ニューサトシのアニポケ冒険記   作:おこむね

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#018 『チョゲップリィ』

 10歳 η月φ日 『孔明の罠』

 

 ポケモンセンターに着いたのでオーキド博士に連絡してみると、丁度プテラに頭を噛まれている所だった。

 どうやら昨日からずっと格闘しているみたいだが、博士も珍しいプテラを間近で見られて喜んでいるようだし多分大丈夫だろう。

 

 ぶっちゃけ、ゲット出来ていたか少し不安だったが、無事にプテラが転送されていて良かった。

 カスミさんなど前回、「何だかんだいって、化石ポケモン欲しかったんでしょ? 残念ねーw」と、俺のことを煽っていただけに、まさかプテラをゲットしているとは思わなかったのか、とても驚いている。

 

 プテラがプリンさんの歌で寝た所をゲットしたと話すと、最初の時といい、今回の時といい、俺がプリンさんの歌で眠っていないことに気付いたようで、何故かマジックペンを渡した犯人が俺だということまでばれてしまった。

 

 待て、これは孔明の罠だ。

 

「コーメイって誰よ!」

「問答無用!」

 

 ぐぬぅ、寝た奴が悪いんだろうが。何で俺が怒られなければいけない。これは孔明の罠だ。

 

 

 

 10歳 η月ψ日 『元気出せよフシギダネ』

 

 リザードがリザードンに進化したことで、究極技である『ブラストバーン』を完全に習得したらしい。

 これにショックを受けたのはフシギダネである。同じ御三家として、ずっと一緒に究極技の練習を頑張っていたフシギダネからすれば、進化しただけで完全に究極技を覚えたというのは、その心を折るのに十分な出来事だったようだ。

 

 まだ本人から直接聞いた訳ではないが、原作通りならフシギダネは進化嫌いだろうし、もしかしたらそれもショックの一つになっているかもしれない。

 同じ進化嫌いのピカ様がフシギダネを慰めているようだが、その表情は晴れなかった。

 

 結局、その日からフシギダネは、ナナシマから帰って以来、毎日の日課にしていた究極技の練習をしなくなってしまったようだ。今の所、バトルに影響は出ていないが、進化というものがフシギダネに与えた影響はかなり大きそうだった。

 

 

 

 10歳 θ月β日 『白いポケ棟』

 

 ピカ様が喉に何かを詰まらせたので、無理を言って人間の病院で診てもらった。今の場所からポケモンセンターが遠かったので、下手をしたら死んでいたかもしれない。

 助けてくれたドクという医者は、女に軽薄な奴だったが悪い奴じゃなかった。

 

 ピカ様が助かってホッとしていると、ポケモンを搬送している救急車両が事故に遭ってしまったようで、この病院で診ることになった。

 とてもドク一人だけで回せる数じゃないこともあって、俺達もお手伝いする。何故かロケット団もいたが、そのおかげで全てのポケモン達を助けることが出来た。

 いつの間にかいつものようにやなかんじーしていたが、今回はとてもいい感じだったぞ。

 

 

 

 10歳 θ月δ日 『ムサシと似た顔の婚約者だった』

 

 何かコジロウが結婚するらしい。

 

 え? しない?

 

 ふーん、しないんだー。

 

 

 

 10歳 θ月η日 『プテラにマサラ式肉体言語術』

 

 グランパキャニオンで捕まえたプテラが暴れて大変だとオーキド博士に泣きつかれたので、一度こっちへ転送して貰い、上下関係をしっかりわからせることにした。

 プテラを出すと、案の定俺に襲い掛かって来たが、マサラ式肉体言語術でわからせる。

 前回はトゲ様の卵を探すために敢えて捕まったが、こうして俺のポケモンになった以上は言うことを聞いて貰わないとな。

 

 プテラも俺が反撃してきたことに驚いたようだが、流石に化石ポケモンの親玉をやっていただけあってオコリザルほど素直に言うことを聞かない。最終的にはダークシティで使ったマサラ百裂拳を使うことになった。俺にこれを使わせたポケモンはお前が初めてだ。

 

 少し時間がかかったが、ポケモンというのは割と素直なので、こちらの実力(物理)を伝えればしっかり理解し合うことが出来る。まだ少しこちらを睨んでいるが、とりあえず無暗にかみつくことはなくなった。

 後は俺の指示を聞くかどうかだな。

 試しにタケシのイワークとバトルすることになったのだが、やはり指示を聞こうとせず、好き勝手に戦おうとしている。リザードンが言うことを聞く代わりに、こいつは駄目か。

 

 まぁ、まだ捕まえたばかりだしな。関係性も何も築けていないんだ。これからこれから。

 

 

 

 10歳 θ月κ日 『スターながねぎストリーム(12連撃)』

 

 カモネギで悪さをしているトレーナーを見つけたので俺のカモネギで成敗した。カモネギ二刀流スターながねぎストリーム(れんぞくぎり)をくわせたったわ。

 

 

 

 10歳 θ月λ日 『トゲピーは俺のもの』

 

 博士から再び連絡があり、今持っているポケモン図鑑を新しい図鑑にバージョンアップして貰った。まぁ、正直言って技確認以外、あまり図鑑の機能使わないんだけどな。

 

 同時に、ずっと隠していたトゲ様の卵が孵ったようで、俺の鞄の中から聞き覚えのある「チョゲップリィ」という声が聞こえてくる。カスミさんやタケシには、卵のことをずっと内緒にしていたため、いきなり鞄から出てきたトゲ様にとてもビックリしていた。

 

 しかし、その甲斐あって、卵をロケット団に奪われるようなことも、カスミさんに親を奪われるようなこともなく、無事トゲ様をゲットすることが出来た。

 

 よしよし、俺はカスミさん程優しくないぞ。少しずつでもいいからバトルしてこうな。

 

 

 

10歳 θ月ν日 『控えおろう! トゲ様のおなりであるぞ!』

 

 トゲ様をずっと隠していたことをタケシとカスミさんが怒っている。「俺達を信用してないのか」とか「人のものを取る訳ないじゃない」と文句を言っているが、アニメでのお前達を知っている俺からすればとても信じられない言葉だった。

 

 とりあえず、トゲ様は無事ボールに入れられたが、まだ赤ちゃんなのもあってあまりボールに入れすぎると泣いてしまうようなので、もう少ししっかりするまではピカ様と一緒に連れ歩くことにする。

 昨日も書いたが、カスミさん程過保護にしておくつもりはないので、少しずつバトルを練習させるつもりだ。

 

 特性は、やはり『てんのめぐみ』のようだった。

 まぁ、ポケスペのトゲピーと違って、アニメのトゲ様は『はりきり』要素ゼロだからわかってはいたが、これで将来は害悪確定である。

 

 トゲ様のあまりの可愛さにカスミさんが抱っこしたがっているが、トゲ様が拒否するので基本的に俺が抱っこしていた。

 

 よしよし、もう少し大きくなったら、カスミさんにも抱かせてやってくれな。腕が疲れるから。

 

 

 

10歳 θ月ο日 『この橋はバトルブリッジになる!』

 

 今、俺達はバトルブリッジという、バトル専用のイベントをやっている大橋を渡ろうとしていた。

 この橋ではゲームのハナダ金玉橋のように、連続でバトルをして勝ち抜くと商品が貰えるという企画をやっていて、腕に自信のあるトレーナーがこぞって参加しているのだ。

 

 ただ、参加条件がポケモンリーグの公認ジムバッジ4つ以上なので、かなり条件が厳しい。

 しかし、逆に言うのであれば、参加者の相手になるトレーナーも、それだけのレベルを持っているということだった。最近は、骨のないバトルが多かったので楽しみである。

 

 今日はこのバトルブリッジに参加するためにメンバーを変えてきた。ピカ様、トゲ様、プテラはしばらく固定メンバーになったので、残り枠は三つしかなかったのだが、そこで丁度サファリでゲットした三体を同時に運用したことがなかったのを思い出したのだ。

 というわけで、今回はサファリ組であるケンタロス、ヤドン、ストライクの三体を連れてきた。

 

 勿論、初戦という訳ではないので、問題なく戦えるメンバーである。ヤドンについてはあまり書いてこなかったが、こいつはのんきな性格の割にバトルも出来る優秀な奴だ。

 特性が『マイペース』で混乱や威嚇を受けず、サイキネや『なみのり』まで使える。当然、それだけの技を覚えているレベルということもあり、上手くすれば一気に進化もあり得るだろう。

 

 え? 俺がみずタイプと相性が悪い?

 クラブ? 良く聞こえないなぁ。

 

 参加者は全部で18名と思っていたよりも多かった。俺は4番目なのでまぁまぁ早い。

 相手の総数は10人で、そのうちの7人が橋を守り、バトルでポケモンが戦えなくなったら交代していくらしい。まぁ、ずっと戦い続けるのは物理的にも無理だよな。

 

 バトルは1対1で、レベル制限はなし、技マシンで覚えた技も使用可能になっている。

 一人目は二人抜き、二人目は最初で負け、今は三人目が三人抜きして盛り上がっている所だ。次が俺なので早く負けろと思って見ていると、ようやく俺の番が回って来た。前三人が半分も越えられないとは想像以上にレベルが高いらしい。

 

 俺の初戦はケンタロス、君に決めた。こいつは『いかく』の特性を持っているので物理に強いのだ。相手のポケモンはオニドリルなので、対面としては悪くなかった。

 だが、相手がひこうタイプじゃじめん技が使えない。こいつは何故か『じわれ』や『じしん』を覚えているので是非お見せしたかった。いや、橋の上じゃ結局使えないか、どちらにしろ今回はじめん技の出番は無さそうである。

 とりあえず、挨拶代りの『ギガインパクト』で向かってくるオニドリルを倒して一勝した。

 

 二戦目はヤドンを出す。相手は鼻で笑ってきたが俺のヤドンは強いぞコノヤロウ。

 草タイプが弱点だと思ってフシギソウを出してきたが、馬鹿だねーどくタイプとか『サイコキネシス』のカモよ。開幕で『つるのむち』をくらったが、それこそ特殊技撃てよ。物理技は意外と耐える方なんだぞ、そんなことも知らんのか。

 

 まぁ、仮に特殊で攻めて来ても『どわすれ』でとくぼうを上昇させるけどな。『なまける』という回復技がある以上、余程火力がなきゃ俺のヤドンは突破出来ない。

 当然、こっちはサイキネである。とくこうの種族値が低いので一撃じゃ沈まなかったが、連打で終わりだ。ヤドンもバトルが始まって反応が早くなってきたし(気のせい)、二度目のサイキネで一気にフシギソウを戦闘不能まで持って行った。これで二勝。

 

 続いての三戦目はストライクを出した。こいつは特性『テクニシャン』なので、将来はハッサム確定である。早くバレパンマンにして、相手をボコボコにしたいぜ。

 以前、イミテのメタモン相手にもやったが、『ダブルアタック』という技がとても使い易い。この技は二回連続で攻撃するというシンプルな技なのだが、これにアニポケ殺法を混ぜると最強になるのだ。

 

 ただ、何でも組み合わせられる訳ではない。威力が高い技(70以上)や『ダブルアタック』と組み合わせにくいような技(『れんぞくぎり』、『でんこうせっか』等)は駄目だった。

 今覚えている技で合わせられそうなのは、それこそ『つばさでうつ』くらいのものだが、将来的にはバレパンを『ダブルアタック』で出したい。考えるだけで最強である。

 

 とりあえず、今回は素直に前回イミテに使ったのと同じ『ダブルウイング』もどきを相手におみまいした。

 相手はカイロスだったので、ひこうタイプの技は効果抜群である。タイプ一致でさらに火力は上がっているので、当然相手は耐えることなく戦闘不能になった。これで三勝だ。

 

 その後も少し危ない場面はあったが何とか勝ち上がっていった。ケンタロス、ヤドン、ストライクで合計六連勝し、後は最後の一人だけとなっている。

 

 ふむ、こうなると誰を出すか悩むな。ヤドンはそろそろ疲れが見えるし、ケンタロスかストライクだろう。パワーのあるケンタロスか、アニポケ殺法のストライク、どちらを選ぶか。

 かなり悩んだが、ケンタロスにしようとボールに手をかけると、それまで動きの無かったプテラのボールが一際ぶるぶる震えだした。どうやらバトルをしているのを見て戦いたくなったらしい。

 

 しかし、今は大事な七戦目である。常識的に考えれば、言うことを聞かないプテラなどとてもじゃないが使えない。

 だが、敢えて俺はプテラを使ってみることにした。

 こいつの鼻っ柱を折るには、アニメのリザードンのように一度強い相手に負けるしかないと思っていたからだ。このバトルブリッジでは、後半の方がトレーナーのレベルが上がっている。おそらく、最後のトレーナーのレベルはバッジ6個以上の実力と見た。俺と同格か、おそらくそれ以上、プテラだけではまず勝つことは出来ないだろう。

 

 おまけに相手はエレブーを出して来た。相性もかなり悪い。トレーナーの指示なしで勝てる相手ではなさそうだった。

 バトルが開始と同時にプテラに指示を出したが、やはり俺の言うことを聞かない。

 相手は「よくそれで今まで勝ち上がって来れたものだ」と、こちらを煽って来る。普段なら文句の一つも言う所だが、その通りなので何も言い返さなかった。

 

 しかし、プテラは馬鹿にされたことを我慢できなかったようで、真っ直ぐ相手のトレーナーに突っ込んでいく。流石に相手へのダイレクトアタックはまずいのでボールに戻そうとしたが、エレブーが間に入り、プテラに『かみなりパンチ』を入れていた。

 

 全くエレブーを見ていなかったこともあり、顔面に直撃を受けて地面に落ちるプテラ。

 おまけに一割の麻痺も入ったようで、体が痺れて動けなくなっている。相手は「まだ続けるかね?」と聞いて来たので、そいつが満足するまでお願いしますと頭を下げると、向こうもこちらがプテラを出した意図を察してくれたようで、頷いてそのままバトルを続行してくれた。

 

 立ったプテラだが、体が痺れているせいか、まともに飛び上がることも出来ず、『かみなりパンチ』の連打をくらっている。あれだけ打たれてプテラが倒れないということは、エレブーに手加減されているということだ。

 だが、殴られまくって頭に血が上っているプテラはそのことに全く気づいていない。

 俺は近距離で素早く打てる『アイアンヘッド』を指示しているが、俺の言うことを聞きたくないようで、『かみくだく』を使おうと口を開いた所に『かみなりパンチ』が刺さる。

 

 最終的には『かみなりパンチ』の猛攻に参ったのか、『ほえる』を使ってエレブーを無理やりボールに戻させていた。通常の試合なら有りだが、これはタイマンである。交代技を使ったプテラは反則負けだ。

 

 吠えた本人も、使うつもりはなかったのだろう。

 何せプテラにしてみれば、相手を交代させるというのは相手の攻撃から逃げたのと同じだ。その証拠に、「何故、俺はこんなことを?」というような顔で呆然としている。

 

 結局、野生のバトルとトレーナー相手のバトルは何もかもが違うのだ。いくら野生で強くても、それだけではトレーナー戦で勝つことは出来ない。

 生まれながらの野生強者であるプテラは、それがわかっていなかった。だからこそ、俺の言うことも聞かずルールも無視していたのだ。しかし、その上で負けた。自分の得意な何でもありのルールで手加減までされ、最終的には自分から逃げたのだ。

 

 プテラも今まで強者のプライドを持っていただけに、この結果はショックだったらしい。俺の言葉に反応もせず、ただただ項垂れている。得意の噛みつきをしてこない辺り、エレブーから逃げたことが相当心にきているようだった。

 

 対戦相手のトレーナーにお礼をいいながら、落ち込むプテラをモンスターボールに戻す。

 向こうも俺がプテラの野生としての自信を壊すつもりだったのはわかっていたので、「本気の君と戦いたかったよ」と言われた。決着はポケモンリーグで付けましょう(キリッ)。

 

 

 




 原作との変化点。

・プテラをゲットした。
 ただし、言うことを聞かない。マサラ式肉体言語術でこちらを認めさせはしたが、プライドが高すぎてトレーナーの指示を聞かなかった。無理やり殴って従わせることも出来たが、わかり合う以上の肉体言語は虐待になるのでニューサトシもスキンシップを取る方向にシフトしている。一度壁にぶつかる必要があると感じていた。

・プリンさんにペンを渡したことがバレた。
 いつもニヤニヤしながら落書きの反応を見ていたので、当然疑われていた。プテラゲットで、起きていたことやペンを渡したことも芋ずる式にバレてボコボコにされた。

・リザードンが究極技を覚えた。
 完成度五割から一気に覚えた。それまで一番はフシギダネの六割だったので、フシギダネがショックを受けている。ちなみにゼニガメは四割である。

・第49話『カモネギのカモ』より、カモネギを悪用しているトレーナーをわからせた。
 問答無用で成敗し、ジュンサーに渡した。改心させる暇もなかった。

・第50話『トゲピーは誰のもの』より、トゲピーをゲットした。
 ずっと隠していたこともあって、誰にも奪われなかった。カスミさんが親ではなくなったことで、性格が変わって来る可能性がある。特性はてんめぐだった。将来は害悪である。

・バトルブリッジというイベントに参加した。
 サファリ組は良いバトルをしたが、プテラがトラウマを抱えた。これを機に仲を深めようとニューサトシは画策している。


 現在ゲットしたポケモン。

 ピカチュウ Lv.43

 ピジョット Lv.41

 バタフリー Lv.40

 サイドン  Lv.42

 フシギダネ Lv.41

 リザードン Lv.44

 ゼニガメ  Lv.40

 クラブ   Lv.40

 カモネギ  Lv.40

 エビワラー Lv.42

 ゲンガー  Lv.41

 オコリザル Lv.41

 イーブイ  Lv.25

 ベトベトン Lv.39

 ジバコイル Lv.39→40

 ケンタロス Lv.36→38

 ヤドン   Lv.36→38

 ストライク Lv.36→38

 プテラ   Lv.36 NEW!

 タマゴ→トゲピー  Lv.1 NEW!


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