんなでパラスを探すことになったのだが、何だかんだとロケット団がお節介を焼いたようで、見つけた頃にはパラスが再びやる気になって居た。

 こいつらもいつもこうなら良いんだけどな。ジム戦の邪魔だけはするんじゃねーよ。

 

 と、いう訳で、ロケット団の応援のおかげもあってか、キヨミのパラスも無事にパラセクトに進化することが出来た。タケシが下心からキヨミにパラセクトのきのこを使った薬について聞いてみると、進化のお礼に作り方を教えてくれると言う。

 薬を作れるようになるのはとてもありがたいので、是非教えて貰うようにタケシへすすめると、何故かロケット団共々一晩お世話になることになった。あれ、やなかんじーは?

 

 

 

 10歳 η月ξ日 『ニャースさんw』

 

 一晩一緒に居れば、流石にわかるものもある。

 どうやらロケット団のニャースはキヨミに一目ぼれしたようで、自分がこの薬屋の招き猫になると言っていた。それはそれで面白そうだと黙って見ていると、タイミングよくキヨミの婆ちゃんが裏でペルシアンを捕まえてきたらしい。

 

 キヨミも「私、このペルシアンをニャースさんだと思って大事にするわ」と言っていて、ニャースを旅に返すつもりのようだ。

 アニメのニャースを知っている身としては、可哀想すぎて思わず大爆笑してしまった。

 

 

 

 10歳 η月ρ日 『ネオンタウン プリンさん爆誕』

 

 プリンさん!? プリンさんではないか!

 アニメでもしばらく準レギュラーになり、歌でみんなを眠らせた上、顔に落書きをする最高のキャラで、気が付いたらスマブラにまで参戦していたプリンさんではないか!

 

 いやー、遂にこの話が来たか。

 

 確か、喉の調子がおかしくて歌がうたえなくなって、みんなで助ける話だったはずだ。実際、今もカスミさんがゲットしようとして、プリンさんを泣かせていた。

 ただこのプリン、お調子者の上に努力が嫌いで、自分より目立つポケモンにヤキモチを焼くとかいう厄介者だった覚えがある。俺がゲットするのはノーセンキューだな。

 

 とりあえず、何だかんだとロケット団の乱入もあったが、無事にプリンは歌をうたえるようになった。お礼として、カスミさんやタケシが歌をリクエストしているが、ニューサトシは事前にプリンさんに会うことを予測していたので抜かりはない。

 

 こっそりと事前に耳栓をして、プリンさんの『うたう』をやりすごした。

 

 普通の耳栓ならプリンさんの『うたう』を防ぐことなど出来ないが、これはタマムシシティのゲームコーナーで交換したすごいみみせんである。

 この耳栓は外から聞こえる音のボリュームを自由自在に操ることが出来るので、例えプリンさんの『うたう』でも、音を完全にシャットアウト出来るのだ。

 

 俺以外の全員が眠ってしまったことで、当然ながらプリンさんは激おこだった。そりゃそうだろう。リクエストしておいて眠るなど失礼でしかない。ニューサトシはその辺りに厳しいので、ピカ様を抱き上げた後、原作通り持っていた水性ペンをプリンさんに貸してあげた。

 

 ひっでぇ落書きw

 

 

 

 10歳 η月υ日 『グランパキャニオン トゲ様ゲットだぜ』

 

 ディグダぶりにシゲルに会った。

 今、俺達はグランパキャニオンとかいう渓谷にいるのだが、どうやらここではポケモンの化石が取れるということで、それ目当てにトレーナー達が押し寄せているらしい。

 タケシ曰く、昔はおつきみ山でもポケモンの化石が取れたようで、タケシの本気メンバーには、前に見たカブトプスの他にもプテラやオムスターがいると言っていた。

 

 だが、当然、そんな貴重な化石も乱獲してしまえばなくなってしまう訳で、今ではおつきみ山で化石は殆ど出てこなくなってしまったらしい。

 ただ、それはこのグランパキャニオンも同じことが言えるだろう。これだけトレーナーが来ているのなら、例え化石があってもすぐ無くなってしまうはずだ。

 

 ぶっちゃけ化石だけならスルーしても良かったのだが、それが出来ない理由がここにはあった。と、いうのも、アニメでサトシ君がトゲピーの卵を拾うのがここなのである。

 当然、トゲ様を逃がす訳にも行かないので、暇つぶしがてらシゲルの化石掘りに付き合うことになった。とはいえ、当然ながら化石なんて簡単には出てこない。

 

 あまりに退屈なので、早くロケット団来ないかぁとか思っていると、しばらくして原作通りにロケット団がダイナマイトを使って悪事を働こうとしていたのを発見した。流石にそれはやばいので阻止しようとしたのだが、間に合わず、ロケット団共々、渓谷の地下に落ちてしまう。

 

 そのまま人の目が届かない地下空間でロケット団と争っていたのだが、どうやら地下に住んでいたらしい化石ポケモン達が、自分達の住処を荒らされたことに怒ったようで姿を見せてきた。

 素直に謝るも、それで済むなら苦労はない。

 どうしたものかと思っていると、いきなり襲いかかってきたのでカブトプスやオムスター達の攻撃をピカ様やリザードで対抗していく。本来なら相性のいいゼニガメの出番なのだが、ダイナマイトを処理する時に上へ取り残されてしまったので今は居なかった。

 

 しばらく戦っていると、突然化石ポケモン達が戦闘をやめて撤退していく。どうやら親玉のプテラが来たことを察して逃げて行ったようだ。

 代わりに襲い掛かってくるプテラに対抗してリザードが飛びかかって行く。アニメでは確か、ここでリザードがプテラにあしらわれたことで怒ってリザードンに進化するのだが、俺のリザードは言うことを聞くので何だかんだ普通にプテラと戦えていた。

 

 しかし、プテラにしてみれば素直にポケモンバトルをしている必要はなく、原作通りに俺を掴んで大空へ羽ばたいて行ってしまう。おかげで俺は外に出られたが、ピカ様とリザードが地下に取り残されている。

 こりゃまずいかと思って下を見ると、ピカ様とリザードもプテラの尻尾に捕まっており、何とか地下から脱出することが出来たようだった。

 

 その後、囚われの姫になってしまった俺氏。

 カスミさんとタケシに心配されるも、プテラにガッチリ掴まれているので動くことも出来ず、このままでは食われてしまうという瀬戸際だった。

 流石にやべぇと思っていると、リザードがリザードンに進化して助けに来てくれる。

 どうやらプテラにバトルを途中で放棄されたことにキレて進化したらしい。正直、そんな所まで俺に似なくてもいいんだが助かったことに変わりはなかった。

 

 そこからリザードンとプテラの空中大激突が始まったのだが、進化したばかりでまだ上手く飛べないのか、リザードンがプテラに追い付けずにいる。その上、アニメと違って俺の事を尊重しているからか、迂闊に攻撃も出来ずジリジリと差を付けられていた。

 

 進化してどうにかなるかとも思ったが、やはりそう簡単にはいかないか。頑張ってくれているリザードンには悪いが、このままではどうにもなりそうにないので、素直に原作通りになるの待つことにした。

 追って来るリザードンに「音が聞こえてきたら耳を塞ぐように」と、指示して待つこと数十秒。どこからともなく歌が聞こえてくる。

 

 来た。プリンさんの『うたう』だ。

 

 当然、こうなることは予想していたので、耳栓は既に準備済みである。プリンさんの『うたう』によって、次々と人々がダウンしていく中、頑張ってまぶたを開けようとしていたプテラだが、流石にこの歌に耐えるのは無理だったようだ。プテラが意識を失ったことで、俺の拘束が解かれると同時にプテラ自身も地面へと落下していく。

 

 アニメではそのまま地下に帰って行ったが、このまま逃がすにはプテラは勿体ないポケモンだ。

 捕まればラッキーの精神でボールを投げると、耳を塞ぎながら『うたう』に耐えていたリザードンが落下している俺を救出してくれた。そのまま大地へ降り立つとリザードンも限界だったようで倒れるように眠りに入っていく。ありがとなリザードン、助かったぜ。

 

 さて、ここからが本番である。みんなが眠っている間にトゲ様の卵を探すのだ。

 とまぁ、意気込んでみたものの、見つけるのにそこまで時間はかからなかった。原作通り、降りた近くに転がっていたようで、無事トゲ様の卵を発見。当然、速攻リュックに入れ、プリンさんの被害に遭う前にリザードンとゼニガメをボールに戻してピカ様を抱き上げた。

 

 そういえばプテラのボールは見えなかったが、もしゲット出来ていたらオーキド研究所に転送されているはずだ。今は確認できないので、次に電話する時にでも聞いてみよう。

 

 

 




 原作との変化点。

・リザードが言うことを聞くので、ピカ様が相棒の座を奪われそうになった。
 アニメ初期のピカ様はあまり好戦的ではないが、リザードの台頭により危機感を感じている。

・第44話『パラスとパラセクト』より、タケシのパラスが進化した。
 アニメでは言うことを聞かないリザードによって虐められたキヨミのパラスだが、ここではタケシによるパラス進化で精神的ダメージを受けた。むしろ、こっちの方が酷い気がする。

・薬の作り方を教えて貰った。
 下心ありきだが、薬を作れるようになった。お金が浮くようになったよ、やったね!

・第45話『歌って! プリン!』より、耳栓で歌から逃れた。
 カスミさんとタケシが落書きされるのを爆笑しながら見ていた。何故かニューサトシだけ無事なので、二人には不審がられている。

・第46話『復活!? 化石ポケモン!』より、プテラを捕まえようとした。
 捕まえられたかどうかは現段階では不明。

・トゲ様のタマゴをゲットしたが、カスミさんとタケシに告げていない。
 タマゴは絶対に渡さないぞという固い意思の元、バッグの中に隠している。


 現在ゲットしたポケモン。

 ピカチュウ Lv.43

 ピジョット Lv.40→41

 バタフリー Lv.39→40

 サイドン  Lv.42

 フシギダネ Lv.41

 リザード→リザードン Lv.43→44

 ゼニガメ  Lv.40

 クラブ   Lv.40

 カモネギ  Lv.39→40

 エビワラー Lv.41→42

 ゲンガー  Lv.40→41

 オコリザル Lv.40→41

 イーブイ  Lv.25

 ベトベトン Lv.38→39

 ジバコイル Lv.38→39

 ケンタロス Lv.34→36

 ヤドン   Lv.34→36

 ストライク Lv.34→36

 タマゴ   時々動いているみたい。生まれるまでもうちょっとかな? NEW!


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