13歳 μ月τ日 『それいけ、ヒロシ君』
ホウエンリーグの決勝トーナメントが始まったらしい。俺の推しであるヒロシ君も無事に進出しており、一回戦を戦っているようだった。
休憩がてら様子を見ると、ヒロシ君が既にポケモンを三体失っている。おまけに、相棒であるトゲトゲピカチュウのレオンまで負けてしまっていた。
しかし、徐々に盛り返しているようで、現在はゴルダックを相手にバンギラスを出して戦っている。『すなおこし』の特性で、フィールドが砂嵐となり、弱点のみず技も特防を1.5倍にすることで凌いでいた。
そのまま600族の暴力で押し切り、続くポケモンもオオスバメを主軸にして上手く対応している。
お相手が最後の一体であるトドゼルガを出すと、それまで善戦していたバンギラスとオオスバメも倒れてしまった。これでヒロシ君も残り一体だ。
ヒロシ君のラストはリザードンだった。おそらくだが、セキエイ大会でドサイドンがひき殺したあのヒトカゲが進化したのだろう。
トドゼルガはみずタイプだが、こおりタイプも入っているので、相性的にはそこまで悪くはない。空を飛べるリザードンなら、苦手なみず技も避け切れるはずだ。
予想通り、ヒロシ君も空を上手く利用した攻撃でトドゼルガを翻弄し、『りゅうのいぶき』による麻痺で行動を封じている。
どうやら、相手のトドゼルガはかなり防御を鍛えているようだが、流石に麻痺状態ではリザードンの猛攻は受けきれなかったようでそのまま戦闘不能になった。
ギリギリだったが、ヒロシ君も無事に一回戦を突破している。これでベスト16は確定だな。
まぁ、ヒロシ君は優勝を目指していると宣言していたし、この調子なら普通に優勝も有り得そうだ。
13歳 μ月υ日 『ダンシンググループ』
ワニノコが今日も元気に踊っていると、バタフリー、バリヤード、ニョロトノ、ウソッキー、ゴマゾウがやってきて、一緒に踊り出した。
バタフリーやウソッキーは、結構踊るのが好きなのは知っていたが、バリヤード、ニョロトノ、ゴマゾウに至っては踊っているのを初めて見る。
バタフリーは『ちょうのまい』の隙を無くすために、踊りながら回避する技術の練習をしていたし、ウソッキーも攻撃の変速に踊りを駆使しているが、どうもバリヤードはカンフー体操と踊りでバランスよく体を鍛えようとしているらしい。
また、ニョロトノはバトルで独自の立ち回りを研究中なようで、こういう踊りから何かを得られないか考えての挑戦のようだ。最後のゴマゾウは単純に楽しそうだから一緒にいるだけと言っている。まぁ、こいつも何だかんだまだ子供だからな。
しばらく踊りを眺めていると、ピカ様がやってきてお得意のブレイクダンスを披露していた。
そのまま『10まんボルト』によるカウンターシールドを見せて、ニョロトノがその動きに感動している。どうにか真似できないかと思ったのか、その場ででんぐり返しを始めたので、ピカ様がやっているブレイクダンスの技術、ウインドミルのやり方を教えてやった。
そのおかげもあってか、カウンターシールドが形になりつつある。これを起点に、ニョロトノも自分のバトルスタイルを見つけられるといいな。
13歳 μ月φ日 『もう一人の俺』
休憩中にテレビを見ると、ヒロシ君とマサムネが戦っていた。どうやら、二回戦でぶつかってしまったようで、互いに火花散る戦いを繰り広げている。
予選では微妙な動きだったマサムネも、バトルをこなしていくうちに緊張もほぐれたようで、ポケモン達もなかなかの動きを見せていた。
序盤、先にマサムネが三体戦闘不能になるも、ハガネールの活躍により再び互角となる。最後はダンバルが進化したらしいメタングと、バタフリーの一騎打ちとなった。相性的にはバタフリーの方が不利だが、気合でヒロシ君が勝利を収めている。
そんなバトルを見ながら――ふと、もし俺が出場していたら、マサムネと戦っていたのは俺だったかもしれないと思った。
もう記憶も曖昧だが、確か原作でもサトシ君はマサムネとバトルしていたはずだ。
しかし、ニューサトシがチャンピオンリーグに進出してしまったことで、ホウエンリーグで戦う必要もなくなり、穴埋めとしてヒロシ君が代役に選ばれたのかもしれない。
ミュウツーⅦが偶然ヒロシ君と出会ったのもそうだ。伝説のポケモンに会える人間というだけで、ヒロシ君には主人公適性がある。
まさに、ヒロシ君はもう一人の俺なのかもしれないな。まぁ、もう一人の俺と呼ぶにはちょっとまだ地力が足りないが、原作ホウエン編のサトシ君とならいい勝負をしそうだ。
13歳 μ月χ日 『いたなぁ、こんなやつ』
ヒロシ君の動向が少し気になったので、今日は最初から放送を見ることにした。
三回戦のヒロシ君の相手は、テツヤとかいうトレーナーだ。開幕、ヒロシ君のバタフリーと相手のジュカインが相打ちとなり、続くリザードンがダーテングを破るも新たに出てきたドンファンによって倒されていた。
互いに一進一退のバトルが続くと、最後にはヒロシ君のピカチュウとニャースの対決となっている。
そのニャースを見て思い出した。
長靴と帽子を被ったニャース、こいつだ。間違いない。原作では確か、こいつにサトシ君は負けてしまったのだ。そういえば、いたなぁ、こんなやつ。
原作でサトシ君を優勝させないための刺客。元はヒロシ君もその一人ではあったが、まさかこうしてサトシ君絶対勝たせないマン同士で戦うのを見る日が来るとは思わなかった。
しかし、仮にもピカチュウとニャースの『10まんボルト』で、タイプ一致で有利なピカチュウの攻撃が防がれるってことは、ヒロシ君とテツヤにはまだレベル差があるということである。
結局、死闘を制したのはテツヤのニャースだった。ヒロシ君は、原作のサトシ君同様に、ホウエンリーグベスト8で終わっている。
しかし、一昨年のセキエイ大会がベスト16と考えれば十分進歩していると言っていいだろう。まぁ、ミュウツーⅦもまだ戦える状態じゃないようだし、ヒロシ君とチャンピオンリーグで戦えるのはまだまだ先みたいだな。
13歳 μ月ψ日 『きずなチャレンジ2』
ホウエンでの旅の途中でも少し訓練したが、ここで少し本格的にきずなミュウツーになるための訓練を再開することにした。
とはいえ、心を一つにするというのは簡単なようで難しいものだ。リザードンの時は、割と感覚的になれたが、ミュウツーの場合はなかなか成功ビジョンが見えてこない。
しかし、一度成功した姿を体験しているのだ。出来ないということはないはずである。
思いだせ――あの時と、今の俺達で何が違う?
あの時、感じていたのは憤り、怒りだ。弱い自分への怒り、負け続ける自分への憤りが、俺とミュウツーの気持ちを一つにした。
だが、あの時の気持ちを思い出せても、それが再現できない。咄嗟の感情など、普通の人間は長続きしないのである。
それはポケモンでも同じだ。ミュウツーに怒れと言った所で、あの時のような感情を爆発させるのは難しい。
そう考えると、リザードンの場合は負けたくないという気持ちがリンクのキッカケだったからこそ、一年ちょっとの時間で習得出来たのかもしれないな。負けず嫌いの人間なら、戦っていれば自ずと負けたくないと思うものだ。
怒り――そういえば、オコリザルも怒りで苦戦していたな。あの時は頑張れとしか言えなかったが、こうして同じ立場になると難しいものである。
勿論、怒りや憤りに限定する必要はない。あくまであの時はそれがキッカケだっただけで、別の感情などが一つになれば怒らずともきずな化できるはずだ。
とはいえ、言葉では簡単でも、心を一つにするのは地味に大変なのである。前にも書いたかもしれないが、リザードンとミュウツーでは感覚が全然違うので、リザードンと同じ感覚ではきずな化は出来ない。
うーむ、まだまだモノになるのは先になりそうだ。
13歳 μ月ω日 『生まれた時から浴びてたぜ、家庭の事情(発電所生まれ)でな』
今年のホウエンリーグはテツヤが優勝した。もし、ヒロシ君がテツヤに勝てていれば、チャンピオンリーグに進めたかもしれないな。
しかし、地方リーグが終わったということは、自ずとチャンピオンリーグの開催も近づいているということでもある。
今日も今日とて訓練をしていると、ベトベトンがジバコイルの電撃を浴びて耐性訓練をしているのを見つけた。でんき技が効かないという体質はとても貴重なので、ベトベトンは自発的にこうして訓練してくれている。
改めて、でんき技が効かないというのは大きなメリットだ。サブウェポンとしてでんき技を覚えさせているトレーナーは多いし、無効タイプが一つあるだけで立ち回りが変わる。
勿論、効かないというのもある一定の威力までなので、『わるだくみ』を最大まで積んだ『かみなり』などは貫通する危険もあるし、麻痺しない訳ではないので、あくまである程度のものに限られるが、それでも十分な利点があった。
ドサイドンも真似しようと頑張っているが、このレベルになるにはそれこそ、生まれた時から水を浴び続ける必要がある。
その点、ベトベトンは発電所生まれということもあって、生まれた時から電気を浴びていた。後天的にその領域に行こうと思うと、それこそ数年、十数年単位の訓練が必要だろう。
とはいえ、止める理由はないので、このまま頑張って貰う。ただ、傍から見ると、ポケモンを虐待しているように見えるのだけがちょっと心配だぜ。
13歳 α月α日 『宅配便でーす!』
ポケモンリーグが終わって、本当にすぐワタルがマサラタウンにやってきた。どうやら、前のカイオーガとグラードンの件の埋め合わせに来たらしい。
見ると、ワタルがポケモンのタマゴを渡してきた。どうやら、ホウエンチャンピオンであるダイゴさんから預かってきたものようで、是非俺に渡してくれと言われたらしい。
勿論、貰えるものは貰う主義のニューサトシは遠慮なくタマゴを貰った。ダイゴさんからということは、もしかしたらあのポケモンかもしれないし期待大である。
続けて、ワタルからはメガシンカに必要なキーストーンをプレゼントされた。いずれ欲しいとは思っていたが、まさかこんな形でキーストーンが手に入るとは思わなかったぜ。
聞けば、ダイゴさんから俺がメガストーンを持っていることを聞いて用意してくれたらしい。
と、いうことは、このタマゴのポケモンはやはりあいつだろう。この流れで、あのポケモン以外のタマゴなどあり得ない。そうだよな、ダイゴさん。大誤算にはならないよな?
新しいタマゴということで、ラティが大喜びしている。そういえば、ミロカロスの時もお姉ちゃんしていたし、また弟妹分が生まれるのが楽しみなのだろう。
渡すものを渡すと、ワタルもさっさと帰った。
まだオフレコのようだが、今年のチャンピオンリーグはジョウトで開催されるらしく、その調整などでドタバタしているということだ。うちの師匠であるシンオウチャンピオンは去年、そんな素振り欠片も見せていなかったが、大方他の四天王に丸投げしたのだろう。
13歳 α月β日 『遊びに来たらしい』
約一月振りに、ハルカとマサトと再会した。初めてマサラタウンにやってきた感想を聞いてみると、自然が多くて良い街と言っている。
聞けば、ハルカはカントー地方で行われるグランドフェスティバルに参加する予定のようで、もうしばらくしたら旅に出ると言っていた。
逆に、マサトは俺の応援に来るつもりのようで、既にチケットを用意してあると見せつけてくる。
チャンピオンリーグの観客席のチケットはかなりの値段のはずだが、どうやらセンリにおねだりしてゲットしたらしい。
早速、オーキド研究所にいる俺のポケモン達を紹介していくと、マサトが大興奮で触れ合っている。
基本的に俺のポケモンは子供に優しいタイプが多いので、マサトのお世話は放っておいても大丈夫だろう。
ハルカも俺のポケモン達を見ていたが、たまたま初心者用に育成するため、研究所に来たばかりのゼニガメに気に入られていた。
この子は基本的に泣き虫で、まだオーキド博士にすら懐いていなかったのだが、満面の笑みでハルカにくっついている。
それを見たオーキド博士が、ハルカにゼニガメを譲っていた。まぁ、あれだけ懐いていたら引き離すのも可哀想だし、新人にポケモンを渡すにはかなり時間もあるからな。
ハルカの今の手持ちは、ワカシャモ、マリル、フシギダネ、チルタリス、バネブー、ゴンベだったようで、とりあえずフシギダネを実家に転送しようとしていたのだが、ハルカのフシギダネが俺のフシギダネと一緒に居たがっていたので、しばらくここに置いて貰うことにしたらしい。
ハルカのフシギダネが残ることに関して、俺のフシギダネも満更ではないようだ。このこの、モテる男はつらいねー!
原作との変化点。
・第129話『そして…負けられない戦いは続く!!』より、ホウエンリーグに参加してないのでカットされた。
代わりにヒロシ君が勝ち進んだ。
・第130話『ライバル対決! VSマサムネ!!』より、ホウエンリーグに参加しないのでカットされた。
代わりにヒロシ君がバトルをしているのを見て、もし自分が参加していたらと想像した。そこで、自分がリーグに参加しなかったことによるアトラクタフィールドの収束でヒロシ君がニューサトシの代役になったのではないかと推理している。
・第131話『最後の激闘! 優勝への道!!』より、ホウエンリーグに参加しないのでカットされた。
ニューサトシが、長靴を履いたニャースを思い出した。サトシ君絶対勝たせないマン同士のバトルをテレビで眺めた。
・第132話『エニシダとバトルフロンティア!』より、テレポートでマサラタウンに帰ったのでカットされた。
またオリジナル設定で、カントーの事務代理はキクコではなくグリーンになっているので、どの道キクコとバトルすることはなかった。
・第133話『オーキド研究所! 全員集合!』より、一月振りにハルカ達に再会した。
原作とは違って、ハルカ達も家でホウエンリーグの放送を見ていた。原作通りにハルカがゼニガメをゲットしている。
・ワタルからタマゴを貰った。
正確にはダイゴさんから預かったタマゴをワタルから受け取った。ワタルからはメガストーンを受け取っている。実は初期の段階だと、ミュウツーⅦからメガストーンをカツアゲして、メガミュウツーYにメガシンカ出来る予定だったが、きずな現象習得が遅くなるのと、ミュウツーゲーになるのを危惧して内容を変更した。
現在ゲットしたポケモン
ピカチュウ Lv.62
ピジョット Lv.58
バタフリー Lv.57
ドサイドン Lv.61
フシギダネ Lv.58
リザードン Lv.62
カメックス Lv.58
キングラー Lv.58
カモネギ Lv.57
エビワラー Lv.58
ゲンガー Lv.60
オコリザル Lv.57
イーブイ Lv.57
ベトベトン Lv.57
ジバコイル Lv.57
ケンタロス Lv.57
ヤドラン Lv.57
ハッサム Lv.59
トゲキッス Lv.55→56
プテラ Lv.58
ラプラス Lv.57
ミュウツー Lv.74
バリヤード Lv.57
イワーク(オレンジ諸島の姿) Lv.56
カビゴン Lv.54→55
ニョロトノ Lv.54→55
ヘラクロス Lv.54→55
メガニウム Lv.53→54
マグマラシ Lv.53→54
ラティアス Lv.49→50
ヘルガー Lv.53→54
ワニノコ Lv.53→54
ヨルノズク(色違い) Lv.53→54
カイロス(部分色違い) Lv.53→54
ウソッキー Lv.53→54
バンギラス Lv.60
ゴマゾウ Lv.51→52
ギャラドス(色違い) Lv.51→52
ミロカロス Lv.43→44
ミズゴロウ Lv.46→47
オオスバメ Lv.46→47
ジュプトル Lv.46→47
ヘイガニ Lv.45→46
フライゴン Lv.52→53
コータス Lv.44→45
ラルトス(色違い) Lv.30
ユキワラシ Lv.41→42
ワカシャモ Lv.30→35
タマゴ 何が生まれてくるのかな? 生まれるまで、まだまだ時間がかかりそう。 NEW!